2018年10月18日公開
2018年10月18日更新
生後3ヶ月の授乳間隔や回数・量を解説!先輩ママの体験談も!
生後3ヶ月になる赤ちゃんは本当に授乳の頻度が減るのか間隔はあくのか気になりますよね。完全母乳の場合と完全ミルクの場合とは授乳間隔は違うのか解説します。また生後3ヶ月の赤ちゃんの気になる一日の過ごし方や一大イベントお食い初めについて一緒に見ていきましょう。
目次
生後3ヶ月の赤ちゃんはどのくらい成長しているの?
生後3ヶ月の赤ちゃんといえば、「アーアー」「ウーウー」などの喃語が発達し、にっこりと笑う様子がうかがえたりとお母さんも嬉しくなるような成長がいっぱいあります。
また、見た目はふっくらとしてますます赤ちゃんらしい体型になりますね。ここでは生後3ヶ月になる赤ちゃんの気になる成長の様子をみていきましょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんの様子は?
今までは目で物を追っていただけの赤ちゃんですが、生後3ヶ月になると機嫌のいいときはゆらゆらと動くベッドメリーに手を伸ばして一人で遊ぶといった様子をうかがえるようになります。
また、「リンリン」と鳴る鈴やガラガラに反応してそちらに目を向けるなど音にも敏感に反応するようになります。
お腹が空いていたり、甘えたかったり何かを伝えたいときに泣いて知らせてくれる赤ちゃん。
さみしくて泣いている赤ちゃん。
今までは抱っこしてあげないと泣き止まない赤ちゃんでしたが、生後3ヶ月になってくるとママの姿を見ると泣き止む赤ちゃんがいたり、「いないいないばあっ!」とあやしてあげると泣き止んで笑うといった様子をうかがえるようになります。すごい成長ですよね!
この意味のある笑いは「社会的微笑」といいます。
でも、今までもあやしてなくてもたまに笑ってくれたりしていたよ!と思うお母さんもいますよね。
それは「生理的微笑」といい、新生児~生後2ヶ月頃の笑いは生理的に起こる反応なのです。
もしもあなたがあやしたとき、赤ちゃんが笑ったら「えらいねっ!」と頭を優しく撫でて褒めてあげましょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんは褒められたことによって、笑うといいことが起こると小さいながらも学習するのです。
ハンドリガードってなぁに?
「ハンドリガード」あまり聞き慣れない言葉ですよね。
私も初めて聞いたとき、なんじゃそりゃ!ってなりました。
生後3ヶ月になると、ぎゅっとグーに握った手を口へ持っていき「ちゅっちゅっ」と音を立てて吸ってみたり、今度は何本かの指を吸ってみたりという様子をうかがえるようになります。
これが「ハンドリガード」の始まりといわれており、代表的には赤ちゃんがじーっと自分の手を見つめている様子をハンドリガードといいます。
また、なかには自分の足を見つめる赤ちゃんもいるそうでこれを「フットリガード」といいます。
なかにはハンドリガードをしないまま成長する赤ちゃんもいますが、発達には問題ありませんのでそこまで気にすることはありません。
身長と体重は?
生後3ヶ月の赤ちゃんの体重は、皮下脂肪が増えて生まれた時の約2倍に増えるといわれています。平均的には5~8㎏になります。これは一生のうちで最も成長スピードが早いと言われています。
実際に筆者の子は生まれたとき男の子では少し小さめの2600gでしたが、生後3ヶ月頃には6000gまで成長していました!
身長は生まれた時から10~13㎝ほど伸びます。平均的に56~66㎝と言われています。
あくまでも平均です。赤ちゃんもそれぞれのスピードで成長しますのでもし平均的でなくてもお母さんは神経質にならないようにしましょう。
首はすわってくる?
