授乳時に乳首が痛い!その原因と痛くない授乳のコツとは?【必見】

授乳の度に乳首が切れて痛い思いをしてると授乳タイムが辛いものになってしまいます。とくに初めての育児では、上手く授乳ができず分からないことが多いですよね。授乳が辛くならないために、乳首が痛い原因や授乳のコツを知って対策をしていきましょう。

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目次

  1. 1授乳時に乳首が痛い!原因は?
  2. 2痛くない授乳のポイント
  3. 3授乳時に乳首が痛いときは早めに対策しよう
  4. 4授乳時の乳首が痛い体験談
  5. 5白斑って何?
  6. 6乳腺炎って何?
  7. 7いつかは痛みに慣れると思って頑張ろう!

授乳時に乳首が痛い!原因は?

授乳の度に乳首が痛いと、毎回の授乳が恐怖に変わってしまいますよね。とくに、初めて出産したママは上手な飲ませ方や、対処法が分からず痛みを我慢して授乳していることも。

乳首の痛い原因を放置していると、様々なトラブルが出てきます。
 

  • 傷が悪化する
  • 水ぶくれができる
  • 白斑ができる
  • 乳腺炎に繋がる

さらに悪化してしまうので、痛みが出てきたら早めの対処が肝心です。まずはどうして授乳時に乳首が痛くなるのか、原因を1つずつ見ていきましょう。

赤ちゃんの浅吸い

授乳中に乳首が痛い原因は、赤ちゃんの飲み方によるものがほとんどです。しかも、授乳間隔は1~2時間と短いため、乳首はさらに傷つき切れる原因となってしまいます。

とくに新生児の赤ちゃんは、おっぱいを吸う力が弱く、正しくくわえられないため浅吸いになってしまいます。赤ちゃんの浅吸いの状態とは、赤ちゃんの舌がママの乳首だけを吸っている状態で、しっかりおっぱいをくわえていません。

浅吸いの状態になっている場合、赤ちゃんもしっかりおっぱいを飲めていないので、満腹感を得られず、授乳間隔が短くなりがちです。

遊び飲みしていることも

「遊び飲み」とは、生後2ヶ月頃から赤ちゃんが周りのことに興味を持ち始め、ママの気を引こうとする飲み方です。決して悪い飲み方ではなく、赤ちゃんがしっかり成長している証です。
 

遊び飲みをする原因は以下のことが原因と言われています。
 

  • テレビがついて周囲がうるさい
  • ママが携帯を見ながら授乳している
  • ママの食生活によっておっぱいが十分に出ていない

赤ちゃんの「遊び飲み」は、授乳に集中できない環境であることが多く、赤ちゃんの気が散ってしまうのでママの気を引こうとしているとも言われています。

また、離乳食も同時に摂ってる赤ちゃんはおっぱいが安心の材料となるため、おっぱいの遊び飲みをしていることも考えられます。

とくに歯が生え始めた赤ちゃんは、歯がむず痒くなり乳首を噛んでしまうことがあるので余計に傷ができやすくなります。


 

母乳が詰まっている

母乳が詰まる原因は、乳腺や乳管に母乳が詰まり、出口に蓋をしている状態のことです。赤ちゃんがおっぱいを刺激することで、オキシトシンが分泌され母乳がどんどん排出されます。

しかし、授乳間隔が長くバラバラだったり、ママが脂っこい物や甘い物、辛い物を食べた場合、母乳の味が変わり詰まりやすくなります。

そうすると、赤ちゃんがおっぱいを飲みたがらずさらに母乳が詰まる悪循環に陥ってしまいます。母乳が詰まると、授乳中にチクチクした痛みや酷くなると、乳腺炎に繋がってしまいます。

布と擦れて痛い

乳首が傷つき痛みを感じるときは、下着の布に傷口が擦れただけでも痛いと感じることがあります。擦れる度に痛みが強く感じられる場合は、なるべく擦れないように母乳パッドを使ったり、自宅にいる時は、下着を外すなど対処していくと痛みを抑えることができます。

とにかく傷口を悪化させないことが大事なので、自分に合ったやり方を見つけていきましょう。

赤ちゃんの抱き方が合っていない

いつも横抱きばかりしている場合は、縦抱きに変えてみるなど傷口に当たらない抱き方を試してみましょう。赤ちゃんが深くおっぱいを吸えていない場合は、抱き方が合っていないことも考えられます。

