2018年07月31日公開
2018年07月31日更新
女の子の名前『ひまり』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査!
『ひまり』ちゃん。女の子の2017年名前ランキングで上位にある人気の名前のようです。女の子の名前として、やさしい印象を持ちます。名付けるならば『ひまり』ちゃんの場合の漢字やその漢字からの由来など、画数も合わせて調べてみました。
目次
女の子の名前『ひまり』のイメージ
『ひまり』という響きのイメージ
『ひまり』ちゃん。やわらかでおだやかな印象を持つ和風な女の子の名前かな?なんて、言葉に出して読んでみると感じるのは、日本人だからでしょうか?
響きからのイメージ
・太陽のイメージ(ひまわり・陽なたから言葉の類似性で)
・鞠の丸いイメージ(『まり』からの連想で)
このパターンが多いのではないかな、と思います。
女の子に名付ける名前として「ひまり」ちゃん、イメージが良いように思いますね。
『ひまり』はキラキラネーム?
そもそも、キラキラネームを名付けるとなぜ忌諱されるのか…というのを考えてみました。
キラキラネームのダメなところ
・読めない
・馴染みがない
・就職で落とされる(一部で言われているだけだと思いますが)
おおざっぱには、こんなマイナスイメージがあります。
キラキラネームの良いところ
・珍しい
・かぶらない
・個性を感じる
などが、プラスイメージでしょうか。
そもそも、キラキラネームは昔からある
・小野妹子や蘇我馬子など「子」は、元々は男の子の名前だったが、後に女の子の名前に。
・藤原温子(872年生まれ)は、「おんし」または「よしこ」。
・成務天皇の妃の弟財郎女は、「おとたからのいらつめ」。
・日本の武士(幕臣)の榎本武揚は「えのもと たけあき」。
などなど、日本史が苦手な筆者には、読み方が難しい名前がたくさんありました。
吉田兼好の随筆『徒然草』第百十六段[14]や落語の『寿限無』、本居宣長の随筆『玉勝間』第十四巻[4]にも見られるように、子供に珍しい名前がつけられる現象は鎌倉時代(またはそれ以前)から存在し、名前にかかわる常識・トレンドも時代とともに変化してきた。
言葉は移ろうもものです。「気色が悪い」は「キショイ」、元々は悪い意味の「耳障り」は「良い」と組み合わせて「耳障りが良い」と使われるようになったり、「てふてふ」は「ちょうちょう」と言いやすくなったり、言葉は変化しています。汎用されることで、元の意味・読み方から移ろっていくのは、長い目で見ると言語ではよくあることでもあります。
そうは言っても、読みやすい方が良い!
病院や役所などで、書類に名前を書くことはたくさんあります。響きがやさしくかわいい女の子ネーム『ひまり』ちゃん♪読み方良し、呼んでも良しの愛されネームを目指して、色んな漢字のパターンを集めてみました。
『ひまり』という名前に人気の漢字【意味と由来】
名前ランキング2017(明治安田生命)で見てみたところ、「陽葵」が3位でした。つまり、人気のある名前ですね!読み方は、「ヒナ」「ハルキ」「ヒナタ」「ヒマリ」「ヒヨリ」となっていましたが、今ベビーがいる世帯には、「陽葵」という名前は読むことができる名前に、なってきているのかもしれませんね。
『ひまり』の読みの名前ランキングでは、『2017年 名前ランキング(たまひよ)』で4位。『ひまり』という名前は人気のようです。
人気のある「陽葵」の「陽」の意味
陽は太陽のイメージ。暖かく、ほがらかな印象を持ちます。「よう」や「ひ」の読み方からも、やわらかさを感じます。「明るくほがらかで〇〇な人生を歩んでほしい」という意味を名前に込めることができますね。
よう〔ヤウ〕【陽】
1 易学で、陰に対置されて、積極的、能動的であるとされるもの。天・日・昼・男・強・動・奇数など。
よう【陽】[漢字項目]
1 日。日の光。「陽光・春陽・太陽・朝陽・落陽」
2 ひなた。山の南側。川の北側。「山陽・洛陽(らくよう)」
3 明るく暖かい。「陽春」
人気のある「陽葵」の「葵」の意味
葵は「あおい」で、花の名前に用いられているのが一般的なようです。「葵」という名前も、名前ランキング2017(明治安田生命)で14位で人気のようです。つまり、「葵」という漢字を名前に使うのは、珍しくはないということですね。おそらくですが、「向日葵(=ひまわり)」から転じて、名付けでは「マリ」と読ませるようになったのではないのかな?と思います。「日向夏」の「日向」は「ひゅうが」と読みますが、「向日葵」は「ひまわり」。元々、向日葵という漢字が当て字(=キラキラネーム?)とも言えます。
葵は、堂々として美しい花です。あおいという花には、タチアオイやモミジアオイ、フタバアオイなどなど、色々な種類があるようです。名付けの際には、その花にあやかって、「凛とした品のある~」「鮮やかな花を咲かせるような~」という思いを込めることができそうですね。
あおい〔あふひ〕【×葵】
1 ㋐アオイ科のフヨウ属・アオイ属に含まれる植物の総称。タチアオイ・モミジアオイ・トロロアオイ・ゼニアオイ・フユアオイなど。《季 夏》2 紋所の名。フタバアオイを図案化したもので、種類が多い。
(中略)
き【葵】[漢字項目]
