赤ちゃんの夏布団・寝具の選び方!夏でも快適な睡眠をとる工夫も!
暑い夏は大人でも赤ちゃんでも寝苦しいことがありますよね。最近は通気性の高い敷きパッドや布団など様々な寝具が販売されています。そこで、赤ちゃんが夏でも快適な睡眠をとれるような布団の選び方や選ぶ時の注意点、またその工夫の仕方をご紹介します。
目次
赤ちゃんの夏の寝具は暑さ・汗対策が大切!
大人でも寝苦しい夏は赤ちゃんにとって暑さと汗対策がとても大切になります。さらに、赤ちゃんは一日の多くが眠っている時間になるので、暑い夏でも布団を始めとする敷布団・掛布団・敷きパッドは快適なものを選んであげたいですよね。そこで、快適に夏の睡眠をとることができるような夏布団の選び方や注意点をご紹介します。
赤ちゃんの布団を選ぶ時に知っておきたい基礎知識3選!
赤ちゃんは体温調節が苦手!
赤ちゃんは大人と比べると暑さや寒さなどに対する体温調節がとても苦手です。小さな体の赤ちゃんにとって、皮膚の表面積はとても広く皮下脂肪が少ないので、体から熱を失いやすくなっています。そのため、暑い夏や寒い冬だけではなく朝と夜の気温差が大きくなる春や秋など、一年中を通して赤ちゃんにとって過ごしやすい季節はありません。ですから、布団などの寝具選びはとても大切です。
寒さよりも暑さが苦手!
体温調節ができない赤ちゃんにとって、最も苦手な季節は寒い冬ではなく暑い夏です。その理由は、寒い季節は掛け布団やおくるみなどで寒くないように温めますよね。でも、体温調節ができないからと赤ちゃんを暖かくし過ぎてしまうと、冬でも夏と同じように汗をかいてしまいます。実は赤ちゃんは大人に比べて体温も高く暑がりです。そのため、寒い冬よりも暑い夏や暑さが苦手なのです。
寝汗をたくさんかく!
夏はもちろん暑いですが、冷房で冷えるといけないからと熱がこもるような掛け布団を赤ちゃんに使うことで寝汗をかき、その汗が冷えて汗冷えになることもあります。布団の選び方を間違えて心地良い睡眠が妨げられてしまうのでは赤ちゃんがかわいそうですよね。赤ちゃんは睡眠時間も長いので、夏だけではなく寝汗をたくさんかくと汗疹もできやすく、赤ちゃんの機嫌が悪くなるので布団選びはとても大切です。
赤ちゃんの夏布団の選び方3選!
掛け布団はタオルケットやタオルでOK!
外は猛暑でも部屋の中は冷房がかかっていてとても涼しいのが日本の夏ですよね。夏でも冷えないようにと赤ちゃんの掛け布団もしっかり厚みのあるものをと考えている人いるかもしれません。しかし、夏は布団ではなくタオルケットやタオルで十分です。赤ちゃんは体の熱を上手に発散できません。そのため、特に夏は熱がこもってしまうような掛け布団では寝汗をかいてしまうこともあります。そこで夏におすすめなのが適度な通気性があるタオルケットやタオルです。
敷布団は汗対策をしっかりと
大人だけではなく赤ちゃんも夏は特に汗をたくさんかきます。そこで、敷布団の上にバスタオルを敷いて夏は毎日洗濯しましょう。バスタオルは良く汗を吸いとってくれる生地なので夏に限らず一年中おすすめです。敷布団はなかなか毎日洗濯するというわけにはいきませんが、バスタオルであれば毎日洗濯することもできて夏はすぐ乾くので使いやすいですね。
枕は基本的に必要ない
固い素材の敷布団を選ぶことで赤ちゃんを窒息などの事故から守ることができるように、枕選びにも同じことがいえます。基本的に赤ちゃんに枕は必要ありません。赤ちゃんが枕を使うことで窒息だけではなく首の負担になるとも言われています。
赤ちゃんの夏布団に関する注意点4選!
お腹を冷やさないように注意しよう
赤ちゃんは体温調節ができないからといっても、夏は冷房をかけている家がほとんとですよね。そのため、夏の冷房でお腹を冷やさないようにタオルケットやタオルをかけましょう。お腹だけにかけて、足を出してあげることで暑くて布団を蹴ったり熱がこもることもありません。
柔らかい敷布団は避けよう
敷布団は赤ちゃんを窒息などの危険から守るために固い素材のものを選びましょう。寝返りができない赤ちゃんにとって柔らかい敷布団やマットレスは口や鼻が塞がれてしまう危険性があるので避けるのが基本です。
洗濯しやすい素材を選ぼう
赤ちゃんは夏の暑さからくる汗だけではなく、ミルクを吐くこともあります。またよだれが多い赤ちゃんもいますし、おむつから漏れてしまうこともあります。そのため、夏だけではなく赤ちゃんの布団は洗濯しやすい素材を選びましょう。夏に限らず、気軽に洗濯しても速乾性があることはママにとって嬉しいポイントですよね。
綿素材のものを選ぼう
赤ちゃんの肌に直接触れるものなので化学繊維ではなく綿素材のものを選びましょう。夏は特に汗をたくさんかきます。その汗をかいた皮膚はとても傷つきやすいので化学繊維がこすれると汗疹が悪化してしまうこともあります。そのため、敷布団や掛け布団などの素材が綿素材ではない場合は綿素材のカバーをして赤ちゃんを守ってあげましょう。
赤ちゃんが夏に快適な睡眠をとるためには?工夫を6つ紹介!
