女の子の名前『かのん』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査！

明治安田生命の「読み方ランキングベスト50」では、44位と人気伸び盛りの「かのん」ちゃんをご紹介します。さて、突然ですが「かのん」と目に、耳にしてみるとどのようなイメージを持たれますか。

「うーん…」、画像の女の子はなかなかに険しい顔をしていますが皆さんはイメージできましたか。

「かのん」と聞くと、ヨハン・パッヘルベルの「カノン」の曲をイメージされる方が多いのではないでしょうか。気品や華やかさで愛されるカノンの曲のイメージから、可愛らしい女の子の名付けとしても人気になったと考えてもいいのではないかと思います。

名付けでは「カノン」の曲・音楽のイメージから、華やかな季節・咲き誇る花々・実りの果実・女の子の未来や知的さに至るまでに広がりを見せている響きを持った名前ですね。

人気の名前「かのん」のそれぞれのイメージにぴったりの25個の「かのん」の漢字をご紹介します。漢字のイメージは、音楽・果実や植物・未来・知的さと聡明をキーワードにしていますよ。

・奏+音
・奏+苑　
・歌+音
・奏+乃+音
・歌+乃+音

・華+音
・華+窈
・花+音
・花+園
・果+望

・夏+音
・夏+希
・冬+音
・冬+暖
・冬+乃+音

・叶+音
・叶+希
・叶+望
・加+希
・佳+希

・夏+隠
・風+隠
・風+窈
・海+隠
・冬+隠

25個の「かのん」は、後程それぞれの意味も解説していきますので、引き続き記事をお楽しみくださいね。

先程、ご紹介した25個の「かのん」に、さらに12個を加えた合計37個の「かのん」の人気の漢字をご紹介します。音・奏・華・花・乃・夏・風・海・果・冬・叶・希・輝の人気漢字と組み合わせた漢字それぞれの意味も合わせてチェックしていきましょう。

「音」は、2017年明治安田生命の名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中の18位に選ばれている人気の漢字です。そんな人気の「音」を使った「かのん」の名前を、ここでは3つご紹介しましょう。

最初のご紹介は、「美しい（＝佳）音」と書き表す「佳音（かのん）」です。赤ちゃんの笑い声が、パパやママに幸せをもたらす音のように、心地よく響き渡る名前になりそうですね。

「香」は、2017年の明治安田生命名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中の23位に選ばれている人気の漢字です。人気の二文字が組み合わされた名前ですから、名付けた女の子も人気者になってしまう名前かもしれませんね。

「歌う音」と書き表す「歌音（かのん）」です。名付けた女の子が、音楽や歌を愛する子に成長しそうな予感がする名前ですね。ご家庭が音楽大好き一家なら、ぴったりの名前ではないでしょうか。

「奏」を使った「かのん」も女の子らしいイメージがする、赤ちゃんの名前に人気の漢字です。人気の「奏」との組み合わせで、一体どんなイメージの「かのん」ちゃんが表せるのかさっそくチェックしてみましょう。

「紫苑」の「苑（オン）」を「ノン」の音にあてた「奏苑（かのん）」です。「苑」には、「芸術家が集まる」の意味がある漢字です。奏との組み合わせで、赤ちゃんが音楽を愛する女の子に育つかもしれませんよ。

「希望に満ちた演奏」と書き表す「奏希（かのん）」です。「希」は「のぞみ」と読むことから、「ノ」の音をあてて、「かのん」の「のん」と読ませている漢字です。音楽家の卵が、自信や希望を持って、自らの演奏に挑むといったイメージを持てる名前になりそうですね。

「奥深い（＝窈）響き（＝奏）」と書き表す「奏窈（かのん）」です。「窈」は、「深い・奥深い」という意味のある漢字です。奏との組み合わせで、音楽はもちろん芸術やスポーツの分野で探求心を持って取り組める、女の子に成長していくイメージが持てそうですね。

「華」は、2017年明治安田生命の名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中のジャスト25位に選ばれている人気の漢字です。そんな人気の「華」を使った「かのん」の名前を、ここでは3つご紹介しましょう。

「一番美しい（＝華）音」と書き表す「華音（かのん）」です。華やかな音を感じさせる名前を赤ちゃんに名付けてあげることで、女の子がとても魅力的な女性に育っていきそうですよね。

