赤ちゃんにとって快適な夏の室温・湿度とは?エアコンや布団の使い方も!

赤ちゃんと初めての夏を過ごすご家庭では、夏の適正な室温や赤ちゃんの暑さ対策が気になるところかと思います。今回は暑い夏を赤ちゃんと快適に過ごすために知っておくべき室温の管理や、暑い夏を乗り越える楽しい室内遊びをご紹介します。

赤ちゃんにとって快適な夏の室温・湿度とは?エアコンや布団の使い方も!のイメージ

目次

  1. 1赤ちゃんが快適なお部屋とは?室温や布団の使い方をマスターしよう
  2. 2赤ちゃんが寒い時・暑い時の見分け方はある?
  3. 3赤ちゃんにとって快適な夏の室温・温度は?
  4. 4赤ちゃんがいる時のエアコンの正しい使い方3つ!
  5. 5【月齢別】夏の赤ちゃんは室内でどんな服装をすれば良い?
  6. 6赤ちゃんが快適に感じる夏の布団の使い方とは?
  7. 7【番外編】赤ちゃんとの自宅での遊び方をご紹介!快適な室温で楽しもう
  8. 8快適な室温で暑い夏も赤ちゃんと楽しく過ごそう

赤ちゃんが快適なお部屋とは?室温や布団の使い方をマスターしよう

暑い夏がやってくると、初めて赤ちゃんを迎えるご家庭ではこの暑さをどう乗り切るかが気になるところでしょう。温暖化の影響もあってか年々暑くなる日本の夏を赤ちゃんと一緒に心地よく過ごすためのテクニックをご紹介いたします。

両親と赤ちゃん

赤ちゃんが寒い時・暑い時の見分け方はある?

赤ちゃんが寒い時の様子

外見の様子から赤ちゃんが寒いと感じていると判断する目安として、顔色や唇が青ざめている・手足の血色が悪いなどが挙げられます。また、赤ちゃんは寒い時に「泣く」ことで自分自身が危険な状態であることを周囲に伝えます。赤ちゃんは寒い時に泣くことで熱を生みだし身体を守ろうとする力があります。身体を縮めて激しく泣く時は赤ちゃんのいる場所が寒くなっていないか、室温のチェックなど注意が必要です。

赤ちゃんが暑い時の様子

赤ちゃんに限らず、人間は寒い環境よりも暑い環境が苦手な生き物です。体温調節機能が未熟な赤ちゃんは気温の変化に合わせて体温も変化しています。夏場に赤ちゃんの体温を確認するには、お腹や背中に注目してください。たくさん汗をかいている場合はエアコンで室温を調節したり服装や寝具で調節しましょう。

ベッドの中

赤ちゃんにとって快適な夏の室温・温度は?

赤ちゃんにとって快適な室温・湿度

赤ちゃんにとって快適な夏の室温は、厚生労働省の保育所の環境目安に基づき、26~28℃とされています。ただし、室内と外との温度差がありすぎると外出の際に赤ちゃんの体に大きな負担がかかり体調に悪影響を及ぼすため、夏は外との温度差は5℃以内がよいでしょう。

また、新生児を含めて赤ちゃんや幼児に推奨されている湿度設定は50~60%で、保育所では60%を目安として加湿器やエアコンを使って湿度を調節しています。夏は同じ室温でも湿度が高いと体感温度が高くなるため、赤ちゃんには温度設定と同様にエアコンによる湿度調節もしっかりと行いましょう。

赤ちゃんのそばに湿温度計を置くのがベター

性質上、冷たい空気は下に溜まりやすいため、夏場はエアコンの温度設定だけではなく赤ちゃんの寝ている場所に室温時計を置いて室内の温度・湿度を調節することが大切です。夏はサーキュレーターや扇風機を活用して室内の空気を循環しましょう。

温湿度計

赤ちゃんがいる時のエアコンの正しい使い方3つ!

