私立小学校のメリット・デメリットとは?小学校受験の学校選びも!

私立小学校受験を考えている場合、気になるのは子供にどれだけのメリットやデメリットがあるのかということではないでしょうか。私立小学校とはどういった場所なのか、公立小学校とどのような違いがあるのかなど、気になるポイントを詳しく解説いたします。

私立小学校のメリット・デメリットとは?小学校受験の学校選びも!のイメージ

目次

  1. 1私立小学校受験について徹底調査!
  2. 2私立小学校を受験する理由3つ!
  3. 3私立小学校を受験するメリット5選!
  4. 4私立小学校を受験するデメリット5選!
  5. 5小学校受験する学校を選ぶポイントは?
  6. 6私立小学校を受験する家庭にはどんな特徴があるの?
  7. 7私立小学校受験を知って、前向きにチャレンジしてみよう!

私立小学校受験について徹底調査!

私立小学校に子供を通わせる人が近年増加しています。以前社会現象ともなったお受験ブームが再来しているのです。小学校入学でお受験?と疑問に思うかもしれませんが、私立小学校にはそれだけのメリットがあると考える親が増えていると言えます。そこで私立小学校を受験する実際のメリットとデメリットについて徹底的に調査してみました。

悩む女の子

私立小学校を受験する理由3つ!

まずは多くの親が私立小学校受験を選択する理由を挙げてみましょう。親にとって大切なのは子供の将来です。私立小学校に入学することで子供の将来にメリットがあると考えるからこそ、受験をさせてまで私立小学校に通わせるのだと考えることが出来ます。

①質の高い教育を求めている

子供の将来を考えるなら、基礎を学ぶ小学校の頃から質の高い教育を受けさせたいと思うのが親心でしょう。私立小学校なら教育に力を注いでいるところが多く、実際に学力調査においても私立小学校は公立小学校よりも平均的に学力が高いという調査結果が出ています。子供の学習意欲を決定づける小学生時代に、質の高い教育を受けられるのは大きなメリットです。

黒板で教える男性

②近隣の公立小学校に不満がある

公立小学校は校区で通う学校が決まります。そのため基本的には学校を選ぶことは出来ません。最近は選択性を取り入れている自治体もあるようですがまだまだ少数です。そのため、親が地域の公立小学校に不満があり、公立小学校に子供を通わせることを避けるために校区が自由な私立小学校を選ぶ場合があります。環境を選べることは私立小学校の大きなメリットと言えるでしょう。

書類に不満がある女性

③エスカレータ式で進学出来る

私立小学校受験のメリットの1つは、エスカレーター式で進学出来る学校があることです。大学付属などの一貫校の小学校を選ぶことで、受験の苦労をあまり経験せずに進学することが出来ます。受験勉強を減らすことによって得られるメリットは大きく、それが子供の人生を決定付けることもあるのです。

高校生たち

私立小学校を受験するメリット5選!

それでは実際に私立小学校に入学することで得られるメリットをより具体的にご紹介します。私立小学校に通うことで子供や親に生じるメリットにはどのようなものがあるのかを知っておきましょう。

①価値観の近い友達が出来る

私立小学校を受験するメリットとして大きいのは人間関係です。公立小学校の場合は地域が同じだけの意識や環境の違う子供達が集まるので人間関係のメリットが少ないのですが、私立小学校には受験勉強を頑張って入学して来た意識の高い子供が集まるというメリットがあります。また、生活水準が高い家庭の子供が集まりやすいことも大きなメリットでしょう。そんな環境であるからこそ、私立小学校に入学すると学習意欲が高く価値観が近い友達が出来るのです。

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②学習環境が充実している

私立小学校を受験するメリットには、学習に対する学校設備の充実も挙げられます。親は高いお金を払うことになりますが、だからこそ子供の学習環境が整えられているのはメリットとなるでしょう。教育に力を入れたいという親にとってこの上ない環境で子供に教育を受けさせることが出来るのです。