すのこや寝ござを敷いて通気性を良くしよう
夏は熱がこもりやすくなります。そこで、床に敷布団を敷いて眠る場合は敷布団の下にすのこや寝ござを敷いて通気性を良くしましょう。ただし、寝返りができるようになるとすのこの高さから床に落ちてしまう場合もあります。また、すのこで手足をけがする可能性もあるので十分に気を付けましょう。
吸湿性や通気性の高い敷きパッドを使う
夏は特に赤ちゃんも大人も寝ている時は背中の温度が高くなります。さらに夏はその熱により汗をたくさんかき、ムレやすくなります。そこで、背中と布団との間の湿度を低く抑えるために吸湿性や通気性の高い敷きパッドを使いましょう。最近はいろいろなブランドから機能性の高い夏用の敷きパッドがたくさん販売されています。背中のムレを最小限に抑えることで、サラサラした皮膚の状態になり夏でも汗疹を少なくすることも可能です。
上下が繋がっている服を選ぼう
赤ちゃんによっては、薄いタオルケットやタオルでさえも蹴ってしまうことがあります。昼間であれば気づいてお腹だけにかけてあげることも可能ですが、夜はママもゆっくり休む必要がありますよね。そこで、ロンパースやカバーオールなどの上下繋がっている服を選びましょう。夏は冷房によってお腹が冷えるのが心配ですが、上下繋がっていれば布団を蹴って冷える心配もありません。
背中にガーゼを入れてあげよう
やっと寝た赤ちゃんが汗をたくさんかいているからとその都度起こして着替えさせるのは、ママにとっても赤ちゃんにとってもつらいですよね。そこで、夏は寝る前に赤ちゃんの背中にガーゼを入れてあげましょう。赤ちゃんが汗をかいていたら、そのガーゼを抜いてあげれば布団から起こさなくても汗も拭きとれてまたゆっくり眠ることができます。最近は背中に入れるように長めに作ってあるガーゼもあるので、手を洋服の中に入ることなく簡単に引き抜くことができて夏に限らず一年中使うことができますよ。
適度に着替えさせよう
敷きパッドや背中にガーゼを入れても夏はさらに汗をかいてしまうこともあります。赤ちゃんがグズグズ言ったり、汗で目が覚めてしまったらすぐに着替えさせましょう。体温調節ができない赤ちゃんは汗による汗冷えで夏でも風邪をひきやすいので気を付けましょう。
冷房の風が直接当たらないように注意しよう
夏はなかなか心地良い風も少なく、敷きパッドを用意したり通気性を良くしても冷房に頼ることが多くなりがちです。冷房や扇風機をつけたら、その風が赤ちゃんに直接当たらない場所に布団を敷いて寝かせるようにしましょう。
【赤ちゃんの布団】季節別のおすすめ掛け布団を紹介!
春・秋におすすめの掛け布団
夏に比べて暑さも落ち着いている春や秋は朝晩と日中の気温差が激しい季節でもあります。そのため掛け布団はどれかに決めるのではなくその日の気温によって薄手の毛布にしたり、タオルケットにするなどの柔軟に選びましょう。また、足だけが冷たくなっている時は靴下や重い掛け布団ではなく、レッグウォーマーを履かせてみましょう。レッグウォーマーは足先が出ているので、暑くなっても熱がこもることはありません。
冬におすすめの掛け布団
夏だけではなく寒い冬でも赤ちゃんは暑くなると掛け布団を蹴ってしまいます。寒いからとついついたくさん掛け布団を掛けてしまいがちですが、枚数が増えると赤ちゃんはとても重くて苦しくなってしまいます。そのため、掛け布団を蹴ってしまう時は薄いものを、蹴らずにしっかりと掛けている時は保温性の高い掛け布団を選びましょう。また、寝ている時に蹴ったり動いたりして布団がかけられない時はスリーパーもおすすめです。スリーパーを着ていればお腹が冷えることや毛布を蹴ってしまうことも気になりません。
赤ちゃんのために快適な布団を用意してあげよう!
最近は通気性の高い敷きパッドやサラサラした感触のタオルケットなど、夏の快適な睡眠をサポートしてくれるグッズがたくさん販売されています。多くの時間を眠って過ごす赤ちゃんが暑い夏でも快適に眠ることができるように布団などの寝具を用意してあげたいですね。