「暖かな華」と書き表す「華暖（かのん）」です。名付ける赤ちゃんが、春の暖かい陽気のように優しい女の子になってほしい想いを込めてあげられる名前になりそうですよ。

「伸びていく（＝窈）最高の華」と書き表す「華窈（かのん）」です。
「窈」には「伸びやか」といった意味のある漢字です。華との組み合わせで、赤ちゃんが美しく育ちゆく様子がイメージできる名前になりそうですね。

「花」は、2017年明治安田生命の名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中の2位に選ばれている人気の漢字です。そんな人気の「花」を使った「かのん」の名前を、さっそくチェックしてみましょう。

「花音（かのん）」は明治安田生命の名付けランキングで、2015年に7位になるほど人気の漢字であり、名前です。自然の緑に色鮮やかに咲く花々、名付けるお子さんにはどんな花をイメージして「花の音」と名付けてあげましょうか。お花好きのママなら、考えるのが名前と共に花についても楽しく考えられそうですね。

「希望の花」と書き表す「花希（かのん）」です。赤ちゃんがどのような女性に育っていくのかという未来へのイメージは、まさに希望が膨らむものですよね。愛らしく咲き誇るのか、上品に、可憐になど、様々な花を想い、赤ちゃんの未来を名付けてあげるのもおしゃれですね。

「花の園」と書き表す「花園（かのん）」です。美しく花々が咲き誇るイングリッシュガーデンをイメージさせる華やかな名前なので、女の子の赤ちゃんの美しさを花開かせるかもしれませんね。

「乃」は、2017年明治安田生命の名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中の9位に選ばれている人気の漢字です。そんな人気の「乃」を使った「かのん」の名前をさっそくチェックしてみましょう。

最初のご紹介は、「好ましい（＝佳）音」と書き表す「佳乃音（かのん）」です。女の子の赤ちゃんの泣き声や笑い声の愛らしさを想い、愛情を込められそうな名前ですね。

「すなわち（＝乃）、心がひかれる（＝香）音」と書き表す「香乃音（かのん）」です。香りには、鼻をくすぐる匂いに加えて、心がときめく、動くといった意味があるんですね。赤ちゃんへのパパとママの心惹かれる様子を名前に想いとして込められそうですね。

「歌、それはすなわち（＝乃）音色」と書き表す「歌乃音（かのん）」です。赤ちゃんに名付けてあげることで、歌声に磨きをかけるだけでなく、普段の話し声から「私の声は小鳥のように美しいのよ」と磨きをかける子に育つかもしれませんね。

夏を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。夏生まれの女の子にも、お子さんと過ごすこれからの夏の想い出も、名前に込められる名前ばかりですよ。

「夏の音」と書き表す「夏音（かのん）」です。夏の季節は、花火や波、夕立といった季節特有の音が溢れていますよね。夏に女の子を出産予定でしたら、「夏音」の名前は候補に入れても素敵でしょうね。

「夏は日の当たる時間が長い（＝昶）」と書き表す「夏昶（かのん）」です。「昶」には、「日の当たる時間がのびる」といった意味のある漢字です。読みは、「昶（の）びる」の「ノ」にあたる音です。ですから、「ノン」と読むために当て字として選んでみましたよ。

「穏やかな夏」と書き表す「夏穏（かのん）」です。「夏」・「子供」のイメージといえば、賑やかで激しい夏休みではないでしょうか。毎日、何かしらのハプニングに困惑・苛立ちを抱えるママの日々を想像して、日々が穏やかであればの想いを込めてあげられる名前かもしれませんね。

風を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。季節に吹く風を想い名付けることができたり、風の特徴を名付けられたり、思い思いの名前にしてあげられる風の「かのん」をご紹介しています。

「穏やかな風」と書き表す「風穏（かのん）」です。風は、季節によって名前を変えますよね。春の季節を報せる「花信風（かしんふう）」、初夏を報せる「薫風（くんぷう）」など、様々にあります。季節の風を想い、名前に込めてあげるのも素敵ですね。

