赤ちゃんの利き手はいつ分かる？左利きなら矯正した方がいいの？

赤ちゃんの利き手はいつからわかるのか、と思った方も多いと思います。

赤ちゃんが生まれた時からか、5カ月くらいでおしゃぶりや手遊びを覚えた時からか、幼稚園に入った時くらいからか。

実際いつからと決まった時期はないそうでが、赤ちゃんが成長して4歳くらいの成長でおよその利き手の確率が高くなると言われています。

そして、赤ちゃんの脳の働き・成長は私たち大人と違い、右脳優勢と実証されています。

これから、赤ちゃんの利き手の理由と脳の働き・成長・確率の関係性についてお伝えしていきましょう。

最近、脳科学という言葉を良く聞くようになりました。雑誌や研究などで知られていたこの脳科学は、いつからかお茶の間のテレビでもよよく聞くようになったからです。

赤ちゃんの利き手は遺伝の他にも、脳の働き・成長・確率と深い繋がりがあります。

赤ちゃんの脳は大きく分けて、右脳と左脳に分かれ成長しています。右脳は人の体の左側を司り、左脳は右側を司ります。

右脳と左脳の働きは違います。右脳は主に感覚を司ります。音楽を聴く、色を楽しむなど、漠然としている物も、すべて理屈なく頭に入れることができます。

反対に左脳は、物事を論理的に考え、見る感覚を司ります。なぜこうなったのだろう、私はこう思うなどの考えをもつということです。

これらからわかるように、赤ちゃんが左利きが多いのは、右脳が発達・成長しているからと言えます。そして、いつからか赤ちゃんの成長とともに右脳から左脳に移行していきます。

しかし、完全に左脳に移行するわけではありません。いつからか左脳によりになるということです。

皆さまの中にも、昔は左利きだったのに、成長の過程でいつからか右利きになったという人がいるなら、そのような理由からだと言えるでしょう。

赤ちゃんの利き手は遺伝からとも言われていますが、脳の働き・成長・確率にも大きく関わってきているということがわかります。

赤ちゃんの利き手の確率は、親の遺伝に大きく影響していきます。

早く言えば、赤ちゃんの利き手の遺伝の確率は二分の一です。

しかし、父親母親ともに利き手が右利きでも、左利きの赤ちゃんが生まれる確率は高くあるように、父親母親ともに利き手が左利きでも、右利きの赤ちゃんが生まれる確率も高くあることは事実あります。

赤ちゃんの利き手は遺伝の確率だけではないということです。

赤ちゃんの利き手の確率の研究はアメリカをはじめ各国でされています。それらはいつからなのか、どんなものかをこちらではご紹介いたしましょう。

妊娠中受ける妊婦検診。26週目以降の超音波での胎児の動き（おしゃぶりや手を動かすしぐさ）で利き手がわかるという説があります。研究では妊娠10週目での手足の動きで利き手がもわかるのではという説もあると言われています。

ここまでくると、いつからなどではなく、神秘的な話しに聞こえてきますね！

いつからか、出生前検査という言葉をよく聞くようになりました。出生前検査の数種類がありますが、その中で、羊水を採取するものがあります。その羊水から胎児の利き手がわかると言われます。

赤ちゃんの左利きと右利きの割合は今も昔も同じと言われています。違うものがあるとすれば、赤ちゃんの左利きに対する潜在的恐怖が昔はあったということです。赤ちゃんがおしゃぶりを左でしたら、恐ろしがられたという説も実際に聖書にもあります。

それは世界中でありました。もちろん日本でもです。昔は左利きを変わり者、不吉な左、間違ったなどの表現をしたと言われています。地位が高かった家柄の赤ちゃんは必ずと言っていいほど、矯正をされていたようです。一般ではいじめられたり、偏見の目で見られたということです。

何はともあれ、昔は今では考えられないほどの、赤ちゃんの左利きへの恐怖心があったということになります。赤ちゃんのおしゃぶりひとつで恐れられたなどあったくらいです。今では、左利きが芸術的な人が多いとの言われると思うと、なんだか不思議ですね！

利き手のポイントとはいつからか、どんな時に判断すればよいのでしょうか。

それはいくつかのポイントに分けられるでしょう。

まずは、赤ちゃんが生後半年くらいです。何かを掴みたい、取りたいという衝動にかられたときに、どちらの手を使いかということです。

一番わかりやすいのが、赤ちゃんのおしゃぶりです。必ずと言っていいくらいに、赤ちゃんはおしゃぶりをします。その赤ちゃんのおしゃぶりをどちらに手でしているかです。

左でおしゃぶりをしていれば、左利きの可能性があるでしょう。右でおしゃぶりをしていれば右利きの可能性があるでしょう。

ポイントなのが、始めはおしゃぶりを左でしていたのに、最近右でもするようになった。このようなケースをよく聞きます。この場合は、右利きになる可能性が大きいです。

次に1歳くらいです。1歳くらいになると、赤ちゃんはおしゃぶり以外にもつかまり立ちなど行動範囲が広くなります。また、好き嫌いも出てくるでしょう。赤ちゃんは成長するとともに、左手を司る右脳から右を司る左脳に脳が以降していきます。この時期におしゃぶりも以外で、どちらの手を使うかもポイントの1つになります。

