卒業後はランドセルを寄付しよう!やり方や注意点も!【有料/無料】
小学校卒業後のランドセルの保管について困っていませんか。実はランドセルを海外に寄付することができるんです。海外では耐久性が高くおしゃれなものとしてとても注目されています。今回は、ランドセルの寄付のやり方や注意点、海外で喜ばれる理由などをまとめてみました。
目次
ランドセルは寄付ができる!
6年間毎日使ったランドセルは卒業後どのようにしていますか。日本のランドセルは耐久性も優れているためきれいなまま捨てるのはもったいない、思い出として取っておきたいという人も多いですよね。その一方、ランドセルの保管場所に困ったり、持て余している人もいます。
そこで、寄付という形で海外に贈ってみませんか。日本では不用品として扱われてしまっても、海外では喜ばれるランドセルの寄付のやり方は、有料や無料などいろいろな方法があり注意が必要な場合もあります。そこで、ランドセルを寄付することで喜ばれる理由やそのやり方についてご紹介します。
ランドセルが寄付されると喜ばれる理由3つ!
①耐久性に優れている
ランドセルの素材には牛革などの天然皮革以外にも、人工皮革などの合成皮革もあります。ランドセルに使われている牛革はしなやかで強いため耐久性に優れています。さらに、人工皮革は牛革の質感を保つなどの見た目にもこだわっていますが、傷や衝撃などに強いという耐久性も備えています。さらに雨や雪などで濡れても大丈夫なため水に対しての耐久性もあります。6年間使ったとは思えないほど傷や汚れも目立たないという耐久性もランドセルを寄付したら喜んでもらえる理由の1つです。
②通学目的だけでなく、マイバッグとしても使える
日本ではランドセルは小学生が通学目的として持つものですが、寄付したランドセルを海外ではスーツを着た大人もマイバックとして使って喜ばれることもあります。元々、日本のランドセルを海外の女優さんやコレンクションで使ったことが理由でランドセルが海外で有名になるきっかけとなりました。
昔は黒と赤が主流でしたが、最近のランドセルは色やデザインも豊富にあります。このデザイン性の高さも海外でランドセルが人気の理由の1つかもしれません。そのため、ランドセルを寄付することで海外ではおしゃれなアイテムとして喜ばれることもあります。さらに、日本に観光目的で来た海外の旅行者向けに空港内にランドセルのお土産コーナーができるなど、リサイクルだけではなくお土産として購入する方も増えています。
③肩にかけるので手元が使え合理的
ランドセルを寄付すると喜ばれる理由に、肩にかけるので両手が自由に使えることがあげられます。小学生は傘をさしたり、ランドセル以外にも体操服や上履き入れなどたくさんの荷物があるため両手が自由に使えることはとても大切です。そのメリットは海外でも人気が出る理由の1つになります。
【無料】でランドセルが寄付できるところ3選
①ECO Trading 不用品宅配回収
ECO Trading(エコ トレーディング)では、ランドセルの寄付以外にもフィリピンやタイなどの輸入品に頼っている海外の国に文房具を始めとする日用品を贈っています。注意点としては、どんなものでも寄付の対象になるのではなく、粗悪品や利用不可の品などは対象外になります。ランドセルを寄付する際には無料となります。送料だけはかかりますが、寄付は無料なので気軽に社会貢献をすることができますね。さらに、海外で喜ばれるという社会貢献以外にもランドセルを国内で処分する場合に比べて海外でリサイクルすることでゴミの量を減らすことができて、環境保護にもなりますよね。
②クラレ「ランドセルは海を越えて」
「ランドセルは海を越えて」という社会貢献キャンペーンは、ランドセル用の人工合成皮革「クラリーノ」の開発元であるクラレが主催しています。2004年の初開催から毎年行われており、2018年までに12万個のランドセルが寄付、リサイクルされています。クラレのランドセルの寄付に関しては、通年募集ではないので注意しましょう。通常、1月~3月頃にリサイクルのランドセルの寄付の募集が行われ3月中には募集が締め切られます。さらに、宗教上の理由で豚革を使ったランドセルは募集できないのでHPで応募のやり方とともに確認しましょう。
さらに、HPのランドセルの応募のやり方部分に記載もありますが、未使用の消しゴムノートを始めとする学用品も一緒にランドセルの中にいれて贈るととても喜ばれるそうです。ランドセルを寄付する際は無料となり、送料だけがかかります。
③日本シリア連帯協会
