ミサンガの意味とは?色やつける場所による違いも徹底解説!
ミサンガはスポーツ関連のファッションアイテムとしてつけるという印象があります。ミサンガは色の意味や場所を考えてつけるとお守りの効果もあります。意味や場所、色の取り合わせや取り入れ方とその違いについて詳しい説明と使用例を紹介します。
目次
ミサンガの意味や由来は?呪術のアイテム?
ミサンガは刺しゅう糸で編まれた手首や足首などの特定の場所につけるものです。ミサンガはポルトガル語でビーズのことを言いますが、日本では色々な刺しゅう糸を組み合わせて編んだものをミサンガと呼んでいます。ミサンガの意味やつける場所、色の組み合わせ、つける目的について紹介します。
ミサンガはお守り
ミサンガは運気を上げたり、願いを叶えたりするお守りの意味でつける物です。運気アップを目指す所やどのような目的で何を望むかによって、両手首や足首の4つの場所のうち、どちらかの場所に運気の強い色のミサンガを選んでつけます。具体的に願いや目的を口に出して言ってから、所定の場所につけると伝えられ、自然と切れた時に願いが叶うとされています。
ミサンガの由来はいろいろ
ミサンガの由来は諸説あります。ミサンガを身につける本人の力を引き出し、目的を叶えるためのお守りとされた物という説もありますが、最も有力な由来はブラジルのとある場所の教会で売られているリボン状の品物と言われています。
ブラジルのバイーアという場所にあるボンフィン教会で、「フィタ」というリボン状のお守りが売られたのが由来になります。目的を叶えるために「フィタ」を手首や足首に2回巻き、3回結びとめます。結ぶ時に1回ずつ、合計して3回分願い事を言います。この「フィタ」が日本に伝わるミサンガの由来になったということです。
ブラジルでは呪術師のアイテムだった
日本ではお守りやファッションアイテムの側面が強いミサンガですが、由来のもととなったブラジルでは、呪術師が力を引き出すためのアイテムとして使っていました。由来となった呪術師は占い師に近い存在で、人に呪いをかけるのではなく、将来を占ったり、良い結末を迎えるために祈祷をして神に願ったりする役割で、神官に近い存在だと考えられています。
ミサンガの意味を色別に紹介!【13色】
ミサンガの意味を色別に紹介します。複数の願いや目的がある場合の組み合わせをするにも役に立ちます。
白いミサンガは、健康や落ち着きを意味する色です。ピンクは幸せそうな色合いから想像できますが、恋愛や結婚を意味します。赤は燃えるような火を想像することから、情熱・勇気・仕事・勝負の色になります。
オレンジは希望を表し、昔ながらの大判や小判に似た黄色は金運・勉強・向上心や平和を願う心を意味します。若葉のような黄緑は友情や優しさを、植物の葉の色でなお馴染みの緑は癒やしと健康を表します。緑と白は「健康」と言う意味で体を丈夫にしたい健康運の向上を目指す人に向いています。色の由来となりそうな事物から想像すると面白いです。
冷静沈着な海の色に例えられる青は、仕事・勉強を意味します。おだやかな雰囲気の水色は美しさや爽やかさ、笑顔を意味し、円満な状態を目的にするなら相応しい色でしょう。古来から高貴な身分を表す紫色は、才能・忍耐・思いやりを意味します。
茶色は家屋などのインテリアに使われることから、家庭を表します。グレーは青と同様に仕事についてを意味します。社屋や仕事に着用するダークスーツを想像する方もいるでしょう。最後に黒色は意志や魔除けの意味があります。従来のお守りや護符という意味で使うなら、黒が最も相応しい色になります。
ミサンガの意味はつける場所で変わる!
ミサンガをつける場所を考えるには、両手首・両足首の計4ヶ所のどれかにつけるのですが、右側・左側ではなく、利き手・利き足の場所と反対の手や軸足の場所として考えます。願い、目的に合わせてつける場所を考え、ミサンガの色選びや組み合わせを考えた場所につけると、より効果的になるでしょう。
利き足の調べ方で正しい場所につける
ミサンガをどちらの場所の足首に付けて良いか分からない場合、利き足がどちらか判断する目安は3つあるので、場所を選ぶ際の参考にしてください。
- 歩き出す1歩目の側の足
- ボールなどを蹴る時の足
- あぐらをかいた際、上の方にある足
願い事別!ミサンガの色&つける場所のおすすめ6選!
