折り紙の定番【鶴】の折り方!正しい折り方を分かりやすく解説!
定番折り紙「鶴」の正しい折り方に加え、折り紙「鶴」を含む3種類のアレンジ折り鶴の折り方や作り方をご紹介します。和柄デザインのキレイな折り紙鶴は、結婚・妊娠・出産といったお祝いの贈り物・ギフトとしても選ばれています。お子さんも喜ぶユニークな折り鶴には必見ですよ!
目次
折り紙「鶴」の折り方を解説!
折り紙「鶴」は、甲子園やサッカー、受験などの勝負事には勝利を、けがや病気の入院時には回復の願いを込めてキレイに折り上げられる折り紙作品です。今回は、折り紙「鶴」の定番の折り方・作り方からユニークなアレンジ鶴まで、種類が豊富な折り紙「鶴」の魅力に迫っていきます。
折り紙「鶴」の種類
基本の折り紙である「折り鶴」を始め、折り紙「鶴」の種類はたくさんあります。ここでは、定番の「折り鶴」や折り紙「鶴」のキレイなアレンジ「折り鶴」、ユニークなアレンジが面白い「変わり鶴」の大きく3種類の折り紙「鶴」の魅力をご紹介します。
折り紙の 定番 「折り鶴」
1種類目は折り紙の定番である「折り鶴」です。折り鶴は、幼い頃に苦戦して折り上げた経験を持つ方は多いですよね。折り鶴は、折り方の手順が多く、何回も開いては折りを繰り返すので、なかなかキレイに折れない難しさがあります。難しさの分、キレイに折りあがると達成感もあるのが折り鶴の魅力ですね。
お祝い向け「鶴」をアレンジした折り方
2種類目は「祝いアレンジ鶴」です。鶴は千年生きるとされる長寿のシンボルです。長生きのシンボルの意味を持つ「折り鶴」は、出産祝いや年の初めの祝いの席にギフトとして贈ったり飾られたりします。普段の色紙とは違う和柄デザインのキレイな折り紙で、手作りの思いが込められる、お祝い鶴が折れると素敵ですね。
種類豊富な「変わり鶴」
3種類目は思わず笑いたくなるユニーク鶴です。折り鶴のアレンジといえば、「変わり鶴」です。定番の折り鶴の羽根の下からスッと生えた足が特徴的な折り紙「鶴」や、小さな4本の足がチャーミングな折り紙「鶴」は注目度が高いです。複雑な折り方ですが、折れればクラスの人気者間違いなしですね。
「折り鶴」の折り方をわかりやすく解説!
折り紙で折る折り鶴の正しい折り方・作り方をご紹介します。折り鶴の正しい折り方・作り方は、文章と動画で詳しく・わかりやすくご紹介していきます。折り紙を用意して、お子さんやお孫さんと楽しく折ってみましょう。折り目や対角、正方形や三角形の言葉にも触れてみましょう。
「鶴」の正しい折り方
1.折り紙の色の付いた面・表を上に向けます。田んぼの「田」の字になるように折り目を付けます。折り目は折り紙の表が山になるような折り方です。折り目は、折り紙「鶴」をキレイに折る目印です。キレイに丁寧に折るようにしましょう。
2.次は、折り紙の表に対角線上に折り目を付けていきます。対角は正方形の折り紙の向かい合っている角をいい、重ね合わせると正三角形が出来ます。向かい合う角は全部で2つなので、正三角形を2回折りましょう。このときも、折り目が山になるような折り方をしましょう。
3.動画にはありませんが折り目がついたら、折り紙を色のついていない面・裏面にします。すでに付いた折り目の上に重なるように、1.2の折り方で山になるように折り目を付けます。折り目を重ねると、4以降の手順がスムーズにできます。
4.折り紙は裏面のまま、折り紙の1つの角が手前にくるように置きます。手前の角が奥の角に合わさるように折ります。すると、奥に頂点のくる正三角形に折れていますね。
5.次に、正三角形の左側の角を直角に折ります。折ったら、指を入れて開き、押しつぶして正方形を作ります。ひっくり返して、残りの角も同じように折り込みます。
