赤ちゃんの虫刺されはどうする?虫ごとの症状と対処法一覧!
赤ちゃんが蚊やダニなどの虫刺されに遭ったらかゆみや水ぶくれといった症状は現れるのでしょうか。この記事では赤ちゃんの虫刺されの症状を虫の種類別に紹介しています。万が一、水ぶくれなどの症状が出ても、慌てずに対処し皮膚科等の受診をしましょうね。
目次
赤ちゃん虫刺されの症状はひどいの?
いくら注意をしていても、元気にお家や外で遊べるようになった赤ちゃんが、蚊やダニといった虫に刺されてしまったら、
- かゆみや腫れはひどいのかしら?
- 水ぶくれや刺された痕はどうなるのかしら?
と大切な赤ちゃんだからこそ、心配になるお母さんやお父さんは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんが虫刺されで、かゆみや腫れ、水ぶくれによる症状で、泣きじゃくる姿はお母さんやお父さんにとっても辛いものですよね。
赤ちゃんが虫刺されに遭うと、症状が強く出たり、虫刺され経験が少ないため、症状が刺された後、しばらく経ってからということもあります。
また、赤ちゃんは免疫力が低いために虫の持つ病原菌によって、病気になってしまう可能性もあります。
注意して赤ちゃんが虫に刺されないようにと予防や対策を、日頃から心がけておく必要があります。
以下に虫刺されにおける注意したい3点を詳しく紹介しています。
症状が強く出やすい
虫刺され後の赤ちゃんの肌が、真っ赤に、そしてひどく腫れているのを目にして驚かれる方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの肌は大人よりも非常に柔らかいです。そのため、たった一度の蚊やダニによる虫刺されでも、腫れや水ぶくれになってしまうリスクがあるのです。
抗体がなく、反応が起きないことも
虫に刺された経験のない赤ちゃんは、虫刺され後「半日から1日が経ってようやく」反応が現れることもあります。
赤ちゃんの成長とともに、この反応はだんだん早くなっていきますが虫刺され後すぐには症状がでないというのはお母さん、お父さんにとっては心配の種ですよね。
病気になってしまうかも?!
肌が柔らかいだけでなく、赤ちゃんの免疫力は大人とは比べようのないくらい低いです。
赤ちゃんが蚊や毛虫、ダニなどに、たった一度刺されただけで、その虫が病原菌を持っていようものなら、かゆみや腫れ、水ぶくれのような症状だけでは収まらない危険性もあります。
大切な赤ちゃんを怖い虫から守ってあげられるのは、お母さんとお父さんだけです。
とはいえ、いくら注意をして目を凝らしていても、赤ちゃんが蚊やダニといった虫に刺されてしまうことはありますよね。
かゆみや水ぶくれといった症状がひどい場合は、慌てず落ち着いて皮膚科等を受診するようにしましょう。
虫の種類別!虫刺されの症状と対処法
好奇心旺盛な赤ちゃんは、なんでもつかんでは口元にもっていってしまいます。もし、何気なくつかんだ毛虫ちゃんが毒虫だったなら、赤ちゃんの虫刺されの症状は大人以上です。
今回は毛虫だけではなく、
- 蚊
- ハチ
- ブヨ
- 毛虫
- ムカデ
- ノミ
- ダニ
全部で7種類の虫それぞれの症状と対処法をご紹介します。
蚊に刺されてしまった場合
蚊のもつ毒に対して、アレルギー反応としてかゆみや腫れがすぐに出る人と、時間が経ってから出る人とがいます。
対策:①刺されたら、患部を水でよく洗いましょう。
②様子を見て、必要であれば塗り薬を塗りましょう。
ジカ熱やデング熱などの病原菌を持っている可能性もあります。
ハチに刺されてしまった場合
「ハチ刺され」は強い毒性で痛みと腫れが起きるばかりか、命を脅かしかねません。早めに病院を受診しましょう。
対策:①刺されたら、他のハチに襲われないようにその場から離れましょう。
②患部に針が刺さっている場合はつめなどで慎重に抜き、毒素もつまみだし、水洗いしましょう。
ハチは黒いものを襲う習性があります。万が一、ハチに遭遇した場合は頭を手で覆うか、白などの明るい色のハンカチやタオルなどで覆い、体勢を低くしてその場を離れるようにすると、刺されずに済む場合もあります。
ブヨに刺されてしまった場合
すぐには症状は出ないが、時間の経過とともに激しいかゆみや痛みが現れます。
一度、ブヨに刺されてしまうとアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。
対策:①毒をつめやポイズンリムーバーで絞り出しましょう。
②43度以上のシャワーで毒を洗い流しましょう。
アナフィラキシーショックを引き起こした場合は、すぐに皮膚科等を受診しましょう。その際は、お子さんが痙攣しているからと激しく揺することのないように注意しましょう。
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毒性の強い「毒針毛(どくしんもう)」という毛が強い痛みやかゆみの原因です。