「希望の風」と書き表す「風希（かのん）」です。いつもの風と違う、風向きが変わったら、何か新しいことが起こるような予感を感じる瞬間を味わった経験ってありますよね。「風希」と名付けてあげることで、いつもとは少し違う風に敏感になり、新しい気持ちで毎日を過ごせる女の子に育っていくかもしれませんね。

「しなやか（窈）な風」と書き表す「風窈（かのん）」です。「窈」の漢字は、「しなやか・伸びやか」を意味する漢字です。読みとしては、「伸びる」の「ノ」という音ですので、当て字として「ノン」と読ませています。

海を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。表情豊かな赤ちゃんと、海を重ね合わせられる名前の海の「かのん」をご紹介します。

「海の音」と書き表す「海音（かのん）」です。海鳴りという言葉があるくらい、海からの音色は人や自然に影響を与えるものですよね。赤ちゃんの誕生はパパやママにとって、大きな影響力となりそう、そんな想いを込められる名前ですね。

「希望の海」と書き表す「海希（かのん）」です。海は生き物を生み出した偉大なものの象徴と考えられますよね。そんな大海ももろともしない、海のような大きな心を持った女の子を想い、名付けてあげるのもカッコいいですよね。

「穏やかな海」と書き表す「海穏（かのん）」です。生まれてきて泣きじゃくる赤ちゃんは、まさに海のようかもしれません。激しい時もあれば、穏やかな時もあり、パパやママを翻弄するでしょう。赤ちゃんとの毎日が穏やかであるようにとの想いを込めてあげてもいいかもしれませんね。

果を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。フルーツを感じさせる「果」の漢字との組み合わせで、一体どんな「かのん」が表れるのでしょうか。さっそく、チェックしてみましょう。

縕は、「オン」と読むことのできる漢字を「ノン」として選んでみました。意味は、「豊か・蓄える」で、果実の「果」とも相性の良い「果褞（かのん）」です。

「希望の果実」と書き表す「果希（かのん）」です。禁断の実を食べた男女が、人の始まりと語られるほど、甘い果実には人を誘惑する力があります。なにせ、希望の果実ですからね、人を魅了する力を秘めた女の子に育っても不思議ではないかもしれません。

「果実を望む」と書き表す「果望（かのん）」です。遠くを見るの意味のある「望む」から、赤ちゃんの誕生を望むパパやママの想いを名前に込められるのではないでしょうか。

冬を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。冬の漢字を一体、どう「かのん」と読ませるのかに注目してチェックしてみてください。

「穏やかな冬」と書き表す「冬穏（かのん）」です。「冬」は、人名読みに「かず」と読めることから、「かのん」の「か」の音に当て字として用いることのできる漢字です。

「暖かい冬」と書き表す「冬暖（かのん）」です。寒さがイメージされる冬ですが、人肌恋しい、温かさや暖かさを求める季節でもありますよね。生まれたばかりの赤ちゃんは、体温も高く温もりがあります。名付けてあげることで、命ある温かさ・暖かさの想いを大切にしたいと思える名前になりそうですね。

「冬の音」と書き表す「冬乃音（かのん）」です。冬の音は、雪が“しんしん”降るや雪の上を靴で踏みしめた時の“ミシッ”といった表現がイメージされます。静かな季節だからこそ、耳を澄まして聞こえる冬のかすかな足音を、赤ちゃんのピュアさと重ねて名付けても素敵ですね。

叶を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。女の子の夢が叶っていくようなポジティブな印象の名前を集めてみましたよ。

「叶える音色」と書き表す「叶音（かのん）」です。夢や目標が叶う時は、清々しいような輝かしいイメージがありますがドラマや映画のようにその場面に音が在るとしたら、どんな音がするのでしょうか。名付けた赤ちゃんの夢が一つずつ叶い、そのたびに聴くことのできる音があるとしたら、それを聴いてみたいとパパやママは思うのではないでしょうか。

「希望が叶う」と書き表す「叶希（かのん）」です。真っすぐ心に希望を抱くことのできるピュアな女性に育っていきそうな、希望が持てる漢字の名前ですね。お子さんの純粋な気持ちが、輝き光る名前のイメージも感じられそうですね。