6.三角形の2面の面それぞれに中に指を入れて、正方形になるように開いて折ります。
7.正方形の1つの角が手前にくるように置きます。開く角が手前にくるように置きましょう。置けたら、手前と奥の角を合わせるように軽く中心に折り目を付けます。
8.折り目が付いたら戻します。戻したら、手前の角をアルファベットのX、ちょうど交差する点まで折り、折り目を付けます。折れたら、角を戻します。
9.手前の角をはさむ正方形の2つの辺が中心線に重なるように折り、折り目を付けます。付けたら開きましょう。
10.反対の面も8.9の手順で折っていきます。折り目なので、折れたら戻します。
11.折る前に、正方形の角の手前が開く側か奥が閉じている側なのかを確認します。確認したら手前の角に指を入れ、正方形を開き、折り目に沿って折ります。折ると、ひし形になります。
12.折れたら、裏面も11と同様に折っていきます。
13.手前の角をはさむ2つの辺が中心に重なるように折りましょう。反対の面も同様に折っていきます。
14.折れたら、反対の面も同じように折りましょう。
15.折り紙「鶴」の頭と足を折っていきます。折り紙の向きは折り紙「鶴」の頭と足になる細いほうを上にします。やや太い側は羽根になります。頭と足を上から下へ折り、谷折りにします。頭になる先端は外側へ山折り、くちばしは谷折りです。羽根を広げて出来上がりです。
折り紙で「鶴」をキレイに折るコツ
折り紙でキレイに鶴を折るコツは、折り目をキレイに付けることです。折り鶴は、たくさんの線をつけて折っていきます。なので、折り進める前に先回りをして、折るための準備の折り目をキレイに丁寧に折ることで、とてもキレイに仕上げることができますよ。
アレンジ①【足付き】鶴の折り方
折り紙「鶴」アレンジ1種類目は、ぎょっと驚いてしまう足付きの鶴をご紹介します。4本の足がにょきっと生えたアレンジ鶴と人気のアレンジ鶴星人の折り方・作り方の2本立てです。鶴というより恐竜やダチョウの姿に見えたり、小さな悲鳴があがったりのユニークな折り紙「鶴」です。
4本足付きの鶴の折り方
1.まず、折り鶴の正しい折り方・作り方の1~3までの手順に沿って折り目を付けます。
2.折り紙の表を向け、正方形の1つの角が手前にくるように置きます。置いたら、1で付けた折り目の中心に向かって、手前の角を折っていきます。
3.4つの辺すべて折ってしまいます。折ると、4つの三角形が中心に集まっている状態です。
4.4つの三角形のまず、1つの三角形の頂点から左の角へ延びる辺を底辺に重ねて折り目を付けます。一度開いて、右側の辺も同じように折り目を付け、開きます。
5.折り目に沿って、折りこんでいきましょう。4つの辺、すべて同じように折り込みましょう。このときに、ひだの向きを揃えるのがポイントです。
6.折り鶴の正しい手順1~3ですでに付けてある4つの折り目に沿って、ここでもう一度折っておきましょう。折り目を再度、折ることでキレイに折り上げていくことができます。
7.折れたら、折り目に沿って内側に折り込み、正方形にします。かぶとのように「つの」がぴょこっと出ている形になりますよ。
8.正方形の手前に指を入れ、広げてひし形を作りましょう。反対の面も同じように折っていきます。ここは折り鶴の正しい折り方・作り方の手順11・12と同じ折り方です。
9.折り鶴の正しい折り方では見られなかった「2本の短い手」が出てきました。左から順に内側・外側と折り目を付け、折り目に沿って、小さい四角・折り込んで三角形になるように折っていきましょう。折れたら、右・反対の面も同じように折ります。
