汚い背中が悩みの方へ!正しいケア方法とNG行動まとめ!
露出の多い服が着たくなる季節は肌が気になる人も多いでしょう。実は、背中が汚いと悩んでいる女性は少なくありません。ここでは、背中が汚いと悩んでいる人へ正しいケア方法やNG行動、皮膚科へ行くべきポイントなども合わせて紹介していきます。
目次
背中は意外と見られてる!
髪型やメイクはバッチリでも、背中のケアはついつい忘れがちという女性も多いのではないでしょうか。しかし、男性は女性の背中にドキッとしてしまう一面があり女性が水着や背中の開いた服を着ていると見てしまうものなのです。自分が思っているよりも、背中は人に見られているということを忘れないようにしましょう。
背中が汚くなりやすい3つの理由とは?
背中は体の中でもブツブツやニキビなどで汚くなりやすい場所なんです。まずは、その理由から見ていきましょう。
①自分の視界に入りにくい
顔のニキビや手足にブツブツなどができれば目に付くのでケアしますが、背中は普段は自分の視界に入りにくいのでケアしようをいう意識が薄くなってしまいます。放置されがちな背中は汚くなりやすいのです。
②皮脂分泌が多い
顔は皮脂分泌が多いので肌トラブルが起こりやすいのですが、背中も顔のように皮脂分泌が多い場所なのです。また、表皮も分厚いので毛穴が詰りやすく汚い背中になってしまいます。
③雑菌が繁殖しやすい
水着や背中が開いた服じゃない場合は、下着や服で背中は隠れています。特に、冬は寒さ対策として重ね着をしている女性も多いでしょう。下着や服で背中は湿度が高い状態となるので菌が繁殖しやすくなっているのです。
汚い背中のブツブツの正体は?
汚いと思ってしまうほど背中にできたブツブツの正体とは何なのでしょうか。ブツブツの原因になる菌について説明していきましょう。
ニキビ(アクネ菌)
背中にできたブツブツがニキビであれば、アクネ菌が原因でしょう。菌と言っても、アクネ菌は特別なものではなく常に人の体に付いているものなのです。皮脂が多くて毛穴の多い背中はアクネ菌が住みやすい環境であると言えるでしょう。毛穴が詰って赤く腫れていたり、白や黄色の膿が溜まったブツブツはニキビになります。
カビ(マラセチア菌)
背中に赤くて小さいブツブツが広がっている状態で、痛みやかゆい症状がないのであればマラセチア菌が原因のカビの一種でしょう。背中にカビが広がっていると思うとショックですが、このカビのマラセチア菌もニキビのアクネ菌と同じように常在菌なので特別なカビだからといって必要以上に恐れることはないのです。マラセチア菌は皮脂を好むカビで、できてしまうと自然治癒は難しいでしょう。
こんな人は要注意!背中が汚くなるNG行動6つ!
カビやニキビで汚い背中になってしまうのには、普段の生活の中でしている行動が原因の可能性があります。汚い背中の原因にもなるNG行動を6つ紹介していきましょう。
①化学繊維衣料の着用
化学繊維を使用している服は、摩擦帯電により肌を刺激してしまいます。刺激によって肌のバリア機能が低下して背中にニキビができてしまうのです。ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の服ではなく、肌に優しい綿や麻といった天然素材の服を着るようにしましょう。
②パジャマやシーツをこまめに替えない
人は寝ている時に多くの汗をかいているので、パジャマやシーツをこまめに替えないとカビなどの菌が繁殖し背中のかゆいニキビやブツブツの原因になってしまいます。パジャマは通気性のいいものを着るようにして、シーツもこまめに洗濯しましょう。
③入浴時のすすぎ不足
入浴時のボディソープ・シャンプーのすすぎ不足が原因でも背中にニキビなどのブツブツができてしまいます。特に、髪の毛が長い女性は背中に髪の毛が当たってしまうのですすぎ不足のないように注意しましょう。体や頭がかゆいと思った時はボディソープ・シャンプーのすすぎ不足の可能性があります。
④ゴシゴシ洗う
しっかり体を洗いたいという気持ちが強くてゴシゴシと洗っていませんか?ゴシゴシと洗うことによって角質を傷つけてしまいます。角質が傷つくと背中にニキビができてしまう原因になるので、角質を傷つけないように優しく洗いましょう。
⑤ストレスや睡眠不足
男性ホルモンは皮脂腺を刺激しますが、この男性ホルモンはストレスや睡眠不足によって過剰に活動するのです。皮脂が多くなると背中のニキビができやすくなってしまいます。上手くストレス解消して、十分な睡眠をとるようにしましょう。
⑥動物性脂肪や糖質の過剰摂取
動物性脂肪や糖質を過剰摂取するのも背中にニキビを作ってしまう原因になります。動物性脂肪や糖質の過剰摂取はホルモンバランスが乱れるだけでなく、皮脂分泌を過剰にしてしまうのです。ホルモンの乱れ、皮脂分泌の過剰が背中ニキビの原因になります。
背中のニキビ跡が残る3つの原因とは?
