お食い初めのお祝い金の相場は?熨斗の書き方やご祝儀袋の選び方も!

赤ちゃんの生後100日を目安にお食い初めのお祝いを行います。お食い初めとは、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いをこめて行います。そこで、お食い初めのお祝い金の相場や熨斗の書き方、祝儀袋の選び方から渡すタイミングなどのマナーについてまとめてみました。

お食い初めのお祝い金の相場は?熨斗の書き方やご祝儀袋の選び方も!のイメージ

目次

  1. 1お食い初めのお祝い金ってどのくらい?
  2. 2お食い初めのやり方は?
  3. 3お食い初めのお祝いに何を贈る?
  4. 4お食い初めのお祝い金の相場は?
  5. 5お食い初めのお祝い金のマナーは?
  6. 6お食い初めのお祝い金にはお返しもあるの?
  7. 7お祝いの気持ちを込めてお祝い金を贈ろう!

お食い初めのお祝い金ってどのくらい?

考えている女性

赤ちゃんが生まれると、お七夜にお宮参り、お食い初めなど1歳の誕生日を迎えるまでにお祝いの行事がたくさん続きます。その中でも、お食い初めに招待された場合、お祝い金や贈り物は用意するのでしょうか。そこで、お食い初めに招待された際のお祝い金の相場や贈り物の選び方から、ご祝儀としてお祝いを用意する場合の熨斗袋の書き方などのマナーをまとめてみました。

お食い初めのやり方は?

一汁三菜の祝い膳を用意する

お食い初めのお膳

お食い初めはお祝いの席になるので、一汁三菜を基本とする祝い膳を用意します。その内容は、ご飯としてお赤飯を用意して魚は鯛を用意します。その他にも煮物や香の物、汁物があります。食器はある程度自由ですが、正式なマナーとしては、男の子のお食い初めの場合は外側も内側も朱色の漆器を、女の子は外側が黒で内側のみが朱色の漆器を用意して盛り付けます。そのお皿はさらに高足付のお膳にのせて、箸は両端が細くなっている祝い箸を使いましょう。

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歯固め石を用意する

石

お食い初めのお祝いにはもう1つ準備しなくてはいけない大切なものがあります。それは、歯固め石です。この石には歯が丈夫になりますようにとの願いを込めます。石はお宮参りをした神社からもらったり、家の近くの河原などから持ってきても問題ありません。その代わり、お食い初めのお祝いの前に必ずきれいに洗って消毒しておきましょう。

最近はお食い初めのお祝い膳として料理と器、歯固め石などがセットになっているものもネットなどで取り寄せることができるので、上手に使いたいですね。また、お食い初めの料理に関しても地域によっては違う魚を使ったり、決まった食材を使うところもあるようなので、事前に確認しておきましょう。

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食べさせるのではなく食べさせるフリをする

赤ちゃんを抱っこしている女性

お食い初めのお祝いをする生まれてから100日前後の赤ちゃんとなれば、食事どころか離乳食も食べたことがない時期です。ですから、お食い初めのお祝い膳はもちろん本当に食べさせるわけではなく、食べさせる真似をします。一般的には、お食い初めのお祝いの当日の参加者の中で男の子なら男性の、また、女の子なら女性の年長者が養い親として食べさせる真似をする役目になります。その理由は年長者の長寿にあやかるためです。祖父母や親戚がお食い初めのお祝いに参加しない場合は、赤ちゃんのパパとママが行いましょう。

祝い膳は大人が食べる

大人が食事しているところ

お食い初めのために用意したお祝い膳は主役の赤ちゃんではなく、大人が食べるためのものです。歯固め石には用意した祝い箸で軽く触れ、その箸を使って赤ちゃんの歯または歯茎に軽く触れます。石を直接噛ませたり口の中に入れると誤飲する可能性があるので絶対にやめましょう。その他のお祝い膳も少しずつ取り、赤ちゃんの口元に近づけ食べさせるまねをします。

これらのお食い初めのお祝いが終わったら、用意したお祝い膳を大人でおいしくいただきましょう。また、お食い初めのお祝いが終わったら歯固めの石は、元々あった場所に戻しても思い出に手元に残しても問題ありません。

お食い初めのお祝いに何を贈る?

お祝い金

レストランのテーブル

お食い初めは内輪のお祝い事なので、通常当日参加した人だけがお祝い金を渡します。また、ご祝儀の相場としてはその日の食事代が目安になります。そのためホテルなどで行う食事会なのか自宅で行うのかによって変わってきます。他の参加者との差異がでないように予め、どんなところでお食い初めのお祝いの食事をするのか確認できるといいですね。

贈り物

プレゼント

お食い初めのお祝いには、お金ではなく贈り物を選び用意するという方もいます。お食い初めで使う食器類は、母方の実家が用意する贈り物という決まりがありました。全く持っていない方にはお金ではなく食器を贈り物として用意するのも喜んでもらえそうです。ただし、すでに持っていたり、お互いの祖父母から食器をもらってしまったら困りますよね。そこであらかじめ誰が用意するのかということを決めておきましょう。

また、赤ちゃんの幸せを願い名前やメッセージを入れて「銀のスプーン」を贈る方もいます。食器以外にも、赤ちゃんの洋服やおもちゃ、絵本などまだまだこれから使う贈り物もたくさんあります。どうしても迷ってしまった時は、ギフト券などもおすすめです。赤ちゃんのパパとママが好きな物を選べて、こちらも迷わなくていいのでお互いにとっていいですね。

お食い初めのお祝い金の相場は?

