夫が拒否するセックスレスの原因とは?どうしたら解消できるの?
「頑張って誘ってみても夫から拒否されてしまう」とセックスレスにお悩みの女性も意外と多いことでしょう。セックスレスは夫婦の関係に深刻な危機をもたらすことも。夫が拒否する原因を知り、それを改善することでセックスレスから抜け出しましょう!
目次
そもそもセックスレスの定義は?
最近、テレビや雑誌で「セックスレス」という言葉をよく見聞きするようになりましたよね。セックスレスとは、セックスをしたいと望んでいるのにパートナーに応じてもらえない状態を意味する言葉です。
より厳密には、日本性科学が定義しているように、病気や遠距離など特段の事情がない健全なカップルであるのにも関わらず、1か月以上セックスをしていない状態のことを意味します。
この定義を見て、「そういえば夫ともう1か月以上もセックスをしていない」「まさか私たち夫婦はセックスレスなの?」とギクッとしてしまった女性も多いのではないでしょうか?
レスとは無縁な夫婦はどれくらいの頻度でしているの?
既婚者の性生活に関する種々の調査によると、日本人夫婦の約半数がセックスレスに陥っていると言われています。逆に言えば、長年連れ添った関係であってもセックスレスとは無縁の夫婦もいるということです。
20代の新婚夫婦か、それとも40・50代の熟年夫婦かによっても異なってきますが、セックスレスとは無縁な夫婦は、多ければ週に2~3回、少なくとも月に1~2回の頻度でセックスをしています。
最近では共働き夫婦も増えてきているので、お互い次の日に仕事のない金曜日の夜や土曜日に夫婦水入らずの時間を過ごすというカップルが多いと言えるでしょう。
夫がセックスを拒否する6つの原因とは?
セックスレスというと、妻が夫を拒否するのが原因というイメージがありますよね。ですが、夫の拒否が原因のセックスレスも少なくないんです。
一見夫婦円満で幸せそうに見えても、実は夫から夜の生活を拒否され、セックスレスであることに人知れず悩んでいる女性も少なからずいます。セックスレスは女としてのプライドを傷つけるだけでなく、夫婦生活に深刻な悪影響をもたらすこともあります。だからこそ、できるならば夫がセックスを拒否する原因を知り、それを解消したいものですよね。
ここからは夫がセックスを拒否する主な原因を詳しく解説していきますので、女性のみなさんはぜひチェックしてみてください!
妻を異性として見られない
夫がセックスを拒否する理由としてまず挙げられるのが、妻を異性として見られなくなったということ。長年連れ添った夫婦に多い原因ですが、一緒に生活をしていくうちにいつの間にか妻が「女」ではなく「家族」や「同志」になってしまったという男性も多いのです。
また、女性からすると理不尽極まりない話ですが、妊娠・出産や加齢による体型の変化に幻滅し、妻に性的な魅力を感じなくなって異性として見られなくなったという男性も少なくありません。例えば、妻の出産に立ち会ったことが原因で妻を女として抱けなくなったという男性も一定数存在するのです。
妻に対して興奮しない
妻に対して興奮できないということも、夫がセックスを拒否する原因のひとつです。男性に限らず、ずっと同じ相手と一緒にいると、自然と異性に対するときめき感やドキドキ感が失われてしまいますよね。
付き合いが長ければ長いほど、裸も見慣れてしまって妻の身体に興奮できなくなるのです。面倒臭いからといって、ついお風呂上りに夫の前で半裸の状態で過ごしてはいませんか?セックスの時以外に裸やそれに近い状態を恥じらいもなく見せてしまうと、夫は次第にあなたに色気を感じなくなってしまうでしょう。
このようなセックスレスの場合、妻に対して興奮できないだけで性欲自体はあるので、行き場のない性欲の解消方法に困る男性も少なくありません。
妻が怖い
夫が夜を拒否する理由として意外と多いのが、妻が怖いからということ。恐妻家に多いパターンですが、尻に敷かれているうちに妻に対してすっかり恐怖心や苦手意識を抱いてしまい、自然とセックスレスになってしまったという男性もいるのです。
仕事で疲れている
妻のことを女性として愛していたとしても、激務続きで体がクタクタな状態だと「夜は勘弁して」と妻の誘いを拒否してしまうでしょう。
とりわけ、もともと性欲が強くない男性だと、せっかくの休日前であっても体を休めることを優先してしまい、結果としてセックスレスに陥ってしまうこともあります。
ブラック企業勤めが原因でセックスレスになっているならば、夫の体調面でのケアをしっかりとしてあげると現状を改善することができるはずです。
自分の身体に自信がない
女性だけでなく男性も、自分の身体に自信がもてないとセックスに対して後ろ向きになってしいます。特に以前女性から体型や性的な機能について揶揄されたことのある男性は、セックスに対してトラウマを抱えています。
もしもそれが何かのきっかけで刺激されれば、たちまちセックスをするのが怖くなり、結果としてセックスレスに陥ってしまうでしょう。
このようなセックスレス状態を改善するためには、夫のコンプレックスやトラウマに優しく寄り添ってあげること、そして何よりも男としての自信をもたせてあげることが必要です。
子作りのプレッシャーが辛い
男性は意外と、女性よりもロマンチックな生き物です。「ただ単に性欲を解消するためのセックスは嫌だ」「ムードと愛のあるセックスでないと盛り上がらない」という男性も多くいます。
このような男性は、子作りのために義務的なセックスをすることに抵抗感を抱いてしまうのです。「今日は妊娠しやすい日だから」と妻に計画的にセックスを管理されるとプレッシャーを感じてしまいますし、「俺は子作りのための機械じゃない」と嫌気がさしてしまうことさえあるでしょう。
その結果、妻との夜を拒否してセックスレスになってしまうこともままあります。
セックスを拒否する夫はどうやって処理しているの?
