2019年03月06日公開
2019年03月06日更新
反省しない人の特徴16選!自覚して反省させるためには?
自己中心的でミスを認めない人や何でも誰かのせいにする無責任な『反省しない人』あなたの近くにいませんか。その存在にすでにイライラしているという人も自分にも当てはまるかもという人も反省しない人に困っている人も、特徴や対処法を知って前向きに対処してみませんか。
目次
反省しない人にイライラ!どうすれば反省させられる?
反省とは何だろうと具体的に考えると難しいですよね。表情や言葉だけでその心理をはかることが難しいのが現実問題としてあります。場の雰囲気的に反省したような言葉を並べてみたという経験があるという人も多いのではないでしょうか。
反省とは、反省するか反省しないかという判断基準も人それぞれと言えます。ですが、周囲へ迷惑をかける無責任な反省しない人というととてもやっかいな存在です。その反応に苛立ったり周囲のモチベーションを下げたりと、悪影響の方が大きいということもあります。
こちらでは、そんな反省しない人の特徴や心理や対処法などご紹介したいと思います。
『反省しない人』にはなりたくない方やそうなってないか心配な方はセルフマネジメント的にチェックしたり、反省しない人に迷惑している方や反省しない人をどうにかさせる方法がないかと悩んでいる方などは参考にしてみてください。
反省しない人の特徴11選!
反省しているようで反省しない人が近くにいると、仕事のミスやその無責任な行動の余波が自分へ降りかかってくることもあります。こちらでは、日頃の言動に見え隠れする反省しない人の特徴を11選ご紹介します。
①自分が悪いと思わない
反省しない人は、相手が悪いと考えています。電柱にぶつかっても「そこに電柱が立っているのが悪い、誰が選んだんだ、人が歩く道の真ん中に電柱を建てようなどと」と論点をすり替えるのが上手です。
つまり、自分が悪いとは決して思いません。ある意味ウルトラ前向きな人とも言えます。
②自分に過度な自信を持っている
根拠無い論点に怒りをすり替えることが可能な反省しない人は、自分は悪くないという考え方をとても強く持っていて、その正しさに疑いを持つことはありません。つまり、自分への信頼も高く、とても自信があります。
どんな無理矢理な理論でも、自分は悪くないと考えることができる、とても自信過剰で自意識過剰な人でもあるようです。
③プライドが高い
自分は悪くないという自信がとても強い反省しない人は、反省という言葉を知らないと言っても過言ではないでしょう。反省する必要を感じたことがありません。つまり、過度な自信からプライドも高くそびえ立っているようです。
④ミスを人のせいにする
電柱にぶつかっても電柱や電柱を建てた人が悪いと思うほどの自信とプライドを持つのが反省しない人です。ミスや失敗といった言葉を自分のこととして感じた経験が無いのかもしれません。
つまり、全ての悪い出来事を誰か他の人のせいにしてしまうとても都合の良い人が、反省しない人でもあります。
⑤自己中心的な考え
反省しない人のこれまでの特徴を振り返ってみると「人を思いやる」機能がオフになっているか壊れている印象がありますよね。プライドが高く、自分は悪くないと考え、ミスは誰かの責任という人というと、とても子どもっぽい自己中心的な考え方を持っているとも言えます。
⑥素直じゃない人
自分の良い方向に物事を解釈してしまうので、物事を率直にとらえることができない人が反省しない人でもあります。つまり、反省しない人は素直とは言えません。
叱られたり注意されたりしても、素直に相手の話を聞くことができないので、反省できない人になってしまっているという逆説的な考え方もできます。
自己中心的な解釈や考え方の度が過ぎると、社会生活も危うい、危ない人でもあります。
⑦悪いことをしても許されると考えている