「望みを叶える」と書き表す「叶望（かのん）」です。叶えたい望みというのは、大きければ大きいほどに自分との距離を思い知らされることもありますよね。けれど、先の見えない未来も山登りのように「あの地点まで」と目標を見定めることで頑張れる力にもなります。将来のお子さんの夢を後押しできる名前として、名付けてあげても素敵ですね。

「希」は、2017年明治安田生命の名付けランキング『女の子の人気の漢字ベスト25』の中の15位に選ばれている人気の漢字です。そんな人気の「希」を使った「かのん」を、さっそくチェックしてみましょう。

「夏の希望」と書き表す「夏希（かのん）」です。夏の暑い時期に、暑さに負けないくらいの元気さで誕生した赤ちゃんを想い、名付けてあげてもいいかもしれませんね。

「希望が加わる」と書き表す「加希（かのん）」です。家族の一人一人を希望とイメージするならば、赤ちゃんの誕生によって、希望がまた一人加わったとポジティブに名付けることができそうですよね。

「素晴らしい（佳）希望」と書き表す「佳希（かのん）」です。「佳」は、「素晴らしい」といった意味も持つ漢字です。赤ちゃんの未来が素晴らしく、希望に満ち満ちた世界であるようにとの想いが込められる名前になりそうですね。

輝を使った人気の「かのん」の名前を3つご紹介します。キラキラと光る赤ちゃんの笑顔をイメージするような、眩しい名前をご覧ください。

「輝きの音」と書き表す「輝音（かのん）」です。輝く音からイメージされる美しい夏の風物詩には、「花火」がありますよね。また、赤ちゃんの笑い声を輝く音色とイメージして名付けてあげても素敵な名前になるでしょうね。

「長い時間（＝昶）輝きを放つ」と書き表す「輝昶（かのん）」です。「昶」には、「日が長くなる」といった意味のある漢字です。夏生まれの赤ちゃんに、夏の日が輝く時間はどの季節よりも長いんだよ、1日をより濃厚に過ごせるんだよ、といった生まれた季節への想いを込められる名前になりますね。

「生き生きとした（＝窈）輝き」と書き表す「輝窈（かのん）」です。「窈」には、「のびのびしている」といった意味もあります。のびのびのイメージから、赤ちゃんが生き生きと成長してくれたらの嬉しい想いを込められる名前になりそうですね。

女の子に人気な音・奏・華・花・乃・夏・風・海・果・冬・叶・希・輝の「かのん」の字画数をチェックしていきましょう。先程、ご紹介したそれぞれの「かのん」の漢字の字画数も合わせてチェックできますよ。

