2019年07月28日公開
2019年07月28日更新
子供にゲームはいつから持たせる?兄弟がいる場合は?
いつから子供にゲームを与えるべきか悩んでいませんか?いつから買い与えるかによって、子供の生活に大きな影響が生まれます。子供にゲームを買うおすすめの目安をたくさんご紹介しますので、ぜひご家庭に合った目安を見つけてみてくださいね。
目次
子供にゲームはいつから与えていい?
いつから子供にゲームを与えていいのか、悩んでいる親御さんは多いですよね。ゲームにはメリットとデメリットが存在し、子供の日常生活に大きな影響を及ぼします。それぞれをよく理解した上で、いつから子供にゲームを与えるか考えてみましょう。
子供にゲーム機はいつから与える?おすすめの目安5選!
家族構成や子供の発育状況など、ご家庭によって買い与えるタイミングは様々です。おすすめの目安を5つご紹介しますので、どの目安がご家庭に合っているか見つけてみてくださいね。
自制ができるようになったら
自制ができている目安として、学校の準備や勉強を自ら行えるようになった頃と考える親御さんが多いです。個人差はありますが、小学3年生くらいで自制ができるようになると言われています。
脳が十分発達したとされる時期から
人の脳は、見たことを真似したくなるようにできています。暴力映像を真似したくなるのも人の本能ですが、現実世界でそれを真似をするのは絶対いけませんよね。現実世界で真似しないようにブレーキをかけているのが「前頭葉」と呼ばれる部分です。
この前頭葉は、現実世界での様々な体験を通して成長していきます。前頭葉が未発達の段階でバーチャルな物ばかり見せてしまうと、実物を見たり触ったりする機会が減り、脳の発達に悪影響が出てしまいます。そのため、十分に脳が発達したと感じてからゲームを与えるというのは非常におすすめの目安です。
子供が欲しがったら
誕生日やクリスマスに子供に買い与えるという親御さんも非常多くいます。ゲームは「何歳になったら買い与えなければならない」「何歳まで買い与えてはいけない」というものではありません。「子供が欲しがったら与える」というのも良い目安になりそうですね。時期ではなく子供の欲求に合わせて、いつから買い与えるのか決めるのも判断基準のひとつです。
友達がゲームで遊ぶようになったら
幼児や小学生の時は、友達からの影響を特に受けやすい時期です。ゲームを持っていないと友達の話題に入ることができず、子供が寂しい思いをしてしまうかもしれません。また、ゲームが欲しいのに買ってもらえないと、異常なほどにゲームへの執着が生まれてしまうこともあります。激しい執着は友達との関係を悪くする要因にもなりかねます。「友達が持っていて羨ましい」などの言葉を発した時に、検討するのもいい目安となりそうですね。
勉強が難しくなる前に
ゲームが好きなのは幼児や小学生だけではありません。中学生や高校生、そして大人でもゲームを好きな人はたくさんいます。受験勉強が始まる頃に買い与えた場合、両立ができず勉強に手が付かなくなる可能性があります。勉強とゲームの両立を早めに学ばせることで、優先順位の付け方も自然と覚えることができます。
勉強がいつから難しいと感じるかは、子供によって差があります。目安としては、小学校高学年~中学入学前にはゲームを与えて、勉強とゲームを両立させる方法を学ばせるのがよいでしょう。
いつから子供にゲーム機を与えた?兄弟がいる場合2選!