対策:①セロハンテープなどで毛を取り除きましょう。
②患部をよく洗い流し、炎症を抑えるために冷やしましょう。
ひどくかゆがる場合は病院や皮膚科を受診し、掻きむしらないように注意しましょう。日頃から爪を短く切っておくことで、お子さんがうっかり掻きむしってしまうことを防ぐことができますよ。
ムカデに噛まれてしまった場合
ズキズキするような痛みが現れます。ムカデの毒はハチの毒と似ており、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。早めに病院や皮膚科を受診しましょう。
注意:患部を冷やしてはいけません。傷みが増す恐れや、痙攣等の引き金になる場合があります。
ノミに噛まれてしまった場合
刺されると、患部が赤く腫れて水ぶくれになります。時間の経過とともに水ぶくれは大きくなっていきます。
ひどいかゆみが1週間程度続くこともあります。
市販の薬ではなかなかかゆみ等を抑えるのは難しいため、早めに病院や皮膚科を受診しましょう。
ダニに刺されてしまった場合
ダニに刺されてもすぐには気がつきにくく、徐々に真っ赤な点と腫れ、かゆみが現れます。
対策:①冷水をあてましょう。
②塗り薬を使用しましょう。
刺されてしまうと、なかなか痕が消えにくいです。ダニは湿気が大好きなので、普段から換気をし寝具を清潔に保ちましょう。
7種類の虫による虫刺され症状と対策を記してみましたが、いかがでしたでしょうか。
対策がたくさんあって、覚えきれないわという方もいらっしゃるかと思います。しかし、子育てはお母さんだけお父さんだけで行う必要は全然ありません。
薬局やドラッグストアには専門の薬剤師もいますし、皮膚科にはお医者さんがいます。困ったときにはぜひ、プロの手を借りてくださいね。
虫刺されに便利なアイテム一覧!
では、続いて虫刺され対策に!、注意をしていても刺されちゃった!そんなときも心配ご無用!!赤ちゃんにやさしい便利なアイテムを4選ご紹介します。
- 虫を寄せ付けない蚊帳
- ディートフリーの虫除けミスト
- 2種類の赤ちゃん肌思いな塗り薬
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商品の購入はこちら上記のアイテムを参考に、お子さんに合った虫刺され予防アイテムが見つかるといいですね。
※虫刺されに関する薬については、お子さんの肌に合わせた薬を使用することをおすすめします。薬の使用によって、かぶれなどの炎症が出ないとも限りません。
心配な方は赤ちゃんの健康診断時などに合わせて皮膚科等を受診されることをおすすめします。
どのくらいの症状で病院に行くべきなの?
市販の塗り薬を使用しようと、赤ちゃんの全身を確認したら体中に発心や腫れなどの症状が出ていた!そんな時は皮膚科や内科を受診するのをおすすめします。
ハチやムカデなどに刺された場合は命の危険にかかわる可能性があります。
赤ちゃんがぐったりしている・発熱がある・頭が痛いなどで泣きやまないといった場合は早めに病院を受診しましょう。
虫に刺されないために!虫刺され予防対策
お子さんのかゆがる様子や皮膚の腫れ、水ぶくれといった痛々しい様子は、お母さんもお父さんも心を痛めてしまうものですよね。
大切なお子さんが虫に刺されないためにも予防対策を万全にして、好奇心盛んな成長期を、楽しく過ごしたいものです。
エアコンで部屋の温度を下げる
蚊をはじめとする虫は、温かい場所が大好きです。冷蔵庫やエアコンの室外機の後ろなどに潜んでいます。
また、ダニやノミなどの虫は暗がりを好む夜行性です。就寝中に赤ちゃんが虫刺されに遭わないためにも寝る2時間前にエアコンをつけて部屋の温度を下げるように対策するといいでしょう。
虫が入ってこないように網戸を活用
網戸が1枚あるだけでも、赤ちゃんの虫刺されを予防する対策としてはバッチリです。
いまでは、網戸に貼るタイプの虫除け対策グッズが売られていますし、網戸の隙間を埋める補修テープなどもあります。
網戸を活用して、必要であれば網戸にプラス効果的なグッズを利用して虫の侵入を防ぎましょう。
蚊帳で強力ブロック
「蚊帳」という文字から、「蚊以外の虫には効果がないのでは?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなことはありません。蚊帳を使用すれば、昆虫や害虫からも赤ちゃんを守ってあげることができます。
虫刺され対策の万能アイテムですよ。
部屋を清潔に保つ
ダニやノミといった虫は、じめじめとした場所が大好きです。日頃から換気をし、晴れた日には赤ちゃんの寝具を干してあげるとよいでしょう。
また、おもちゃ箱の後ろや本棚の裏など見えない場所に虫が潜んでいる可能性があります。赤ちゃんのためにもお部屋は清潔に保ちましょう。
虫よけ剤選びに注意!
