2019年11月30日公開
2019年12月05日更新
トイレトレーニングのやり方を徹底解説!事前の準備や必要なものは?
トイレトレーニングを始めたいけどやり方がわからないママ、なかなかうまくいかなくてお悩みのママにも必ずできるようになるやり方&コツを徹底解説!トイレトレーニングに必要なものやおすすめグッズも合わせてご紹介します。準備万端にしてトイレトレーニングを始めましょう!
目次
トイレトレーニングはやり方とコツを知ってから始めよう!
そろそろトイレトレーニングを始めたいと思っているけど、やり方がわからない…。疑問をもったままトイレトレーニングを始めないでください!しっかりとやり方やコツをつかんでスタートして、スムーズにトイレトレーニングを完了しましょう。子供によってトイレトレーニングのやり方は異なります。必要なものは何か、つまづいたときの対処法も知っておきましょう。トイレトレーニングはママが子供と真剣に向き合って挑戦するときです!一緒にがんばりましょう!
トイレトレーニングを始めるタイミングが知りたいママはこちら!
トイレトレーニングを始める前にすべきことは?
子供をよく観察することがトイレトレーニングの第一歩!
子供がトイレトレーニングができるような状況にあるか、成長をチェックしてみましょう。またどんなタイミングで排泄をしているか、どんな仕草がおしっこ・うんちのサインかを知っておくことが大切です。しっかりと子供の様子を観察しておくとトイレトレーニングをスムーズに進められるでしょう。
おしっこ・うんちを意識させる
おむつでおしっこやうんちをして、気持ち悪いと感じる子供もいれば、全然気にならない子供もいます。トイレトレーニングを始める前におむつが汚れていることが「気持ち悪い」ということを教えてあげましょう。「おむつが濡れて気持ちが悪いね」「きれいなおむつに替えて気持ちよくなろうね」という感覚を覚えるために、おむつを替えるときの声かけを意識することから始めましょう。
おむつ替えの声かけの際に、おしっこ・うんちについても教えてあげましょう。「おしっこが出て濡れちゃったね」「うんちがおしりについて気持ちが悪いね」など話しかけながらおむつ替えをすることで、子供は「おしっこをした」「うんちが出た」ということを認識するようになります。
おしっこやうんちを意識させることと同時に、排泄はトイレでするものだということも伝えていきましょう。ママやパパがトイレに行くときに「トイレでちっちしてくるね」と言ったり、実際に見せてあげるのも子供のトイレに対する意識は大きく変わるはずです。子供はママやパパの真似をしたがるので、その特徴をトイレトレーニングに上手に活かしてみましょう。
トイレトレーニングに必要なものは?
補助便座・おまる
トイレトレーニングをする際に必ず必要となってくる補助便座。種類やデザインも色々なタイプがあります。
一方で、おまるは絶対に必要というわけではありません。トイレや補助便座に子供が抵抗ないのならおまるは不要です。ただ、トイレに親しみをもったり、身近なものに感じるためには有効であるといえるでしょう。
補助便座とおまるはどっちがおすすめ?
1歳でトイレトレーニングを始めるなら、まだ小さな子供の体が安定するおまるがおすすめです。また2歳から3歳で始める場合はトイレの使い方を覚えられるので、補助便座がおすすめです。単純に始める年齢で決めるのではなく、子供の身体の大きさに合わせて選ぶことも大切です。
またトイレを怖がる子供はおまる、トイレに座れる子供は補助便座、といったように、子供の様子を見ながらトイレトレーニングを進めることも大切です。
トレーニングパンツ
トレーニングパンツとは、トイレトレーニングをする過程でオムツから普通のパンツが履けるようにするときに使うパンツのことです。トレーニングパンツはおしっこを吸収しながらも、おしっこで濡れた感覚がわかるように作られた優れもの。子供にとってもママにとって便利で優秀なパンツです。
トレーニングパンツには布パンツと紙パンツの二種類があります。それぞれの特徴やメリットを理解してどちらを使うかを決めるといいでしょう。
トレーニングパンツは何枚用意したらいいの?
