夏バテの原因を知って対策しよう!夏のだるさ・疲れを解消するには?

だるい、疲れるといった夏バテは冷房と暑い外気温との差が原因で起きる夏特有の症状です。放置しておくと自律神経が乱れて重い夏バテになることもあります。夏バテの原因を知って、夏のだるい疲れを解消する対策や予防対策など日常生活に取り入れてみませんか。

夏バテの原因を知って対策しよう!夏のだるさ・疲れを解消するには?のイメージ

目次

  1. 1夏バテに毎年悩まされていませんか?
  2. 2夏バテの原因は日常生活にあった!
  3. 3夏バテの症状と引き起こしやすい疾患
  4. 4夏バテの疲れやだるさを解消する方法5つ紹介!
  5. 5夏バテを予防する方法6つ紹介!
  6. 6夏バテは夏の終わりにも注意が必要!
  7. 7夏バテの原因を知って正しく対処しよう!

夏バテに毎年悩まされていませんか?

ばてている感じの女性

毎年感じる夏の疲れやだるいといった不調、いわゆる夏バテに悩まされる人は意外と多いのではないでしょうか。温度が上がるだけでも普段通りの日常生活に負荷がかかり疲れを感じてしまうものです。少しの負荷が原因でけだるい感じや疲れなどの体調不良を感じることもあるでしょう。そんな夏に感じる疲れや夏バテの原因、予防と対策、解消方法など詳しく探ってみましょう。

夏バテの原因は日常生活にあった!

だるい、疲れが溜まるといった夏バテの原因は日常生活に潜んでいます。こちらでは夏バテの原因になり得る日常生活の4つのことについて詳しくご紹介します。

温度差からくる自律神経の乱れ

温度差

外気温と室内の温度差が大きいことが夏バテの原因の1つです。自律神経が温度差に大きく影響を受けることが原因です。温度差で自律神経が乱されて夏バテになってしまうのです。

外気温と室温の温度差で体力を消費してしまうということもあります。しかし、夏バテの多くの原因は、ストレスを感じた自律神経の働きが乱れることが原因です。涼しいからと言って、暑い真夏に冷房の効いた涼しい室内だけで過ごすことも自律神経の失調を招くこともあります。

発汗の異常

汗を流す女性

汗をかくことが体温調節の一端を担っているのですが、気温・湿度共に高い夏に発汗がうまく働かなくなることがあります。それが夏バテの原因の1つになることもあります。発汗の異常には、汗が出すぎて体内の水分量が減ってしまうというパターンもあります。つまり、高温多湿の日本の夏は、汗が出なくなる、または、気温が高すぎて汗を流しすぎて水分不足になるという2つのタイプの発汗異常が起きる可能性があるということです。

水分の摂りすぎ

数本のペットボトル

汗をかく夏には水分摂取がとても大切です。水分不足になると、頭が働かない、だるいといった疲れを感じることもあります。ですが、水を多量に摂り過ぎると、雨期の川のように水分が体内を流れ出てしまうだけという状態になることがあります。つまり、やみくもに水を飲むだけでは、体内の水分量の確保には至らず、水分を摂り過ぎることが原因で夏バテになることもあるのです。

だるい感じの女性

体内の水分量が余剰になり、むくみとなることもあります。水分が頭に溜まると頭痛などを引き起こすこともあると言われています。頭痛・だるい・むくみなどを感じるときは、水分摂取量や身体の水分循環の悪化などを原因とした夏バテの可能性もあるのです。

睡眠不足

寝ている女性

睡眠は日常生活で疲れた身体を心身共に癒やす大切な時間です。昨今の夏は熱帯夜など夜になっても温度が高い日が続くこともあり、良質な睡眠が取れないこともあります。高温多湿の夜の寝苦しさは、夜にまで疲れを感じさせるほどです。1日寝苦しいだけで翌日疲れが取れず、だるい感じが残る人は多いはずです。眠れない、寝苦しいといった睡眠不足が夏の疲れを身体に蓄積させ、夏バテの原因となることもあります。

夏バテの症状と引き起こしやすい疾患

夏バテの原因となる日常生活の4つのポイントが分かりました。外と室内の温度差による自律神経の乱れや発汗の異常、水分の取り過ぎ、睡眠不足でしたね。次は、日常生活から身体に溜まった疲れなど夏バテの具体的な症状について詳しく見ていきましょう。

だるさと疲労感

疲労感ある人影

疲れはどんな年代でも感じるものです。ですが夏バテの疲れやだるい感じは、冷房と外気温の温度差や外の暑さや冷房を原因とした冷えなど日常生活で溜まりやすいことが特徴にあります。温度差で溜まる疲れだからと言って冷房のない室内で過ごすと、熱中症や暑さを原因とした疲れが溜まってしまうことになります。夏の日差しがきついことが原因で疲れを感じる人もいるでしょう。夏特有の気候そのものが疲れや疲労感に結びつきやすいのです。