[人名用漢字] [音]キ(漢) [訓]あおい〈キ〉植物の名。アオイ。「紅蜀葵(こうしょっき)」〈あおい〉「立葵・天竺葵(てんじくあおい)・二葉葵(ふたばあおい)」[難読]向日葵(ひまわり)・蒲葵(びろう)・山葵(わさび)
人気のある女の子の名前『陽葵』の総画数
・陽(ひ)画数 12:太陽・ひなた:太陽のように元気な人に
・葵(まり)画数12:アオイ科の越年生草本:穏やかな気品・鮮やかな花を咲かせる
■地格(=名前)画数:24:大吉
■名前の由来としては…
陽の光のように明るく、葵のように素敵な花を咲かせるような人生を。
『ひまり』漢字二文字の名前と画数
優しいイメージの『ひまり』漢字と画数【二文字】
灯鞠
・灯(ひ)画数 6:あかり・ともしび:場を照らす灯のようなやさしさ
・鞠(まり)画数17:まり・きわめる・ただす・つつしむ:丸みある正しい人に
■地格(=名前)画数:23:吉
■名前の由来としては…
やさしい灯で周りを明るく照らすような人になりますように など
日葵
・日(ひ)画数 4:太陽・日光など光のイメージ:明るく温かい人に
・葵(まり)画数12:アオイ科の越年生草本:穏やかな気品・鮮やかな花を咲かせる
■地格(=名前)画数:16:大吉
■名前の由来としては…
暖かく気品ある葵のようにすばらしい人生を など
元気なイメージの『ひまり』漢字と画数【二文字】
陽毬
・陽(ひ)画数 12:太陽・ひなた:太陽のように元気な人に
・毬(まり)画数 11:けまり・たま:丸みのある優しい人に
■地格(=名前)画数:23:吉
■名前の由来としては…
元気であたたかく優しい人になってほしい など
光鞠
・光(ひ)画数 6:輝き・栄え:希望に満ちた輝く道を
・鞠(まり)画数17:まり・きわめる・ただす・つつしむ:正しく優しい人に
■地格(=名前)画数:23:吉
■名前の由来としては…
希望を目指して進んでほしい など
古風なイメージの『ひまり』漢字と画数【二文字】
雛毬
・雛(ひ)画数18:ひな・おさなご:かわいがられる人に
・毬(まり)画数 11:けまり・たま:丸みのある優しい人に
■地格(=名前)画数:29:中吉
■名前の由来としては…
周りにかわいがられるような丸みある人になるように など
妃鞠
・妃(ひ)画数 6:きさき・妻・女神の尊称:気品のある人に
・鞠(まり)画数17:まり・きわめる・ただす・つつしむ:正しく優しい人に
■地格(=名前)画数:23:吉
■名前の由来としては…
気品があり美しく正しい人柄になるように など
『ひまり』漢字三文字の名前と画数
優しいイメージの『ひまり』漢字と画数【三文字】
日満里
・日(ひ)画数 4:太陽・日光など光のイメージ:明るく温かい人に
・満(ま)画数12:みちる・十分になる:心も満たされた人生を
・里(り)画数 7:いなか・ふるさと・里心:おだやかな人に
■地格(=名前)画数:23:吉
■名前の由来としては…
光があふれるおだやかな人生を など
陽真理
・陽(ひ)画数 12:太陽・ひなた:太陽のように元気な人に
・真(ま)画数 10:本物・真実・本質:真心のある人に
・理(り)画数 11:おさめる・みがく・道理:知的で道理をわきまえた人に
■地格(=名前)画数:33:大吉(吉)
■名前の由来としては…
本質を見て自分を磨いて輝く人生を歩めるように など
元気なイメージの『ひまり』の漢字と画数【三文字】
向日葵
・向(ひ)画数 6:向かう・向き合う・志す:夢に向かってゆけるように
・日(ま)画数 4:太陽・日光など光のイメージ:明るく温かい人に
・葵(り)画数12:アオイ科の越年生草本:穏やかな気品・鮮やかな花を咲かせる
※向日葵(=ひまわり)からの転用で「ひまり」として名付けられているようです。
■地格(=名前)画数:22:小凶(凶)
■名前の由来としては…
夏の日に生まれたのでひまわりのような元気な人になるように など
飛万理
・飛(ひ)画数 9:とぶ・超える・はやい・高い:高みを目指して羽ばたく
・万(ま)画数 3:よろず・多数・さまざま:多くの幸せや努力や知識を得る人に
・理(り)画数 11:おさめる・みがく・道理:知的で道理をわきまえた人に
■地格(=名前)画数:23:大吉(吉)
■名前の由来としては…
長くけわしい道もきちんと歩んで飛翔していってほしい など
古風なイメージの『ひまり』の漢字と画数【三文字】
日舞璃
・日(ひ)画数 4:太陽・日光など光のイメージ:明るく温かい人に
・舞(ま)画数15:踊る・飛びまわる・かけまわる:周りを明るくする
・璃(り)画数 4:琉璃・紺青色の美しい宝石:透明感のある美しさ
■地格(=名前)画数:34:凶(大凶・半凶)
■名前の由来としては…
たくさんのことを楽しみながら乗り越えて輝く人生になるように など
妃真理
・妃(ひ)画数 6:きさき・妻・女神の尊称:気品のある人に
・真(ま)画数 10:本物・真実・本質:真心のある人に
・理(り)画数 11:おさめる・みがく・道理:知的で道理をわきまえた人に
■地格(=名前)画数:27:末吉(半吉・吉凶混合)
■名前の由来としては…
『ひまり』をひらがなで名付ける
『ひまり』という読みは決まっても漢字が決まらない!ということも。そんな時は、ひらがなの名前もやさしい印象で良いと思います!