主にトイレトレーニング初期に活躍し、慣れてきたら普通のパンツに移行するので、そこまで枚数を用意する必要はありません。トレーニングパンツの履き心地が気に入らないために履きたがらない子供もいますし、すぐにトイレができるようになる子供はトレーニングパンツをほとんど使用しないこともあります。トレーニングパンツは普通のパンツより値段が高いので、一気に買いすぎないことをおすすめします。
踏み台
踏み台は補助便座を使用する際にあると便利です。子供がトイレに座った時に足がつくので安定して、トイレに集中することができます。また少し大きくなると、自分で踏み台を置いてトイレに座れるようになります。トイレに踏み台を置いておくと場所をとって不便に感じるかもしれませんが、トイレトレーニング中から子供が小さいうちのしばらくの間は置いておいてあげましょう。
着脱しやすい服装
トイレに行くたびにズボンを脱いだり履いたりするので、着脱しやすい服装がおすすめです。ゴム口の脱ぎやすいズボンがおすすめです。スカートは裾が汚れてしまうことがあるので注意が必要です。
また衣類を汚してしまうことを考えると、洗濯しにくかったり乾きにくい洋服は避けた方が無難です。大事な衣類も汚す危険性があるので、汚したくない場合はやめましょう。
【トイレトレーニングのやり方①】基本は6ステップ!
【ステップ①】トイレに興味をもってもらう
トイレトレーニングの最初のステップは、子供にトイレに興味をもってもらうことから始めましょう!絵本や動画でトイレを身近に感じてもらうことも効果的です。「ごっこ遊び」として、おむつのまま便座に座らせて、「ここでおしっこやうんちをするんだよ」と教えてみてもいいでしょう。便座に座らせてみて、極端に嫌がったり、落ち着いて座れない場合はもう少しトイレトレーニングを始める時期を遅らせてみてもいいかもしれません。
真似したがりの子供には、ママやパパがトイレでおしっこやうんちをするところを見せてあげる方法がおすすめです。パンツを脱いだり、履いたり、流したりする仕草もゆっくり分かりやすく見せてあげるとよいでしょう。
子供に「これから、おしっこやうんちをトイレでする練習をするんだよ」ということを理解してもらい、やる気の出るタイミングを見計らいましょう。
【ステップ②】トイレの便座に座ってみる
子供がトイレに興味をもつようになったら、トイレに誘って補助便座やおまるに座らせてみましょう。
トイレのイメージを良くするために、トイレ内は明るく清潔にしておくことが大切です。好きな人形やぬいぐるみを置いておくのもトイレに行きたくなるような工夫として有効です。トイレに子供が行きたくなるような工夫をしてみましょう。
子供の様子をよく観察しながら、補助便座やおまるに座ってもらいましょう。トイレに入るのを嫌がったり便座に座ることを嫌がる場合は、もう一度ステップ1に戻ってみましょう。
【ステップ③】トイレに誘ってみる
子供がトイレに行くことに慣れてきたら、「起床直後」「食事の前後」「出かける前」「就寝前」など、タイミングをみて、ママがトイレに誘ってみましょう。最初のうちは出ても出なくても構いません。「おしっこしようね」「おしっこ出るかな?」と声をかけておしっこを促してみましょう。
最初からうまくできないのが当然です。何度か繰り返すうちにだんだんできるようになっていくので、「出なくて当たり前」という軽い気持ちで挑戦しましょう。トイレに行ったときにうまくおしっこやうんちが出た場合は、「おしっこ出たね」「うんちできたね」と子供と一緒に確認することも大切です。
トイレに誘うタイミングがわからない場合はどうしたらいいの?
子供の排泄のリズムを、あらかじめ観察・記録するなどして把握していると便利です。それほど定期的でない、分からないという場合は、15分~30分おきなど定期的に誘ってみましょう。
トイレトレーニング中もおしっこ・うんちが出た時間を記録しておくと、今後の参考になるのでおすすめです。
【ステップ④】自分で「トイレ」と言えるようになる
トイレトレーニングを始めてしばらくは、ママが子供のタイミングを見て、トイレに誘って座る習慣をつけましょう。トイレで上手におしっこやうんちが出た場合はいっぱい褒めてあげましょう。子供はママに褒めてもらうとよろこびを感じ、トイレトレーニングのやる気がアップします。トイレができる成功体験を繰り返していくうちに、自分から「トイレに行く」と言えるようになってきます。
【ステップ⑤】おむつをはずしてトレーニングパンツに挑戦する
トイレに誘うとトイレでおしっこやうんちができるようになってきたり、自分からトイレに行きたがるようになってきたら、おむつからトレーニングパンツに切り替えてみましょう。まずはお家にいるときから始めましょう。子供はお兄さん・お姉さんになった気分でうれしくなるかもしれませんよ。
最初はパンツを汚して失敗してしまうのは当然。決してイライラしたり叱ったりしないでください。失敗することで子供は「パンツの中でおしっこやうんちをすると気持ち悪い」という感覚がわかってきます。この感覚がわかれば、おしっこやうんちがしたいときは自分からトイレに行くようになります。
パンツの脱ぎ履きを自分でやらせるのは、トイレに慣れてからにしましょう。はじめのうちはママがしっかりサポートしてあげましょう。
【ステップ⑥】外出時・就寝時もトイレトレーニングに挑戦!
