幼児向けのはさみの練習方法を解説!持ち方や注意点はどう教える?

子供がはさみに興味を持った時、どのようにはさみの使い方を教えてあげれば良いのでしょうか。つまずきやすい持ち方の教え方や、子供が持ちやすいはさみの選び方、練習にピッタリな教材などを紹介していくので、子供に練習させる際の参考にしてください。

幼児向けのはさみの練習方法を解説!持ち方や注意点はどう教える?のイメージ

目次

  1. 1幼児にはさみの練習をさせるにはどうしたらいいの?
  2. 2幼児向けのはさみの選び方とおすすめのはさみは?
  3. 3幼児がはさみを練習するのはいつからがおすすめ?
  4. 4幼児にはさみの持ち方を教えるには?
  5. 5【幼児向け】はさみの使い方を紹介!はさみに慣れよう!
  6. 6【幼児向け】はさみの練習方法6選!楽しみながら上達しよう!
  7. 7はさみの練習におすすめの教材3選!
  8. 8はさみの練習におすすめの無料プリント3選!
  9. 9幼児がはさみの練習をする際の5つの注意点!
  10. 10幼児に合ったはさみで楽しく練習しよう!

幼児にはさみの練習をさせるにはどうしたらいいの?

はさみ

子供の側で裁縫などをしていると「私もはさみを使いたい」や「僕もやってみたい」と言われることもあるでしょう。しかし、はさみは便利で使いやすい道具ですが子供が使うと思わぬ事故に繋がることもあります。

子供がはさみに興味を持った時、どのように持ち方や使い方を教えてあげれば良いのでしょうか。注意点も含めて事前に知っておきましょう。

幼児向けのはさみの選び方とおすすめのはさみは?

幼児

大人が使っているはさみをそのまま子供に使わせると、大きくて重いため事故が起きる可能性が高くなってしまいます。ここでは、まず幼児でも使いやすいはさみの選び方のポイントとおすすめのはさみを紹介していきます。

【ポイント①】刃先が丸いはさみ

まず、はさみの先は必ず丸いものを選ぶようにしましょう。刃先が尖っていると、万が一落としてしまった時に足に刺さったり家を傷つけるリスクが高くなってしまいます。誤って刃先を掴んでしまうこともあるので、必ず丸いはさみを用意してあげるようにしましょう。

【ポイント②】幼児の手の大きさに合ったはさみ

幼児の手はとても小さいので、その大きさに合わせたはさみを用意してあげましょう。サイズの合わないはさみは怪我の危険性が高くなるだけではなく、手の筋を痛めるなどの恐れもあります。子供と一緒に文房具店に行って、自分で選ばせてあげるのも良いですね。

【おすすめのはさみ①】しまじろうはじめてのはさみ

子供に大人気キャラクターのしまじろうのはさみなら、楽しく練習できるのではないでしょうか。サイズ感や刃先が練習用のはさみとしてピッタリなのはもちろん、カバーもついているので持ち運びの時にも安心ですね。

【おすすめのはさみ②】STAD 安全はさみきっちょん

刃の部分がプラスチックでガードされているので、小さい子供でも安心して使うことができる安心性の高いはさみですね。握る部分にスプリングがついているので、手にそれほど負担をかけずにちょきちょきと気持ち良く切ることもできます。

【おすすめのはさみ③】ミニハサミ

幼児向けのはさみではありませんが、刃先が丸く小さいサイズのはさみなので幼児でも安心して使うことができますね。もちろん幼児だけではなく手の小さい大人にもおすすめできるはさみですよ。子供が育ってきたら、あらかじめこのはさみを使うようにしておいても良いかもしれません。

幼児がはさみを練習するのはいつからがおすすめ?

女の子

興味を持ったからといって、いつでもはさみの練習を始めても良いわけではありません。聞き分けができるようになる2歳くらいまでは、やりたがっても我慢させる方が安全でしょう。ただし、保育園や幼稚園ではさみを使う活動がある場合も多いので、3歳くらいからは家でも興味を持たせるようにした方が良いかもしれませんね。

幼児にはさみの持ち方を教えるには?