「かのん」にあてる「音」の字画数は、9画です。

佳（8画）  +音（9画）
香（9画）  +音（9画）
歌（14画）+音（9画）

「かのん」にあてる「奏」の字画数は、9画です。

奏（9画）+苑（8画）
奏（9画）+希（7画）
奏（9画）+窈（10画）

「かのん」にあてる「華」の字画数は、10画です。

華（10画）+音（9画）
華（10画）+暖（13画）
華（10画）+窈（10画）

「かのん」にあてる「花」の字画数は、7画です。

花（7画）+音（9画）
花（7画）+希（7画）
花（7画）+園（13画）

「かのん」にあてる「乃」の字画数は、2画です。

佳（8画）  +乃（2画）+音（9画）
香（9画）  +乃（2画）+音（9画）
歌（14画）+乃（2画）+音（9画）

「かのん」にあてる「夏」の字画数は、10画です。

夏（10画）+音（9画）
夏（10画）+昶（9画）
夏（10画）+穏（16画）

「かのん」にあてる「風」の字画数は、9画です。

風（9画）+穏（16画）
風（9画）+希（7画）
風（9画）+窈（10画）

「かのん」にあてる「海」の字画数は、9画です。

海（9画）+音（9画）
海（9画）+希（7画）
海（9画）+穏（16画）

「かのん」にあてる「果」の字画数は、8画です。

果（8画）+縕（16画）
果（8画）+希（7画）
果（8画）+望（11画）

「かのん」にあてる「冬」の字画数は、5画です。

冬（5画）+乃（2画）+音（9画）
冬（5画）+暖（13画）
冬（5画）+穏（16画）

「かのん」にあてる「叶」の字画数は、5画です。

叶（5画）+音（9画）
叶（5画）+希（7画）
叶（5画）+望（11画）

「かのん」にあてる「希」の字画数は、7画です。

夏（10画）+希（7画）
加（5画）  +希（7画）
佳（8画）  +希（7画）

「かのん」にあてる「輝」の字画数は、15画です。

輝（15画）+音（9画）
輝（15画）+昶（9画）
輝（15画）+窈（10画）

女の子に人気の漢字、音・奏・華・花・乃・夏・風・海・果・冬・叶・希・輝の意味や由来を見ていきましょう。思わず、へぇ～と声を漏らす、なるほどと納得してしまう意味をチェックしながら、お子さんの名前「かのん」にふさわしい漢字を見つけていきましょう。

音は、自然に溢れる雨・風、鳥や虫の鳴き声、人の声や言葉などを表す漢字です。人の発する声も、音に含めるのは漢字の成り立ちが関係しています。

音を上下に真っ二つさせてみると「立」と「日」に分けることができます。「立」は包丁などの取っ手のある刃物を表し、「日」は「口」に「一」を加えた様子を表すと言われています。つまり、刃物のような鋭い武器にも負けないもの、それは人の口から発する言葉以上の何物でもないということを表す漢字なのです。

奏は、演奏する・奏でるの意味を持つ漢字です。楽器を演奏するイメージで使われる表現ですから、音楽の演奏に用いられる言葉の印象が大きいですよね。

そんな奏ですが、もともとは謙譲語で「申し上げる、差し上げる」という意味があります。この意味を紐解くには奏をかなり分解する必要がありますので、わかりやすく説明すると、たくさんの「丰（手）」が「天」高く上げられているを表す漢字なのだそうです。ヨーロッパでは宮廷音楽が楽しまれた時代もありますから、やはり音楽は捧げられる、奏でられるものと考えられそうですね。

華は、美しさの最高峰・トップを表す漢字です。数ある美しい人や物の中で、“一番“を意味するのが華です。「高嶺の花」と書き表しますが、本来は「高嶺の華」とするのが正しい使い方と言えそうです。

華の漢字は、花弁を振り乱すかのように美しく咲いている、開花する花の様子から生まれたと言われています。さらに、その意味から転じて女性たちの結わえた髪を解いた様子が艶やか、美しく見える様子から花だけではなく、人々の美しさにも広がっていったと言われています。

花は、美しさを表す漢字です。花が咲く前の草「艹」が「化」けて、美しい花を咲かせる様子からできた漢字といわれています。

先程、紹介した華の俗字（＝字の成り立ちが正しくない）として「花」は作られた漢字です。華との違いはたくさんの花々に囲まれている、たくさんの美しい人や物で溢れているといったように“たくさん”を意味するのがポイントです。

「すなわち」を意味する漢字です。「伸びやか、すなわち、のびのびとしている様子」といったように難しい表現を言い換える際に用いる言葉です。

「乃」の漢字は、形がお腹の中にいる胎児の丸くなっている様子を表し、過去には「妊娠する」といった意味を持っていた漢字です。時代が移り変わると共に、「なんじ、お前」、「すなわち」といった意味を指す言葉に転じていった言葉だと言われています。

夏は、春夏秋冬では2番目にあたる季節を指します。季節だけではなく、中国では「夏」を指して自国を意味したり中国の人を指したりする漢字でもあります。

また、古代中国の王朝の名前であったという説から漢字を紐解いても、冠を被った王様の姿が見て取れるのだそうです。

風は、空気が流れていくさま・流れ動いて起こる現象を指す漢字です。風向きが変わる、風の便りといった言葉は、どれも風によって流れ、動いて伝わってくるといった意味を表します。

風の成り立ちは諸説あるのですが、伝説上の鳥「鳳凰」から鳥が龍に化けたとされる考えや竜を羽の生えたドラゴン（＝プテラノドン）と考え、風を運ぶ、動かす爬虫類として「虫」が使われているのでは、と言われています。まだまだ、謎の多き漢字としても動きを見せる漢字です。

海は、広い・大きい場所を表す漢字です。地球上の7割を占める大きなスペースで、水で潤う場所を意味します。海は、「氵」に「毎」と書いて「水」と「髪を結った黒髪の女性」を表す漢字と言われています。