最後は、3歳くらいです。保育園に行く、幼稚園に行くなど、さらに行動範囲が広くなり、家以外のことに接したり体験したりします。その中でどちらの手を使うかもポイントになります。

それ以上の年齢になると、利き手は完全なものになり、左利きを右利きにしたいなら矯正しなければなりません。小学生になる前に矯正するする方が多いようです。無理なく矯正するには、その年齢までがよいということになるからです。

さて、右利きと左利きのどちらのほうが多いでしょう。

ずばり、答えは右利きのほうが多いと言えるでしょう。

日本では赤ちゃんの約70％が右利きと言われています。残りの約30%の赤ちゃんが左利きということになります。

しかし、大人なるとどうでしょうか。皆さまの周りを見渡してください。左利きの人はどれくらいいますか。上記のように30%も左利きの人はいますか。

そうなんです。調べによると、成人の約5%が左利きということがわかりました。なぜ30%でないのでしょうか。

理由はいくつかありますが、1番の理由は赤ちゃんの脳の働きになります。赤ちゃんは基本右脳優勢になります。右脳とは感覚を司る機関になります。赤ちゃんはお腹が空いたら泣く、楽しかったら笑う、目の前の物しか見てない、考えをまだ持たないなどのことが言えます。

人は大人になるにつれて、右脳優勢から左脳優勢になります。左脳とは物事を考えたり、感じたり、論理的に周りを見ることができるということです。

例えば、目の前にバッタがいるとしましょう。大人は「あっ、バッタだ。どこから家に入ったのだろう」などと考えますが、赤ちゃんはバッタをそのまま掴み口に入れるでしょう。

これが、右脳優勢と左脳優勢になります。

なので、いつからか物心ついたときには右利きになってたという人が多いということになります。

そしてもう一つの理由は、親に左利きから右利きに矯正させられたということになります。

日常生活の中は基本右利き用に出来ています。なので、出来れば右利きのほうにこしたことはないという考えもあるかもしれませんね。

左利きには天才が多いというのは、本当でしょうか。

これは、本当です。学説によると、左利きの人の脳を見ると、右利きに人に比べて脳の筋肉、特に右脳が発達していることがわかりました。右脳は感覚力、直観力、色彩力などに優れていると言われています。わかりやすく言うと、行動が早い、絵が上手いなど言えるでしょう。また、左利きの人は右脳が発達しているだけでなく、普段から右利き優先の中で生活をしているため、左脳もしっかり発達しています。すなわち、左脳と右脳の全脳が右利きの人より発達しているということです。

これが、左利きが天才が多いと言われる理由です。

また、普段生活をしていて左利きの人を見ると、つい見入ってしまうことってありませんか。例えば、「あの野球のピッチャーのカーブすごい！」「左利きなのに器用だな。」など、右利きが多く占める生活のなかで左利きの人は、いわば物珍しく感じてしまいます。

さて、ここからは有名な左利きの方をご紹介していきましょう。見ていただくとわかるように、天才揃いです！

松本人志（お笑い芸人）　お笑い界のドンのような存在ですね
ふかわりょう（お笑い芸人）慶応大学卒の高学歴の持ち主
日村勇紀（お笑い芸人）冠番組の多数あり
小栗旬（俳優）次世代の俳優のリーダー的存在
織田裕二（俳優）ザ・俳優
前田敦子（元AKB48)　AKB全盛期の伝説のアイドル
二宮和也（アイドル）多方面で活躍
国分太一（アイドル）ニュース番組MC
小林麻央（元キャスター）人気絶頂で梨園の妻へ
木村カエラ（歌手）個性はシンガー
水ト麻美（アナウンサー）今や引っ張りだこアナウンサー

急成長している方ばかりですね。努力も必要ですが、周りを引き付ける何かを持っている方ばかりに思えます。

 

王貞治（プロ野球）ミスタープロ野球
石川佳純（卓球）日本の守護神
朝青龍（元力士）歴史に残る横綱
クルム伊達公子（元テニス）テニス界のレジェンド
本田圭佑（サッカー）サッカー界の異端児
桃田賢斗（バトミントン）バトミントン界の若手ホープ
大林素子（元バレーボール）元祖人気ﾊバレーボール選手
水谷隼（卓球）日本卓球界に歴史を残す
中村俊輔（サッカー）黄金の左キック
石井一久（元野球）元メジャーリーガー
山本昌（元野球）最年長ピッチャー

人より群を抜いている人ばかりに見えます。努力とは別な何かを持っているのかもしれませんね。

バラク・オバマ（第44代アメリカ大統領）
レオナルド・ダ・ヴィンチ（イタリア　画家）
モーツァルト（オーストリア　作曲家）
パブロ・ピカソ（スペイン　画家）
アインシュタイン（ドイツ　物理学者）