赤ちゃんの首すわりが最も多いと言われているのが生後3ヶ月。腹ばい(お腹を下にして寝転がる姿勢)にさせると、かなりしっかりと頭をもち上げることができる赤ちゃんが多くなってきます。
ですが実際に首が完全にすわるのは4~5ヶ月。なので腹ばいにして赤ちゃんが泣いていやがるようであれば無理に練習する必要はありません。
赤ちゃんの首が座っているか確かめる方法はこちら
①縦抱きをしているときに頭が揺れない。
②腹ばいにしたとき自力で首をもち上げることができる。
③仰向けにして両腕をゆっくりと引いてあげると体と頭が一緒についてくる。
お食い初めの時期
赤ちゃんの一大イベント「お食い初め」。一生食べ物に困ることのないようにとお願いする伝統行事で、生後100日~120日にお祝いします。実際何をするのか?生後3ヶ月の赤ちゃんがご飯を食べるはずないですよね。赤ちゃんの口元にご飯をもっていき食べさせるマネをするのです。
用意する料理はこちら。
①鯛
②赤飯
③煮物
④香の物
⑤吸い物
魚は鯛でなくてもいいですし赤飯でなく白飯でも大丈夫です。何より一番大事なのはお祝いしてあげるということです。可愛い我が子にお祝いした写真など残してあげましょう。
ちなみに私は鯛の代わりにたい焼きを用意しました!
健診や予防接種を受けよう
生後3ヶ月~4ヶ月になると無料の定期検診があります。主に身長や体重を計ったり、首が座っているか、股関節が脱臼していないかをチェックします。
予防接種は小児用肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、四種混合です。金額は高いですが任意でロタウイルスもあります。予防接種はそれぞれ受けられる時期が決まっていますのでお母さんはきちんと予防接種の予定を立てておきましょう。
生後3ヶ月の生活サイクルは?
生後3ヶ月になると赤ちゃんはだんだん朝と夜がわかってきたり授乳頻度が減る頃ですね。そんな赤ちゃんの生活サイクルを詳しくみていきましょう。
睡眠や一日の過ごし方は?
今までの授乳頻度は1~3時間ごとでしたが、生後3ヶ月になると授乳の回数や頻度、あげる時間もだいたい決まってきて夜にまとまって寝てくれる赤ちゃんも出てきます。
また、だんだんと起きている時間が長くなってくるので授乳が終わっても寝る気配がないといった様子もうかがえます。
授乳を終えても起きている場合は赤ちゃんに話しかけてみたり、ガラガラなどおもちゃを使って遊んであげましょう。可愛い様子が見られるはずです!
もしもまだ生活リズムが整っていないのであれば、朝起きたら朝日を浴びるためにまずは少しでも散歩に出てみましょう。
外気浴は赤ちゃんの皮膚、粘膜にいい刺激を与えてくれて呼吸器系を強くしたり新陳代謝を促す効果があります。それに加え適度な日光浴は骨の成長に欠かせないビタミンDを活性化してくれるのでいろいろな病気の予防にもつながります。
筆者の子は生後1ヶ月半を過ぎたあたりから朝は日光浴をさせるようにしました。そうすると前まで夜中に起きて授乳をしていた子が、生後2か月を過ぎた頃に途中で授乳をすることなく夜に5時間ほどまとまって寝てくれるようになりました。また、積極的に話しかけるように心がけていたら生後3ヶ月を迎える頃、息子もそれに答えるように「あうあう」と返してくれるようになりました。
どんな服装をさせればいいの?
基本は大人と同じ枚数です。夏はロンパース1枚、最近ではかなり気温が暑いので家の中なら短肌着1枚でも大丈夫です。ですがクーラーをつけていて少し寒いのであれば長肌着を着せてあげましょう。冬は中に肌着を1枚とその上からカバーオールで大丈夫ですが、赤ちゃんは手足が冷たくなりやすいので靴下は履かせてあげたほうがいいです。お出かけの時は帽子をかぶせてあげるのもいいですね。
たそがれ泣きとは?
