2018年12月04日公開
2018年12月04日更新
おしゃれな平編みミサンガの作り方は?動画付きで解説!
ミサンガは願いを叶えるアイテムとしてだけでなく、おしゃれアイテムとしても人気です。ミサンガは手作りすると自分の好きなデザインで編めますが、慣れないとうまくいきません。ですが、平編みミサンガなら簡単です。そこで初心者でも簡単な平編みミサンガの作り方を紹介します。
目次
ミサンガとは?
ミサンガは、2000年以上も前の古代メキシコに起源がさかのぼり、願いを込めながら編んだ「フィタ」と呼ばれる紐を、災厄や病魔などから家族や自分を守るためのお守りとして手首や足首に結び付けたのが由来といわれています。
語源はポルトガル語ですが、本来ミサンガはビーズの意味で、紐で編んだものではないようです。なお、日本でミサンガが流行り始めたのはサッカーがブームになった1990年の頃からで、人気のラモス瑠偉選手が手首に巻いていたものを「ミサンガ」と紹介したことから名前が定着しました。
ミサンガの基本材料はたったこれだけ!
ミサンガの編み方を紹介する前に、必要な材料や道具を紹介します。といっても、特に専用の道具や材料は必要がなく、家にあるもので足りるものばかりです。
糸
まず、必要な材料は糸です。ただし、糸といっても縫い物に使う糸ではなく、ある程度太さのあるものが必要です。特に平編みミサンガの場合は、糸というよりも細めの紐をイメージした方がよいといえるでしょう。平編みミサンガにおすすめな糸を下記で詳しく紹介します。
セロテープ
ミサンガを編む場合、平編みに限らずどの編み方のミサンガでもセロテープは必要です。ミサンガは、最低でも3本、複雑な模様やデザインになると8本ほど糸を使います。そのため、編み始めを固定しないとうまく編み進めることができません。なお、セロテープの代わりにマスキングテープやクリップで代用することも可能です。
はさみ
必要な長さにカットするためにはさみも必要です。ですが、ここでも特に裁縫用のはさみだったり、先が細い特殊なはさみを用意する必要はなく、家庭で常備してあるはさみで十分です。
定規
これも、糸を必要な長さに測れればOKなので、家にある使い慣れた定規で大丈夫です。ただし、ミサンガによって、糸が数メートル必要なこともあるので、巻き尺タイプがおすすめです。
必要に応じてビーズやチャームなど
ビーズやチャームも用意するとおしゃれなミサンガを編むことができます。編み糸の中心にビーズを通してから編んだり、糸にビーズを通して編み込むようにしたりなど、簡単な編み方でもオリジナルなデザインに変わります。
ミサンガにおすすめの糸3選!
平編みミサンガは、編み目が並列ではしごのように見えるので、選ぶ糸の種類や色で雰囲気を変えることができます。おすすめの糸を3つ紹介しますので、好きな糸で平編みミサンガを編んでみましょう。
①刺繍糸
平編みミサンガにおすすめな糸のひとつめは刺繍糸です。100均でも単色で12色入りのものや、編むだけで色々なカラーになるミックスタイプもあり、手に入れやすく初めてミサンガを編む人でも気軽に使えます。刺繍をする場合は、2本どりや3本どりといった糸を分けて使う必要がありますが、ミサンガならそのまま使える点も魅力です。
②ワックスコード
蝋引き(ロウビキ)糸とも呼ばれるワックスコードも平編みミサンガにおすすめです。ナチュラルな雰囲気に仕上がり、男性にも似合うおしゃれな平編みミサンガが作れます。手芸店はもちろん、100均でもカラフルなワックスコードを手に入れることができるので、二色で組み合わせるなど、色々な平編みミサンガが楽しめます。
③ヘンプコード
大麻で作られたヘンプコードも平編みミサンガにおすすめです。ワックスコードのように蝋引きされたようなヘンプコードもありますが、表面がガサガサとした感じで夏によく合う素材ともいえます。麻のナチュラルな色合いもいいですが、カラーリングされたものもあり、単色だけでなく二色や三色と色を組み合わせてもおもしろいです。
ミサンガ作りの神アイテム3選!あると便利!
①ピンセット
平編みミサンガのように、並列の編み目を繰り返し編んでいく編み方の場合、編み間違いを起こすことは少ないですが、それでもうっかりということがあります。そんなとき、ピンセットのような先のとがったものを用意しておくと、簡単に糸をほどくことができます。
②マス目入りコルクボード
ミサンガを編んでいるときは気付きにくいですが、編み終わりにできあがったミサンガを確認するとなぜか曲がっていることがあります。自分では同じ力加減で編んでいるつもりでも、微妙に左右で力が違うことがあり、その結果曲がったミサンガができあがってしまいます。
そんなときに便利なのが、マス目入りのコルクボードです。平編みミサンガを編むとき、始めにマス目入りのボードに固定して編めば途中で曲がる事を防いだり、修正することも可能です。
③ミサンガ専用機
ミサンガを簡単に編んでみたい人におすすめな専用のグッズもあります。My Friendship Bracelet Maker (マイフレンドシップ ブレスレットメーカー)という商品で、アメリカ製ですが写真付きで日本語の取り扱い説明書も入っているので使い方に迷うこともありません。
糸も付属されているので、商品が手に入ればすぐにミサンガを編むことができます。大人はもちろん、子供でも扱えるほどなので、ミサンガを初めて編む人でも気軽に使えそうです。
ミサンガの平編みの手順を分かりやすく解説!
