文字入りミサンガの作り方は?意外と簡単に出来るコツも紹介!
お守りとしてだけでなく、アクセサリーとしてもミサンガは人気があります。特に文字入りミサンガは、プレゼントとしてもピッタリ。でも、文字入りミサンガは他のミサンガと比べて編むのが難しいのでは?と敬遠する人もいます。そこで文字入りミサンガの作り方を詳しく解説します。
目次
ミサンガって?
刺繍糸などで編んだ美しいテープ状のミサンガは、自然と切れるまで手首や足首に巻いておくと願いが叶うといわれ、お守りの意味もありますが、アクセサリーとしても人気があります。基本的に切れるまで外したり切ったりしてはいけないといわれていますが、今は、一種のアクセサリーとして身に着ける人も増えています。
ミサンガは、400年前にポルトガルの教会で作られた「フィタ」と呼ばれる紐を編んだお守りが発祥という説と、ブラジルの教会で紐を手首や足首に巻いて願いをかけたのが発祥という説があります。日本でミサンガが流行したのは、サッカー選手のラモス瑠偉さんが勝利を願って手首に巻いていたことがきっかけです。
文字入りミサンガは難しいの?
一般的なミサンガの編み方は「ななめ巻き編み」と呼ばれる編み方で作ります。特にコツも要らず、ミサンガ作り初心者さんでもすぐにマスターできるほど編み方は簡単です。一方、文字入りミサンガは「たて巻き編み」と「よこ巻き編み」と呼ばれる編み方で編み進めます。
基本的にこちらの編み方も同じ作業を2回繰り返すことで1目編めることになりますので、文字入りミサンガも基本的なミサンガと同じように、コツを掴めば簡単に編めるようになります。
ミサンガが簡単に出来るポイントやコツを紹介!
セロテープで固定すると作りやすい
ミサンガは数本の糸を同時に使って編んでいきます。また、ミサンガは糸を1目編むごとに締めるのが、きれいな編み目を作るコツになるため、糸をまとめてテーブルなどに固定すると作りやすくなります。ミサンガ編み機もありますが、セロテープがあればそういったグッズを用意する必要はありません。
なお、固定するものはセロテープでもいいですが、マスキングテープの方が途中でやめてテーブルから外すときに外しやすいでしょう。また、セロテープではなく、目玉クリップを利用して作業台に挟んで固定する作り方もおすすめです。
クリップを使い分けるのもおすすめ
先ほど、ミサンガは数本の糸を使って作ることに触れましたが、ミサンガを作りに慣れない内は、糸の絡まりに悩むことがあります。それを防ぐためにクリップを用意し、糸が絡まないように分けておくと、次に編む糸を迷わずに選ぶことができます。
使用するクリップは、ダブルクリップや目玉クリップのように、糸をまとめて挟んだり、机や作業台に挟みやすいものを選びましょう。
ミサンガの【編み方のポイント】を3つ紹介
文字入りミサンガをすぐにでも編み始めたいところですが、作り方を紹介する前に、上手く編むためのポイントやコツを紹介します。このポイントをしっかり押さえるだけで、自分の名前をアルファベットなど好きな文字で編むことができます。
ポイント①【図案を作る】
まず、文字入りミサンガを作る前に、編みたい文字の図案表を作りましょう。excelが使えるなら、セルを方眼状にして作りたい文字を色分けしながら作成します。方眼紙を利用しても同じように文字の図案が作成できます。なるべく細かい目で図案を作ると、文字の形がなめらかになり、きれいに作れます。
初めて文字の図案を作るなら、大文字アルファベットがおすすめです。図案化しやすいので名前入りミサンガにする場合でも作りやすいです。また、アルファベットなら、名前をフルネームにせず頭文字だけでも十分なのでその点でもおすすめです。
検索すると、アルファベット図案の表を見つけることもできますので、そういった図案表を参考にすると好みのデザインを自分で作成できます。また、そういった表を参考に、自分なりの文字図案表を作っておくと、名前入りのミサンガやメッセージ入りミサンガが作りやすくなります。
ポイント②【たて巻き結び】
文字入りミサンガの編み方で必要な、たて巻き結びを覚えましょう。たて巻き結びは、文字入りミサンガの背景部分になる編み方のため、ほぼこの編み方で文字入りミサンガは編み進めることになります。動画では、少ない本数でわかりやすくゆっくり編んでいますので、適当な長さの糸を用意して一緒に練習してみましょう。
動画でも1本だけ色の違う糸が使われていますが、その1本だけは他の糸よりも長さが必要です。約1.5倍程度の長さがあるとしっかり練習できますので、余り糸などを利用して編んでみてください。
ポイント③【よこ巻き結び】
よこ巻き結びは、文字入りミサンガの文字部分の編み方になります。ミサンガは、左から右、右から左の順で編み進めますが、糸の巻き方や糸の出し方に法則があり、左から右へ編み進める場合は、糸端を左へ出し、右から左へ編み進める場合は糸端を右へ出します。
動画は、左から右へ編むよこ巻き編みのやり方を説明している動画ですが、右から左はこの逆で編み進めればきれいに編むことができます。先ほどのたて巻き結びと同じように、糸を用意して一緒に編んで編み方のコツを掴みましょう。この場合も、1本だけ長さの違う糸を用意するといいでしょう。
【アルファベット文字】のミサンガの作り方!