反省しない人は、何か悪いことをしてしまっても軽く考えています。注意されたり叱られたりしなければ「大丈夫だったじゃない」と簡単に考えてしまうので、ミスや間違いを繰り返す傾向があります。
注意されたとしても、素直に受け止めることができないので、どっちにしても反省を促すのは難しい存在でもあります。
ミスや間違いといった悪いことをしてしまっても、叱られたりズバっと指摘されないと分からないという超の付く鈍感な人の場合もあるようなので、根気よく付き合うと同じミスを繰り返すことを防ぐことができるようになるかもしれません。
⑧教育が悪かった
反省するためには、周囲への迷惑や自分が取った行動やミスで誰かにしわ寄せがあるという認識が必要です。手が当たったり物を投げたりするような物理的な迷惑は、反省しない人にも視覚的に見えているはずです。
自分の行動で周囲へ迷惑をかけたという感性は、培って出来上がるものでもあります。謝って許すというやり取りや間違いを認めて次を考えたりといった経験値がかなり低いという特徴も、反省しない人にはあるようです。
つまり、分からないというパターンもあり得ます。反省しない人は、経験値不足で周囲への配慮や気遣いなどへの想像力がかなり薄い人でもあるのです。
⑨責任感が欠如している
反省しない人は、反省できない人ですから、自分が取った行動やミスで周囲へ迷惑をかけている自覚がほとんどありません。つまり、責任感を自発的に持ってもらうというのは難しいようです。
やらなくてもなんとかなってしまったという経験が多いとも言えます。反省しない人は、自分がやっていることでどんな影響が出るのかという結果への想像力をまず養うことが大切なようです。
⑩見て見ぬふりをしている
反省しない人は、物事を直視できない人でもあります。自分勝手に解釈してしまうので、例え自分がミスしたことでも誰かのミスにすり替える回路ができていることもあります。
つまり、不測の事態が起きた時への対処は無理です。見て見ぬふりをしてやり過ごしてしまうでしょう。
⑪負けず嫌い
まるで無気力に思える反省しない人ですが、自己中心的で自分勝手な妄想の中にいることもあるので、ミスは他人の責任で自分はできていると考えていることがあるようです。
そのため、自己中心的な反省しない人は、負けず嫌いなこともあるようです。できているという自信があるので負けるはずがないという考え方なのかもしれません。客観視が難しい人とも言えます。
反省しない人の心理5選!
反省しない人の特徴を見ると、できればお近づきになりたくないという人の方が多いのではないでしょうか。反省しない人はどんな心理で行動しているのでしょう。こちらでは、反省しない人の心理を5つご紹介します。
①自分なら許されると思っている
反省しない人の特徴を見ると、自分勝手で素直じゃないのにプライドが高いところなどナルシストで大人になりきれないという印象ですね。「自分は許されるから大丈夫」は誰しも思い至った経験はあると思いますが、反省しない人の「自分は許される」はとても浅い位置にあります。
万人から叱られない、注意されないことを「是」と受け取りやすい心理があります。自己評価が無意識に高いことも原因の一つと考えられますが、他人や周囲へかけた迷惑への想像力が足りないことも一因にあると思われます。本人の覚醒なしで補正できない心理でもあります。
②失敗やミスを軽く考えている
想像力が薄いのは経験値が低いことが原因の一つでもあります。つまり叱られたり注意されたりといった原体験が少ないと言えます。
反省しない人は、仕事でのミスや周囲への迷惑がどんな感じなのかが、実体験として投影できません。誰かに迷惑をかけたとしても「それはあの人の仕事」程度に軽く考えてしまっている心理が、反省しない人にはあるようです。
③自分のせいではないからと思っている
砂山の棒を倒した時に自分のターンだから「負け」というルールは誰しも知っているはずです。それなのに反省しない人は、自分の前のターンの人のやり方が悪いとか最初の山の作り方がずさんだとか、適当なことをでっち上げる才能があるとも言えます。