「日本シリア連帯協会」では、ランドセルやノート、鉛筆などの学用品の寄付を受け付けています。シリアなど紛争が原因で避難生活を送る子どもたちのための支援活動の一環として行われています。こちらのキャンペーンでは毎年100個のランドセルをシリアに届けることを目標に呼びかけられます。ランドセルの寄付のやり方は、毎年締切日が設定されているので気を付けましょう。ただし、まれに延長受付を行うこともあるので寄付についてのHPを確認しましょう。こちらのランドセルの寄付も無料となり、送料だけが必要になります。
【有料】でランドセルが寄付できるところ4選
①ワールドギフト
ワールドギフトという団体では、海外途上国に向けてランドセルの寄付や古着、食器、おもちゃ、ベビー用品、電化製品などもう使わないけど捨てるのはもったいないという日用品をリサイクル品として集めています。料金は有料となり、2,400円~となっています。無料ではありませんが、ランドセルだけではなく日用品全般であれば日本の電化製品などは耐久性も高いので海外でも喜ばれること間違いなしです。
②JOICFP(ジョイセフ)
JOICFP(ジョイセフ)では「思い出のランドセルギフト」として開発途上国の女性格差を変えるためにランドセルの寄付を募集している団体です。寄付されたランドセルは主にアフガニスタンでの教育の機会に恵まれない女の子へのリサイクル品として役立てられます。2004年から21万個以上のランドセルが寄付されてアフガニスタンなどの国に贈られています。
料金は有料となり海外輸送経費として1,800円かかります。ランドセルの寄付は春と秋に募集されます。2019年春のキャンペーンは5月31日までになっています。ランドセルの寄付のやり方としては、ランドセルのチェックがあります。破損がないか、お守りなどの装飾品をはずしているかの確認も必要です。
③セカンドライフ
セカンドライフという団体では寄付したランドセルをほぼ100%リユースしています。捨てるのは悲しいし、もったいないという人にとってはとても嬉しいですね。さらに、ランドセルを寄付するとランドセル1個につき1件のワクチンを国連やユニセフを通じて寄付することができます。ランドセルの寄付1つで社会貢献活動もできるのもとても魅力的ですね。
ランドセルの寄付のやり方は、段ボールで送ります。その際に洋服やぬいぐるみなどの日用品も一緒にリサイクル品として寄付することができます。料金は有料となり段ボールの大きさによって1,980円~2,480円になります。
④NGO時遊人
NGO時遊人は、東南アジアのベトナムやカンボジアをはじめとした国の子どもたちに、ランドセルを寄付する活動を行っています。現地に輸送するのではなく、「POSTMAN」と呼ばれるボランティアの人に、直接ランドセルや文房具を運んでもらいます。料金は有料となり1,000円からになります。
ユニセフではランドセル寄付を行っていない
寄付といえば、「ユニセフ」というイメージがあるかもしれませんが、実はユニセフではランドセルの寄付は受け付けていません。そのため、ユニセフで物資を支援したい場合は、ユニセフから指定されたギフトを購入して形で寄付を行います。そのため家で使わなくなったものなどを寄付したい場合は、有料無料、寄付のやり方を確認して違う団体を探しましょう。
ランドセルを送り出す前にすべきこと3つ!
①軽く布拭きする
思い出がたくさん詰まったランドセルを寄付する前に注意しておくことがあります。1つ目はランドセルについた軽い汚れやごみをきちんと布拭きして取っておきましょう。食べ物の汚れや汗などは中性洗剤を軽くしみ込ませた布で拭きましょう。また、ランドセルの素材によっては使う洗剤が限られてしまうのでその点でも注意が必要です。
②ランドセルを使っていたときの思い出に浸る
ランドセルを寄付する前に6年間使った思い出に浸ってみてもいいかもしれません。1人で学校に行くことが心配だった1年生から、忘れ物をしてしまった思い出やたくさんの教科書を入れてうまくランドセルが閉められなかった思い出など、ランドセルを見ているだけでいろいろなことを思い出すことができますよね。手放してしまっても思い出として心の中に残しておきたいですね。
③ありがとうの感謝を伝える
小学校入学前におじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんに買ってもらった大切なランドセルにありがとうの気持ちを伝えることも大切です。6年間同じランドセルを使って愛着がわいていると思います。手放す前に思い出を思い返すことと同時にありがとうの気持ちを持ちましょう。
ランドセルの寄付をして、気持ちよく送り出そう!
ランドセルはたくさんの思い出が詰まった大切な物ですが、海外に寄付をしてリサイクルすることでまだまだ大切に使ってもらうことができます。ぜひ寄付のやり方や注意点を踏まえたうえで新しい場所で新しいランドセルとして使ってもらえたら嬉しいですよね。