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③子供へのケアが行き届いている

日本の夏がどんどん暑くなって来て、学校の環境についてたびたび取り沙汰されるようになって来ています。しかし公立小学校ではまだまだ勉強に打ち込むための環境設備が整っているとは言えないのが現状です。そういった冷暖房の設備だけでなく、子供の心身へのケアも私立小学校なら行き届いた環境を整えているのは大きなメリットと言えます。子供が安心して勉強出来る学校を選ぶなら、やはりお金をかけた分だけ私立小学校が充実しているのです。

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④内部進学制度がある

大学付属小学校などの内部進学制度がある私立小学校を選ぶと、外部からの入試で受験するよりも苦労せずに進学することが出来るというメリットがあります。受験勉強は多くの時間を費やすので、スポーツや芸術などの目標に向かって頑張っている子供の場合、大切な時期を受験のために消費されてしまうことになるのです。もちろん内部進学制度がある私立小学校を選んだとしても、後から志望する方向が変われば進路を変更することが出来るというメリットもあります。内部進学制度は子供の将来を選ぶ際にその幅を広げてくれる制度と言えるでしょう。

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⑤教師の質が高い

私立小学校では教師の質が総じて高くなるのも大きなメリットです。私立小学校ではあまり先生が転勤することがありません。そのため教師と学校との間で教育方針が一本化され、安定した教育を受けることが出来ます。私立小学校では教科ごとに専門の先生が教えることも多いようです。特に英語やコンピューターなどの特殊な授業に専任教師がついたりと、特色が出やすい傾向があります。

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私立小学校を受験するデメリット5選!

メリットの多い私立小学校ですが、当然ながらデメリットもあります。私立小学校を受験する場合のデメリットもきちんと知っておきましょう。

①優秀な子供が集まるので日々のプレッシャーがある

私立小学校には受験して入学した頭のいい子供ばかりが通っています。そのため、どれだけ優秀な子供であっても上位の成績をキープするのは難しくなってしまうというデメリットがあるのです。子供は自分が親に期待されていることを感じています。そのため日々プレッシャーのなかで勉強を頑張ることになるのです。

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②私立小学校に入るための塾通いが大変

私立小学校を受験するデメリットとして大きいのが受験のための塾通いです。私立小学校を受験するにはさまざまな傾向と対策が必要となるので、塾通いをせずに合格するのは難しいとされています。私立小学校受験のための塾は、お金がかかる上に時間も消費するのでとても大変です。

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③通学時間がかかる

私立小学校は校区で決まる公立小学校と違い、ほとんどの場合自宅から距離があります。そのため通学には電車やバスを使い、かなりの時間をかけて通うことになってしまうのです。毎日通学する小学生にとってこれは大きなデメリットと言えます。

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④費用が高い

私立小学校受験で最初に思い浮かぶデメリットはお金の問題でしょう。私立小学校は公立小学校に比べると格段に費用がかかります。授業料はもちろん、私立小学校ならではの特別な勉強などにかなりのお金がかかるのです。その上に子供が周囲に置いていかれないように塾で勉強をするようになるとさらに負担は大きくなります。

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⑤親が見栄をはらないといけない場合も

私立小学校というのは1つのブランドです。そこに子供を通わせるとなると、それなりの身なりや持ち物を揃える必要があります。親がみすぼらしい格好をしているとその私立小学校のブランド力を落としてしまうからです。さらに親同士のお付き合いをする場合は、どうしても周りに合わせなければなりません。子供だけでなく、親も見栄を張る必要があるのが私立小学校のデメリットの1つです。

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小学校受験する学校を選ぶポイントは?