上記以外にも、外国人は日本人に比べると左利きはかなり多くいるようです。遺伝子の違いが理由かもしれません。

基本、日常生活の中は利き手が右利き用に作られています。例えば、テレビのリモコンもその一つです。数字の1が人差し指で押しやすいようできています。反対に利き手が左利きの人はどうでしょう。左にリモコンを持って同じく数字の1を押そうとすると、かなり押しにくくなります。当たり前なことも基本は利き手が右利きに出来ている以上、左利きの方は大変ということになります。

実際、利き手が左利きの人は大変、可哀そうなどと思ってはいないようです。なぜなら、生まれた時からそのような生活を普通にしているので、今更、大変も可哀そうも思わないということです。

そして、技術が進歩するとともに、利き手が左利きの方に嬉しい画期的な商品が出てきました。これらがあれば、もっと生活しやすくなるものばかりの物です。

はさみ(刃物)も利き手用があります。小さいうちは力があまり入らないので、利き手が左利きの子でも右利き用のはさみを使うことは出来ます。

しかし、文具として親が買うなら、お子様の利き手の物を選んであげましょう。今は昔と比べて種類も豊富です！

パソコンのマウスも基本は利き手が右利き用に作られています。そして、マウスも利き手が左利き用のものがありますが、どの商品も少々割高になっています。

日常の中で当たり前に持っている携帯ケース。しかし、これも利き手が右開きが基本になっています。これなら、利き手が左利きの人でも便利に使えそうですね！

利き手が左利きの主婦の方にはかなり嬉しい品になります。フライパン返しが使いにくいという声から生まれた商品。これからも、たくさんの声から左利きの方に優しい商品が生まれるといいですね！

スポーツ界ではかなり利き手が左利きの方が多いそうです。繊細な部分に付けるのもだからこそ嬉しい一品ですね！これがあれば安心して練習に打ち込めるでしょう。

楽器に右利き・左利きがあるのと思う方もいるでしょう。楽器にも左利き用物もがあるんです。一点一点が高価な物になるので、はじめに利き手用に揃えておけば、その後も安心して続けることができますね！

利き手が左利きになるのには理由があるのでしょうか。必ず物事には理由がありますが、利き手が左利きについては確たる理由というのはないのが現状です。

しかし、絶対的に親からの利き手の遺伝というものはあります。確率は父母からの二分の一です。

また、父母よりもさかのぼっての家系的なもの遺伝もあるでしょう。

そして、父母ともに右利きでも、右脳の働きが活発な親からは左利きの赤ちゃんが生まれる確率が高くなると言われています。

例えば、親の職業が芸術的な方面であれば、遺伝の確率は高くなります。画家、ピアニスト、イラストレーターなどがいえるでしょう。このような職についている人右脳の働きが他の人より長けてるからです。

また、大人が赤ちゃんを右向きに抱っこする、右手で食事を与える、右手で物を渡す、これらは赤ちゃんから見ればすべて左側になります。向かい合っているので当たり前のことになりますが、これも赤ちゃんの利き手が左利きになる原因だと言われています。

何はともあれ、こうだから左利きになるという絶対的な理由まではないのが実情です。

何事にも無理は禁物なように、利き手を矯正するのも無理はしないようにしましょう。

利き手を直す・矯正することはとてもデリケートなことです。いわば、考え方を180度変えることと同じだからです。

それが小さな子供や赤ちゃんならもってもほかです。

あまり長時間に渡って矯正を強いると、赤ちゃんのストレスになってしまいます。

なので、矯正をするときは機嫌の良いとき、短時間にするなど、しっかり考えてから行いましょう。

利き手が左利きだと、日常的に生活しづらいことも多々あるでしょう。

しかし、マイナスにばかり考えずに、利き手が左利きだからこそある能力を存分に発揮しましょう。

以下は、利き手が左利きの方が発揮すやすいと言われていることをまとめてみました。

赤ちゃん編

◎幼児教育全般 巷では幼児教育ブームになっていますね。
◎ピアノ 右手、左手を使うピアノは脳に非常によいと言われています。
◎絵画 色彩感覚を養います。
◎記憶作業 右脳は記憶作業の宝庫です。
◎体操 感覚統合を養います。

子供編
◎スポーツ全般　子供だから持っている潜在意識を伸ばしましょう。
◎将棋、囲碁　空間把握が養われます。
◎ピアノ　左右の脳と指の動きで全脳教育に役立ちます。
◎絵画　多くの芸術家は左利き！

 

いかがでしょうか。

赤ちゃんの利き手は、親からの大切な遺伝であるとともに、すべてその赤ちゃんの個性になります。

利き手で悩む必要は全くありません！

左利きでも右利きでも、赤ちゃんはお父さんとお母さんの愛の結晶です。あふれる愛情で赤ちゃんを包み込んであげましょう。

「左利き」は天才?　デイヴィット・ウォルマン
左利きの人々　渡瀬けん
左利きの子　ローレン・ミルソル
子供のための右脳学習法　七田眞