授乳の度に、抱き方を変えて赤ちゃんやママに負担のかからない姿勢を見つけていきましょう。
 

乾燥やかぶれが原因のことも

乳首の痛い原因に「乾燥」や「かぶれ」が原因のこともあります。
赤ちゃんの授乳が多いと、おっぱいを吸うことで皮脂が少なくなり、乳首が乾燥しやすくなります。乾燥した状態を放置していると、乳首が切れる原因となります。

肌が弱いママは赤ちゃんの唾液によってかぶれが生じて、乳首が切れることもあります。授乳後はしっかり塗れたタオルでふき取り、ワセリンなどで保湿することが大切です。

痛くない授乳のポイント

痛い原因には上記で述べた通り、姿勢や赤ちゃんの遊び飲み、歯が生えて傷口に当たっているなどいろいろな原因が考えられます。

切れる原因を知り、痛くない授乳をするためには、ポイントを押さえて実践することが大切です。
では、どのような点を改善すればいいのか1つずつ見ていきましょう!

乳輪全体を深く咥えさせよう

まずは赤ちゃんが乳首だけを加えて飲んでいないか確認します。
上手に飲ませるためには、乳輪全体を深く咥えさせ、まるごと口に入れるような形が正しい飲ませ方です。

中々上手にできない場合は、ママの乳首の形が吸い付きにくいことも考えられます。乳首ケアを行い赤ちゃんが飲みやすいおっぱいに変えていくのも良いでしょう。

赤ちゃんが飲みにくいおっぱいの形状は、

陥没乳頭
扁平乳頭


などです。
飲みにくい形状の乳首は、乳頭マッサージを行うことで乳輪全体が柔らかくなり吸い付きやすい状態を作ることができます。

抱き方や姿勢を改善しよう

授乳姿勢で一般的な横抱き以外にも、さまざまな抱き方試しながら対策をしていきましょう。

【赤ちゃんの抱き方のおすすめ】
 

  • 縦抱き
  • フットボール抱き(脇抱き)
  • 添い乳

赤ちゃんとママが向き合う縦抱きは、首が座らない生後1ヶ月からでも始めることができます。しっかり首を支えて固定していれば授乳することができます。

フットボール抱きは、脇にボールを抱えるような姿勢の授乳方法です。授乳したい方のおっぱいの脇にクッションを置き、その上に赤ちゃんを抱え込むように寝かせます。手の平で、頭や首元をしっかり支えます。
 

抱き方以外にも、授乳時の姿勢が前かがみになっていたり、椅子にもたれかかっていたりすると赤ちゃんが上手く飲めないこともあります。

正しい姿勢や抱き方を変えることで、しっかりおっぱいをくわえられ、乳首や傷口の負担も少なくなります。

 

おっぱいから無理に引き離さない

赤ちゃんによっては早くから乳歯が生えはじめ、歯がむず痒くておっぱいを噛んでいることもあります。もちろん、歯が生えていない赤ちゃんもそうですが、おっぱいから無理に引き離すと傷がつき、さらに切れる原因となります。

歯が生えている赤ちゃんですと、おっぱいを噛んだ状態で無理に引き離してしまうと、痛みが強くさらに傷口が悪化してしまいます。

痛みを感じたり、噛まれる!と思って無理に引き離すママもいますが、赤ちゃんが飲んでいる口の横に指をスッと入れるだけでも離すことができます。

それ以外にも、赤ちゃんの鼻をつまむと呼吸ができなくなるので、嫌でもおっぱいから離れるようになります。傷口を悪化させないためにも、無理に引き離さないようにすると良いでしょう。

授乳時間を短縮しよう

生後3ヶ月頃になると、赤ちゃんもおっぱいを飲むことに慣れて、乳首を咥えている「遊び飲み」をしていることがあります。遊び飲みは、周りの音が気になったり、キョロキョロすることが多くなることです。

赤ちゃんは母乳を飲んでいないので、そのままにしておくと、ママの乳首に負担がかかり栄養不足にも繋がってしまいます。

もし遊び飲みが頻繁にあり、そのたびに乳首が痛くて切れる場合は授乳時間を短縮しておっぱいを飲ませるようにしましょう。遊び飲みが始まったら一旦中断し、様子をみながら授乳を再開すると負担が少なくなります。



 

ミルクもうまく活用して

授乳の度に痛い→切れるを繰り返している場合は、傷が治まるまでミルクで対処するのも1つの手です。無理をしてまで「完全母乳」を目指すより、ミルクと混合で対処していくほうが治りも早く効率が良いと言えるでしょう。

哺乳瓶に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば安心です。その間に、薬を使ってケアしたり、授乳対策を考えるきっかけになります。

どちらにせよ、ミルクに慣れておくとママが安心ですよ!

