おしゃぶりで出っ歯になるの?歯並びに与える影響と対処法まとめ!

おしゃぶりをすると落ち着くので、おしゃぶりを子供にさせたりしていますよね。我が子もおしゃぶりではありませんが、指しゃぶりをしていたので、卒業させるのに一苦労でした。なぜなら出っ歯になると聞いたから。今回はそのおしゃぶりや出っ歯について紹介します。

おしゃぶりで出っ歯になるの?歯並びに与える影響と対処法まとめ!のイメージ

目次

  1. 1赤ちゃんがおしゃぶり・指しゃぶりをする理由
  2. 2おしゃぶり・指しゃぶりは歯並びに悪影響?
  3. 3おしゃぶりをするときの注意点と対処法
  4. 4おしゃぶりはいつまでに卒業すればいいの?
  5. 5出っ歯になりにくいおしゃぶりのおすすめ5選
  6. 6おしゃぶりは気をつけて使おう!

赤ちゃんがおしゃぶり・指しゃぶりをする理由

おしゃぶりは赤ちゃんの生理的な反応

おしゃぶり

おしゃぶりは赤ちゃんの生理的な反応です。赤ちゃんは生まれながらにして自分が生きるためには母乳(ミルク)が必要だと知っていて、生まれて間もなくおっぱいを吸おうとします。新生児を観察してみると、おっぱいを吸っていない時でも、お口がちゅぱちゅぱしている時もありますよね。
赤ちゃんは本能的に何かを吸っていると、とても落ち着きます。おっぱいを飲みながら寝てしまう子が多いように、おしゃぶりを吸うことも、指しゃぶりも、赤ちゃんが落ち着きたいときにする当然の反応です。

おしゃぶりのメリットは?

赤ちゃん

おしゃぶりのメリットは、子育てのストレスが軽減されるということです。
子育て中のお母さんはとても忙しく、普段の家事にプラスして子供の世話に明け暮れます。気づいたころにはもう外が暗くなっているなんて、よくある話です。赤ちゃんは、何かあると泣いて知らせます。お腹が空いたとき。お尻が気持ち悪いとき。眠たいとき。ほかにもいろいろなことで泣くので、普段の家事が追い付かない時もあります。

家族

そういう時はおっぱいをあげるとすぐ落ち着いたりするものですが、一日中おっぱいをあげ続けるわけにはいきませんよね。そんなときのお母さんの味方、おしゃぶり・指しゃぶりです。これがあるとお母さんが少しの間、赤ちゃんから離れて作業することができます。また、お父さんに赤ちゃんを見てもらう時や、おじいちゃんおばあちゃんに見てもらう時も、ぐずってしまったらおしゃぶり・指しゃぶりをすれば落ち着いてくれます。
これでお母さんの子育てストレスが軽減されるでしょう。産後うつになってしまうお母さんも増えていますので、出っ歯になる、歯並びが悪くなるからと思わず、卒業の時期を見極めればいいだけなので、おしゃぶりや指しゃぶりを上手に使って、ストレスを減らしましょう。

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おしゃぶり・指しゃぶりは歯並びに悪影響?

おしゃぶり、指しゃぶりは歯並びや噛み合わせがが悪くなるといわれ、出っ歯になるとも言われています。では、どうしておしゃぶりが歯並びや噛み合わせに影響がでるのでしょう。なぜおしゃぶりが出っ歯に影響するのでしょうか。

出っ歯になる可能性がある

歯並び

赤ちゃんの吸う力はとっても強いんです。一度、赤ちゃんの口に自分の指を入れてみてください。歯が生えそろっていないにも、すごく強い力で吸われます。予想以上に吸われるんです!
赤ちゃんの授乳間隔は成長するにつれて空いてきます。授乳回数も成長するとともに減ってくるのが普通です。でも、おしゃぶりや指しゃぶりをずっとさせていると、吸っている時間もそれだけ長くなります。赤ちゃんの歯は個人差もありますが、6ヶ月頃から下の前歯が生え始めます。当然、おしゃぶりをすると歯にも当たるので、歯が動きやすくなります。それで出っ歯になりやすくなり、歯並びが悪くなるということです。