それではさっそく、文字入りミサンガの作り方を紹介します。文字入りミサンガを作るのに必要な糸の長さや並べ方などをおさえていきますので参考にしてください。
今更感あるけど、
— ゆーかっぺ🐻 (@Km_kwk_N) January 11, 2019
スターランドのラババンの色でミサンガ作ってみたああ
ちょっと色違うし見にくいけど自分的には上手くできた方かな( ¨̮ ) pic.twitter.com/iDOLsIiaaO
ミサンガを編むのに必要な材料の目安
文字入りミサンガを作る場合、背景用と文字用の糸が必要です。基本的な1文字分の材料の目安は、背景用として50cmの長さの糸が1本、文字用として30cmの長さの糸が9本です。もし、3文字なら背景用50cm×3で150cmの長さを1本、文字用30cm×3で90cmの長さの糸を9本用意しましょう。
後は、入れたい文字数で糸の長さを計算してください。ただし、あくまでもこの糸の長さは目安です。文字入りミサンガ作りが初めての人やミサンガ作りに慣れない人は、少し糸の長さを多めに取っておくと失敗が少ないといえます。
糸の並べ方
糸の並べ方は、編みはじめが左から右になるため、一番左に背景用の糸を置き、その横へ文字用の糸を並べます。ミサンガは、手首や足首に結ぶため、端を三つ編みや四つ編みなどで編んだりします。その分を残して一結びしてから糸を並べる、もしくは、先に三つ編みや四つ編みなどをして、一結びしてから糸を並べます。
どちらの作り方でも仕上がりに差はありませんので、作りやすい方法で準備してください。糸を並べるときは、テーブルや作業台などにテープなどで固定することも忘れないようにしましょう。作りやすいポイントやコツのコーナーでも紹介しましたが、この作業は必須です。
文字入りミサンガの【編み方】
文字入りミサンガに限らず、ミサンガの作り方は、奇数列は左から右、偶数列は右から左へ編みます。文字をどのタイミングで入れるかにもよりますが、まずはたて巻き編みで背景を編みます。図案の表から選んだ文字を、ミサンガで入れたい箇所まで編んだら、文字の部分をよこ巻き編みに変えて編みます。
【名前入り】ミサンガを作ってみよう!
①簡単な図案を作ろう
図案のデザインに関しては、絶対にこのデザインでなければということはありません。動画の図案は、方眼紙を利用して自分の作りたいマス目に合わせてアルファベットの図案表を描いています。基本的に正方形に収まるデザインが多いですが、一つだけミサンガにアルファベットを入れるなら横長にしても面白いです。
文字に使う糸の色と背景の色の組み合わせによって、文字の大きさを変えたりデザインを工夫したりしましょう。できれば使用する糸の色と同じ色鉛筆やペンを用意して方眼紙やパソコンに図案を書いてみましょう。名前の場合はバランスも大切です。ミサンガに入れるとおりに文字を配置してデザインを決めましょう。
②2種類の編み方を組み合わせよう
ミサンガに入れたい文字が決まったら、糸を配置して先ほど紹介した編み方で編み進めます。図案に合わせて背景をたて巻き編み、文字部分をよこ巻き編みで丁寧に編み進めましょう。ミサンガは、2回同じ編み方で1目になります。1度編んだら必ず引き締めて編み進めてください。
締め方が足りないと背景に文字色が混ざってしまったり、名前の文字に背景の色が混ざってしまいます。また、慣れないうちは締め方にバラツキが出てミサンガが曲がってしまうこともあります。編むときにマス目のあるボードを使うと、曲がりを防ぐことができます。
ミサンガの編み始めと編み終わりについて
文字の入れ方や編み方だけでなく、編み始めと編み終わりもミサンガ作りで悩む人が多いです。これも、絶対にこのやり方でなければダメという決まりはありませんが、動画の作り方は比較的やりやすい方法です。参考にしてミサンガ作りを楽しんでください。
慣れれば意外と簡単!文字入りミサンガを編んでみよう!
一見難しそうに見える文字入りミサンガですが、たて巻き編みとよき巻き編みができれば誰でも簡単に編むことができます。慣れれば平仮名や漢字も編めるようになりますが、まずは簡単なアルファベットから編んでみましょう。図案も自分で作成するのが面倒なら、デザイン表などを利用して作ってみてください。
ミサンガはプレゼントにもおすすめです。名前やメッセージをアルファベットで編んでプレゼントすれば、可愛くて喜んでもらえそうです。好きな色の糸で、アルファベットや好きな文字をミサンガに編み込んでみませんか?