兄弟がいる場合、下の子は、上の子の行動や持ち物に影響を大きく受けると言われています。下の子にいつからゲーム機を与えたか、2つのパターンをご紹介します。
幼稚園から与えていた
「上の子が幼児の時に与えたので、下の子にも幼児の時に与えた」「上の子がゲームと上手く向き合えていたので、下の子にも早めに与えた」などの成功体験がある親御さんは、下の子にも早めにゲームを買い与える傾向にあります。上の子の存在が大きく影響していると言えるでしょう。
メリット
幼稚園でゲームを与えるメリットとしては次の点が挙げられます。
- 記憶力や思考力が上がる
- 注意力や集中力が上がる
- 脳が活性化される
ゲームをするには、それぞれのボタンの役割や膨大なルールを記憶し、クリアするための方法を常に考える必要があります。また、ゲーム中に指を細かく動かすことで、脳の活性化にも繋がります。絵本を読んだり積み木で遊んだりするだけでは得られないメリットをゲームが生み出してくれるのです。
デメリット
この時期にゲームを与えられるデメリットもあります。デメリットには次の点が挙げられます。
- 視力低下の可能性がある
- 外で体を動かす時間が減ってしまう
- ゲームと現実世界の区別ができない危険性がある
ゲームをして画面との距離が近すぎたりすると、視力が低下する可能性があります。また、ゲームによって外に出る時間が減ってしまうことも考えられません。さらに、幼稚園児の前頭葉は十分に発達しておらず「暴力はいけないもの」という判断ができないため、バトルものなどは避けましょう。未発達の段階でバーチャルな物ばかり見せてしまうと、脳の発達に悪影響が出る危険があります。
上の子に与えた時に下の子にも一緒に与えた
上の子と同時に買い与えたというご家庭も多いです。下の子は、上の子が持っているものを真似したくなるものですよね。同時に買い与えることで、兄弟喧嘩の原因をひとつなくすことができます。
メリット
- 記憶力や思考力が上がる
- 注意力や集中力が上がる
- 脳が活性化される
- 兄弟でゲームを楽しむことができる
- 家族で楽しむことで家族団欒に繋がる
上の子と同時に買い与えることで、兄弟同士や家族同士でゲームを通してコミュニケーションをとることが可能になります。また、上の子の操作からやり方を学んだり、負けたくないという闘争心が生まれたり、下の子の成長スピードが上がる可能性も考えられます。
デメリット
- 視力低下の可能性がある
- 外で体を動かす時間が減ってしまう
- ゲームと現実世界の区別ができない危険性がある
上の子が小学生の場合、友達の中でバトルものが流行っている可能性が非常に高いです。前頭葉が未発達の状態で上の子と同じゲームをやると、周りに暴力をしてしまう危険があります。そのため、年齢差が大きい兄弟の場合は、ゲームを同時に買い与えるべきか、しっかり吟味する必要があるでしょう。
いつから子供にゲーム機を与えた?みんなの意見2選!
では次に、いつから子供にゲーム機を買い与えたか、実際の意見を2つご紹介します。ぜひこちらも、子供にいつから買い与えるかの目安にしてみてください。
小学3年生くらいからが多い
自制や判断力を身についている子供達は、暴力映像が流れたとしても、ゲームと上手く付き合うことができます。そのため、自制ができるようになる小学3年生あたりに買い与える親御さんが多い傾向にあります。また、このくらいの時期からゲームを持ち始める友達も多いので、友達とのコミュニケーションツールとして活躍してくれるでしょう。
おすすめのルール
デメリットへの対策として有効なのが「ルール作り」です。ルールを作る上で最も大切なのは、親御さんと子供がしっかり向き合うこと。ルールを作ることでデメリットを解消し、ルールを守る大切さを子供に教えることができます。小学3年生といえども、親がある程度管理してあげることが大切になります。小学3年生におすすめのルールは次の通りです。
- ゲームで遊ぶ時間や時間帯を制限する
- 課金させない
- インターネットの制限をかける
- 子供部屋にゲーム機を置かない
- 多様な遊びや活動を促す
- 購入前にゲームの内容を確認する
- 勉強に役立つ内容のゲームを選ぶ
幼稚園からゲーム機を与える家庭も多い
幼児の時にゲームを買い与える親御さんも多くいらっしゃいます。特に多いのは兄弟がいるご家庭です。また、買い与えるゲームを親御さんがしっかりと選ぶご家庭ならば、幼児の時から買い与えても安心と言えるでしょう。
おすすめのルール
幼稚園からゲームを与えるときには、さらに親御さんがしっかりと管理してあげることが大切になります。幼稚園児におすすめのルールは次の通りです。
- ゲームで遊ぶ時間や時間帯を制限する
- インターネットの制限をかける
- 子供部屋にゲーム機を置かない
- 多様な遊びや活動を促す
- 購入前にゲームの内容を確認する
ゲームを与える時期は子供次第!大切なのはルールを守ること!
いつからゲーム機を買い与えるかは、ご家庭や子供によって様々です。しっかりとルールを作ることで、ルールを守る大切さを子供に伝えることができます。ゲームのメリット・デメリットを理解した上で、ご家庭にあった時期をぜひ見つけてみてください。