看板

では、実際に子供にはさみの使い方を教えるにはどのような注意点が必要なのでしょうか。まずは自分にも相手にもけがをさせないようにはさみの正しい持ち方から教えていきましょう。

手が小さい・2歳児向けのはさみの持ち方

手が小さい子や2歳児くらいの子は、はさみの上の穴に親指を入れ、下の穴には人差し指と中指の2本を入れてしっかり固定するようにしましょう。それでも安定しない場合は、薬指も入れて3本の指で固定してあげても悪くはありません。

3歳児からのはさみの持ち方

リボンとはさみ

3歳になって手も大きくなってきたら下の指から人差し指を抜いて、人差し指は穴の前にひっかけて大人と同じような持ち方をさせてあげると良いでしょう。子供の手の成長に合わせて、徐々に正しい持ち方を教えてあげると良いですね。

【幼児向け】はさみの使い方を紹介!はさみに慣れよう!

糸とメジャーとはさみ

では、はさみの持ち方を把握したところでいよいよ使い方を教えてあげる必要があります。どのような手順で教えてあげるのが良いのか、順を追って練習方法を見ていきましょう。

はさみを開いたり閉じたりする

まずは何かを切るよりも、はさみを開いたり閉じたりする練習をしましょう。はさみを上に開けるようにゆっくりでも良いから練習するのが必要です。また、はさみを持ったからといってはしゃがないように、しっかり大人の言うことが聞けるかも注意して観察しましょう。

1回の動作で切る練習をする

はさみの開閉が正しくできるようになったからといって、すぐにちょきちょきと切れるわけではありません。まずはリボンやテープなどの幅の狭いものを1回の動作で切る練習をしましょう。「ちょっきん!」などの声をかけながら一緒に切れば、楽しく練習ができますね。

連続動作で切る練習をする

リボン

1回で問題なく切れるようになったら、次は連続して切る練習をしていきましょう。はさみの奥まで紙を入れて、完全に刃を閉じずにテンポよく切りましょう。練習用に大き目の紙や長いリボンを用意すると良いですね。

切り方のバリエーションを増やす

上手く切れるようになってきたら、ジグザグに切ってみたり円を切ってみるなどのバリエーションを増やしていきましょう。子供のお気に入りのキャラクターの切り取りなど、単純に形を教えるだけではなく色々な形のバリエーションを用意してあげると楽しく練習できますよ。

【幼児向け】はさみの練習方法6選!楽しみながら上達しよう!

紙

では、子供を飽きさせずに練習させるにはどのような工夫が必要なのでしょうか。子供にはさみを教える時におすすめの練習方法を6つ紹介していきますので、ぜひ試してみてください。

紙を切る前に粘土を切る

粘土

実は、最初に切るものは紙よりも粘土の方が良い練習になると言われています。紙を切る場合ははさみが紙を巻き込んでしまうなど、なかなか上手く切れない子も多いですが、粘土ならその心配もありません。手ごたえもあるので、力の弱い子が徐々に力を付ける練習にもなりますよ。

テープ状の紙をひたすら切る

メジャー

大きな紙をいきなり渡しても、子供は練習量が多く感じてしまって嫌になってしまうこともあります。まずはテープ状の紙を用意して、たくさん「切る」感覚を覚えましょう。リボンでも良いですが柔らかいリボンは切りづらいので、画用紙などの厚みのある紙を何本かテープ状に用意してあげるのがおすすめです。

幼児が喜ぶ柄入りの紙を切る

バス

真っ白な紙では練習していても楽しくないと感じてしまうのは仕方ないでしょう。子供が喜ぶような柄入りの紙を用意してあげると楽しく練習できますよ。折り紙の金・銀などの特別感のある色を用意したり、好きなキャラクター入りの紙を用意してあげると良いでしょう。

線をまっすぐ切る

まっすぐにはさみを動かすことは、実はなかなか難易度の高い技です。線をまっすぐ切れるような練習をしておきましょう。ただし何もない白紙の紙をまっすぐ切るのは難しいので、色々なカラーペンを使って線を引いておいてあげるようにしましょう。

紙を動かして切る

細かな切り方をするには、はさみや手だけではなく紙自体を動かして切る工夫も必要です。角度のある絵柄やカーブの絵柄を用意して、子供が自分で紙を動かす工夫をできるように見守ってあげると良いでしょう。

切った紙で作品を作る

画用紙

せっかくのはさみの練習ですので、紙をゴミにしてしまうだけではつまらないですよね。子供の切った紙を利用して作品を作ってみてはいかがでしょうか。親が綺麗に貼り合わせてあげるのも良いですが、子供に自主的に貼り方を考えさせてあげると自由な発想を見せてくれるかもしれませんよ。

はさみの練習におすすめの教材3選!