それではさっそく平編みミサンガを作ってみましょう。平編みは、芯になる糸に左右の糸を結んでいくだけなので難しくありません。ポイントは、編み目がきれいな並列になるように気を付けるだけです。
編み始め
できあがったミサンガは手首や足首に巻いて使いますので、両端で結べるように編む、もしくはボタンなどで留めるように作る必要があります。そのため、編み始めは、糸を半分に折り輪を作って結ぶ、もしくは三つ編みをしましょう。
糸の長さは、芯糸を約50cm、左右の巻き糸は約100~130cm用意しましょう。なお、目を詰めながら編む場合は、巻き糸の長さがもう少し必要になります。また、男性用に作る場合や足首用に作るなら、全ての糸の長さが変わります。
結び方
三つ編みで始めるなら、糸を束ねてひと結びし、10cmほど三つ編みをしてから再びひと結びし、テーブルなどにセロテープで固定してから、芯糸と巻き糸に分けてセットしてください。セットできたら、まず左側の糸で4を作るようにしてから、芯糸の上に持っていき、さらに右側の糸の下にくぐらせます。
次に、右側の糸を芯糸の下をとおして左側の輪に糸をくぐらせたら、糸を引き締めます。次は、右側の糸を逆4の字を作るようにし、芯糸の上を通して左側の糸の下をくぐらせます。次に左側の糸を芯糸の下を通して右側の輪にくぐらせて糸を引き締めます。
この結び方を繰り返すと平編みミサンガが作れます。ゆるやかに編むと芯糸の色を見せることができ、しっかり引き締めると巻き糸のみの色で平編みミサンガが作れます。好みの編み方で編み進めてください。
留め方
平編みミサンガの終わり方は、平編みを15cmほど編んだら、糸を全てまとめてひと結びします。余った糸で三つ編みをして、再びひと結びにしたら平編みミサンガの完成です。編み始めを輪にした場合は、糸を二つに分けて、三つ編みを2本作りましょう。
または、三つ編みせずにボタンを付ければ、輪で簡単にミサンガを手首や足首に付けることができます。好みの終わり方で平編みミサンガを仕上げてください。
平編みミサンガの編み方を紹介している動画
動画は、平編みの編み方をわかりやすく紹介しています。ゆっくり編んでいるので、糸を用意して一緒に編み進めれば自然と平編みができるようになります。
単色でもおしゃれ!平編みミサンガの作品例&作り方!
平編みミサンガは、並列の編み目が美しいので、単色でも糸の色を選べばおしゃれなミサンガになります。また、単色なら編み方にあまりこだわる必要もないため気軽に作れます。
まとめて付けるとおしゃれな単色の平編みミサンガ
ワックスコードやカラフルなヘンプコードで編んだ平編みミサンガです。平編みの並列な編み目が美しく、カラフルな平編みでも、色の組み合わせ方で可愛くもかっこよくも見えます。
付け心地のよい平編みミサンガ
Tシャツ素材のズパゲッティを使った平編みミサンガです。単色で作っても存在感があり、他の人と違う平編みミサンガが作ってみたい人におすすめです。編み終わりの仕上げがわかりやすく、とても参考になる動画です。
ビーズを編み込んだ平編みミサンガの作品例&作り方!
平編みミサンガにビーズを編み込むのは、今までの編み方よりも多少難しくなりますが、かなりおしゃれ度が増します。
マクラメ&平編みミサンガ
マクラメ編みを取り入れた平編みミサンガです。一見難しそうですが、始めにビーズをとおし、ビーズが中心に来るように編み進めていくのでとても簡単です。マクラメ編みを初めてやる人にも参考になる動画です。
ビーズを編み込んだ平編みミサンガ
ミサンガの表面にビーズがくるように編み込んでいく平編みミサンガです。ビーズを入れる間隔を揃えたり、ランダムにしたりなど自由に作りましょう。編み終わりをビーズで留めるのもおすすめです。
2色の糸で作る平編みミサンガの作品例&作り方!
二色で作る平編みミサンガも素敵です。二色合わせて編んでもいいですし、左右に一色ずつ分けて編んでもいいです。好きな使い方で平編みミサンガを作りましょう。
モノトーンで大人っぽい平編みミサンガ
はしごのような並列の編み目だからこそ、二色で平編みをするとおもしろい表情のミサンガになります。動画のように100均のブレスレットを芯にすれば、編み終わりを布用ボンドで固定するだけなので簡単に作れます。
編み目の色がステキな平編みミサンガ
二色の糸の色の組み合わせで、並列の編み目を挟む左右の糸の色を効果的に見せることができます。芯糸を巻き糸よりも太めのものを選ぶことで、平編みでも立体的にすることができます。動画は、編み始めと編み終わりもわかりやすく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
平編みミサンガをおしゃれアイテムに!アレンジ術3選!
①ヘアゴム
何気ないシンプルなヘアゴムに平編みをするだけで、おしゃれなヘアゴムに変身します。ミックスカラーや二色にするとよりカラフルになって可愛いです。
②犬の首輪&リード
パラコードを使うと、しっかりとした首輪やリードが平編みで作れます。市販の首輪で物足りない人や、他とは違う首輪を探しているなら、平編みで作ってみませんか?
③ビーチサンダルアレンジ
ビーチサンダルの鼻緒を平編みしたものでアレンジすれば、履き心地のよいオリジナルなビーチサンダルに変身します。サンダルの色に合わせて糸を選んだり、チャームを付けたりしても可愛いです。ミックスカラーや二色で編んでも可愛いですね。
手軽に編めるミサンガでおしゃれを楽しもう!
ミサンガは、平編みなら初心者さんでも簡単です。並列の編み目が美しく、ブレスレットとしても楽しめます。基本的に手首や足首に結び付けられればOKなので、編み始めや編み終わりは、面倒なら特に編まずにそのままでも大丈夫です。好きな糸でたくさん作って、ミサンガのおしゃれを楽しみましょう!