オフィスカジュアルのブランド選びを完全ガイド！ポイントは？

「うちの会社、オフィスカジュアル大丈夫だからね」と言われても、どこまでが許されるのか基準がとても曖昧な『オフィスカジュアル』という服装。スーツに制服が基本の会社でも最近はカジュアルフライデーなども増えてきて、かっちり仕事着でなくても許されるのはよいものの、選ぶのに苦労するのも『オフィスカジュアル』。でもこの服装は、よりリラックスしながら仕事が出来るために男性女性問わず我々会社員には必須！どんな服装がポイントとなるのか、一緒に見ていきましょう！

そもそも『オフィスカジュアル』とは何なのでしょうか。「オフィス」は会社で職場、「カジュアル」は形式ばらない、気軽である、という意味ですね。そこからもわかるように「オフィスで仕事をするためにふさわしく、かつ形式ばらない服装」、つまり「お客様にも失礼にあたらない気軽な服装」といえます。

男性なら襟付きシャツにチノパンを合わせたり、ティーシャツにジャケットを羽織り抜け感を出します。女性ならブラウスとスカートまたはパンツにカーディガンまたはジャケットを羽織るのが基本です。清潔感が重要ですから、肌を露出したり体の線を強調する服は避けなければなりません。

オフィスといっても会社や部署で雰囲気が異なるので、どんな服装がそこで相応しいか知ることはとても重要です。もっとも簡単な方法は、同じ部署の先輩の服装を参考にすること。比較的かっちりとしたオフィス的な装いをしている部署もあれば、家にいる時とあまり変わらないようなリラックスした服装をしている部署もありますので、ひとり浮かないように気を付けることがポイントとなるでしょう。

男性の中にはジャケットとネクタイを着用しないと落ち着かないという企業戦士もいるかもしれません。そんな方はスーツの着こなしを残したオフィスカジュアルが良いでしょう。例えばビジネススーツをカジュアルスーツに替え、「ジャケット×パンツ」でインナーに工夫をするだけでぐっとリラックスモードになります。でもスーツの清潔感は残りますからカジュアルになりすぎず動きやすいので30代40代の仕事盛りにはお勧めです。

ここからはオフィスカジュアルにふさわしいブランドを年代別にご案内していきます。まずは20代女性のためのおすすめブランドです。大人可愛い女性ファッションを選びました。ご自身の雰囲気に合わせ、少し上の年代も併せて確認してみてください。

シンプルでキレイめアイテムが多いナチュラルビューティーベーシックはオンオフ問わず着られる優れものが多いとOLさんに人気のブランドです。オフィスカジュアルに合わせやすい抑えた色味も魅力の一つ。スニーカーを合わせて崩してもかわいいのですが、オフィスでは是非パンプスを合わせて、大人の雰囲気で着こなしてみましょう。

お手頃価格なのに可愛いと評判のミッシュマッシュは、甘すぎるアイテムもかわいいですが、オフィスカジュアルではやや控えめのシンプルなものを選ぶと良いでしょう。清潔感を忘れずに合わせて着れば、仕事をしながら自分の気持ちも上がりそうです。男性受けの良いブランドとしても人気がありますね。

フランス語で「ネジ」という意味のブランド名は、いろいろなテイストのアイテムをネジのように組み合わせてファッションを作り出せるようにと名付けられました。大人可愛くバリエーションが豊富なブランドなので、さまざまなオフィスの雰囲気に合わせやすいです。20代のみならず30代でも使えるアイテムがたくさんあります。

ちょっとレトロ感を出したガーリーで癖のないアイテムはなんにでも合わせやすくオフィスカジュアルにも重宝します。シンプルでかわいいニットワンピースなども人気アイテムのひとつ。年代を問わず幅広く受け入れられるデザインで人気の高いブランドです。

言わずと知れたユニクロ。近年はオフィスカジュアルに合わせたカジュアルスーツやジャケットなども発売され、より一層顧客を呼び寄せるようになりました。シンプルで薄手のセーターなどはブラウスと合わせて着まわせるアイテムとして人気です。色違いで購入できるくらいの価格帯も幅広い年代から支持されています。