ドル札

お食い初めのお祝いのご祝儀の相場は、5,000円から10,000円くらいと言われています。たとえば、お食い初めのお祝いをする主役の祖父母は10,000円~、主役のおじやおばは5,000~10,000円、未婚のおじやおばは5,000円程度がご祝儀の相場になるようです。お祝いの席となるお食い初めでは、鯛や赤飯などのお祝い膳が用意されるため祝宴という考え方になります。そのため、ご祝儀の相場の金額は相応の額がマナーになります。

たとえば、お食い初めのお祝いの相場から考えて夫婦2人から1万円をご祝儀で用意したけど、少し物足りないのではと感じた方は、甥っ子や姪っ子のために食器やおもちゃなどを送りものとして用意するのも喜んでもらえます。

お食い初めのお祝い金のマナーは?

ご祝儀袋の選び方は?

水引き

お食い初めのお祝い金を用意した場合は、ご祝儀袋を選び用意しましょう。そのご祝儀袋は、お食い初めは何度あっても嬉しいお祝いのため、紅白の蝶結びの水引の熨斗袋を選びましょう。ご祝儀袋には、紅白の蝶結びがついていても熨斗がついていないものもあるので、選び方には気を付けましょう。

また、赤ちゃんのデザインの熨斗袋などもあり、好みのデザインを選びます。ただし、ご祝儀袋の飾りの豪華さや大きさは中に包んだ金額に比例します。そのため、デザインだけで選び、間違ってしまうことのないように気を付けてください。

熨斗の書き方は?

ペンで字を書いているところ

お食い初めでお祝いを渡す場合の熨斗の書き方にはマナーがあります。通常は「御食初祝」と書きます。また、お祝い金だけではなく贈り物を用意した時のどちらでも使える書き方は「箸揃え」です。

お食い初めに加えて、伝統的な色直し式(それまで白い産着を着ていた赤ちゃんに色付きの服を着せるという行事で、羽織袴や着物、ドレスなどを赤ちゃんに着せて親族で記念写真を撮る)も一緒に行う場合があります。そのようなお食い初めの場合は「祝御色直」という書き方もあります。また、熨斗に印刷してあった「御祝」をそのまま使うことも可能です。

筆ペンを持っているところ

お食い初め当日ではなく、後日の場合は「初膳御祝」という書き方をしましょう。また、お食い初めのお祝いから時間が経ってから渡す場合は「祝 ご成長」という熨斗の書き方もできます。最後に、下の段に自分の名前を忘れずに書きましょう。

お祝い金はいつ渡す?

赤ちゃんの足

お食い初めの祝宴に参加する場合は、当日持参しましょう。また、お食い初めの席には同席しない場合は生後100日を目安に手元に届くように贈りましょう。いつ渡すのかというタイミングによってマナーとして熨斗の書き方も変わるため、そのことも意識して用意しましょう。

出席できない場合は?

郵便局

お食い初めの祝宴に招待されても、体調を崩したり都合がつかずに出席できないこともあります。その場合は、郵送などでご祝儀を贈る手配をしましょう。金額やご祝儀袋などは実際に祝宴に参加する際と変わりません。お食い初めに招待されなかった場合は、基本的にお祝いを贈る必要はありません。最近では豪華なお食い初めを行うよりも、家族でささやかな食事をしたり、そもそもお食い初めをしないという家庭もあるので相手の状況も踏まえて用意しましょう。

お食い初めのお祝い金にはお返しもあるの?

プレゼント

お祝いを頂くとお返しになる内祝いを用意しますが、お食い初めではお祝いをお食事代として考えるので内祝いは必要ありません。地域によっても違いますが、菓子折りなどとともにお食い初めの食事会の記念写真や赤ちゃんの両親からのお礼の手紙などを添えて贈るのもいいかもしれません。特にマナーとしてお返しの仕方に決まりはないので、気にし過ぎるのではなく赤ちゃんのためにお祝いをしてあげましょう。

お祝いの気持ちを込めてお祝い金を贈ろう!

お食い初めのお祝い膳

お食い初めのお祝いは赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行うものです。地方によっては、「真魚(まな)始め」や「箸祝い・箸揃え・箸立て・箸始め」、「歯がため」、「百日(ももか)の祝い」など様々な呼び方があり、使う食器も違います。最近は家族だけで自宅で行うことも多いので、お祝いをもらうことも少ないかもしれません。でも、何度祝ってもいいおめでたい行事であるお食い初めなので、赤ちゃんの健やかな成長を願って素敵な祝儀袋を用意してお祝いを贈ってあげたいですね。

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この記事のライター
hitomix
管理栄養士、ライターとして活動しています。食やライフスタイルなど気になったことを書いていきたいと思います。

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