自動運転で使うと適温になる

センサーが設定温度に達したと感知するとエアコンは運転を停止しますが、エアコンの機種や設定によってはなかなか室温が設定温度にならず、室温が高すぎる状態や低すぎる状態が続く恐れがあります。自動運転にすると一気に室温を設定温度にしてくれるうえ、その後は自動で送風や弱風に切り替えて室温を一定に保つので、電源を切ったり入れたりするより電気代もかかりません。夏場の上手なエアコンの使い方です。

エアコン

直接風が当たらないようにする

赤ちゃんは、いくら暑い夏でもエアコンや扇風機の風が直接当たると表面温度が下がって寒いと感じ、夏風邪をひいてしまう恐れがあります。夏場は風が壁に当たるように角度を調節し、室内の空気を循環させて部屋全体の室温を26~28℃に保ちましょう。

夜は扇風機を併用する

大人も子どもも寝付きやすい室温は24℃といわれていますので、真夏の熱帯夜は寝つきが悪い赤ちゃんを寝かしつける前にエアコンで室温を低めに設定するとよいでしょう。ただし、低い温度設定のままでつけっぱなしにすると、真夏でも夜は設定温度より2~3℃下がってしまい、夏場でも寒い状態で寝冷えをする恐れがあります。赤ちゃんを寝かしつけたら室温を再設定し、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。

扇風機

【月齢別】夏の赤ちゃんは室内でどんな服装をすれば良い?

新生児~3ヶ月の赤ちゃんの夏の服装

新生児~3ヶ月頃の赤ちゃんの夏の服装は、大人の夏の服装と同じ枚数かプラス1枚の服を着せましょう。新生児はおむつを頻繁に交換するため、前開きで股部分にスナップがついたドレスタイプの服がおすすめです。赤ちゃんの服装は、肌着の上に他のアイテムを着せるイメージがあるかもしれませんが、真夏などの熱い時期に室内で過ごす場合はメッシュやガーゼ素材の肌着1枚で過ごしてもよいでしょう。

お父さんと赤ちゃん

4ヶ月~8ヶ月の赤ちゃんの夏の服装

生後6ヶ月頃になると動きが活発になるので、夏場は新生児期に着ていた短肌着よりお腹が隠れるロンパースやボディスーツの方がおすすめです。夏は大人と同じか1枚少ない枚数の服を着せてあげましょう。ハイハイする赤ちゃんの膝がでている服装の場合、夏用レッグウォーマーなどで膝を保護してあげるのもおすすめです。

ヤシの木と赤ちゃん

9ヶ月~1歳頃の赤ちゃんの夏の服装

ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなど様々な動きができるようになり、夏は汗をかきやすいです。ロンパースなど一体型になっている服から、上下がわかれた服を着せるとよいでしょう。動きが活発になるので、夏場は大人より1枚少ない枚数の服を着せるのが目安です。

浜辺

赤ちゃんが快適に感じる夏の布団の使い方とは?

敷布団の上にタオルを敷く

夏は赤ちゃんが寝る時にたくさん汗をかきますので、毎日洗濯できるようにその上にバスタオルを敷きましょう。バスタオルなら汗も吸い取るし、気軽に洗濯できて夏はすぐ乾くので便利です。

タオル

掛布団は使わない

大人が夏場に掛布団を使用しないのと同様に、赤ちゃんの夏も掛布団は不要です。赤ちゃんは大人以上に暑がりで夏は大量の汗をかきます。足で布団を蹴ってはだけてしまうこともあります。なので、掛布団ではなくタオルなどで十分です。タオルでも足で蹴ることはありますので、お腹が冷えないように気を付けてあげましょう。

背中にガーゼを入れておく

赤ちゃんの夏の寝汗対策におすすめの方法は、背中にガーゼを1枚入れて、寝入ってから抜くという方法です。服が汗びっしょりにならないので便利ですが、抜くタイミングを失敗すると起こしてしまうことがありますので、注意が必要です。また、夏の間は起きた時すぐに着替えさせてあげましょう。

ガーゼ

寝冷えしないパジャマを着せる

赤ちゃんが寝る時の夏の服装は、月齢などに合わせてパジャマや肌着を選びましょう。寝返りができる赤ちゃんは寝ている間に服やタオルがはだけてしまう心配があります。寝冷えをしないように夏でも薄い腹巻などで工夫してあげるのもおすすめです。赤ちゃんが汗ばんでいないかこまめにチェックし、寝汗をかいたら着替えさせてあげましょう。

【番外編】赤ちゃんとの自宅での遊び方をご紹介!快適な室温で楽しもう

新生児~3ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

おめめとおめめでこんにちは(新生児)

赤ちゃんの視力はまだぼんやりとしていますが、近くのもの、特に人の顔には注目するといわれています。赤ちゃんが起きている時にすぐそばに顔を近づけて、笑顔で赤ちゃんの顔を見つめてみましょう。見つめあうことが親子のコミュニケーションの第一歩です。