ここからは30代女性におすすめのオフィスカジュアルブランドをご紹介します。着回しのポイントや30代女性ならではの出来る感を損なわないブランドを見てみましょう。

大人の女性をイメージされて作られたコンサバ系ファッションで、縫製や品質が良いので着心地もよく、あえて控えめに作られた主張が少ないデザインが上品なブランドです。男性受けも良いので、オフィスが落ち着いた雰囲気であったり男性社員が多い場合は何着か持って着まわすと良いでしょう。ワンランク上品にみられるのがうれしいブランドです。

ナノ・ユニバースはトラディショナルなカジュアルを基本にセレクトされており、落ち着いたキレイめのアイテムが揃っています。クラシカルで大人な雰囲気がオフィスにマッチするカジュアル加減を演出します。海外からのセレクトも多いので、人と差をつけたい人に良いかもしれません。

時にクラシックにもモダンにも見え、エレガンスな清潔感のあるスタイルが人気のロペ。大人可愛いを卒業した20代後半から30代女性の働く女性をエレガントに演出してくれます。カジュアルになりすぎないフォルムが落ち着いた雰囲気で、加えて華やかな色がオフィスカジュアルの中でも目を引くことでしょう。

シックで上品、流行を取り入れた長く使える自立した大人のためのブランドです。少し料金は高くなりますが女性らしくかつ華やかな服はキャリアを積んだ30代女性にふさわしいと言えるでしょう。カジュアルなものも作りが良く上質感が感じられます。
 

セレクトショップとして知らぬ人はいないであろうユナイテッドアローズ。知的な印象を与えつつタイトすぎず緩すぎないキレイめのファッションが多いブランド。流行を取り入れたオリジナルアイテムをそろえ、トータルコーディネートしやすいのも魅力の一つです。30代だけではなく40代の女性にも着やすい上品な色と作りになっています。

次に40代の女性向けのオフィスカジュアルに適したブランドを見ていきましょう。今までの生き方が姿かたちに現れる40代の女性は上品で上質な着心地の服を選ぶべきです。肌に触れる優しさが気持ちの余裕となって現れるに違いありません。

エストネーションは東京モードを世界へ発信するセレクトショップです。取り扱われているブランドはいずれも形が美しくて上質なものばかり。ひとたびまとえば格が上がる、そんな服が揃っています。40代の女性の持つ魅力を最大限に引き出してくれる所がポイントです。

男性女性用問わず、オリジナルや世界から幅広くセレクトしたアイテムを揃え、エレガントで端正なスタイルを提案しているセレクトショップです。清潔感があり洗練された長く着られる服は少し高価ですが、仕事にもプライベートにも生き生きと過ごす女性には着回ししやすい服が揃っているのもポイントです。

裏地やファスナーなど見えない細かい部分まで贅沢にこだわって作られており、華やかで上品なアイテムは体形に悩みが出はじめる40代女性にも人気のブランド。程よいトレンド感がポイントです。年齢を重ねたことがうれしく感じられる服と言えるでしょう。オフィスカジュアルでも上質でエレガントかつシンプルで仕事しやすいものが揃っているのもポイントです。

ワードローブそのものの形も美しいものが揃っていますが、セオリーの一番のポイントは着ることによって女性がより美しくなる形と縫製にあると言えるでしょう。高級な素材は心地よく、オフィスカジュアルといえど格の違いを見せることが出来るものが揃っています。ストレスを抱える案件を抱えているときにこそ着て、身体をリラックスさせてほしいブランドです。

ブランドターゲットは30代女性なのですが、30代だけでなく40代女性にも強いファンが多いブランドです。高品質の生地と縫製で着やすく大人可愛いデザインでオフィスカジュアルにも活躍できるアイテムが揃っています。見た目はきれいで可愛いのに動きやすいので、オフィスに着ていきやすいのがポイントです。

オフィスカジュアルに悩むのはなにも女性だけではありません。男性こそ大いに悩むのではないでしょうか？特に20代男性はファッション大好きなオシャレな人ならともかく、大抵はさほど気にせず着合わせてきた人が多いのではないでしょうか。会社に入ればスーツでいいと思っていたのに、と頭を抱える20代の男性は、この記事を参考に選んでみてください。