いつかどこかで自分で責任を負わなければならなくなった時にも、反省しない人は自分以外の誰かが悪いと本気で考えている心理を持っています。根強い心理です。ここを崩さずして、反省しない人に反省させることは難しいでしょう。
④周囲の迷惑を考えない
経験値も他人の心理や負荷を思いやる想像力も低いのが反省しない人でもあります。つまり、周囲が迷惑していることへの想像力がとても低いです。団結や協力、パートナーシップなどを求めるのは、とても難しい存在でもあります。
仕事のミスがどれくらい余波があるかというのは想像しても難しく、経験して培ってゆく部分もあります。ですが、ミスはミスなので受け止めるという力がなければ伸びしろも期待できないと周囲は見ているはずです。
「誰かがミスしてた」「あれくらいのミス平気」と開き直ることも前向きに生きるためには必要ですが、まずはありのままの事態を受け止め、その責任を感じることも大人として大切なのではないかなと思います。
⑤注意してくれる人の気持ちが理解できない
叱ったり注意したりという立場が大好きという人は少ないはずです。リーダーや管理職という立場でプロジェクトを成功へ導いたり団結力を上げたりするならば、反省しない人を叱責するのは仕方の無いことであり仕事の一部でもあったりします。
注意の仕方も叱り方も人それぞれですから、合う合わないということは人間関係ならあります。ですがその矛先が自分である場合は、相性が悪くとも叱られることがあったという事実は受け止めた方が良いでしょう。
相手が叱っている、注意している矛先が自分だという自覚がとても少ないのが反省しない人でもあります。むしろ逆恨みや逆ギレもありそうなのが、反省しない人でもあります。
【反省しない人への対処法①】自分のミスを自覚させる方法5選!
反省しない人の心理はいかがでしたでしょう。理解できるようでできない部分もありますが、こちらでは反省しない人への対処法の一つ「自分のミスを自覚させる方法」について5つご紹介します。
①本人に仕事を選ばせる
本人に仕事を選ばせることで、反省しない人の仕事への意識を高めてもらうという対処法があります。仕事を選んだからにはやり遂げようという意識を先に持ってもらうことも大切です。
②順序立てて理論的に説明する
ミスを「ミスした」と言っても分からないのが反省しない人です。ミスした出来事について論理的に説明するという対処法もあります。感情的に言っても伝わりません。
冷静に順序立てて「ここまではOKで、これがミス」という指摘が必要です。「ここまではOKだったから良いんじゃない」という方向へ考えが流れてはいけないので、「このミスの結果がこれ」と最後まで説明するようにした方が良いでしょう。
③次にどうすればミスしないか本人に考えさせて答えさせる
ミスしたことを自覚させることができれば、まずは成功と言えます。次はミスをしない方法を本人に考えさせてちゃんと答えさせることが良いようです。
その場で指摘し、その場で答えが出てくるのがベストです。翌日や後になっては、論点がすり替わってしまうこともあるようです。
④根気強く叱り続ける
反省しない人へ物事を理解させる方法として、根気強く叱り続けるという対処法があります。叱ると言っても感情的に怒鳴ったりガミガミと言うという方法ではありません。
繰り返し事実確認をさせるようにしましょう。注意を続けたり説明を続けることで、理解を促すのです。叱る方の根気が必要ですね。
⑤一応𠮟るのではなく本気で𠮟る
なんとなく指摘したりそれとなく注意したりでは、反省しない人には届かないことが多々あります。自分は大丈夫だと思っている人なので、きちんと本気の態度と思いで叱ることが必要なようです。
本気度が伝われば大きく反省することに繋がることもあるでしょう。
【反省しない人への対処法②】無責任な人に反省させる方法7選!