授乳時に乳首が痛いときは早めに対策しよう

授乳の度に乳首が痛くて切れる場合は、早めに対策することが大切です。きちんと対策をしていれば、悪化を防ぐことができます。

一番良くないのが、悪化した状態をそのままにしておくことです。面倒になって「我慢しよう!」なんて思わずに、早めに対策をしましょう。

乳首が切れるのを防ぐために、薬を使って対処することもできます。赤ちゃんの口に入っても大丈夫な薬もありますので上手に活用していきたいですね。

まずは、どのようなやり方が合っているのか、1つずつ実践しながら取り入れても良いですね!

 

母乳が詰まっているときは自分で搾乳しよう

ママが食べた物によって母乳の味が変わってしまい、赤ちゃんが母乳を飲まなくなってしまうと授乳間隔が開き、母乳が詰まることもあります。

赤ちゃんが母乳を飲まない原因は以下のことも考えられます。
 

  • 脂っこい物・甘い物をママが食べて母乳が美味しくない
  • ママが辛い物を食べて母乳の味が変わった
  • 排卵日や生理中でホルモンの影響によって母乳がおいしくない
  • 母乳の出が悪くすっきり飲めていない

このように、ママが口にした物によって赤ちゃんは母乳を飲まなくなることも。そうなると、母乳が詰まる原因となってしまいます。

母乳が詰まっているとおっぱいがカチカチになり、酷くなると乳腺炎に繋がってしまいます。酷くならないためにも、搾乳機を使って哺乳瓶で母乳を飲ませることもできます。

母乳育児を続けたいと考えている場合は、傷口に負担をかけずに搾乳して哺乳瓶で与えることも考えてみましょう。電動の搾乳機も販売されていますので上手に活用していきたいですね。

清潔さを保とう

乳首には母乳のカスや赤ちゃんの唾液が付いています。乳首を清潔にしていないと傷口から雑菌が入り、悪化することがあります。

授乳が終わったらその都度拭いて清潔にし、バスタイムでは石鹸を使って洗うようにしましょう。強く洗いすぎてしまうと、必要な油分まで奪われてしまうので、洗うときは優しく丁寧に洗うようにしましょう。

また、バスタイムが終わったら乾燥を防ぐためにも、保湿ケアや対策をすることが大切です。

乳首保護器を使うことも

乳頭保護器はニップルとも呼ばれ、乳首の上に薄いカバーを被せて乳頭を守ります。おっぱいが切れたときに使うこともできますが、切れる前の保護として使うこともできます。

頻繁に使い過ぎると、母乳分泌の低下に繋がることも考えられます。毎日の使用は避け、痛みや切れるのを防ぐために使うと良いでしょう。

赤ちゃんによっては、乳頭保護器の感覚や臭いを受け付けないこともあります。使用しても嫌がらないか、様子を見ながら使用するようにしましょう。

乳首ケアクリーム・ラノリンクリームでケアしよう

乳首や乳頭に塗れるケアクリームを利用してみましょう。
乳頭用ケアクリームは「ピュアレーン」クリームがあります。妊娠中~授乳中まで乳首に塗ってケアします。天然成分から作られているので、赤ちゃんが舐めても安心です。

また、羊の毛から摂れる「ラノリンクリーム」は、ふわふわな肌になると口コミでも人気で、日本ではまだ浸透していないのが現実です。赤ちゃんのお肌にも、おっぱいをあげてるママにも使うことができる安心のクリームです。

ラノリンクリームの特徴は何と言っても「高い保湿力」。
オーストラリアなどの海外では比較的購入しやすく、日本ではドラッグストアでの販売はしておらず、病院やネット販売で購入が可能です。

乳首に塗ってもそのまま授乳ができるので、乳首ケアクリームとして使うことができます。保湿力があるのでベタつきが気になりますが、保湿や傷ケアに使うなら一度試しても良さそうです。

人によっては肌荒れを起こす可能性もあるので、パッチテストなどで自分の肌に合うか確認しておく必要があります。動物アレルギーを持っている方は注意が必要です。

ケアクリームやキズ薬を使って対策すると、治りも早くなりますよ。

乳首に母乳を塗るのも効果的!