背中にニキビができてしまうことも嫌ですが、ニキビ跡が残ってしまうのはもっと嫌だと思いますよね。背中にニキビ跡が残ってしまうのはどうしてなのでしょうか。ニキビ跡が残る原因について見ていきましょう。
①毛穴の角化
背中にニキビ跡が残る原因の一つとして毛穴の角化があります。毛穴に皮脂や汚れがつまり、そこへ固まった角質細胞が層になると毛穴の出口も硬くなって角化が増大してしまうのです。角化が増大してしまうことによって毛穴が目立つようになります。
②毛穴の黒ずみ
毛穴の黒ずみもニキビ跡が残る原因となります。毛穴の出口やその周りに生産されたメラニンと酸化した皮脂によって毛穴が黒ずんで見えてしまい跡が目立ってしまうのです。
③瘢痕
炎症を起こしていたニキビが落ち着くと、皮膚の組織が破壊され完全に修復されないと瘢痕(はんこん)となり残ってしまいます。瘢痕とは、傷が治った後でも皮膚面に残る跡のことを言うのですが、この瘢痕が背中に残ってしまうのです。
跡が残るかも?背中のブツブツが気になる時のNG行動2つ!
背中にブツブツができてしまうと気になるものですが、ブツブツがかゆい時などにしてしまう行動によっては跡が残ってしまうことがあるので注意が必要です。背中にできたブツブツの跡ができないように気を付けるべきこととは何なのでしょうか。
①かきむしる
背中のブツブツがカビであればかゆみはありませんが、ニキビだとかゆいと感じることがあるでしょう。ただ、かゆいからといってかきむしってしまうとクレーターのような跡が残ることもあるんです。
②触りすぎる
かゆいニキビではなかったとしても、ニキビがあるというだけで気になってしまいますよね。気になるからといって触りすぎは良くありません。目には見えませんが、手にはバイ菌がついているのでニキビを触ることによって悪化してしまうのです。ニキビが悪化すれば結果的に跡も残りやすくなってしまいます。
汚い背中を撃退!正しいケア方法6選!
背中が汚くなって皮膚科に行かなければならなくなる前に、普段から家で出来るケアもいくつかあります。汚い背中を撃退する正しいケア方法を紹介していきましょう。
①保湿をしっかりと
入浴後は顔などと同じようにしっかりと保湿をしましょう。肌が乾燥すると毛穴の角化が生じて毛穴が目立つようになります。背中に保湿剤を塗りにくいときにはスプレータイプなどがおすすめです。
②摩擦や刺激はNG
摩擦や刺激も背中にブツブツができる原因となってしまいます。気になるからといってゴシゴシと強く洗ってはいけません。また、石鹸を使って何度も洗うことは肌に刺激を与えてしまうので石鹸を使うのは一日一回でいいでしょう。
③清潔に保つ
背中にカビなどの菌を繁殖させないためには清潔に保つことが必要です。石鹸を使って洗うのは一日一回でいいのですが、暑い時期に汗をかいたときにはシャワーでサッと流しましょう。汗や汚れはシャワーでも十分落とすことができます。
④十分な睡眠
背中ニキビができてしまう理由として睡眠不足があげられます。睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、ホルモンバランスを乱してしまうので睡眠は十分にとるようにしましょう。
⑤バランスの良い食事を心がける
食生活が乱れることも自律神経のバランスを崩して背中にブツブツができやすくなります。暴飲暴食は控えてバランスの良い食事を心がけましょう。
⑥紫外線予防も大切
紫外線を浴びることも肌にトラブルが起きやすくなってしまいます。背中にもしっかりと紫外線予防として日焼け止めを塗りましょう。背中には塗り残しの可能性があるクリームタイプより、スプレータイプをおすすめします。
綺麗な背中を作る入浴のポイント3つ!
「ニキビやカビのない綺麗な背中でいたい」「背中のブツブツで皮膚科には行きたくない」という女性も多いはずです。そこで、綺麗な背中でいたいときの入浴のポイントを3つ紹介します。
①洗う順番
体や頭を洗う順番も大切なポイントになります。順番としては頭が先で体を後にしましょう。頭を後にしてしまうと、シャンプーやコンディショナーが十分に流しきれないことがありブツブツに繋がってしまいます。
②洗い方
体を洗うときには、手や泡立てネットで十分に泡立てましょう。しっかりと泡を作ったら、その泡をタオルに乗せて優しく洗います。タオルはナイロン素材よりも綿素材を選んで下さいね。
③お風呂の温度
寒いと熱いお風呂に入りたくなりますが、熱いお風呂は肌が乾燥しやすく背中のブツブツの原因になってしまいます。お風呂の温度はぬるめの40度くらいがおすすめです。ぬるめでも20分程ゆっくりと浸かれば新陳代謝のアップしますよ。
進んで摂りたい!綺麗な背中を保つための栄養素6選!
