お食い初めの煮物のおすすめレシピ5選!簡単/失敗しない【保存版】
お食い初めのメニューには欠かせない煮物の野菜に込められた意味を詳しく解説します。お食い初めのメニューの中でも煮物は具材選びから調理まで時間がかかるので一番の悩みどころですよね。そんな忙しいママにも嬉しい、簡単で失敗しないレシピで大切なお祝いに華を添えてみては?
目次
お食い初めにはおいしい煮物を作ろう!
お食い初めには欠かせない煮物にはいろんな野菜が使われます!地方によっても違いがあるかもしれませんが、お食い初めの煮物に入れる野菜には意味があるのをご存知ですか?こんな子に育って欲しいから『にんじん』も『かぼちゃ』も入れたいと考えていたらママとしては選びきれず全部入れてしまいたくなってしまいそうですが、大切なお子さんのために良い具材を選びおいしいお食い初めの煮物でお祝いしましょう。
お食い初めの料理は何を用意するの?
お食い初めとは
お食い初めとは生後100日目をお祝いする儀式で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとごちそうを用意しお祝いします。とはいえ、この時期の赤ちゃんはまだ料理を食べることはできないので、おじいちゃんやおばあちゃんもしくはパパやママが食べさせるふりをします。
お食い初めは「百日(ももか)祝い」とも呼ばれていますが、100日目にこだわらずパパやママ、親族などの予定に合わせて、行う日にちが何日か前後しても問題はないようです。地域によっては110日目や120日目に行うところもあるようですが、何より赤ちゃんの体調を第一に考え健やかな成長をお祝いしてあげましょう。
お食い初めに用意する料理一覧
お食い初めには5品の料理を用意しましょう。
①鯛:鯛は古くから縁起の良い食べ物とされており、お祝いには欠かせない食材です
②赤飯:赤飯は赤色が、邪気を払ってくれたり、魔除けに効くと縁起の良い食べ物と言われています
③お吸い物:赤ちゃんがおっぱいをいっぱい吸ってくれるようにとの思いが込められています
④煮物:縁起の良い具材を選びましょう。また旬のものを入れるのも良いとされています
⑤香の物:紅白が縁起が良いと「紅白なます」がよく選ばれているようです
上記の5品と共にお膳に「歯固めの石」を用意します。(赤ちゃんに硬くて丈夫な歯が生えてくるようにと、硬いものから連想される石を使用しているようです)
お食い初めの煮物に込められた意味【具材別】8選!
お食い初めの煮物に使う具材はそれぞれ意味を持っています。お食い初めの煮物にどの具材を入れるか迷ったときはぜひ参考にしてくださいね。
かぼちゃに込められた意味
お食い初めの煮物の『かぼちゃ』は六角形にし亀の甲羅に見立てた切り方をすることで、長寿の意味が込められているそうです。また、かぼちゃは飾り切りをするのにおすすめな食材なので何種類か具材を入れて、煮物を作るのは難しいなという料理が苦手なママに、飾り切りをした、かぼちゃだけで作る煮物はいかがでしょうか?