昼間のトイレトレーニングの成功率が上がってきたら、いよいいよ外出時や夜の就寝時の最終段階のトレーニングに挑戦するときです。
しばらくは夜間の就寝時はおむつをつけ、朝起きたときにおむつが濡れていないことを確認しましょう。夜間におしっこをせず、朝一番に自分から毎日おしっこができるようになったら、夜のおむつを外しても良いタイミングです!
外出時のトイレは家とは違うので子供が戸惑うこともあります。ママの準備としては、着替えや携帯トイレ、トイレの待ち時間に子供の気を紛らわすおもちゃ等を用意しておくと便利です。外出時にはトレーニングパッドを使用したり、脱ぎ着のしやすい服装にしたりすることを心掛けるといいでしょう。車で移動する場合はおねしょシーツがあると万が一のときに役立ちます。
外出先ではトイレの場所を確認しておくと慌てずに済みます。子供には事前に外出先ではすぐにトイレに行けないことを伝えておきましょう。子供はいつもと違う環境で緊張して出なくなったり、夢中になって忘れてしまうことがあります。早め早めの行動で、ママはこまめに子供をトイレに誘うようにしましょう。
【トイレトレーニングのやり方②】男の子の立ってするやり方は?
男の子のトイレトレーニングは立ってする?座ってする?
男の子のトイレトレーニングはまずは座ってすることから始めましょう。最近は男性も座ってトイレをする人が増えてきています。男の子が立っておしっこすることができるようになるのは、3歳後半が目安となります。その頃になるとおちんちんを自分で持って、ある程度方向を定めてすることができるようになります。
トイレトレーニングのやり方は基本的に男の子と女の子は同じですが、男の子ならではのポイントがいくつかあります。座っておしっこをする場合、おちんちんを下に向けることを教えてあげましょう。おちんちんの先が下に向いていないとおしっこが飛び散ったり、便座が濡れてしまう可能性があります。またおしっこをした後にトイレットペーパーでおちんちんを拭くかどうかはお家の方と決めましょう。
立っておしっこをするやり方
- トイレになるべく近づいて立ちます。高さが合わないときには踏み台を使って高さを調節しましょう。トイレから離れすぎるとおしっこが床にこぼれて汚れてしまいます。
- 足元に下げた服におしっこがかからないように、腰を少し前にだし、膝軽く曲げます。(小便小僧のポーズ)この時期はズボンの上げ下げがしやすいように簡単に着脱できるゴム口のズボンがおすすめです。
- おちんちんを手で持っておちんちんの先を出して出す方向を教えてあげましょう。
- おしっこが出たら、おちんちんを軽く振っておしっこを落としてからパンツとズボンをあげます。
【トイレトレーニングのやり方③】上手に進めるコツとは?
トイレを楽しい場所にする
子供のトイレトレーニングのやる気を引き出すだめに、トイレを楽しい空間にする工夫をしてみましょう。好きな動物やキャラクターの補助便座・おまるを用意することもいいでしょう。人形やぬいぐるみを置いておくのおすすめです。トイレ自体を明るくすると子供のトイレに対する苦手意識がなくなることがあります。
できなくても焦らない・叱らない
トイレトレーニングを始めてすぐ出来るようになる子供はいません。どのくらいの期間で完了するかは、子供にもよるので、ママは長い目で子供の成長を温かく見守り寄り添ってあげましょう。
失敗したからといって絶対に叱ってはいけないということを知っておきましょう。子供がトイレを嫌がってしまうことがあります。失敗をすることで子供はトイレのタイミングを学んでいくので、なかなか思うように進まなくても焦らないことも大切です。
成功したらとにかく褒める
本人のやる気を引き出すためには、成功したらいっぱいいっぱい褒めてあげましょう。子供はママに褒められることが大好き!とにかく褒めて成功体験を次に活かせるようにサポートしてあげましょう。
うまくいかないときは一旦やめる
トイレトレーニングがなかなか進まないときは、思い切って一旦やめてみましょう。まだ時期が早すぎた可能性があります。子供もママもストレスが溜まってしまうので、しばらくの間休憩をして再チャレンジしましょう。子供にあったタイミングを待ってあげましょう。
【年齢別】トイレトレーニングのコツは?