産院で助産師さんから教わることも多い「乳首に母乳を塗る方法」は、とても経済的で誰でも実践することができます。母乳の成分には、保湿成分が含まれているためすぐに傷口を防ぐことができ、治りも早くなると言われています。母乳が乳頭亀裂の薬となるなら、実践してみたいですよね。

母乳を絞ってそのまま傷口につけるだけなら、入院中も実践することができます。
もちろん、赤ちゃんの口に入っても問題ないので入院中から乳首の痛み・切れるのを防ぐために母乳を薬として塗ってみましょう。

もし、それでも改善が見られない場合はケアクリームやキズ薬を使って対策をしていきましょう。

キズパワーパットが効果抜群なの?

キズパワーパッドは普通の絆創膏と違い、パット部分が体液を吸収して白く膨らみ、傷口に潤いを与えることで新しい皮膚が再生されるという仕組みです。

パットの部分に薬がついてるわけではないので赤ちゃんがそのままおっぱいを飲んでも比較的衛生ですが、剥がれてしまう可能性もあるためメーカーの注意書ではおすすめをしていません。

傷口の治りも早く、効果があったとの口コミも多かったので一時的な利用や、赤ちゃんにおっぱいを飲ませるときはキズパワーパットを外しておくなど対処する必要があります。

 

傷口からの感染を防ごう!

傷口からの感染に「カンジダ菌」が付着することがあります。カンジダ菌は、ママが妊娠期間中に感染し、分娩時に産道を通って赤ちゃんに感染します。

通常は、妊婦検診で指摘されなければ心配はいりませんが、感染していると赤ちゃんの舌が白っぽくなります。ほとんどは、母乳やミルクのカスが原因で白っぽくなりますが、水で湿らせたガーゼで拭き取っても取れない場合は感染の恐れがあります。

感染しても、赤ちゃんに症状が出ないため見分けにくく、注意する必要があります。ママの乳首にカンジダ菌が付着すると増殖し、赤ちゃんが母乳を飲む度に感染してしまいます。

感染を防ぐためにも、赤ちゃんが口にするもの、触るものを清潔にしておっぱいのケアをしていきましょう。

 

摩擦を避けるように

下着や洋服が乳首や乳頭に擦れると痛みが増してしまいます。また、赤ちゃんの歯が生えてくると、傷ができたり出血したりと本当に大変です。

摩擦を避けるために、乳頭保護器を使う、キズパワーパッドで保護する、母乳パッドを使うなどなるべく摩擦が起きない対策を考えていきましょう。

飲ませていない間は、できるだけ傷を悪化させないようにしていきたいですね。

 

どうしても痛いときは産科の先生に相談を

対処しても一向に良くならず、どうしても痛いときは産科の先生に相談してみましょう。塗り薬や飲み薬を処方してもらえます。

だいたい授乳の痛みや傷口は、ケアや対策をすることで治ることがほとんどですが、中には化膿性乳腺炎やうっ滞性乳腺炎も考えられます。

また、必要な場合は母乳外来を紹介してもらうこともできるので、我慢せずに医師に相談しましょう。

授乳時の乳首が痛い体験談

授乳時の乳首が痛い体験談①

赤ちゃんの歯が生えたと同時に乳頭が切れてしまいました。どうにも痛くて耐えられない時は、搾乳機でおっぱいを絞って赤ちゃんにあげていました。2日くらい搾乳するとおっぱいの傷も少し治ってくるので、授乳を再開します。
するとまた切れて痛くなるので、再び搾乳を3~4回繰り返したでしょうか・・。1ヶ月の終わりごろには、乳首の皮がだいぶ強くなったのか、最初の頃の痛みが嘘のようになくなりました。歯の生え始めや、遊びのみを始めたら搾乳しながら対処することをおすすめします。

授乳時の乳首が痛い体験談②

1人目を出産したとき、母乳で育てたい気持ちがありました。初めての授乳は、まだ乳首が硬く伸びないうえに、赤チャンが上手に飲めず浅く吸っていたので痛みがありましたが、我慢できるほどでした。我慢しながら授乳をして3日目…。ついに乳頭に亀裂が入り乳首が切れてしまいました。下着や衣類が当たるだけでも痛みが出るように。搾乳機をつけて授乳しても痛みは変わらず、苦痛で産後2日目でミルク育児に変更しました。その後、痛みを乗り切るために、母乳を与え続け乳頭マッサージをしたり、乳首を柔らかくし馬油を塗ってケアしながら退院し、産後1ヶ月すると痛みが和らぎ、産後2ヶ月目で吸われる恐怖はなくなりました。

授乳時の乳首が痛い体験談③

赤ちゃんが産まれて母乳をあげるようになってから、すぐに乳頭亀裂が起こり産院でラノリンクリームの薬をもらいながら治療していました。授乳が終わるまでラノリンクリームを使用していたら、気づいた頃にはすでに痛みがなくなり自然と治りました。授乳が頻繁に起こると、亀裂を起こしやすいので我慢せずに助産師さんに相談することをおすすめします。

白斑って何?