上顎前突

出っ歯は歯科用語で上顎前突といいます。上顎(上あご)が前突(前に突き出る)という意味なので、わかりやすくいうと、出っ歯ということになります。奥歯は噛み合っているのに、前歯、特に上あごの前歯が出てしまい、出っ歯になり、歯並びが悪くなり、噛み合わせが悪くなるということです。

開咬

おしゃぶりをしていることによって、「開咬」というものにもなってしまいます。開咬とは、奥歯がしっかり噛み合っているのにも関わらず、上あごの前歯と下あごの前歯に隙間ができてしまうことです。奥歯が噛み合っているのに、何かを咥えているようになり、歯並びが悪くなり、噛み合わせも悪くなるんです。

噛み合わせが悪くなることも

歯

長期間、おしゃぶりをしていると、交叉咬合になってしまうことがあります。開咬とは違い、しっかり噛んでいるのに奥歯が噛み合わせが悪くなり、隙間ができてしまうことです。歯には食物を効率的に栄養を吸収するために、食物を細かく砕くという役割があります。前歯には、食物を噛み切る役割。奥歯には前歯で噛み切った食物をより吸収しやすいようにかみ砕く役割。どちらかが欠けても人体に影響を及ぼす可能性があります。見た目も悪くなるので、コンプレックスのひとつになってしまう可能性もあります。

おしゃぶりをやめたら改善できるのか

歯科検診

おしゃぶりをやめれば改善できるかというのが気になるところですね。おしゃぶりの使用によってすでになってしまった出っ歯や開咬、交叉咬合や噛み合わせをすぐになおすことはできません。ですが、注意点や対処法を知れば、噛み合わせの悪さなど改善できる可能性もあります。

おしゃぶりをするときの注意点と対処法

注意点

注意点①強く噛む癖のある子には使用しない

おしゃぶりをする時の注意点としては、強く噛む癖のある子には使用しないということ。おしゃぶりの説明書にも書いてあることもありますが、あまり強い力でおしゃぶりを噛んでしますと、おしゃぶりが破れてしまい、口の中に入ってしまう可能性があるからです。
 

注意点②歯固めの代わりに使用しない

歯固め

6か月をすぎると、歯が生えてくる赤ちゃんも増えてきます。歯が生えてくると、歯がむずむずしてくるので、いろんなものを口に入れて噛むようになってきます。そういうときに誤飲を防ぐためや、自分の指などの体を傷つけないために、歯固めを使用します。歯固めもユニークなものや、かわいいものが多いですが、おしゃぶりを歯固めのかわりにしてはいけません。販売されている歯固めを見てみるとわかるのですが、適度な硬さがあるので噛み応えがあります。おしゃぶりでは歯固め役割を果たすことができません。むしろ、歯固めの代わに使用して、おしゃぶりが壊れてしまうと、誤飲の危険性も高まります。

対処法

言葉で注意する

話す

赤ちゃんだから子供だからと、大人のいうことがわかっていないと思っていませんか?たしかに、細かいニュアンスはわかっていないかもしれませんが、笑っている、泣いている、怒っているなどの感情は表情でわかっているものです。もちろん、一度行ったからと言って治るものでもありません。ですが、何度も何度もおしゃぶりについてしっかり注意尾することが大切です。

外遊びや手遊びなど、遊びで紛れさせる

スキンシップ

おしゃぶりをする隙を与えないというのもひとつの対処法です。おしゃぶりをする時は、何か不安な時やひまな時にしています。そういう時はおしゃぶりする手を使わせないようにします。無理矢理にするのではなく、外遊びで思いっきり体を動かしたり、手遊びで手を使ったり、楽しい方法でおしゃぶりする隙を与えないようにしましょう。

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寝付くまで絵本を読む

寝かしつけにおしゃぶりを使っている家庭も多いでしょう。しかし、寝る前のおしゃぶりは依存度が高くなってしまう恐れがあるために、大変危険です。卒業しにくくなってしまいます。大人でもそうだと思いますが、寝る前に本を読んでいると段々眠くなってきますよね。子供も同じで、入眠儀式として、絵本を読んであげましょう。どんな子供でも絵本が大好きです。いつも読んでーと言ってきます。絵本を読むことで想像力も育てられますし、読解力も育まれます。親子のスキンシップにもなるのでおすすめです。