食欲不振

サラダ

疲れが続いたり、溜まると胃腸へも影響が出ることがあります。自律神経が乱れてしまって疲れが溜まり夏バテになっているとすると、腸のぜん動運動も乱れがちになりますので、軽い夏バテから食欲不振になり胃腸の不調が続くこともあるでしょう。

夏風邪

寝ている女性

疲れが溜まると身体の調子が悪くなり、熱が出たり頭痛が続いたりと風邪に似た症状になることもあります。夏バテで自律神経が乱れて睡眠も不足して食欲不振が続くと、体力も落ちていきます。夏バテの症状が重なって、わずかなウィルスにも抵抗力を発揮できないこともあるでしょう。暑い季節に疲れやだるいといった自覚症状を感じているなら、夏バテを疑って自分に合った解消方法を考えてみましょう。

夏バテの疲れやだるさを解消する方法5つ紹介!

ただの疲れやだるいといった疲労感から始まることの多い夏バテは、解消しないまま日常生活を続けていると、悪化することがあると分かりました。ただの夏の疲れや夏バテを原因として夏風邪で寝込むというケースまで症状は様々です。出てしまった夏バテの症状、夏の疲れを自覚したならまずは夏バテや夏の疲れを解消する方法を探してみましょう。

ツボを刺激する

ツボを押す様子

夏バテ解消の簡単な方法にツボ押しという方法があります。誰にでもできる方法なので「夏バテかな」「少しだるいな」「疲れがたまってきたかな」と暑い季節に感じたら、一度試してみても良いでしょう。夏バテに効くツボの名前と、そのツボで得られる効果などを簡単に下に箇条書きでご紹介します。

・湧泉(足の裏):疲労回復
・陽池(手の甲):冷え性
・関衝(薬指の小指側の爪):頭痛・めまい
・指間穴(手の指の股の部分):自律神経を整えてリラックス
・鳩尾(みぞおち辺り):精神的疲労・食欲不振

指圧の様子

手の指や手の甲、手のひらには、ツボがたくさんあります。手のツボならちょっとした休憩時間の疲れ対策に実践しても違和感ありません。冷房の効いた室内で感じる冷えや自律神経などに効果があると言われるツボをチェックして、夏バテや夏の疲れ解消対策の1つにしてみてはいかがでしょう。

簡単なストレッチをする

ストレッチ

夏バテかなと感じる程度で疲れが少しある状態ならば、身体の血の巡りを良くするための簡単な運動やストレッチが夏バテ解消に効果的なことがあります。身体は動かしていないと血の巡りが悪くなることもあります。軽度の肩こりなら簡単な運動やストレッチで良くなることもありますよ。寝転んだまま片足を身体に寄せて20秒ほどキープして、次は反対の足を同様に20秒キープします。それを3セット繰り返すという簡単な運動でも効果が期待できることがあります。これなら、寝る前や起きた後に、ベッドや布団で横になったまま実践できるのでおすすめです。

食事を工夫する

季節の野菜

夏は消化に良いものやさっぱりしたものが好まれます。ビーフシチューやグラタンよりも、あっさりしたサラダや酢の物、冷たくてのどごしの良い素麺、冷麺などが夏のメニューとして思い浮かびます。つまり、夏バテで食欲不振なら、味付けはさっぱりと、のどごしが冷たく飲み込みやすいものを意識すると食べやすいメニューにできるでしょう。

梅干し

お酢の効いた食べ物も良いですね。さっぱりとした生野菜のサラダも好きな人には良いでしょう。キッチンに熱がこもって火を使う料理を避けたいならば、もろきゅーや長いもたんざくの練り梅和え、水で戻せるワカメのサラダなども良いでしょう。冷房で身体の冷えに悩んでいる人は、消化に良い温かいスープもおすすめです。

無理して嫌いなものを「夏に良いから」「身体に良いから」と食べる必要もありません。自分が食べることができる食欲の出る内容のメニューで工夫してみてはいかがでしょう。

市販の栄養剤を使う

薬剤を乗せた手

夏バテで疲れや睡眠不足、食欲不振が続いていても、毎日の生活は続いていきます。夏バテ解消の工夫をしようにも手間を回せないというときは、市販のビタミン剤やだるい疲れに効く薬などを試してみても良いでしょう。市販の栄養剤を薬剤師さんが居るドラッグストアで買うときは、夏の疲れ対策などにおすすめの栄養剤を相談してみても良いですね。薬の用量や用法はそれぞれの薬の指示に従ってご使用くださいね。

病院に相談する

診察イメージ

夏の疲れを解消するために軽い運動をしたり、睡眠環境を整えて食事を工夫し、薬も使ってみたけれど効果が無いときは病院へ行って診てもらってはいかがでしょう。特に市販の薬は長く使って効果がないときには病院へという注意書きもありますので、長期服用は控えてください。自分なりの工夫やがんばりが効果が無いときは、病院で詳しく診てもらうと安心です。

夏バテを予防する方法6つ紹介!