10.すべての面が折れたら、左側を右側へ1枚めくります。めくったら、左側のひし形の下の辺を中心線に折り重ねます。右側も同様に折りましょう。折れたら、反対の面も同じように折っていきます。
11.折れたら、表も裏も1枚ずつめくって、折り鶴の正しい折り方・作り方のように頭と尻尾を折ったら「4本足付きの折る鶴」は完成です。
人気【鶴星人】の折り方
人気の「鶴星人」は折り方の工程が非常に多いため、ポイントのみ言葉でまとめます。「鶴星人」のポイントは、2つです。1つは、大きな紙で折ることです。折り方が複雑なために一般的な折り紙のサイズ(150㎜✖150㎜)よりも大きいサイズの折り紙で折ると、途中棄権を防げます。
2つ目は、折り目をしっかり付けることです。とにかく、折り目の数が尋常ではないので、一本一本の折り目をキレイに丁寧に折っていきましょう。
鶴星人の折り方・作り方動画
アレンジ②お正月やお祝いにおすすめ「鶴」の折り方
折り紙「鶴」アレンジ2種類目は、お正月や結婚、入学といったお祝いの席におすすめな「祝い鶴・扇の鶴」の折り方・作り方をご紹介します。祝いの席での折り紙「鶴」ですので、和柄デザインのキレイな折り紙を選ぶと見た目がキレイで華やかな折り紙「鶴」が出来上がりますよ。
【祝い鶴】の折り方
「鶴」の正しい手順11までは同じ折り方をします。折れたら、いよいよアレンジ「祝い鶴」の作り方です。一方はひし形・もう一方は正方形の状態・手前側が開く向きにセットしたら祝い鶴の折り方のスタートです。向きが反対だと折り方を難しく感じてしまうので気をつけてください。
1.正方形の右の角を直角に立てます。立てたら、指を中に入れて開き、つぶしながら折ります。折った後の形は、二等辺三角形に2本の足が生えたようになりました。
2.折れたら、右側を立てながら広げ、押しつぶします。折しつぶすと、中心線から左側にはみ出す部分があるので、中心線に沿って右側に折り返します。左側も同様に折ります。
3.正方形の右側の角は折れたので、左の角も1.2の手順で折ってしまいます。
4.左から大きいひだ・小さいひだ、右へいって小さいひだ・大きいひだとなっているので、1枚めくります。めくれたら、手前と奥をひっくり返します。奥側にひだが重なっている方が来ましたよ。
5.いま手前側はひだひだの三角形をまとめている細い先端と小さな二等辺三角形と大きな二等辺三角形という状態です。まず、小さな二等辺三角形を折り目に沿って、上に折り上げます。
6.折れたら、中心線から左側を右側に合わせて折ってしまいます。ちょうど半分こになりました。形は、二等辺三角形をしていますが片側はひだひだで、扇のような形をしています。
7.半分に折れたら、左側にひだひだ・手前側に二等辺三角形の頂点が来るように置きましょう。頂点から右の角へ伸びる辺の1/2の長さが中心線に重なるように折り目をつけます。一度、戻して反対側も折り目をつけます。折り目が付いたら、内側に折っていきましょう。
8.「折り鶴」の頭の折り方と同様に、頭を折っていきます。扇状にひだを開いたら、祝いの意味を持つ末広がりに広がる尻尾を持った「祝い鶴」の完成です。
【扇の鶴】の折り方
アレンジ「扇の鶴」の折り方・作り方では、はさみを1ヶ所だけ使用します。なので、はさみをご用意ください。折り方・作り方のポイントは、「扇のひだ」を作ってしまうことと、切れ込みを入れた部分に回り込んで折ることです。それらが出来てしまえば、折り鶴の正しい折り方・作り方の手順とほとんど変わりはありません。
アレンジ③ギフトにおすすめ「鶴」の折り方
折り紙「鶴」アレンジ3種類目は、お歳暮やお中元といったギフトに添えたい「ハートの鶴・鶴のポチ袋」の折り方・作り方をご紹介します。アレンジ鶴をキレイな折り方で仕上げて、送り手の思いが折り紙「鶴」の翼に乗って受け手へと伝わっていくといいですよね。