最近はオフィスカジュアルに向くアイテムも増えてきたユニクロ。穿きやすいパンツやシンプルなシャツとセーターなどは価格もデザインも悩める20代男性の強い味方になります。一度足を運んでみてください。

何を着ていけばいいのかわからないけど、イケてないとバカにされるのも嫌だ！という20代男性はここSHIPSに足を運んでみましょう。シンプルで無難なものが多く何にでも合わせやすく使い勝手がいい、ほどほどに上品でオフィスカジュアルでも浮くことの無いアイテムが揃っています。

「洋服の青山」と同じ会社が20代、30代をターゲットに展開しているブランドです。価格は抑えめですがビジネスシーンのトータルコーディネートを考えて作られており、オフィスカジュアルでも崩し過ぎない上品な装いが出来るのがポイントでしょう。悩んだときには参考になる着こなし提案が多いです。

男性女性問わずさまざまなアイテムで人気のあるブランドですが、服もシンプルで着回しやすいものが揃っています。20代男性が着るとさわやかで動きやすい服装になるでしょう。軽く羽織ることのできるジャケットは着回し力十分です。

「最高のクオリティと適切価格」をあげるONLYはメンズクラブなどのファッション雑誌にも取り上げられるビジネスアイテムを揃えるブランドです。伸縮性や機能性も考えられた服は着心地もよく仕事が出来る人に見られることも選ばれるポイントです。30代に好まれるブランドですが、20代でも十分着こなせる大人のブランドです。

ここからは30代男性に向けてのオフィスカジュアルブランドをご案内します。30代になり仕事にもプライベートにも脂の乗った生き生きと過ごす人たちに選んでいただきたいブランドを上げてみました。

20代の中でもご案内しましたが、シンプルで上品なアイテムが揃っているのでなんにでも合わせやすいのがポイントです。清潔感があり、スーツのように合わせてきても上質なカジュアル感を生む着こなしが出来るでしょう。

90年代にスタートした当初はカジュアル路線のアイテムでしたが2000年以降オフィスアイテムも発表し出して以来、アメリカではそのスタイリッシュなデザインと手ごろな値段で人気を博し、その後日本にも伝わったブランドです。都会の洗練されたビジネス社会の中で個性を引き立たせるスタイルがカッコいいです。同系色でまとめる着こなしがオフィスカジュアルとしてひときわ目を引くでしょう。

グローバルワークの最大のポイントはコストパフォーマンスが高い事でしょう。他のブランドと比べると安価ですがつくりが良く、シルエットがきれいなので着こなしが決まるのです。ユニクロのように低価格で着回しよいブランドですが、より清潔感を出したい場合や少し人と異なるオフィスカジュアルを望む人に良いでしょう。

ジャーナルスタンダードは大都市圏に展開するセレクトショップで、アメリカンカジュアルベースの服を提案しています。新聞という意味のジャーナルからはトレンドを、スタンダードは定番アイテムを意識しているので、オフィスカジュアルにも時代にあった旬を取り入れることが出来るでしょう。その中でも30代男性が狙いたいのはキレイめアイテム。カーゴパンツやミリタリージャケットだけではないアメカジベースのアイテムを見つけて着てみましょう。

基本的にシンプルでいつの時代でも着られそうなものが好き、という男性は多いのではないでしょうか。でもたまにはトレンドを取り入れたファッションをしてみたい！と思いませんか？もしそう思ったことがある方ならこのザラをのぞいてみてください。ザラはスペインのブランドで、その時々のトレンドを鮮度重視で展開しているだけでなく、驚くべきはその価格帯。ユニクロや無印良品と同程度でトレンドを取り入れることが出来るのです。オフィスカジュアルで是非試してみてください。

ここからは40代男性に着こなしてほしいオフィスカジュアルもそろったブランドをご案内します。あえてキツい言い方をすれば、40代男性の着こなしに対して女性はかなり辛辣な目で見ていることが多いです。いつも同じ服と言われたくないのは男性も女性も同じ！40代だってスーツだけじゃないんだ、と清潔感ただようスタイルを見ていきましょう。