夏バテの原因や解消方法が分かってきました。夏バテになってしまった後の対策には解消方法を試すことができますが、できれば夏バテにならないのが一番の対策ではないでしょうか。こちらでは、夏バテを予防する対策について6つ詳しくご紹介していきます。

エアコンの温度をこまめに調整する

気温計

夏の疲れやだるいなどの症状は、冷房と外気温との差が大きいことで自律神経が乱れることに起因していることがあるのは先にご説明した通りです。ですから、冷房の温度管理をこまめにすることで夏バテ予防の対策にしましょう。冷房の温度を外気温から-5~6℃程度に設定することが理想です。会社など冷房の温度設定を個人で変更できない場合には冷えすぎることへの対策として、膝掛けや薄手のカーディガンなどを準備しましょう。また、冷房による身体の冷えの自覚がある場合は、温かい飲み物を飲んだりぬるめのお湯にゆっくりと浸かって疲れを癒やすなどすると良いでしょう。

適度に運動する

ランニングする人

適度な運動を1日のライフワークとして取り入れることは、夏の冷えからくるだるいといった症状や疲れなどの症状緩和に効果的な対策です。冷房の冷えが原因の夏特有の血行不良も適度な運動で汗をかくことで予防・解消されることがあります。1日1回適度な汗をかく運動を夏バテ予防対策として取り入れてみましょう。

お風呂をシャワーで済ませない

風呂

夏バテの原因となる自律神経の乱れ対策に良い入浴方法があります。温冷交代浴といってアスリートも実践している方法として話題です。温冷交代浴を簡単にご説明すると、熱いお湯と冷たいお湯に順番に浸かるというシンプルなものです。乳酸などが排泄されやすくなり疲労予防や回復に効果があると言われています。身体の芯までしっかりと温めた後で行う方法や、心臓から遠い末端で行う方法などあります。ご家庭では、熱めのお風呂にしっかりと浸かって身体を温めた後に、ぬるめのシャワーで身体を冷すという順番でできます。ご自分の体調に合った方法を見つけてみましょう。

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胃腸を労わる食事を摂る

リゾット

夏バテのときに意識して摂取しておきたい栄養素があります。代表的なものは、タンパク質・ビタミンB・ミネラル・クエン酸です。夏バテ対策としても予防としても摂取したい栄養素になります。食欲が落ちて疲れを感じるなら、夏バテや夏の疲れに効果が期待できる栄養素を含んだ食材を使った消化に良いメニューを選びましょう。冷房による冷えでだるいならば、温かく消化に良いスープや豚汁などもおすすめです。

こまめに水分を補給する

水

夏の疲れやだるいなどの症状は、身体の水分が汗として流れ出ることが原因のことがあります。暑い夏は、こまめな水分補給をおすすめします。喉がカラカラに渇いてしまった後で飲んでは間に合わないということもあるのです。暑い日中に外で歩く、遊ぶなどをするときは、水分を定期的に飲むように心がけましょう。

睡眠環境を整える

ぐっすり眠る女性

日常的なだるい疲れを解消するために、また自律神経のバランスを整えるためにも、睡眠環境は大切な要素です。しっかり良質な睡眠時間を生活リズムに合わせて取ることが、夏バテ予防の対策になります。暑い夜には冷房の助けを借りて暑さで疲れないように、日中の冷房による冷えで血行不良があるなら温冷交代浴など実践して、心も体もリラックスして睡眠に入ることができると良いですね。

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夏バテは夏の終わりにも注意が必要!

芝生に素足の女性

夏バテは真夏だけではなく、残暑に症状が出ることもあります。真夏の疲れやだるい症状など夏の疲労が少しずつ積み重なって、残暑の温度変化に身体が対応できずに夏バテと似た症状が出るケースがあるようです。暑すぎる夏には気持ちを張り詰めていられたものが、朝夕と過ごしやすくなって気が緩んでしまって一気に夏の疲れが出てしまうこともあるでしょう。また、夏バテの症状が残暑以降も長く続いてしまうこともあります。

夏の終わりに夏バテに似た疲れを感じるときは、夏バテ予防対策でもご紹介した運動や食事や睡眠といったライフワークを整えることを意識しましょう。休日にしっかりとリラックスして疲れを癒やすイメージも大切です。

夏バテの原因を知って正しく対処しよう!

リラックスしている様子の女性

夏バテは、日常生活で繰り返す冷房の冷えと外気温との温度差によって自律神経が乱れることが原因で起きる症状と分かりました。ただの疲れやだるいといった軽い症状を放置しておくと、自律神経のサイクルが乱れて段々と抵抗力を弱くしてしまうこともあるようですね。夏の疲れを感じたたときは対策として、運動と食事、良質な睡眠時間を意識してみましょう。夏バテの予防対策としても、運動と食事と良質な睡眠がキーポイントでしたね。暑い夏への予防と対策をとって、夏バテ知らずの楽しい夏にしていきましょう。

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