れんこんに込められた意味
お食い初めの煮物の『れんこん』は穴から向こうを見通せるため、先を見通せる力がつくとの思いが込められています。このれんこんの形から飾り切りもしやすい具材として煮物の野菜によく選ばれているようです。
里芋に込められた意味
お食い初めの煮物の『里芋』は小芋がたくさんできるため「子宝に恵まれる」として縁起の良い煮物の具材として選ばれています。里芋は煮物に入れる際に六角形に切る六方むきという切り方にすると煮崩れしにくくなりおすすめです。
たけのこに込められた意味
お食い初めの煮物の『たけのこ』は上に向かって伸びていくため、すくすくとまっすぐ育って欲しいとの意味が込められているようです。煮物に入れる際は「くし切り」という切り方にすると盛り付けたときに映えるようです。
ごぼうに込められた意味
お食い初めの煮物の『ごぼう』は地中から深く長く根を張るため、誠実な人になりますようにとの願いが込められています。お正月のおせち料理にのもよく使われるごぼうは、昔から縁起の良い食材としてお祝いには欠かせません。
にんじんに込められた意味
お食い初めの煮物の『にんじん』の鮮やかな色から煮物料理に、彩りを添えてくれる具材としてよく選ばれています。煮物に入れる際に、梅の花の形に飾り切りをし、加えれば縁起物になります。またおめでたい紅白を表す「紅白なます」に大根と共ににんじんが使われています。
フキに込められた意味
お食い初めの煮物の『フキ』は漢字で書くと「冨貴」となり語呂がいいと言われ、お金持ちで身分も高いことを表します。そのため豊かな生活が送れるようにとの願いが込められています。
しいたけに込められた意味
お食い初めの煮物の『しいたけ』は昔は高級な食材として知られており、松茸より高級品でした!今では煮物には欠かせない具材となりましたが、しいたけのうま煮には「元気・健康」などの意味が込められているそうです。しいたけも飾り切りで切り方を亀の甲羅に見立てて煮物に加えることでより華やかな仕上がりになります。
お食い初めの煮物を簡単に作るコツ2選!
お食い初めの煮物を作る際に活躍してくれるのが以下の2つです。上手に活用すればお食い初めの煮物で頭を悩ませる必要もなくなります!
白だしを使う
コトコトと気長に煮込んで作る煮物料理は時間がかかるイメージがありますが『白だし』を使えば薄めるだけで味が決まるので、他の調味料は使わずに短時間で簡単に作ることができます。また白だしは透明に近く淡い色のため、具材の色が生きます。お食い初めのお祝いで写真をたくさん撮りたいママには写真映えするので嬉しいですね。
圧力鍋を使う
圧力鍋と聞くと角煮やスペアリブ、カレーやシチューなどを短時間で料理できて便利なイメージですが、圧力鍋は煮物料理などの日本料理も得意なんです!しかも時短になるだけではなく、高温で一気に加熱し、食材の旨味をギュッと閉じ込めて調理してくれる圧力鍋は調味料もいつもより少なくても、味がしっかり染み込むためヘルシーに仕上がります。お食い初めの煮物用に購入したら短時間で仕上がり、その後は他の料理にも活躍してくれてメニューの幅も広がるので1つあると便利ですね。
お食い初めの煮物の具材の切り方2選!【飾り切り】
せっかくのお祝い善を用意するなら飾り切りで華やかにしてみませんか?お食い初めの煮物に合う切り方をかぼちゃとれんこんでご紹介します。切り方の参考にしてください。
かぼちゃの切り方
【お食い初めの煮物 かぼちゃの木の葉切り】
〈材料〉
かぼちゃ:1/8個(種とワタはあらかじめ取っておく)
〈切り方〉
1.かぼちゃを横にして長方形になるように6等分ほどに切ります
2.一つ取り、皮を上にして上下をVの字に切ってひし形になるように切り取ります
3.裏(身)を少し切り落とし平らにし、全体の角を取り滑らかにします
4.かぼちゃの側面に左右、五箇所くらい「V」の切り込みを入れる
5.皮の部分に飾り切りを入れていきます、まず真ん中より少し左寄りに長めに切り込みを入れる
6.5の切り込みの少し右側から5に向かって少し斜めに包丁を入れ、間をくり抜くと真ん中に線ができます
6.同じ要領で木の葉の筋を左右に3本づつ、計6本入れます
かぼちゃの飾り切りが地味に大変でした(笑)。
— 理紗 (@lisa_jul3) April 28, 2013
そして硬水では出汁がとれないため、全て軟水ミネラルウォーターを使うのでござるよ。
和食は繊細だねぇ。 pic.twitter.com/5iC27U5Mv1
れんこんの切り方
【お食い初めの煮物 花れんこん】
〈材料〉
れんこん:4cmほど
〈切り方〉
1.皮のままでれんこん側面の穴と穴の間に包丁でVの字の切り込みを入れていきます
2.一周すべて切り込みを入れたら、包丁で丸みが出るように皮を剥いていきます
3.形が整い皮がきれいに剥けたら、れんこんの穴を横に向けて置き、側面を4等分に切って完成です
蓮根の飾り切りに1時間かけ、これから人参の飾り切りに取り掛かる...('ェ')正月以来だ...('ェ') pic.twitter.com/lhLD4EtwIz
— 白樺 srkb@モア (@03com) December 13, 2017
お食い初めの煮物を作ろう!失敗しない簡単レシピ5選!