言わずと知れたスーツがカッコいいアメリカンスタイルの老舗ですが、オフィスカジュアルに合うジャケットも豊富です。来ていることを忘れるような着心地の良さですから何かとストレスの多い40代以上の男性にお勧めです。シャツやセーターと合わせて着れば清潔感もありカッコ良く決まります。

40代男性なら学生の時に一世を風靡したチノパンを覚えている方も多いのではないでしょうか。あの頃の細くてなんとも頼りない体形とは違い40代は程よく肉も付き貫禄もでた体形になっていますから、当時より大人の着こなしが出来るはずです。学生のように見せないために、ジャケットやよりカジュアルにするのならカーディガンを合わせてみてください。

ニューヨーク発ブランドのポールスチュアートに憧れていた人も多いことでしょう。バリバリ働くニューヨーカーのビジネススタイルはキャリアを積む男性女性の憧れ。着ているだけで自信を身にまとえるアメリカントラッドスタイルです。そんなポールスチュアートは高級感とエレガントさを備えるクラシックな装いが多く、清潔感もあります。オフィスカジュアルとはいえお客様を多くお迎えしたり打ち合わせが多い40代には見てすぐにわかる品質の良さと着心地の良さを抑えたポールスチュアートはまさにお勧めでしょう。

1995年創業の比較的新しいブランドですが、３つのドットは「シンプルで洗練されている」「自然体でいられる気持ちよさ」「最高素材の上質感」を意味しており、どこにも負けない上質な着心地とフィット感が人気のブランドです。上記3ブランドのトラッド感とは少し異なり、よりカジュアル感の強い着こなしが出来ます。トータルにコーディネートできるオフィスカジュアル向けブランドの一つです。

トミーヒルフィガーは一見カジュアルで気取らないアイテムが揃っていますが、取り入れると上品で気品があるブランドです。トラディショナルスタイルな中にもさりげなくトレンドが取り入れられており、いろいろなブランドとも組み合わせやすいものとなっています。オフィスカジュアルに取り入れるべきブランドの一つです。

「フォーマルすぎず、適度なカジュアルでビジネスの場にふさわしい服装」と曖昧で明確な規則がないオフィスカジュアルですが、NGとされるポイントは男性女性ともに同じといえます。ここでは3つのNGポイントをお伝えします。もし今までの自分に被ることがあれば、考え直した方が良いでしょう。

冬は寒いのでそうでもないですが、夏はかわいい服は程よくセクシーで気付かぬうちに露出が高くなっていることがあります。一時トレンドになった肩見せはオフィスカジュアルではNGです。このほか短すぎるスカートやショートパンツ、腹部の見え隠れしそうな丈のトップスもNGです。オフィスカジュアルといえども見せて良い肌は首から上と膝から下と心得ましょう。もちろん膝から下はストッキングを忘れずに。男性はロングパンツを着用してくださいね。

オフィスカジュアルのみならずビジネススーツでも同様ですが、清潔感を保つことはもっとも大事な事の一つです。オフィスにはビジネス目的で勤めていますし、顧客をはじめいろいろな人が出入りします。個人であっても会社を代表する一人として常に清潔感を保つ服装を意識しなければなりません。濃い色の服を着る時には肩のあたりに白いものが落ちていないか確認することを忘れずに。

老若男女大好きなデニムは、近年では形もスタイリッシュでおしゃれなものが多くなっています。しかしながらデニムはビジネスにおいては極力避けるほうが望ましいでしょう。カジュアルではありますが「オフィスカジュアル」なので、万人にとって清潔感と信頼感を得られるものが望ましいのです。デニムは年代によってビジネスの場にふさわしくないと考えられるので、避けたほうが無難です。

いかがでしたか？なんだかつかみどころのなかったオフィスカジュアルですが、イメージをつかむことが出来たでしょうか。きっちりスーツは格好良くて憧れますが、時にはカジュアルテイストを取り入れて動きやすく着心地よく気持ちよく仕事に打ち込める服を着ていきたいですね。自分に似合うオフィスカジュアルを見つけて毎日を楽しく過ごしましょう。