添い乳でげっぷは必要なの?メリット&デメリットや注意点も!

ママの約90%がおこなっている添い乳。産後疲れているママの体を少しでも休められる授乳方法です。しかし添い乳のまま赤ちゃんが寝てしまい授乳後におこなうゲップをしないで寝かしつけてしまうことがあります。そこで添い乳後のゲップの必要性を解説します。

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目次

  1. 1添い乳について
  2. 2添い乳の後のゲップは必要?
  3. 3添い乳のメリットとデメリットは?
  4. 4添い乳の注意点
  5. 5添い乳後のゲップはできるだけさせてあげて、出ない時は姿勢に配慮して窒息を防ごう!

添い乳について

授乳方法には横抱き・交差横抱き・フットボール抱きなど色々あります。その中でも産後の疲れや眠気を感じるときなどに睡眠と同じ姿勢で授乳する方法を、添い乳といいます。

添い乳って何?いつからしていいの?

添い乳は、授乳するときにママが起きることなく横になった状態のまま授乳をする方法のことをいいます。ママが起きることなく赤ちゃんと一緒にリラックスした授乳ができるのは、とても助かりますね。初めて添い乳をするときは、赤ちゃんの顔の位置や首の高さなど合わせるのに少し戸惑うかもしれませんが、コツを掴めばとてもリラックスした授乳時間となります。添い乳は首がすわる前の新生児からできます。しかし新生児が添い乳で授乳するときは、ママの手で赤ちゃんの首や背中を優しく支えてあげましょう。そのほうが赤ちゃんの姿勢も安定し、また密着度も増すのでとても安心しておっぱいを飲むことができます。

新生児に添い乳をするコツ

新生児に添い乳をするときのは、まず赤ちゃんを体ごと横に向けてママと赤ちゃんの体が密着になるように横になります。そのあと赤ちゃんの顔の正面から乳首が加えられるように移動させます。赤ちゃんの頭の下に枕やタオルなどを使い高さを調節してあげましょう。ママも添い乳をするときは、体の下側にくる腕が腕枕をしたり体で抑えられたりしているとしびれてきます。枕などを使用してしびれないようにしましょう。ママの上側に来る腕で赤ちゃんの首や背中を支えてあげましょう。初めは慣れない添い乳の方法かもしれませんが、コツをつかむと体勢も楽だったりリラックスしながら授乳がおこなえます。起きることなくできる添い乳。ママの疲れた体にとても優しい方法ですね。それでは、添い乳のコツをまとめてみましょう。

新生児に添い乳をするときのコツ

  • 赤ちゃんの頭の位置をママの腕枕やタオルなどを使い高くしてあげましょう
  • ママも腕がしびれないように枕などを使用してみましょう
  • 乳首を深くくわえさせてあげましょう
  • ママの手で赤ちゃんの首や背中を支えてあげましょう

添い乳の後のゲップは必要?

授乳後にゲップをさせるのは、母乳と一緒に飲み込んでしまった空気を胃から出してあげるためです。ゲップが出ないと、空気と一緒に飲み込んだ母乳を吐くことがあります。その吐いたものが戻って気管に詰まってしまうこともあります。赤ちゃんがゲップをなかなかしてくれないと、苦しくないのかな?と心配になりますよね。ゲップが出ず苦戦したり赤ちゃんの体勢を何度も変えてみたりと、ゲップをさせるのも大変です。添い乳の場合、飲みながら寝てしまうことが多いです。寝ているのにわざわざ赤ちゃんを起こすものママ自身が起きるのも大変です。では寝ている赤ちゃんを起こしてゲップをさせる必要は、あるのでしょうか?

吐くことが多い赤ちゃんにはゲップが必要

吐くことの多い赤ちゃんは、授乳後ゲップをさせてあげる必要があります。新生児のうちは基本的に息は鼻からしているので、おっぱいを飲みながら息継ぎができます。そのため新生児はおっぱいを飲みながら空気も一緒に飲み込んでしまいます。しかし、その空気を新生児のうちはうまく出すことができません。そのためゲップをさせる必要があります。さらに吐くことが多い赤ちゃんは、寝ている途中でいきなり吐くとこがあります。また吐き戻したおっぱいが気管に入ることによって窒息の危険性や耳管に入ることによって中耳炎になる可能性などあります。吐くことの多い赤ちゃんは、ゲップをさせてあげたほうが安心です。

寝てしまった場合は無理に出させなくていいが、必ず横を向かせてあげて

おっぱいを飲んだ量にもよりますが、添い乳のまま赤ちゃんが寝てしまった場合は無理に起こさなくても大丈夫です。せっかく寝かしつけたのに起こすのも、ママが起きるのも大変です。しかしその際は必ず赤ちゃんの顔を横に向かせてあげましょう。横を向かず上を向いたまま吐いてしまった場合、吐き戻してしまったおっぱいが気管に入ってしまう可能性があります。また吐いたものが喉に詰まってしまい窒息の危険にもつながります。添い乳のまま赤ちゃんが寝てしまったら、必ず顔を横向きにしてあげましょう。