ひまり
・ひ 画数 2
・ま 画数 4
・り 画数 2
■地格(=名前)画数:8:中吉(吉)
■名前の由来としては…
ひだまりのようなあたたかく優しい人になるように など
子どもの名付けで後悔しないためのポイント
名付けって悩みますよね!一生のものですから、できるならば色々と盛り込みたい!という親心と、そうは言っても周りに反対されるような名前はやだし…という気持ちもあります。
名付けで夫婦バトル!ということも、あるある話の一種。せめて、夫婦の間では納得して名付けを終えたいところです。後々「ママは、ひまりの漢字、こっちにしたかったの」と言われては、言われた子どもも、悲しいのではないかと思います。
漢字の意味や由来をしっかり確認しよう
漢字の中には、良い意味と悪い意味とを兼ねている漢字もあり、後で気づいてはもう遅いので、後悔しないよう、確認しましょう!画数の吉兆も、本なら出版年によって違ったり、サイトによって違っていたりします。吉兆の考え方にも、流行や時代性などがあるのでしょうか?どちらにしても、名前を名付けた後で考え直すことはできませんから、自分で、または夫婦で、または家族と、納得して決めてゆきましょう!
読みづらい漢字は避けよう
子どもの名付けの時に、図書館で本を借りたり、検索したりして、様々調べてゆく中で、『面接の時にキラキラネームの人は落とします』という、ご意見がどこかのサイトにあり『うそぉ~』とムンク並みに表情が変わった経験があります。全ての人がそうではないと思うのですが、キラキラネームの定義が曖昧、時代で変わる、ということを鑑みても、やはり、読むことができる名前の方が良いでしょう。
筆者はキラキラネームです…
筆者の名前はキラキラネームで、読むことができません。法規的書類以外は、ひらがなで書いています。お友だちならそれで良いですが、だいたいの場合は漢字を書かなければなりません。読めないので、ふりがな欄がなくても、ふりがなが必須です。個性があるね!という漢字は、初見で読めないことを天秤にかけると、あまり重要でもないと、個人的には実感しています。子どもの頃は、学校の提出物など漢字で書かなければならず、難しく画数の多い漢字がイヤで、『ひらがなの方が良かった』と思っていました。
名字と名前のバランスも考えよう
■名字との画数
画数を調べると、名字と名前の一部合算で吉兆を出す格がありました。ですから、名前がたとえ凶や小凶などでも、名字と合わせると大吉ということもあるでしょう。
■名字の漢字画数とのバランス
名字の画数が少なく、名前の画数がやたらと多いと、重たい印象も。『低学年で習う習字で字がつぶれるから』という理由で画数の多い漢字を避ける方もいるようです。
■名字の漢字とのバランス
名字と名前とを単体で見るととても良くても、つなげてみるとなんだか水と油のように『合わない?』ような印象を持つこともあります。
■冗談のような話ですが
結婚して苗字と名前が同じになったという奇特な方もいるようです。「〇▽ 〇▽子」さん。結婚する縁が名前ということでした。せめて、結婚する前には、この組み合わせは避けたいところです。
『ひまり』を使って女の子に素敵な名前を
名付けただけで、人生の全てが決まるというわけではありません!色々な漢字を調べてゆくと、何が読みやすくて、何が良いのか分からなくなってしまうことも。人気があると聞くと、そちらの方が良いのか、それとも、一緒の名前がたくさんいるかもしれないからやめた方が良いのか…。一度「これ」と決めたもので通すのも良し、考え抜いて悩むのも良し。いずれにしても、納得して決めてくださいね。出産も控えていらっしゃいる方もいると思います。頑張ってくださいね。素敵な名付けができることをお祈りしております!