綺麗な背中を保つためにはバランスの摂れた食事が大切ですが、進んで摂りたい栄養素があります。そんな栄養素について説明していきましょう。
①ビタミンA
ビタミンAには「皮膚を強くする」「細胞の老化を抑える」という効果があります。ビタミンAを多く含む食材は、レバー(鶏肉・豚肉)、うなぎ、ほうれん草、にんじん、しそ、モロヘイヤなどです。
②ビタミンB群
ビタミンB群にはB1、B2、B6などがありますが、脂肪の代謝を促進し、皮脂分泌を抑えて細胞の再生を促すので皮膚を健康に保つのに欠かせない栄養素なのです。ビタミンB群を摂るのであれば、豚肉、レバー、うなぎ、ナッツ類、牛乳、卵などがいいでしょう。
③ビタミンC
美白のイメージがあるビタミンCですが、コラーゲンを生成や皮膚や血管の老化を抑えるのに必要な栄養素です。ビタミンCを多く食材は、イチゴ、ピーマン、ゆず、レモン、ブロッコリー、トマト、キウイフルーツなどになります。
④ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があるので脂質の酸化を防いでくれます。ビタミンEを摂るならナッツ類、うなぎ、たらこ、カボチャ、アボカドなどです。
⑤イソフラボン
イソフラボンは大人ニキビの改善に効果があると言われているので積極的に摂りたいところです。イソフラボンが多く含まれている食品は、大豆、キャベツ、にんじん、セロリ、玉ねぎなどになります。
⑥食物繊維
食物繊維は便秘予防になるので、肌を健康に保つことができます。食物繊維を摂るのであれば、インゲン豆、おから、納豆、ゴボウ、アボカドなどがいいでしょう。
背中ケアにおすすめのアイテム5選!
背中にできたかゆいブツブツやニキビを皮膚科に行かずに治したいという人もいるでしょう。皮膚科に行く前に自宅でできる背中ケアに使えるアイテムを紹介します。
①小林製薬 セナキュア
小林製薬のセナキュアは「殺菌作用」「赤み改善作用」「組織修復作用」と3つの作用で背中のブツブツを綺麗にしてくれます。広範囲スプレータイプなので、背中にもしっかり届くのが嬉しいポイントです。
②ロート製薬 メンソレータム アクネス25 メディカルミスト
ロート製薬のメンソレータム アクネス25 メディカルミストは大人ニキビに着目された治療薬になります。ニキビの炎症を鎮めるだけでなく、古い角質を取り除いて詰った毛穴を開いてニキビを治してくれるのです。この商品はローションタイプやクリームタイプもありますが、背中ニキビには逆さにしても使う事ができるミストタイプを選ぶようにしましょう。
③BCL ツルリ薬用ボディ磨きムース
BCL ツルリ薬用ボディ磨きムースは、背中ニキビをしっかりと洗えるムースです。濃密な泡でニキビや黒ずんだ毛穴をツルツルにしてくれます。ニキビだけでなく、体臭や汗臭を防いでくれるのも嬉しいポイントです。
④ミュゼコスメ 薬用スムーススキンコントロール アクネケアミスト
ミュゼコスメ 薬用スムーススキンコントロール アクネケアミストは、ニキビケアだけではなく美白ケアもできる薬用ミストです。無添加なのでデリケートな肌の人にもおすすめの商品になります。
⑤オルビス クリアボディ コンディショニングウォッシュ
オルビス クリアボディ コンディショニングウォッシュは、無油分・無香料・無着色のボディ洗浄料です。たっぷりの泡で皮脂や汚れを落とし、角質もケアしてくれるので洗い上がりはしっとりと柔らかな肌になります。
あまりにもかゆい場合や跡がひどい場合は皮膚科へ
かゆいニキビでも薬局などにある薬で治るのであればいいのですが、あまりにもかゆい時や跡がひどい時には皮膚科に行くようにしましょう。顔のニキビ治療をしている皮膚科があるのは知られていますが、背中のニキビやニキビ跡を治療してくれる皮膚科もあります。皮膚科ではあきらめなければならないようなニキビ跡もレーザー治療やピーリングなどをしてくれるので、一度皮膚科で相談してみましょう。
綺麗な背中は魅力的!見えないからこそ徹底的にケアしよう!
背中のブツブツの正体はカビやニキビですが、すぐにケアすればひどくならずにすみます。かゆいからといってかきむしったりせずに、生活習慣や洗い方などに注意しましょう。自分では見えにくい部分ですが、綺麗な背中は魅力的です。薬でケアしたり、皮膚科で相談したりして見せても恥ずかしくない背中を目指しましょう。