私立小学校を受験する場合、その学校はじっくりと選んで決める必要があります。特に一貫校を選ぶ場合には、大学までその系列学校に通うかもしれないのです。子供が勉強する環境などが、一生ものの問題となります。選択を間違えると、せっかくの私立小学校のメリットがデメリットになってしまいかねません。そこで、どのようなポイントを確認すればいいのか、詳しく解説します。

①教育理念・方針が合っているか

1番大切なポイントは、その私立小学校がどのような教育理念や教育方針を持っているかということです。私立小学校のなかには宗教系の学校やインターナショナルスクールなどもあり、個性ある教育方針を掲げているところが多いのが特徴です。偏差値や有名だからなどといったことよりも、基本となる教育理念や教育方針をきちんと確認しておかないと、せっかくの私立小学校のメリットが意味をなくしてしまうこともあります。受験を考えている私立小学校の学校説明会には必ず足を運ぶようにしましょう。

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②学費が家計を圧迫しないか

お金は絶対に馬鹿に出来ないポイントです。私立小学校に入学してからずっと系列校で進学していく場合には、膨大なお金がかかります。小学校だけはなんとかなってもその後が続かないとか、子供の学費を払うだけで生活にゆとりがなくなってしまうなどという状況なら、私立小学校を受験することにメリットはないと思っていいでしょう。私立小学校に子供を通わせることで生活が苦しくならない、ゆとりのある学校を選ぶことが大切です。

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③子供が通学出来る範囲内か

子供は学校にほぼ毎日通わなければなりません。それなのに学校まで1時間以上かかるようでは、子供は通学で疲れ果ててしまい、勉強にも悪影響を及ぼします。遠い私立小学校に無理をして通わせるのはメリットよりもデメリットのほうが大きいのです。出来るだけ子供が苦労せずに通える範囲内の私立小学校を選ぶようにしてください。

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④エスカレーター式か否か

私立小学校がエスカレーター式か否かというのは大きなポイントです。親と子供の望む教育の方向性を事前にきちんと決めておかなければ、思ったのと違う教育環境になってしまいかねません。エスカレーター式の私立小学校のメリットと、そうでない私立小学校のメリットをよく考えて、親子で将来を話し合って決めましょう。途中で方針が変わったとしても変更が楽な学校を選ぶというのも1つの方法です。

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私立小学校を受験する家庭にはどんな特徴があるの?

私立小学校受験を選択する家庭には共通する特徴があります。どのような親がどのようなメリットを考えて私立小学校を選ぶのかを知っておくと、私立小学校受験を選択するかどうかの参考になるのではないでしょうか。

①親自身も私立小学校に行っていた

意外と多いのが親自身がその私立小学校に通っていたというものです。親にその私立小学校でのいい思い出があるため、自分の子供にも同じ体験をしてもらいたいという親心から私立小学校を選ぶというパターンがあります。この場合のメリットとしては、親がその学校のことをよく知っていて、学校関係者や卒業生に知り合いが多いということです。伝統ある私立小学校に多いパターンです。

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②大学進学まで考えている

大学までの一貫校なら子供はあまり受験の苦労をせずに大学まで進学することが出来ます。特別に行きたい大学が一貫校以外にあるということでなければ、大学進学までエスカレーター式の私立小学校を選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。

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③お金に余裕がある

私立小学校を受験する家庭は、お金に余裕がある場合が圧倒的に多いと言えます。逆に言えば、お金に余裕がない家庭が私立小学校を受験するメリットはあまりありません。公立小学校がよほど評判が悪いならともかくとして、お金で無理をしないほうが子供の教育や将来のためには大きなメリットとなるからです。

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私立小学校受験を知って、前向きにチャレンジしてみよう!

私立小学校受験には多くのメリットがあります。もちろんデメリットもありますが、子供の将来に向けた教育のためには私立小学校の整った学習環境が大きな力となるでしょう。さらに大学までの一貫校なら、受験勉強で苦労せずに目指すジャンルの勉強に取り組むことが出来るというメリットもあります。もし私立小学校受験に合った家庭環境であるなら、前向きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
mojimojisan
日常のなかで素敵なものを見つけていきたいです。

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