白斑とは、乳腺の出口に母乳が詰まり、ニキビのような白いブツブツができた状態のことを言います。

赤ちゃんがおっぱいを吸う度に痛みがあり、そのままの状態にしておくと乳腺炎になるので早めの対策が必要です。おっぱいに白斑ができることは珍しいことではありませんが、いくつかの原因があります。

原因

白斑ができる原因は、以下のことが考えられます。
 

  • 赤ちゃんの浅吸い
  • 授乳中に摂った脂肪分・糖分の多い食生活
  • ストレスや疲労

赤ちゃんが母乳の浅吸いをすることで、母乳詰まりの原因となってしまいます。上手に飲めるように、抱き方を変えたり乳頭マッサージをして飲みやすいおっぱいに近づけてあげましょう。

ママが食べる食事は母乳に直接影響するので、脂肪分や糖分の多い食生活を避け、母乳に良いとされる和食や野菜を意識して摂取すると安心です。また、育児疲れでストレスが溜まらないように、パパや家族に協力してもらうことも大切です。


 

対処法

白斑が出てきたら、すぐに白斑を取り除く対処法を見つけることが大切です。

 

  • 赤ちゃんにたくさん母乳を飲んでもらう
  • 授乳間隔が空いたら搾乳する

白斑が出たら、一番の予防法は赤ちゃんにたくさん母乳を飲んでもらうことです。抱き方や姿勢を変えることで炎症を防ぐことができます。

もし、授乳間隔が空いて白斑が良くならない場合は搾乳して、できるだけしこりがない状態にします。それでも良くならなければ、医師に相談し母乳外来を紹介してもらうこともできます。

乳腺炎って何?

乳腺炎は、赤ちゃんのおっぱいの飲む量の変化や授乳間隔が空いてしまうことで乳腺にしこりができたり、赤く腫れて痛みや微熱などの症状がでることです。

乳腺炎になる一歩手前に、初期症状が出ることが多くいつもと違うおっぱいの変化で気づくことがほとんどです。
 

  • おっぱいがチクチク痛む
  • おっぱいの一部にしこりができる
  • 乳頭に白斑ができる

乳腺炎の症状が悪化すると、重症化し膿を出すために切開をすることになります。
 

原因

乳腺炎になる原因は、赤ちゃんの授乳間隔が空いた理由以外にも、乳首に傷ができて母乳の詰まりを放置したこと、ママの食生活の変化、胸を圧迫する下着の着用、ストレスや疲れなども原因と言われています。

胸を締め付ける下着は、乳腺を圧迫し炎症を起こしやすくなります。

対処法

白斑から乳腺炎を防ぐために、赤ちゃんにたくさんおっぱいを飲んでもらう以外にも、ママの生活習慣の見直し、母乳に良いとされる和食中心の食事や乳腺に負荷のかからない下着の着用、授乳が空いた場合は搾乳をするなど対処するようにしましょう。

また、乳頭が不衛生な状態は、乳頭にできた傷口から細菌が侵入し感染すると「急性化膿性乳腺炎」に繋がるので早めの対処が必要です。

いつかは痛みに慣れると思って頑張ろう!

初めての育児でおっぱいが痛み授乳が辛くなることもあるでしょう。また、赤ちゃんに歯が生えてくるとおっぱいを噛んで傷ができることもあります。特に乳歯が生えた赤ちゃんに噛まれると激痛です。

おっぱいに傷ができる理由はさまざまですが、授乳姿勢や母乳の味、赤ちゃんの遊び飲みなど原因があります。そのまま放置しておくと、白斑や乳腺炎ができさらに悪化してしまいます。

赤ちゃんのお世話が精一杯で、自分のことは後回しになりがちですが赤ちゃんのためにも早めに対処することが大切です。もし、いろいろな方法を試しても改善されない場合は、産院でも薬の処方やケア方法を教えてくれますので、1人で悩まずにどんどん活用してくださいね。

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この記事のライター
POM97
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