願い事に応じて、ミサンガの色やつける場所を考えます。色の組み合わせは大切になりますので、目的や願い事の意味がはっきりしている場合は、好きな色をやみくもに選ばずに効果的な色合わせを心がける必要があります。
色の組み合わせと願い事に合わせた付ける場所を6つ紹介しますので、参考にしてください。
恋愛運を上げるなら『赤とピンク』
恋愛運をアップする色の組み合わせは赤色とピンクです。赤の持つ情熱・勇気・勝負は、積極的に相手に迫る気持ちを後押ししてくれますし、心に決めた人にライバルがいる場合は勝負に勝てる運気を上げてくれます。
ピンクは恋愛と結婚の色なので、片思いの方と恋愛が上手くいったり、結婚を考えている彼氏がいる場合は夢が叶いやすくなるでしょう。2つの色の組み合わせで、恋愛運を上げられます。つける場所は利き手側の手首にしてください。
友情運を上げるなら『黄色と緑』
つける場所は友情運のアップに繋がる利き足側の足首にしましょう。ただ利き足側の場所につけるだけでもいいのですが、友情運を上げるなら、黄色と緑色の組み合わせが最適です。
黄色は平和という言葉を意味するミサンガの色になります。また、緑色については癒やしの効果もあります。友情の意味ではどの部分が当てはまるかというと、黄色と緑を組み合わせて混ぜると黄緑色になり、黄緑色のミサンガには友情の運気を向上させる効果があり、優しさを意味することにもつながります。
黄色と緑の組み合わせは、平和で癒やしをもたらし、仲間との友情をサポートしてくれます。
仕事運を上げるなら『青や水色』
ビジネスの場で運気を上げたいのであれば、仕事の運気をアップさせる青色、印象の良い爽やかさと笑顔をもたらす水色のどちらかを取り入れたり、明度差をつけて同色系統の組み合わせにして、ミサンガに取り入れることをすすめます。
仕事運をアップさせるためのつける場所については、特に決まりはありません。ただ、資格試験が仕事に繋がるのであれば、勉強に強い利き手側の反対の手首の場所が良く、就職や転職試験であれば利き足側の足首の場所が勝負に適しています。
健康運を上げるなら『白と緑』
健康になりたいとか体力の維持を目指すのであれば、白と緑の組み合わせのミサンガをつけるのがおすすめです。白も緑も健康運を上げる意味があります。緑色は植物を象徴する色で自然を感じさせ、生きる活力を与える意味があります。白は浄化の意味があり、体の不純物を取り除く効力があると考えられています。
2色を組み合わせたミサンガをつける場所については、特に決まりがありません。自分がつけやすい場所につけるといいでしょう。
勝負運を上げるなら『赤とオレンジ』
合コンや試験、競技などで勝負運を上げるのであれば、赤とオレンジの組み合わせが良いでしょう。赤には勝負の意味がありますし、オレンジには希望を叶える、エネルギッシュという意味があることから、勝負を精力的にできるということで最強の組み合わせになるでしょう。
ミサンガをつける場所については、勝負に強い利き足側の足首が適しています。ただ、合コンで狙った相手を落とすのであれば、恋愛に強い場所である利き手側の手首もおすすめです。
勉強運を上げるなら『黄色と青』
各種の資格試験や検定試験の合格を願うなら、勉強運のアップに効果的な黄色と青の組み合わせがおすすめです。2つのミサンガの色に勉強運を向上させる意味があります。特に青には仕事運のアップも期待できるので、仕事に関係した試験にも効果を発揮するでしょう。つける場所は、利き手とは反対側の手首を選ぶといいでしょう。
ミサンガのつけ方は?おしゃれな2つの方法!
ミサンガは手首や足首に結んでつけるのが基本です。ファッションのコーディネートの一部として楽しむ目的なら、調節してつける結び方を、願いを込めてつけるならほどけにくい結び方をするのがおすすめです。2つ紹介しますので、参考にしてみましょう。
ファッションとしてなら調節可能な結び方
通常ブレスレットやアンクレット、ネックレスなどは、手首や足首、首の太さに合わせて長さを調節してつける必要があるので、金具を使って調節します。しかし、自作のアクセサリーを作る場合は、金具をつけるのが難しい場合があります。
手首や足首につける際に、結び方を工夫しましょう。金具を使わずに結び目で調節できる「とめ結び」という方法があり、ミサンガの手首や足首につける結び方にも応用できます。動画を見て確認してみましょう。
願いを込めるならほどけない結び方で
手首や足首につけるミサンガは、切れるまでつけると願いや目的が叶うと言われています。願いを込めるなら、できるだけほどけにくい結び方をする必要があるでしょう。
「はた結び」はほどけにくい結び方として、ロープでマストや旗を留める時に使われます。結び目が小さくほどけにくいことから、手芸では編んでいる毛糸やロックミシンの糸を繋ぐ時にも用いられます。ミサンガを編んでいる時に糸が足りなくなった場合にも使えるでしょう。動画で結び方を確認してみましょう。
結ぶのが難しい場合は
ミサンガを手首や足首につけるのに「はた結び」をしても、結び目がほどけてしまうのが心配な方、上手くいかない方の場合はどうしたらいいでしょうか。目立たないように、結び目に薄く接着剤をつける方法がおすすめです。手首や足首に接着剤が付かないように、ノズルが細い手芸用の接着剤を使うといいでしょう。
切れたミサンガの処理方法
ミサンガが切れた時には、願いが叶ったことを意味するので、早急に処分しなくてはいけません。そのまま取っておくと願いごとや目的が叶わなくても良いということになり、せっかくの良い運が逃げてしまいます。
ミサンガが切れた時点で望みや目的を果たしていない、運が向いていないと感じても、悪い運気も一緒に捨て去ることができるため、処分することをすすめます。刺しゅう糸で編んだものであれば、そのまま燃えるゴミの日に出しても構いません。
友人や親しい方からもらったミサンガの場合、捨てるのをためらうかもしれません。一番良い方法はお友達にことわりを入れてから処分することです。ミサンガをもらった時に一言処分について断っておくのもいいでしょう。
ミサンガに願いを込めてみませんか?
ミサンガは単なるファッションアイテムではなく、お守りや願い事を叶えたり、運気を向上させたりすることにも使えます。自分自身が幸せになるように願うのもいいですし、親しい方の思いが叶うように贈って思いを込めることもできます。身につけると心強い気持ちになれます。