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スキンシップを増やす

スキンシップ

おしゃぶりをするのは不安な時が多いと前述しました。下の子ができて上の子の指しゃぶりがひどくなったということもよく聞きます。おしゃぶりをした時にはスキンシップを増やしてみましょう。親子遊びをするのが一番いいですが、ただ抱きしめるだけでもかまいません。子供はお母さんやお父さんに抱きしめられるのが大好きです。ぎゅっと抱きしめると子供も喜びますし、親も癒されます。

おしゃぶりはいつまでに卒業すればいいの?

おしゃぶり

赤ちゃんには生まれた時から備わっている吸啜反射(吸いつく反射)があり、個人差はありますが5~6か月には段々となくなってきます。話す力や言葉を覚える1歳を過ぎるのを目安に段々とおしゃぶりの回数を減らしていき、遅くとも2歳半までにはやめましょう、というのが小児歯科学会の見解です。これぐらいまでにやめておくと、出っ歯などになりにくいようです。3~4歳をすぎてもおしゃぶりがやめられない場合は、お医者さんに相談してみるのもいいでしょう。

習慣化しないように気をつけて

おしゃぶり

おしゃぶりはとても便利なもので、おしゃぶりがあると子供が落ち着いてくれたり、寝てくれたりしますよね。でも、子供は泣くものですし、おしゃぶりを習慣化してしまうと、出っ歯になって歯並びが悪くなることがあったり、子供の成長を妨げてしまう可能性があります。卒業するのも年齢が高くなるにつれて難しくなります。おしゃぶりはどうしてものときにとっておいて、習慣化しないことがすんなり卒業できるコツです。早くやめさせると出っ歯などにはなりにくい傾向にありますが、子供の気持ちも考え、怒鳴ったり叱ったりして無理矢理にやめさせないようにしましょう。

出っ歯になりにくいおしゃぶりのおすすめ5選

チュチュベビー

出っ歯になりにくいおしゃぶりとして商品にしているのはtチュチュベビーです。開咬や出っ歯などを防ぐため、通常のおしゃぶりよりも薄く作られているそうです。ドイツのお医者さんが出っ歯になりにくいように考案したもので、歯への影響も考えられています。
0~6ヶ月用、6~12ヶ月用に分かれています。12ヶ月で自然と卒業できるようになっています。台座部分が蓄光になっていて、暗闇で光るタイプもありますし、ミッフィーちゃんのかわいいデザインのものもあります。
歯への影響も考えて、出っ歯になりにくいおしゃぶりがあると安心ですね。

チュチュベビー おしゃぶり 出っ歯になりにくい デンティスター

チュチュベビー おしゃぶり 出っ歯になりにくい 蓄光デンティスター

チュチュベビー おしゃぶり 出っ歯になりにくい ミッフィー デンティスター

ヌーク

ヌークはドイツで製造されている、哺乳瓶・おしゃぶりのブランドです。哺乳瓶のニップルの形が特徴的で、種類が豊富です。おしゃぶりは人間工学に基づいて作られているようで、歯への影響も考え、歯並びが悪くなりにくいようになっています。シンプルなカラーのものから、デザイン性のものまであり、サイズも3サイズ。低出生体重児用のおしゃぶりもあるようです。

ヌーク NUK おしゃぶり きれいな歯並びのために ジーニアス

ヌーク NUK おしゃぶり お口の発達 鼻呼吸を促す トレンドライン

おしゃぶりは気をつけて使おう!

おしゃぶり

おしゃぶりは決して必要なものではありませんが、上手に使えば便利なものです。歯への影響を考え、卒業のタイミングをはかりましょう。出っ歯になりにくいおしゃぶりも発売されていますので、上手に活用しましょう。

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この記事のライター
きのpico
幼稚園児2人を子育て中の主婦ライターです。多趣味や資格を生かして書いていきます。

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