女の子

絵柄入りの紙の方が子供も飽きずに練習することができますが、絵を描くのが苦手で用意するのが難しいという人もいるでしょう。そうした人は、これから紹介する3つの教材を使ってみてください。

くもん「さいしょのきってみよう」

学習塾で有名なくもんの「さいしょのきってみよう」はまっすぐ切る動作で可愛い絵を切っていくことができます。まさにはさみを初めて持った子にピッタリの教材ですね。どのページを切りたいか、子供と一緒に話しながら決めていきましょう。

くもん「はじめてのはさみ」

同じくくもんの「はじめてのはさみ」もおすすめです。簡単に切れるイラストばかりが詰まっているので、子供自身に「教材」という意識がなく楽しく技術を身に着けることができます。励ましながら子供のはさみの練習を見習ってあげると良いでしょう。

学研「こうさく」

学研の「こうさく」は切るだけではなく、貼ったり折ったりする動作も自然に学べる教材です。自分が切ったもので作品を作ることができるので、子供の好奇心を刺激してくれること間違いなしですね。

はさみの練習におすすめの無料プリント3選!

男の子

教材以外にも無料でダウンロードするプリントもおすすめですよ。色々なサイトを探して子供が好きそうな絵柄を見つけてあげましょう。

KidsCreativeLab「はさみできりとり入門」

渦

「はさみできりとり入門」は、はさみを使って線に沿って図形を切り取るコンテンツです。幼児が楽しめる簡単なものから、渦巻きなどの上級者向けの絵柄もあるのでレベルに合わせて順に楽しむことができますね。

わくわく教材「幼児教育・特別支援教育はさみ練習プリント教材」

幼児教育だけではなく、特別支援教育でも使えるような教材がたくさんあります。手先が不器用な人でも楽しく切ることができるので、こちらもチェックしてみましょう。

幼児の学習素材館「お弁当ごっこ ペーパー遊び」

はさみの練習をしながらおままごともできる教材です。おにぎりやおかずといったお弁当箱の中身を切り抜いて、お弁当箱に詰める練習ができますね。子供だけではなく大人も夢中になってしまうほど楽しい教材ですよ。

幼児がはさみの練習をする際の5つの注意点!

犬

子供のはさみの上達を見るのは楽しいものですが、はさみの技術だけが上がっても問題があります。子供にはさみの使い方を教える時には、使い方だけではなく使う時に注意しなければならないマナーもしっかり教えてあげるようにしましょう。

はさみを持ったまま歩かない

足跡

はさみを持ったまま立ち歩くと、誰かを刺してしまったり転んだ時に自分に刺さって怪我をしてしまう可能性があります。どんなに近距離でも、はさみを持ったまま立ち歩かないように注意してあげましょう。

はさみを人に向けない

夢中になってくるとはさみを持ったまま身振り手振りをしてしまう子もいます。しかし、はさみを人に向けると目に入って失明してしまう恐れもあるので、絶対にやめるように教えてあげましょう。また、はさみを受け渡しの際には刃先を人に向けないなどのマナーも教えておいてあげると良いですね。

大人と一緒にはさみを使う

手

子供がはさみに不慣れなうちは、子供だけではさみを使わないように注意する必要があります。万が一事故になってもすぐに適切な処置がとれるように、十分に成長するまで大人がいない場面でははさみを使わないように教えておきましょう。

はさみで紙以外のものを切らない

おもちゃ

粘土を切る練習方法はありますが、基本的にはさみで紙以外のものを切らないように教えておきましょう。固いものを切ると刃こぼれして怪我に繋がる恐れがありますし、ふざけて自分や友達の指を切ってしまうこともあります。「はさみは紙だけ」ということをしっかり教えておきたいですね。

はさみを使ったら必ずしまう

倉庫

おもちゃと一緒で、はさみも使った後は必ずしまうように教えてあげましょう。子供のはさみをしまう専用のケースを買ってあげるのも良いですね。出しっぱなしにしておくと、思わぬ事故に繋がる可能性があるので注意が必要です。

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幼児に合ったはさみで楽しく練習しよう!

手

はさみは危険なことも多い文房具ですが、とても便利で子供の好奇心を刺激してくれる文房具です。子供の年齢や性格に合わせてはさみを上手に使いこなせるように見守ってあげましょう。

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この記事のライター
Shuichi

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