感受性が強い人の特徴13選!強すぎるのはデメリットにも?
外からの刺激に敏感だったり、集団の中でなんだか疲れてしまいやすいというあなたは感受性の強い人かもしれません。感受性が強いとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?感受性が強いために感じるストレスを軽減する方法や、感受性を高める方法もお伝えします。
目次
感受性が強い人ってどんな人?
感受性とは、周りの環境からの刺激を受け取る力や、何かを感じ取る能力のことです。例えば、周りの物音や明るさに敏感であったり、人の気持ちがよく分かり共感性が高かったり、美術や音楽などの芸術に深い共感を感じたりするような能力です。感受性の強さは、長所として発揮できる一方ストレスとなることも多くあります。
感受性が強い人の特徴13選!
感受性が強い人にはどのような特徴があるのでしょうか。メリットやデメリットが色々あります。感受性の強さでストレスを感じている人はこのコラムを読んで、自己理解を深めてくださいね。
①人の気持ちに敏感
感受性が高いと人の気持ちに敏感で、相手が何を感じているのかをすぐに察知できます。「口では強がっているけど、本当は辛いんだな」という風に、相手の言動の裏にある本心を読み取れるという特徴があります。
②外的環境にも敏感
人の内面的な感情を察知するだけではなく、外の環境にも敏感です。温度や明るさ、感触や香り、小さな音など、五感で感じることのできる刺激に敏感に反応してしまうのです。この特徴のために、体が疲れやすいということもあります。
③自分の気持ちに正直である
自分の気持ちに正直であるため、妥協することができません。自分に正直な上に、他人にも正直であるので、建前やお世辞で人と付き合うことにストレスを感じやすく、集団生活にしんどさを感じることも多くあります。しかし、気持ちに正直なので、周囲からは「素直」「信頼できる」と高く評価されることもよくあります。
④小さなことにも感動する
感受性が強いと、日常の小さな出来事にも感動することができます。季節の移り変わりを肌で感じ取ることができたり、人に小さな親切をしてもらえただけで深い感謝の気持ちが沸いてきたりと、日常生活でも豊かな気持ちで過ごすことができます。
⑤謙虚である
感受性が強いと、他者の気持ちを敏感に感じ取れるので、横柄な態度にはなりません。また、虚勢を張って自分を偽ることもないので、他人に対しても自分に対しても謙虚な態度で接することができます。
⑥物にも感情移入する
人に対してだけではなく、物に対しても感受性の強さが発揮されます。物に対する愛着が強かったり、「これは誕生日にもらったピアス」「これは小さい時から大切にしていたぬいぐるみ」と、物にまつわる思い出が強く記憶に残っているため、なかなか物を手放すことができません。
⑦一つのことにこだわりがある
こだわりが強いのも、感受性の強い人の特徴の一つ。紅茶を入れる作法やティーセットにこだわったり、肌に触れる洋服の素材にこだわったりと、こだわりの内容は様々です。感受性が高いと五感が敏感ですので、香りや肌触りなどの感覚に関わるこだわりが強い傾向にあります。
⑧本質を見抜くことが得意
意図を敏感に読み取る力が強いので、物事の本質を見抜くことが得意です。回りくどい話を聞いても、相手の意図や本心を敏感に見抜くことができるので、その話の本質をずばりと見抜くことができるという長所が特徴です。
⑨人に共感しやすい
感受性が強いと、共感しやすいという特徴があります。そのため、人には好かれやすいタイプである一方、人に同調しやすくもあるので、自分の意見がないという印象を持たれてしまうこともあります。
⑩自分の事は後回しにしがち
共感性が高いので、自分のことよりも他人を優先してしまう特徴があります。例えば、困っている人や辛そうな人を見ると、無意識に「助けてあげなくては!」という使命感に駆られ、自分のことは後回しになってしまいがちです。
⑪愛情深い
人や物に対して感情移入しやすく、大切に扱うことが出来るので、感受性の強い人は愛情深い人でもあります。恋人に対して献身的に尽くしたり、子どもや老人のような弱者には人一倍優しく接することができます。
⑫芸術的なセンスがある
感受性が強いと、絵画や映画、音楽鑑賞を好む傾向が強く、直感が働きやすいという特徴があります。鑑賞するだけではなく、自分自身でアート作品を作る人も多く、芸術的センスは人よりも優れています。
⑬ストレスを溜めやすい
人の気持ちや、環境からの刺激に敏感であったり、自分の気持ちに正直で嘘をつけない性格であるため、ストレスを溜めやすい体質です。気付かないうちに小さなストレスが積み重なっていくことも多く、ストレスへの対処が難しいというデメリットもあります。
感受性が強い原因とは?