おしゃべりまねっこ(1ヶ月頃)

赤ちゃんが「アー」「クー」などといった声をだしたら、「アウアウだねー」と同じトーンで赤ちゃんに返してあげましょう。「お母さんも何かいってくれた」と感じて、赤ちゃんが次々と声をだすきっかけになり、会話の始まりになります。

パチパチどこだ?(3ヶ月頃)

赤ちゃんの目の前で優しく両手をたたき、パチパチ音をさせます。そのあと、赤ちゃんの左・右・上など、色々な方向から聞かせると、赤ちゃんが音の出る方を見ることがあります。ガラガラなどの音の出るおもちゃを使うのもおすすめです。

新生児

4ヶ月~6ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

くすぐりかいじゅう(4ヶ月頃)

おうちの方の手を口に見立てて、「くすぐりかいじゅうがきましたー」と赤ちゃんの体を触ります。「かわいいおてて、おいしそう」「むっちりあんよ、食べちゃうぞー」「やわらかほっぺもモグモグー」と体のいろんなところに触れてみてください。

ねじってくるん(5ヶ月頃)

身体をねじるような動きが見えてきたら、寝返りを助けてあげる運動がおすすめです。仰向けに寝た赤ちゃんの片足をもう片方の足に交差させるようにして、浮き上がったお尻を手のひらで支えてあげます。すると、そのままくるんと寝返りができる場合もあります。

いろいろ「いないいないばぁ」(6ヶ月頃)

いないいないばぁはこの時期の赤ちゃんが大好きな遊びですが、手だけでなく、ハンカチやタオルでおもちゃや人形をだしてみたり、テーブルの陰からぬいぐるみを「ばぁ!」とだしてみましょう。いろいろな「いないいないばぁ」を楽しんでください。

帽子をかぶった赤ちゃん

7ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

高い高い(7ヶ月頃)

体つきがしっかりしてくる頃なので、身体を使ったダイナミックな遊びを喜びます。赤ちゃんの両脇をしっかり支えて「たかいたかーい」と抱き上げるととても喜びます。落下や強い揺さぶりに注意しましょう。

鏡で「だれかな?」(8ヶ月頃)

おうちの方が赤ちゃんを抱っこして鏡に一緒に映ってみたり赤ちゃんの顔だけを映してみたりしましょう。色々な表情をしてみるのも楽しいです。赤ちゃんは鏡の中の姿が自分だとは分からないかもしれませんが、「〇〇ちゃんが映ってるね」などと声かけをするうちに分かってくるようになります。

くずしてみよう(9ヶ月頃)

赤ちゃんは積んであるものを崩す遊びが大好きです。一瞬で形が変化したり、音が出たりするのが面白いのです。最初は赤ちゃんの手をとって一緒に崩してみましょう。空き箱に音がするものを入れても面白いです。目を離さず一緒に取り組んでください。

浜辺の赤ちゃん

10ヶ月~1歳頃の赤ちゃんとの遊び方

はいはい鬼ごっこ(10ヶ月頃)

赤ちゃんもおうちの方もはいはいで、「まてまてー」と声をかけながら鬼ごっこをします。布団の下に丸めたタオルを置くなど、障害物を作ると楽しさがアップするでしょう。危ないものはあらかじめ片付けるなど、安全面に配慮してください。

飛行機ブーン(11ヶ月頃)

おうちの方が仰向けに寝て足を曲げ、すねの部分に赤ちゃんをうつぶせに乗せ、わきを両手でしっかり支えます。「飛びまーす」「右に旋回しまーす」などといいながら、足を上下左右にゆっくりと動かしたり、傾かせたりしましょう。

あひるさんよちよち(1歳頃)

おうちの方が足を少し開いて立ち、赤ちゃんの両腕をしっかり支えながら足の甲に赤ちゃんを立たせます。「おいっちに、おいっちに」といいながらゆっくり歩いてみましょう。慣れてきたら「テレビのところまで行こう」など目的を決めて歩くのも楽しいです。

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快適な室温で暑い夏も赤ちゃんと楽しく過ごそう

いかがでしたか?赤ちゃんと暑い夏を乗り切るためには、室内の温度・湿度に気を配り、適宜着替えや夏に適した服装の調節を行いましょう。また夏は無理に外出をせず、室内で楽しく過ごすのもおすすめです。赤ちゃんとの夏を快適に過ごしてください。

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この記事のライター
のちのち
趣味は着物と珈琲とクラフトビール、町歩き。

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