生き物を育んでいる海と、女性の体内、特に妊娠している母親の胎内は似ているのではと考えられています。言葉の成り立ちからも見て取れる、神秘を意味する漢字でもあります。

果は、果物をイメージさせる漢字です。果の成り立ちを見ても、「木」の上には「口＝木の実」が4つよりも多くあることから果実を意味することが分かります。

また、美味しい果実は、咲き終わった花の実りの集大成を意味することから、果実に加えて「やり遂げる、果たす」という意味を持つ漢字です。

冬は、1年の季節の終わりを表す漢字です。漢字の由来を紐解くと、糸の結び終わりを表すのだそうです。裁縫をする際は、糸の先を最初に玉止めで結んでおき、縫い終わりをちょうど縫い閉じることができますよね。

いまはミシンですぐに縫えるような時代ですが、“夜なべをして手袋を編んだ母ちゃん”を想い歌うくらいです。手袋だけではなく、着る服や履いたわら靴といったものの多くは仕上がるまでの年月と重ねることができ、そのイメージが漢字に定着したのかもしれませんね。

叶は、想いが叶う、想いを叶えるの意味を持つ漢字です。もともとの意味は、「一つになる、一致する」を表すのだそうです。頭の中で描いていた想いや理想が、現実と一つになる、一致することから生まれた漢字と考えることができそうです。

さて、「一つになる、一致する」の意味を紐解くために、叶を右と左に分けて考えてみましょう。「口」と「十」です。言葉や意見を意味する「口」と「十分」を意味する「十」から、多く十分な意見が一つになる、一致するという意味になったと言われています。

希は、「まれ・めったに起こらない」や「のぞみ」を意味する漢字です。「メ」と「巾」の組み合わせから出来ている漢字で、「巾」は布を指し、布に多くの「メ」折り目があることは珍しくはないけれど、ないことは珍しいという意味から「まれ」という言葉が生まれたと言われています。

さらに、その意味から奇跡のような素晴らしい出来事はまさにまれであり、叶わぬのぞみへの希望を意識することができる意味から「のぞみ」という言葉が生まれたと言われています。

輝は、輝く・明るい・注目されるの意味を持つ漢字です。キラキラまぶしい太陽や、人気のスターなどを表す漢字なので、ポジティブなイメージがとても強いですよね。

実は、輝には「恥ずかしがる」という意味もあります。注目されるというのは、逆を言えば「注目され過ぎてプレッシャーにも感じる」ということです。輝の漢字の成り立ちを見ても、考える人のように悩み腕を抱える様子が見て取れるのだそうですよ。

可愛らしい素敵な「かのん」の名付けの際に、気をつけるポイントをご紹介します。「かのん」の特に、「のん」に注目したポイントと使わないほうがいい漢字をピックアップしています。

今回ご紹介した「かのん」の名前には、「かのん」の「のん」にあてる漢字として「隠」や「音」といった漢字を使っていました。「のん」にあたる漢字というのはなかなかに見つからないので、他の漢字をあてて読ませるということも名付けにはあるかと思います。

ですから、名付ける際には使わないほうがいい漢字を意識しながら、「かのん」にふさわしい意味を持つ漢字を探し出すようにするのがいいでしょう。

「のん」の音に近い「おん」という漢字には、「怨（うらむ）」や「陰（かげ）」といった意味を含む漢字もあります。素敵な響きを持つ「かのん」ですから、どうかポジティブなイメージを持つ漢字をお子さんには名前としてプレゼントしてあげましょう。

「かのんの名前はキラキラネームですか？」

「いいえ、むしろキラキラと輝く素敵な名前です!!」

名前に込めた意味や想い、漢字をパパやママが真剣に考えた名前なら、それはキラキラ輝く素敵な名前です。キラキラネームの偏見ではなく、「おしゃれ!!素敵!!」と愛される輝く「かのん」を、お子さんにはプレゼントしてあげましょう。

おしゃれな響きや意味を持つ「かのん」の名前に、パパやママの愛情の想いを込めて、お子さんに素敵にプレゼントしてあげましょう。人気の「かのん」の漢字のイメージや意味から、女の子の赤ちゃんの人生が軽やかに弾む名前が生まれていくことを願っています。