感受性が強いということは素晴らしい長所でもありますが、ストレスの原因にもなるというデメリットもあるということが分かりました。感受性が強いのにはどういった原因があるのでしょうか?原因を知って、対処していきましょう。
幼少期の育った環境
幼少期の環境はその後の性格の形成に大きな影響を与えます。両親の不仲や家族の不和など、不安定な環境で長期間過ごしていると、常に大人の顔色を伺ったり、些細な雰囲気の変化に気づきやすくなったりと、良くも悪くも感覚が鋭敏になります。そうした幼少期の環境は、後々の生きづらさの原因にもなります。
遺伝的な特性HSP
1996年に考案された「敏感すぎる人」という概念があります。英語ではハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)といい、五感で感じる刺激に非常に敏感であることや、些細なことに動揺しやすいといった、生まれつきの特性です。こうした遺伝的特性が原因の可能性もあります。
感受性が強い人はメリットが多い!デメリットもある?
感受性が強いと、日常を豊かに送ることができたり、深い愛情で人と関係を深めることができるなど、メリットもたくさんあります。しかし、こうしたメリットの逆に、いくつかのデメリットもあります。
感受性が強いデメリット4つとは?
感受性が強い人のデメリットは、人や環境から刺激を受けやすいことです。感受性が強いことが原因で、ストレスを感じたり体が疲れたりしてしまいがちなことがデメリットです。
傷つきやすい
他人からの些細な一言を軽く受け流すことができずに、小さなことでも深く傷ついてしまいます。また、自分のした行いについて後悔したり反省することも多く、心に傷がつきやすいというデメリットがあります。
悩みが多い
外界からの刺激に敏感だったり、自分の気持ちに正直で嘘をつけないために、悩みが多く発生するというデメリットもあります。些細なことが気になりすぎたり、物事に妥協できなかったりすることが多く、悩みは尽きません。
人に流されやすい
共感性が高い能力はメリットですが、逆に言えば人に流されやすいというデメリットもあります。人の意見に共感してしまい、最初に考えていた自分の考えがひっくり返ってしまうこともしばしばあり、ものごとをしっかり決断できないこともしばしばあります。
気を遣いすぎて疲れる
感受性が高いことが原因で共感性が高く、自分のことは後回しにしがちな性格のために、気遣いするシーンが多く疲れてしまうデメリットもあります。意識せずに他人を気遣ってしまうことも多いため、一日の終わりにはぐったり疲れてしまうということもしばしばあります。
感受性が強い人のストレス発散法3つ!
感受性が強いと、体や心が疲れやすいというデメリットがあるのですね。何かとストレスを溜めてしまいがちな感受性の高い人ですが、意識してストレスを発散していきましょう。
体を思い切り動かす
心が疲れたときは体を動かすと、気分が良くなります。気分が沈んでいると自宅に引きこもってしまいがちですが、外に出てショッピングを楽しんだり、室内でヨガやストレッチをするなど、体を動かして気分転換をしましょう。
歌を歌う
歌を歌うことはストレス発散に良い効果を発揮します。本格的にボイストレーニングに通うこともオススメです。アップテンポの曲で気分を高揚させたり、悲しいバラードで思い切り辛い気持ちに浸って発散させたり、気分によって歌う曲もセレクトしてみましょう。
ゆっくり入浴してリラックスする
温度変化に敏感なことを生かして、気持ちの良い温度のお湯にゆっくり浸かるのもおすすめの方法です。体がじんわりと温まってほぐれてくると、気持ちも緩んでリラックスできます。良い香りの入浴剤で香りを楽しむのも、感受性の高い人にはおすすめの方法です。
感受性の強さをプラスに変える方法7選!
感受性が強い人はストレスを溜めやすく、気疲れすることも多いことでしょう。感受性が高いことをコンプレックスに思っている人も多いのは事実です。しかし、こうした感受性の強さをプラスに考え、自分の強みにしていきましょう!