一般的に、女性よりも男性のほうが性欲が強い傾向にあります。では、セックスを拒否する夫はどうやって性欲を処理しているのでしょうか?ここからは、セックスレスの夫の性処理の実情についてご紹介していきます。
自慰行為で済ませる
セックスを拒否する夫のほとんどは、自慰行為で性処理をしています。浮気をするよりも手軽で罪悪感がない自慰行為は、セックスレスに陥った男性の誰もが選ぶ性処理の方法だと言っても過言ではありません。
妻がいない隙を狙い、こっそりAVを見ては性処理をしているという男性も少なくないでしょう。
夢精
夢精も、セックスを拒否する夫の性処理のあり方として挙げられるでしょう。性処理のためとは言え自慰行為をするのがみじめだと感じていたり、あるいはそれをする時間すらない激務の男性も一定数存在します。
このように溜まった性欲が解消できない男性は、夢精をして無意識のうちに性処理をしているのです。
風俗を利用する
セックスを拒否する男性の中には、風俗を利用して性欲を解消しようとする人もいます。女性からすると風俗は歴然とした不貞行為ですが、このような男性はセックスレスであることを理由に「ただの性処理にすぎない」「気持ちが入っていなければ浮気じゃないし、男の性欲は解消されるべきだ」という論理を振りかざし、風俗通いを正当化するのです。
他の女性とセックスする
「性欲は溜まっているけれど妻のことはどうしても抱けない」という夫は、性処理のために他の女性と割り切ったセックスをすることもあります。
最初は「単なる性処理のため」とセックスレスであることを盾に浮気をしていたとしても、次第にその女性に情が移って本気になってしまうケースも少なくありません。
夫婦間でのセックスレスの5つのリスクとは?
夫に夜を拒否されるのはとてもつらいことですよね。強い絆で結ばれていた夫婦だったとしても、セックスレスは二人の間に修復不可能な亀裂を入れてしまうこともあるのです。
ここからは、夫婦間でのセックスレスのリスクについて詳しく見ていきましょう。
愛情が薄れていく
セックスレスのリスクとしてまず挙げられるのが、愛情が薄れていくということ。夫婦にとってセックスとは単に性欲を解消するものでも子作りのための作業でもなく、お互いの愛情を確認するための大切なコミュニケーションなのです。
夫に拒否されてセックスレスになってしまった妻は、夫に不満や怒りを感じ、愛情が薄らいでしまうでしょう。そうなると夫も余計に妻を拒否するようになり、夫婦関係は余計に悪循環に陥ってしてしまいます。
相手への不満がどんどん溜まる
自分はセックスをしたいのに、夫に拒否をされてセックスレスになってしまうと、当然夫への不満が溜まりますよね。
拒否されたことで女としての自信もプライドも砕け散り、心がズタズタになってしまいまうでしょう。「私のことをもう女として見られないの!?」と夜を拒否する夫に不満が蓄積した結果、ある日それが爆発して大喧嘩に発展しまうことさえあるでしょう。
老けて見えてしまう
老けて見てしまうということも、セックスレスのリスクのひとつです。セックスレスになると、多くの女性は肌のお手入れや体型維持を怠るようになり、女として魅力的であることにこだわらなくなります。その結果若々しさが失われ、女としての現役感もなくなってしまうでしょう。
女性としていつまでも若々しく魅力的でいるためには、良好な夫婦関係と満足のいくセックスが不可欠なのです。
免疫力が低下する
心も体も満たされるセックスは、体にさまざまな良い効果をもたらしてくれます。事実、セックスは免疫力を向上されることが近年さまざまな研究で指摘されています。
逆に言えば、セックスレスになってしまえばそのような効果を得ることができず、結果として免疫力が低下してしまいかねません。つまりセックスレスは、心の健康だけでなく体の健康を損ねる可能性もあるのです。
浮気をする可能性が出てくる
浮気をしてしまうかもしれないということも、セックスレスのリスクとして挙げられるでしょう。女性にも性欲があります。セックスをしたいと思っているのに夫に拒否されセックスレスになってしまったという女性は、欲求不満の解消のために浮気をすることも少なくありません。
遊びの浮気ではなく本気の浮気にのめりこんでしまう女性もいるでしょう。つまり、セックスレスは夫婦関係の破綻をもたらすリスクがあるのです。
夫が拒否するセックスレスの解消法5つ!