生後3ヶ月になる頃、お母さんたちが夕飯を作り始める時間に泣きだして泣き止まないという赤ちゃんが出てきます。これが原因不明のたそがれ泣きです。授乳を終えてもオムツを替えても泣きやまない様子であればたそがれ泣きの可能性が高いです。
夕飯を作っているときに赤ちゃんが泣いてきたら、必ず火を止めてから赤ちゃんのもとに向かいましょう。もう少しで夕飯の支度が終わるのであれば少しくらい泣かせてみても大丈夫です。赤ちゃんのもとへ向かったら抱っこをしてあげていっぱい甘えさせてあげてください。
昔はすぐ抱っこをすると抱き癖がついてしまうとかいいましたが、赤ちゃんがさみしいと泣いているとき抱っこをして落ち着かせてあげることで赤ちゃんからお母さんへの信頼関係が強くなると助産師さんが言っていました。
中には授乳をすると落ち着く子もいます。赤ちゃんは授乳が目的ではなく、お母さんのちくびを吸って安心したいというときもあるからです。
生後3ヶ月の授乳回数や間隔は?
生後3ヶ月になった赤ちゃんの中には一度に飲める量が増え授乳の間隔や回数が落ち着いてくる子もいますね。詳しくみていきましょう。
授乳回数、頻度、間隔の目安は?
生後3ヶ月になると授乳の回数は1日にして平均5~8回になります。赤ちゃんの胃袋も一度の授乳で前よりたくさんの量を飲めるようになり成長している証ですね。授乳の間隔は3~4時間程度あくことになります。中には満足のいく量を飲み終えると自分から口を外す赤ちゃんも!それに加え、うんちも一度にたくさんの量を出せるようになり回数が減ってくるのでお母さんはだいぶ楽になります。
授乳頻度や回数が減る一方で、これまでは授乳が終わると寝ていた赤ちゃんも生後3ヶ月になると体力がついてきて授乳が終わっても起きているという様子がうかがえるようになります。その時はきちんとスキンシップをとって絆を深めましょう。
授乳間隔をあけたいときは?
授乳の頻度や間隔が整ってくる赤ちゃんもいる一方で、なかなかうちの子は授乳間隔があかないという赤ちゃんもいます。もしお母さんの母乳の出が悪いのであればミルクに頼ってみるのもいいと思います。
また、お母さんが甘いものや脂身の多いもの辛い物を食べすぎることで母乳の質が落ちてしまっている、味が変わってしまっているということが原因で授乳の間隔があかないということもあります。そんなときはお母さんが食生活を見直すことによって、母乳の質が高まり授乳の間隔があくこともあるので一度試してみましょう。
周りの赤ちゃんと比べて授乳間隔が違うときは?
成長に個人差があるように授乳の回数や一度に飲める量、頻度にも個人差があります。それは小食な人がいたり大食いな人がいたりする大人と同じです。赤ちゃんも同じ人間なので授乳の間隔もそれぞれです。あまり周りと比べることはせず赤ちゃんの成長を楽しみながら穏やかな気持ちで育ててあげましょう。
おっぱいトラブルはどんなものがあるの?
授乳時のおっぱいトラブルについて詳しくみていきましょう。
乳腺に母乳が詰まってしまい炎症を起こしてしまううっ滞性乳腺炎と乳腺にバイ菌が入り炎症を起こしてしまう化膿性乳腺炎という2種類の乳腺炎があります。
主な原因は、授乳するとき上げやすい方ばかり赤ちゃんに吸わせてしまいバランスが悪くなってしまう。授乳間隔がかなりあいてしまう。ブラジャーで胸を締め付けすぎている。授乳時に乳頭の小さな傷口から赤ちゃんの口を通してバイ菌が入ってしまうことが原因です。
乳腺炎の対処法としては母乳を詰まらないようにすることです。授乳をしても赤ちゃんの飲む量が少なかったり授乳頻度が減ったりするとすぐ胸が張ってしまいますよね。そういう場合には搾乳をする、保冷剤をタオルで巻いて胸を冷やすなどといった対処をとりましょう。また、授乳時にバイ菌が入って炎症が起こらないように、授乳後に乳頭や乳輪を拭いて清潔に保つようにしましょう。
乳腺炎になってしまうと胸がカチカチになり少し触られただけでかなりの痛みを伴う、熱がでてしまうといった症状がでてきてしまうので普段から授乳の際には、左右同じだけ授乳をしバランスよく飲ませるといった方法や、普段とは違う抱き方でおっぱいをあげて詰まっている乳腺から母乳を出すといった方法で対処してみましょう。それでもよくならないときは迷わず病院に相談しましょう。
生後3ヶ月のミルクの量や間隔は?