ゲップで起きるのを防ぎたい時は、しばらく縦抱きにしてから寝かせる方法もある

添い乳での授乳後に赤ちゃんがそのまま寝てしまいひと安心していても、ゲップやゲップと一緒におっぱいを吐き戻してしまうこともあり、そのせいで赤ちゃんが起きてしまいます。そうなるとまた寝かしつけをしなければならないので、ママも大変ですね。そんなときは赤ちゃんを縦抱きしてあげるとゲップをした後も赤ちゃんはそのまま寝てくれることがあります。また縦抱きをしていると、おっぱいが気管に流れ込む心配も減ります。縦抱きをすることによって赤ちゃんはママと密着でき安心して眠れるので、起きるのを防ぐことができます。添い乳での授乳後に縦抱きをしながらゲップをさせる際は、ママの肩や胸におっぱいを吐き戻してしまうことがありますので、ガーゼなどを用意しておくのもコツのひとつです。

添い乳のメリットとデメリットは?

添い乳には【メリット】もありますが、【デメリット】もあります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで添い乳での授乳をおすすめします。

【メリット】授乳中に横になって休むことができる

毎日何度もする授乳、ちょっと大変なときもありますよね。添い乳最大のメリットは、添い乳をすることにより授乳時間にママも横になって疲れた体を休ませてあげることができます。またメリットのひとつとして、抱っこによる肩こりや腱鞘炎などの痛みも添い乳ならありません。さらにメリットのひとつとして添い乳をするとき赤ちゃんとママの体は密着するので母子のスキンシップが深まります。特に新生児期の赤ちゃんはすぐ近くにママが居てくれるので安心できますね。

【デメリット】窒息や中耳炎の危険性がある

窒息は添い乳のデメリットのひとつです。添い乳をすることにより赤ちゃんが窒息してしまう危険性があります。実際に添い乳中にママが寝てしまい赤ちゃんに覆いかぶさるような体勢になり、赤ちゃんが窒息死をしてしまった事故も起こっています。また、母乳を吐き戻してしまいそれが詰まって窒息してしまった事故も起こっています。そしてデメリットはまだあります。中耳炎も添い乳のデメリットのひとつです。仰向けの態勢に近い状態での添い乳は、耳管におっぱいが流れやすいです。ママが添い乳中に寝てしまい赤ちゃんがくわえるのをやめた乳首からおっぱいが垂れ、耳に入ってしまう可能性もあります。また、横を向いたまま吐くことにより耳に垂れてしまい中耳炎になる可能性もあります。

【デメリット】乳腺炎になりやすい

添い乳は赤ちゃんのおっぱいのくわえ方にもよりますが、くわえ方が浅かったり偏った部分からしかおっぱいを飲んでもらえなかったりするので、乳腺炎になりやすいです。また、途中で赤ちゃんが寝てしまうことも多く、両方のおっぱいを飲んでもらえずに乳腺炎になってしまうこともあります。添い乳は両方のおっぱいを飲んでもらえるよう工夫が必要になります。

添い乳の注意点

添い乳による授乳は、ママの疲れた身体を休ませることができる授乳方法です。赤ちゃんと一緒に横になり添い乳のコツさえ掴めばより一層リラックスした授乳時間になりますね。しかし、吐くことの多い新生児期や添い乳中にママも熟睡してしまった場合、窒息の危険や中耳炎になってしまう可能性もあります。それでは、添い乳をするときの注意点をまとめてみましょう。

添い乳の注意点

  • 窒息や中耳炎の危険性があるので、赤ちゃんの顔は横向きにしましょう
  • 吐きやすい赤ちゃんは、ゲップをさせてあげましょう。
  • 授乳時間を把握して両方のおっぱいを飲んでもらえるようにしましょう。
  • ママが熟睡しないように気を付けましょう。

添い乳後のゲップはできるだけさせてあげて、出ない時は姿勢に配慮して窒息を防ごう!

添い乳後のゲップは、メリット・デメリットを考えるとできる限り必要です。日々の赤ちゃんのお世話の中でママも一緒に横になって起きることなく授乳できる添い乳は、ママの体を休ませることができる優しい授乳方法ですね!添い乳のコツをつかむことができれば添い乳後のゲップはさせるべきか、今はこのまま寝かしていても大丈夫かの判断もできるようになってくることでしょう。しかし添い乳の注意点に記載したように、突然の吐き戻しやママの添い乳中の熟睡による窒息、おっぱいが耳管に流れてしまうことによる中耳炎の可能性、そしてなってしまうととても痛い乳腺炎の危険もあります。添い乳中に赤ちゃんが寝てしまった場合は、無理に起こしてゲップをさせなくても大丈夫ですが、デメリットを考慮してしっかり赤ちゃんの顔を横向きにしてあげましょう。

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この記事のライター
AyuAto
育児に家事に日々楽しく過ごしている主婦です

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