①物事のプラスの面を見る
物事の不安な面や悪い面ばかり見る癖がついていませんか?物事の捉え方は少しの意識で変えることができます。プラス思考を習慣にしていくことで、実際に身の回りにラッキーなことが増えていきます。
②自分のせいだと思わない
何でもかんでも責任をしょいこんだり、自分が悪いと思いこんでしまうクセはありませんか?正直者であったり謙虚な気持ちが強いと、自分を責める思考に陥りがちです。「たまたま運が悪かったんだ」「タイミングが悪かった」などと、失敗を外の原因に還元するのもストレスを減らすために大切な考え方です。
③自分の考えを持つ
感受性が強いと、オリジナルなものの見方やアイデアが思いつきやすいという長所があります。また、自分の気持ちに正直なので、選択を誤りにくいというメリットも。人に流されてしまいやすいクセを見直して、意識して自分の考えを持つようにしましょう。
④一人の時間を大切にする
一人の時間を持つこともオススメです。感受性が強いと直感が働きやすいので、独創的なアイデアや、良いひらめきが思いつくでしょう。一人でいることで他人に邪魔されず自分の思考を深められるので、定期的に静かな一人の時間を確保しましょう。
⑤ストレス発散法を持つ
ストレスでいっぱいになるまえに、普段からこまめにストレス発散をしましょう。お気に入りのアロマを炊く、肌触りの良い部屋着を身につける、瞑想をするなど、五感が癒される方法がおすすめです。
⑥情報を取り入れすぎない
刺激に対して人一倍敏感ですので、休日はできるだけ刺激や情報から距離をおきましょう。人ごみを避けて静かな公園でピクニックを楽しむ、一日のスマホやTVの時間を制限するなど、静かでゆっくりできる環境を整えましょう。
⑦自分が避けた方がいいことを知っておく
自分がどんなことに対して疲れやすいのかをしっかりと把握しておきましょう。感受性が高いと無意識のうちにどんどん刺激や情報を取り入れて、気付かないうちにパワーダウンしてしまいます。ストレスを感じるような人や物にはできるだけ近付かないことも大切です。
感受性を高める方法を3つ紹介!
逆に、感受性が低くて悩んでいる人には、感受性を高める方法をお伝えしましょう。どれも簡単にできることですので、普段の生活に取り入れてみましょう。習慣にすることで感受性を高めることができます。
散歩をして五感を刺激する
散歩は感受性を高めるために手軽にできる方法の一つ。歩きながら日差しや風の温度を感じたり、植物の香りを楽しんだり、目に見える景色を堪能しましょう。五感を意識して散歩することで感受性を高めることができます。
読書をして想像力を高める
読書をしましょう。人物の心理描写が優れている小説がオススメです。繊細な人の心の揺れ動きを感じたり、文字だけの情報からそのシーンを視覚的に想像することで感受性を高める訓練になります。
映画や音楽、美術鑑賞をする
芸術に触れると感受性を高めることができます。映画、音楽、美術など、好きなジャンルの芸術を鑑賞しましょう。芸術家のドキュメンタリーを鑑賞するのもオススメです。芸術作品を見て、ワクワクしたり悲しくなったりという心の動きを味わいましょう。
感受性が強い人におすすめの職業は?
感受性が高い人が活躍できる職業にはどんなものがあるでしょうか。才能を発揮できる職業をいくつかご紹介しますので、職業選択のヒントにしてくださいね。
- 芸術家・・・映画や音楽、美術など芸術の才能に秀でているので、芸術関係の職業で感受性の高さを生かせるでしょう。
- 対人援助職・・・人の気持ちを汲み取る能力に長けているので、ヘルパー、カウンセラー、保育士など対人援助の職業でも能力を発揮できます。
- アパレル関係・・・独特のセンスで洋服を着こなすことができるので、服飾や小物を扱う職業ではセンスを生かして仕事をすることができます。
- 小説家、漫画家・・・細かい人間観察能力で、人の表情や心の細かい動きを器用に表現できます。小説家や漫画家という職業もおすすめです。
感受性の強さを活かして自分の強みにしよう!
感受性が強いと気疲れやストレスなどを感じやすい一方、独特のセンスで細やかな気配りが出来るという素晴らしい一面もあります。普段からこまめにストレスを発散し、感受性の強さを生かして独創的な人生を歩みましょう!