お食い初めの煮物は地域にもよってメニューにも違いがあるようですが、失敗せずに簡単に作れるお食い初めの煮物レシピをご紹介します。お吸い物や香の物のメニューにも合わせてぴったりな煮物のメニューを決めるのもいいですね。
失敗しない簡単レシピ①筑前煮
〈お食い初め 筑前煮 材料〉2人分
鶏もも肉:150g
れんこん:100g
にんじん:1/2
こんにゃく:1/2
生しいたけ:2枚
いんげん:4本
サラダ油:適量
☆だし汁(水300mlにほんだし小さじ2):300ml
☆みりん:大さじ1
☆砂糖:大さじ2
★しょうゆ:大さじ3
〈お食い初め 筑前煮 作り方〉
1.鶏肉を一口大に切り、れんこんとにんじんは鶏肉と同じくらいの大きさになるように乱切りにする、れんこんは水にさらしアク抜きしておく
2.こんにゃくはスプーンで一口大にちぎり、しいたけは石づきをとり、隠し包丁を入れる
3.いんげんはヘタを取って水をくぐらせてラップで包み電子レンジ600Wで1分チンして2cmにカットしておく
4.鍋にサラダ油を熱し、鶏もも肉を入れて強火で表面が白くなるまで炒めたら、れんこん、にんじん、こんにゃく、しいたけを加えて炒め全体に油をなじませる
5.4に☆を入れ煮立たせてアクを取り、落し蓋(オーブン用シートがおすすめです)をして中火で4,5分煮る
6.5に★を入れ再び落し蓋をし、さらに4,5分煮ます
7.落し蓋を取り強火にし煮汁がなくなるまで煮詰める
8.いんげんを加えサッと火を通したら完成です
・具材を同じくらいの大きさになるように切り、油でサッと炒めることで煮込む時間が少なくてすみ仕上がりもきれいです
・煮込んでる際に焦がさないように醤油を後から入れるのもポイントです
失敗しない簡単レシピ②かぼちゃの甘煮
#かぼちゃの甘煮 作った#Twitter家庭料理部#お腹ペコリン部 #おうちごはん pic.twitter.com/zP8coqn1Vx
— 食事記録|•'-'•)و✧ Food records (@feb0120) March 13, 2018
〈お食い初め かぼちゃの甘煮 材料〉2人分
かぼちゃ:1/8個(先ほどご紹介した飾り切りをしたかぼちゃでも◎)
☆しょうゆ:大さじ2
☆みりん:大さじ2
☆砂糖:大さじ2
☆水:50ml
〈お食い初め かぼちゃの甘煮 作り方〉
1.かぼちゃの種とワタを取り、食べやすい大きさに切る
2.耐熱容器に☆と1のかぼちゃを入れ、ラップをフワッとかけて600Wの電子レンジで4分加熱します
3.一度取り出して軽く混ぜ再び2分加熱して、味がなじむようそのまま冷まして完成です
・電子レンジを使用することで時短とレンジが調理してくれるので失敗せず簡単にかぼちゃの煮物ができます
・飾り切りで切り方を工夫すればかぼちゃだけでも華やかなお食い初めの煮物のメニューになります
失敗しない簡単レシピ③白だしのお煮しめ
2017.1.1
— Asuka Higuchi (@770As) January 1, 2017
2017年も白崎茶会のおせちレシピでスタートです。
今年もよろしくお願いいたします。#白崎茶会のおせち#お煮しめ#お正月 pic.twitter.com/kWcTk8GPr7
〈お食い初め 白だしのお煮しめ 材料〉4人分