反省しない人は、経験値が低いという一因もあります。ですから、社会人1年目の人が先輩や役職の方々と同等の想像力でミスをカバーするのは難しいという一面もあります。ですが、周囲への迷惑や仕事に無責任であって良いわけではありません。
反省しない人を、反省できる仕事のできる人へ指導する責任もまた、周囲の人にあるというわけです。一朝一夕では反省しない人の心理や考え方を変えることは難しいようです。やってみてダメな時は仕方がないですが、無責任な人をそのまま放牧する前にやってみる価値のある対処法を7つご紹介します。
①ペナルティーなどを与えて強制的に反省させる
簡単なペナルティーを考えて反省を促すという対処法はいかがでしょうか。反発心を上げては意味がありませんので、前向きな気持ちとミスをカバーする方向へのペナルティーが望ましいと言えます。
反省しない人は無責任な傾向があるので「反省しなさい」では理解しないはずです。どんなミスが起きて、どんな状況が生まれて、その余波はどうなるかということを実際に体験させるという対処法もあります。
それがトレースできる環境になければ難しい対処法ではありますが、叱ったり注意したりするだけでは心に届いていないようならば、実体験を伴ったペナルティーを与える対処法を考えてみてはいかがでしょうか。
②ルールを作り違反させないようにする
反省しない人の無責任さを事前に対処するためには詳細なマニュアルを徹底させるという対処法もあります。ただ、マニュアルに不備があった場合は、反省しない人の特徴「相手のせいにする」が、「ルールが悪い」という考え方に結びつくこともあります。
マニュアルに不備を見つけたら相談するようにするなど、ルール作りに参加させるといった自発的な行動を促し、違反させないという徹底した管理が必要になることもあります。
③状況を確認させるようにする
仕事でミスしたり無責任な行動を起こして周囲へ迷惑をかけた場合は、その状況をはっきりと確認させるという対処法もあります。ミスや間違いは誰にでも起こりうることではありますから、繰り返し起こさないように促す指導というイメージです。
④複数人で取り組む仕事をさせる
1人で仕事をやっているとどこで間違えて脱線したのかよく分からないということもあります。反省しない人を反省できる、仕事ができる人へ感化していくには、複数人で仕事に当たるという対処法もあります。
仕事へのポジティブさや責任感や考え方といったあるべき姿を、先輩や向上心ある同僚などから吸収する機会にもなります。それまで無責任に取った行動や考え方に思い至ることができれば、反省しない人をあるべき方向へ導くこともできるでしょう。
⑤反省会をする
強制的にペナルティーなど与えて反省させるという対処法に似ていますが、反省しない人を導くために反省会を開くという対処法もあります。
ランチや飲み会ついでのものではあまり効果がないので、仕事中に会議室などで行うという形が望ましいでしょう。
どんなことが起きてどうやっていくかという反省会は、ともすればミスした人をやり玉に挙げる場にもなりますので、雰囲気などへの配慮は必要です。反省会を繰り返すことで反省しない人の自覚が上がっていくようならば、その反省会は成功と言えます。
⑥部下を付ける
反省しない人に部下を付けるという対処法もあります。自分がカバーしてもらっていた様々なことを自分がやらなくてはならなくなります。
部下に適当に無責任な言動をとっていては、自分にそのとばっちりがやってくるわけです。部下とともに経験を積み、成長を促すことができます。
上手くいけば2人揃って成長してゆくこともありますが、あまり無責任すぎるようならば、付けた部下のフォローも必要になるかもしれません。
⑦人事制度などでわかりやすく罰則を与える
ルール作りの対処法と似ていますが、分かりやすい罰則をペナルティ-やルールとして会社で掲げるという対処法もあります。叱ったり注意するだけでは無責任さが払拭できないならば、社則としての罰則が抑止力になることもあります。
罰則には、戒告・降格処分・出勤停止・減給・懲戒解雇などがあります。どの程度の仕事のミスでどんな罰則があるのかという説明で責任を感じていくのが第一歩といえます。
また、本気で罰則を考える場合は、就業規則の中に盛り込んでいなければ法的効力はないのでご注意ください。
反省しない人は迷惑千万!しっかり反省させよう!
反省しない人の特徴や対処法はいかがだったでしょうか。叱ったり注意したりするだけでは効果がないのが反省しない人と言えます。周囲のモチベーションまで下げてしまうこともありますので、対処法をしっかり考えた方が良い人でもあります。
周囲の困ったさんである反省しない人を反省させる力をお持ちの方は、ぜひ、反省しない人を上手く導いてください。