【ハートの鶴】の折り方
1.まず、折り鶴の正しい折り方・作り方の1~3までの手順に沿って折り目を付けます。
2.折り紙の表を向け、正方形の1つの角が手前にくるように置きます。置いたら、1で付けた折り目の中心に向かって、手前の角を折っていきます。
3.4つの辺すべて折ってしまいます。折ると、4つの三角形が中心に集まっている状態です。横長の長方形になるように、中心線が山折りになるように折っていきます。
4.長方形から三角形に折るために、指を入れて広げ折ります。
5.三角形に折り目を付けて、正方形に折っていきます。
6.折り鶴の正しい折り方・作り方のように、手前の正方形を鶴の作り方でひし形に折っていきます。
7.折れたら、左に2枚めくります。めくったら、三角形に指を入れて斜めの長方形に折っていきます。折れたら、反対側も同じように折っていきます。
8.ハートらしくなってきました。左右の正方形の角を色が見えるように正方形の半分の位置で折ります。
9.折れたら、鶴の羽根と足を折っていきましょう。足は下から斜め上に折り上げます。
10.鶴の首と、ハートの角を後ろへ折れば、ハートでラブリーなかわいい「折り紙鶴」のアレンジハート鶴の完成です。
【鶴のポチ袋】の折り方
1.まず、折り鶴の正しい折り方・作り方の1~3までの手順に沿って折り目を付けます。
2.折り紙の表を向け、正方形の1つの角が手前にくるように置きます。置いたら、1で付けた折り目の中心に向かって、左右の角を折っていきます。
3.左右を、中心線に向かって折り、折り目を付けます。付けたら、一度開きます。
4.左右の端から内側に折り進めます。縦の2本目の線まで折っていきます。
5.上下の角を中心線に向かって折り目を付けます。折ったら、上下とも開きます。
6.下の角の右の辺から、斜めに折り上げ折り目を付けます。左も同じように折ります。
7.下の角を中心線に向かって折り、再び丁寧に折り目を付け、開きます。
8.左右を中心に向かって折っていきます。
9.下から2/5の位置に折り広げ、上に向かって折り目を付けていきます。
10.下の角を山折りの折り目に沿って、折っていくと正方形に折れます。
11.折れたら、折り紙鶴の正しい折り方の通りに鶴を折っていきます。
12.上の角を鶴の後ろへ、封をするように折ったら完成です。
もはやアート!折り鶴を使った作品集
折り紙鶴で作る、アートでカッコいい・キレイな作品を2つご紹介します。つながる・つながる2連✖2連の折り鶴アイディアや、よく見てください!の驚きアイディアです。折り紙鶴を正しく折れるようになると作品のバリエーションが広がって、楽しいですね。
1.2連✖2連の4連ツルツルアート
双子のように2連の鶴は見たことがありましたが、この折り紙「鶴」は、なんと4連です!4羽の鶴の羽根が輪を描くように、中心で一つになって旋回して飛んでいるようですね。シンプルだけどとてもキレイでカッコいいアレンジアート作品でした。
2.可憐な花の正体は鶴!
見てください!キレイな花ですよ!あれ?近寄ってみてください!これ、「折り鶴」ですよ!「鶴」です!群れなす鶴の飛ぶ様は圧巻でしょうが、花弁のように群れなす折り鶴も圧巻の作品ではないでしょうか。
折り紙「鶴」をマスターしよう
折り紙「鶴」の正しい折り方をマスターしてしまいましょう。正しい折り方を極めれば、キレイでユニークな様々な種類にアレンジされた折り紙鶴の折り方に挑戦することができます。
指先を使う折り紙は、集中力や記憶力を高めるのにも効果的です。折り紙鶴をマスターして、アートに楽しい折り紙ライフを送りましょう。