母乳が足りないとき、少し赤ちゃんを預けるときに活躍するミルク!完全ミルクの場合の量や回数、間隔をみていきましょう。
完全ミルクの場合の授乳回数、頻度、間隔は?
完全ミルクの場合1日に与える量はミルク180~200mlを5回程度あげます。間隔は4時間あくことが多く、母乳よりもミルクのほうが腹持ちはいいです。また、ミルク缶に書いてある目安の量をきっちり飲ませる必要はありません。あくまでも目安ですので赤ちゃんがミルクを残してもなんの問題もありませんし、飲み終えてもまだ欲しがるのなら少しぐらい多めにあげても問題ありません。赤ちゃんの胃袋に合わせて量を調節しミルクを飲ませてあげましょう。
哺乳瓶を嫌がるようになったら?
赤ちゃんでも味の違いが分かるようになってきます。ミルクよりもお母さんのおっぱいのほうが好きで嫌がっている場合もあるのでその場合は搾乳して哺乳瓶で飲ませてあげるのもいいでしょう。
また、哺乳瓶についているちくびが赤ちゃんに合っていなくて嫌がっている場合もあります。その場合は赤ちゃんに合うちくびに買い替えてあげましょう。
もし何度もミルクを吐いてしまう様子でしたらミルクアレルギーかもしれません。ミルクを飲んで吐く、下痢をする、蕁麻疹がでるといった症状が出た場合すぐに病院で診てもらいましょう。
生後3ヶ月の授乳に対する体験談
筆者の子は産まれた病院でおっぱい星人といわれるほど生まれた時からおっぱいが好きで、授乳頻度は1時間おきでした。そんなこともあってか生後3ヶ月になるとお腹がいっぱいになった赤ちゃんは自分からおっぱいを吸うのをやめると言いますが、息子の場合飲ませ始めると自分からは絶対やめません(笑)1時間たっても1時間半たってもやめないので私が疲れて強制終了させます。
ですが1日の授乳回数は12回から8回程度に減り、一度飲ませると3時間あくようになり、夜は22時頃に飲ませると24時には寝て7~9時間寝てくれるようになりました。最長12時間寝ていることもあったので死んでいないかと不安になったものです。ですが途中で起きて授乳をするということが少なくなったのでとても楽になりましたよ。
その一方で私は胸がよく張ってしまうほうで、授乳頻度が減り7時間も授乳していないときは胸が岩のようにカッチカチになってしまいました。痛くて痛くて寝れません。胸が張ってから急いで冷やしても時すでに遅しです。私のようによく胸が張ってしまうお母さんは胸が少し張ってきたのがわかったら早めに冷やすことをお勧めします。ですが冷やしすぎると母乳が出なくなることもあるようなので冷やしすぎには注意して下さい。
生後3ヶ月の赤ちゃんの成長を見守ろう
何回も書きましたが赤ちゃんもそれぞれです。生後3ヶ月の赤ちゃんの成長はこうだ!っとあまり調べすぎて神経質になりすぎないようにしましょう。きちんと授乳をして睡眠をとっていれば赤ちゃんは自分のペースで成長するのです。
また、赤ちゃんが甘えたいときにはしっかり甘えさせてあげて、おもちゃに興味を示しているときには一緒に遊んであげ積極的に話しかけてあげましょう。そうすることによってお母さんと赤ちゃんの信頼関係を強くすることができるでしょう。