たけのこ(水煮):小さめ1本
れんこん:200g
里芋:6個くらい
にんじん:1本
干ししいたけ:4枚
こんにゃく:1枚
ごぼう:1本
絹さや:8枚
☆水:350ml
☆白だし:50ml
〈お食い初め 白だしのお煮しめ 作り方〉
1.たけのこはくし形に切り、れんこんは花れんこん(飾り切り参照)にして酢水につける、里芋は皮を向いて半分に切ります、にんじんは花型で抜くか梅の形に飾り切りをする
2.干ししいたけは水で戻し石づきをとっておきます、ごぼうは斜めに切り水にさらしておく
3.こんにゃくは薄切りにし真ん中あたりに2cmほど切り込みを入れねじり(手編みコンニュク)下ゆでしておきます
4.絹さやは塩ゆでして筋をとっておく
5.鍋に☆を入れ沸騰させ、絹さや以外の具材を入れて弱めの中火で20分煮る
6.野菜が柔らかくなったらお皿に盛り、塩ゆでした絹さやを飾って完成です
・たけのこの水煮を使うことで煮る時間を少なくできるので、他の具材が煮くずれする心配もなくより簡単に作れます
失敗しない簡単レシピ④海老の入った京風煮物
〈お食い初め 海老入り京風煮物 材料〉3人分
海老:6尾
長芋:120g
にんじん:1/2本
☆水:400ml
☆酒:大さじ2
☆砂糖:大さじ1
☆ほんだし(顆粒):大さじ1
☆味の素:小さじ1/2
★水溶き片栗粉:小さじ1
〈お食い初め 海老入り京風煮物 材料作り方〉
1.海老は背ワタを取り酒をふっておく、長芋は縦に4等分に切り、にんじんは輪切りにし梅型に抜く
2.鍋に☆を入れて沸騰させ煮立たせ、具材を入れて10分ほど煮ます
3.海老を入れ具材が柔らかくなったら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて完成です
・海老で華やかに、火の通りやすい具材を選んだ簡単レシピです
失敗しない簡単レシピ⑤圧力鍋の煮物
〈お食い初め 圧力鍋の煮物 材料〉4人分
たけのこ:250g
にんじん:1本
しいたけ:4枚
こんにゃく:1/2枚
☆かつおだし(顆粒):小さじ1.5
☆しょうゆ:大さじ1
☆みりん:大さじ1/2
☆砂糖:大さじ1.5
☆塩:小さじ1/2
☆水:200ml
〈お食い初め 圧力鍋の煮物 作り方〉
1.たけのこはくし切りに、にんじんは飾り切りをし、こんにゃくはスプーンで一口大にちぎり、しいたけは石づきを取っておく
2.圧力鍋にしいたけ以外の具合と☆を入れて沸騰させ弱火で2分加圧します
3.10分ほど休ませて(味をなじませて)蓋を開けて具材を全て取り出す
4.残りの汁にしいたけを入れ5分煮て、他の具材と合わせて完成です
・材料を入れて火にかければ、あとは圧力鍋が一気に調理して仕上げてくれるので手間いらずで、煮物を作っている間に、別の料理を準備できるので効率がいいですよね。
願いを込めてお食い初めの煮物を作ろう!
いかがでしたでしょうか?今回はお食い初めの煮物に使われる野菜に込められた思いや、煮物のレシピなどをまとめて紹介しました。慣れない子育てに追われて迎える100日目のお祝いに、忙しくてもお子さんの健やかな成長を願って用意したいのがお食い初めの料理です。ぜひ、ご紹介した簡単で失敗しないレシピで煮物を作ってみてください。