1歳児のトイレトレーニングのコツは?
1歳児のトイレトレーニングは、子供もママも無理せずにゆっくりと進めることが大切です。子供が自発的にトイレに行きたいという気持ちをもってくれることが重要です。おしっこやうんちが出る、出ないに関わらず自分から「おしっこやうんちを教えてくれたこと」や「補助便座やおまるに座れたこと」など小さなステップを一つひとつほめてあげましょう。1歳のトイレトレーニングはたっぷり時間があります。焦らずゆっくり、子供の成長をサポートしてあげましょう。
2歳児のトイレトレーニングのコツは?
「魔の2歳児」といわれるように、2歳になるとイヤイヤ期に突入する子供がいます。イヤイヤ期は子供の成長の証!子供の気持ちに寄り添って、「自分でやりたい」気持ちをうまく引き出せば、あっという間にトイレに行けるようになることもあります。親子でゆったりした気持ちで、無理をせず、焦らずゆっくりとしたスタンスでトイレトレーニングを進めていきましょう。また、叱らないことを心がけましょう。イヤイヤ期のトイレトレーニングを乗り切ることで親子の絆をより深くできますよ。
3歳児のトイレトレーニングのコツは?
3歳のトイレトレーニングで大切なことは、「自律性」と「やる気」です。自分でトイレに行けるようになることが子供の自信につながります。また、トイレトレーニングで失敗することによって、「次は失敗しないでほめられるように頑張ろう」というやる気を感じられる年頃です。失敗を決して叱らないようにしましょう。
ママの焦る気持ちは、プレッシャーとなって子供に伝わります。子供をを信じて、あと少しのトイレトレーニングを乗り切りましょう。
トイレトレーニングにおすすめのグッズ4選!
【おすすめグッズ①】絵本
トイレトレーニングの導入として、子供にトイレに興味をもってもらうのに最適なのが絵本です。好きなキャラクターがトイレに行けたり、面白おかしい内容でトイレの成功体験が描かれていると、子供はトイレに対する抵抗がなくなり親しみを覚えます。
トイレトレーニングをいきなり始めるのではなく、子供と一緒に絵本を通して触れ合いを楽しみながらトイレを身近に感じてみましょう。
【おすすめグッズ②】シール
子供がシール好きである特徴を活かして、トイレトレーニングをスムーズに進めるためにシールを活用してみましょう。トイレに行けたら専用のシートやノートにシールを貼っていきます。シールを貼って増えていくことに、子供はよろこびを感じモチベーションが高まります。また、台紙が全てシールで埋まることで、達成感を味わうこともできます。トイレトレーニングシールは、子供のやる気をアップさせる便利グッズとしておすすめです。
【おすすめグッズ③】トイレトレーニングパッド
トイレトレーニングパッドは布パンツにつけて使います。おしっこで濡れたパッドはそのまま捨てることができるので、ママの手間もかからず便利です。ただし、おしっこの吸収率が高く、子供によってはおしっこをしたことに気づきにくいことがあります。また、パッドは布パンツからはみ出したり、ゴワついたりして、敏感な子供はパッドを嫌がることがあります。
外出時や夜のトイレトレーニングに活用してみるのがおすすめです。
【おすすめグッズ④】おねしょシーツ
夜もパンツを履いて寝るようになったら、必須アイテムとなるおねしょシーツ。防水性に優れていて、大きめサイズを選ぶことがおすすめです。夜のおねしょでもイライラしないためにもあるととっても便利です。トイレトレーニングが完了してからも役立つアイテムですよ。
さぁ、トイレトレーニングを始めよう!
トイレトレーニングのやり方とコツを学んだら、子供のタイミングをみてスタートしてみましょう!
完了までに時間がかかる子供もいれば、あっという間に完了してしまう子供もいます。ママは決して焦らず叱ることのないよう、長期計画で挑戦しましょう。子供の成長を触れ合いながら感じられる、成長過程の大きな一歩となるでしょう。子供が大きくなってから話してあげられるような素敵な思い出になるといいですね。