虫よけ剤には「ディート」と呼ばれる蚊などの虫が嫌がる成分が含まれていることがあります。
一般的には毒性が低いとされていますが、まれに体に影響を及ぼすことがあります。ですので、赤ちゃんや子どもには必要な時に限り使用し、手や顔の使用は控えるようにしましょう。
ただし、薬となると専門家の判断をあおぐのが大事です。
皮膚科等を受診する時間がなかなか取れない場合は、薬局やドラッグストアにいる薬剤師の方の意見を伺うのがいいでしょう。
薬に対する使用量等の注意事項を丁寧に教えてくれます。時間が許される場合は、皮膚科等を受診し適切な指示のもとで薬を使用するようにしましょう。
外では肌を出さない格好で
赤ちゃんは「体温が高く・肌も柔らかく・汗もたくさんかく」しと、虫たちの好む条件が揃っています。
赤ちゃんを外遊びをさせる場合は、明るい色の服を着て、なるべく肌を露出させない恰好を徹底するといいでしょう。
また、赤ちゃんが暑くて嫌がらないよう通気性のいい素材を選んであげるのもいいですね。
こまめに汗を拭こう
蚊をはじめとする虫の中には、「汗」の匂いにつられて人に寄ってきてしまうことがあります。
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、楽しく遊んで動いた分たくさん汗をかきます。
虫刺されの予防対策として、赤ちゃんの汗をこまめに拭いてあげる、これだけでも対策の一つになりますよ。
夕方などの外出は避けて
蚊などの虫は夕方の時間帯から活動が活発化します。赤ちゃんと外出する際は、なるべく夕方の時間帯は避けるというのも一つの対策になります。
しかし、どうしても夕方に外出する際は明るい色の服を着て、ハチなど「黒」をめがけて攻撃してくる虫への対策としましょう。
雑草があると虫が来る確率アップ!
蚊などをはじめとする虫は、先ほどから口が酸っぱくなるほど記述していますがじめじめした場所が大好きです。
家の周りや公園などの雑草地帯は、水分を含む虫たちの井戸端会議場のような場所です。
赤ちゃんの虫刺され対策に、生い茂った雑草のお手入れをするのも効果的ですよ。
虫刺されの薬は赤ちゃんに有害?
市販の薬も、病院や皮膚科を受診した際に処方される薬と同様、対象年齢や使用する量などの決まりを守って使う必要があります。
薬局やドラッグストアの薬剤師に「この薬は赤ちゃんに大丈夫かしら?」「腫れや水ぶくれに効くかしら」と尋ねてみるのをおすすめします。
赤ちゃんを危険な虫から守ろう!
赤ちゃんが虫に刺されないように注意し、かゆみや腫れ、水ぶくれができないように防ぐには
- 露出を避ける
- こまめに汗を拭く
- 部屋をこまめに換気する
といった簡単だけれど、忘れてはいけない小さな注意の積み重ねが大事になってきます。
とはいえ、いくら注意していても赤ちゃんが虫に刺されてしまうことは絶対にないとは言い切れません。
蚊やダニといった虫刺されに遭い、症状がひどくて困ったなというときは必ず、皮膚科等を受診し適切な処置をしていただきましょう。
心配事をお母さん、お父さんだけで抱え込まないようにしてくださいね。