セックスは良好な夫婦関係を維持するために欠かせないものです。では、セックスをしたいのに夫に拒否されてしまう場合には、どうすればその状態を改善することができるのでしょうか?
ここからは夫が拒否するセックスレスの改善方法をご紹介していきます。セックスレスにお悩みの女性はぜひ参考にしてみてくださいね!
自分磨きをする
セックスレスを改善するためには、夫に再び女として見てもらえるようにならなければなりません。結婚して子育てに追われているうちに、いつの間にか女であることを忘れてしまってはいませんか?
夫に魅力を感じてもらえる妻になるためにも、ダイエットをしたりヘアメイクを工夫したりして、女磨きを怠らないようにしましょう。
女として性的な魅力を感じてもらえるようになれば、夫の拒否が原因のセックスレスを改善することができるはず!
女性らしい振る舞いを心がける
女性らしい振る舞いを心がけるということも、セックスレスの改善に効果的です。男性は視覚的なものに大きく左右されるので、女性らしい仕草や服装を見せれば性欲を刺激することができます。
いくら結婚生活が長いからと言って、ヨレヨレのパジャマで胡坐をかきながら夫の前でおならをするのはもってのほかです!女を捨てずに、女性らしい振る舞いをすれば再び夫の関心を引くことができますよ。
ボディタッチを増やす
セックスレスを改善するために、ボディタッチを増やしてみてはどうでしょうか?あからさまなボディタッチは夫に嫌悪感をもたれてしまうのでNGですが、さりげない自然なボディタッチならば効果的です。
夫により意識してもらうためにも、スキンケアを入念にしてスベスベのお肌に仕上げたり、ほんのりとよい香りを身にまとった状態でボディタッチするとよいでしょう。
セックス出来る環境を整える
セックスレスが長いと、自宅では今さらそんな雰囲気になりにくいものですよね。だからこそ、たまには夫を誘ってロマンチックなディナーに行き、その流れでホテルに誘ってみてはどうでしょうか。
あるいは、旅行に誘うのもおすすめです。ムードがあり、いつもとは違う雰囲気や空間を整えることで、セックスを拒否する夫をその気にさせることができます。
自分から誘う
夫からのアクションを待つばかりでは、一向にセックスレスを改善することはできません。手っ取り早くセックスレスを改善したいならば、思い切って自分から誘ってみてはどうでしょうか?
夫がその気になれるように、女として見てもらえるように自分磨きをしたうえで、さりげなく夫を誘ってみるとよいでしょう。ストレートに言葉で誘えない場合には、いつもと違ったややセクシーな服装や下着を着て、さりげなくアピールするのも効果的です。
ただし、セックスレスが長ければ長いほど、あからさまにセクシーな下着で誘うと夫に引かれてしまうので要注意です。
セックスレス解消はお互いの歩み寄りが必要!
今回はセックスレスについて特集しましたが、いかがでしたでしょうか?たとえ夫の拒否によるセックスレスだったとしても、その元をたどれば女磨きを怠ったり、夫の前でだらしないところを見せてしまっていることが原因である場合もあります。
「セックスしてくれない彼が悪い」と夫を一方的に責めるのではなく、どうしてセックスレスになってしまったのか、自分にも原因がなかったのかをよく考えてみましょう。
セックスレスを解消し、夫との関係を改善するためにはお互いの歩み寄りが欠かせません。夫婦は鏡のような存在です。あなたが夫に歩み寄り、努力をすれば夫もきっと応えてくれるはず。セックスレスという危機を乗り越えることができれば、もっと強い絆で結ばれた夫婦になれるでしょう。