ダイソーのグルーガンを徹底解説!温度や接着強度、使い方、デメリットなど
100均ダイソーのグルーガンが便利と話題です。この記事では、グルーガンの接着強度や温度といった基礎知識から、ダイソーのグルーガンのメリット・使い方・デメリット&注意点、ハンドメイドアイデアまで徹底的に解説します!グルーガン未経験者の方も経験者の方も、是非参考にして下さい!
目次
ダイソーのグルーガンは注目のアイテム!
100均ダイソーでは、DIYに何かと便利に使えるグルーガンが売っていることを知っていますか?残念ながら100円ではなく200円の商品ですが、それでも十分安いですよね。
そんな便利で安い100均ダイソーのグルーガンですが、使用するときに問題なく使えるかが心配だと思いますし、ホームセンターなどで売っているグルーガンとの差も気になるところです。100均ダイソーのグルーガンについて、ご紹介します。
そもそもグルーガンって何?仕組みや用途は?
100均ダイソーでグルーガンが売っているとサラリと紹介しましたが、グルーガンと名前は聞いたことがあっても、いまいちパッと浮かんでこない人も多いと思います。平たく言えば、グルーガンは物と物と繋ぎ合わせる接着剤のようなもので、大抵の素材をくっつけることができる便利なアイテムです。まずは、グルーガンの基礎知識について紹介します。
『グルーガン』の意味とは
グルーガンとは、「接着剤でくっつける」という意味の"glue"と、「銃」という意味の"gun"が合わさって名前が付けられました。その名前の通りグルーガンは銃のような形をしていて、その銃のような本体の先端から、接着剤が出てくるという構造になっています。
グルーガンの仕組み
グルーガンは熱で溶かして瞬間で固まる便利な接着マシンだよ♪
— AIMI🌈6/1(土)DAW女子会出演@渋谷GUILTY (@AIMI_0904) March 12, 2013
だいたい何にでも使えるから工作には持ってこい(^^)
それにびっくりダイソーで買えちゃうんだなこれが! pic.twitter.com/Eln26aOWRm
グルーガンは、樹脂でできたグルースティックという接着剤を高温で温める事で溶かし、その樹脂を冷まして固めて接着されるホットメルト型と呼ばれる仕組みになっています。グルーガンの詳しい温度については後述しますが、100℃を超える高温でグルースティックを溶かすため、火傷には注意が必要です。
グルーガンの用途とは?
グルーガンによる接着方法はとても幅が広いことが特徴です。たとえば縫わないパッチワークなどの簡易的な接着もできますし、DIYなどで木材同士を接着するようなしっかりとした接着もすることができます。樹脂を固めて接着するので、半端な接着剤よりも強度は高くなっています。
グルーガンで接着するメリットとは?
ひとえに接着剤といっても、グルーガンの他にもボンドなどが挙げられます。では、ボンドではなくグルーガンを使って接着するメリットにはどのような点が挙げられるのでしょうか。グルーガンを使った接着方法のメリットについて紹介します。
接着が早い
グルーガンは、接着するまでの時間が早いというメリットがあります。瞬間接着剤と呼ばれるものであっても、物によっては接着にそれなりに時間を要するものもあり、接着剤が乾くのを待っている時間が無駄に感じることもあるかもしれません。さらに乾いたと思って触ってみたら、接着剤で手がベタベタになるということも考えられます。
グルーガンであれば樹脂が冷めれば接着が完了するため、瞬間接着剤よりも早くくっつけることができます。
剥がすのが簡単
接着剤であれば剥がすことが困難な場合もありますが、グルーガンであればそんな問題も気にならなくなります。剥がす方法は非常に簡単で、剥がしたい箇所にドライヤーの温風などを当てることで樹脂が柔らかくなり、簡単に剥がせるようになります。
また、思いっきり引っ張っても剥がすこともできます。「簡単に剥がせるのかよ!」と思わずツッコミを入れたくなるかもしれませんが、どんな接着剤であっても思いっきり引っ張れば剥がれますので、さほど気にするようなことではありません。
保管も簡単
久しぶりに接着剤を使うときに、接着剤が容器内で固まって使い物にならなくなったことはありませんか?これは接着剤が空気に触れて固まってしまうことが原因で起こってしまい、キャップを厳重に閉めたところで避けられない事態です。しかしグルーガンの場合は、固形であるグルーキャップを使うため、固まってしまうトラブルもなければキャップに気を遣うこともありません。
ダイソーのグルーガンは驚くほど安くて性能も十分!
噂のダイソーグルーガンで工作スタート😎
— herokeeee (@herokeeee) February 28, 2019
ベルにつけてるウインドジャマーにアクションカムのマウントを固定……できるといいが…😑
つかなかった時の保険で瞬間接着剤も用意したぜ pic.twitter.com/lJJZ8qTDHc
100均ダイソーのグルーガンは、驚くほど安いです。前述したように残念ながら100円商品ではないものの、200円という値段で売られています。ホームセンターなどで売られている一般的なグルーガンは安くても1,000円ほどするので、値段を比べてみれば安さが分かると思います。
しかし安いからといって使いづらかったり、機能に問題があるわけではなく、グルースティックを溶かす工具として十分な性能を発揮してくれます。その安さと便利さから、DIY初心者でも手軽に手を伸ばしやすいアイテムです。
ダイソーで買えるグルーガンの温度は?
一概にグルーガンといっても、グルースティックを溶かす最高温度の違いによって高温タイプと低温タイプに分けられ、タイプごとに用途が変わってきます。グルーガンの温度ごとの使用用途と、100均ダイソーのグルーガンがどちらのタイプに分類されるのかについて紹介します。
100均のグルーガン【高温タイプ】の温度
光る杖出来た!作り方はプラモのランナーにハンダで形を作って光る玉を装着。ダイソーで売ってるグルーガンでデロデロ出したら熱いうちに手で形を作って塗装して完成!グルーガンの芯は100円で20本も入ってるけど一生かかっても使いきれなそう...。
— sickboy・オブ・ザ・デッド (@sickboy_fake) February 17, 2019
#ファンタジーフィギュアで遊ぼう pic.twitter.com/DGmzIpe2WP
100均ダイソーのグルーガンの最高温度は165℃となっており、高温タイプに分類されます。前述したように、高温タイプは様々な材質の接着ができるため、その使用用途は非常に幅広いです。この便利さが200円で買えるのであれば、DIYを行う人ならば1つは持っておきたいアイテムです。
高温タイプにおすすめの用途
高温タイプは160℃以上になるグルーガンで、ガラス面や鏡などの、接着がしづらい材質の接着に向いています。ガラスなどのつるつるした材質は接着剤によっては強度が心配になりますが、高温タイプのグルーガンであればしっかりと接着することができます。
また、グルースティックの溶ける温度が高温なので、低温タイプよりもゆっくりと固まり、接着がしやすくなっています。修正がきかない接着剤と比べても、高温タイプのグルーガンはゆっくりと作業ができるというメリットがあります。
100均には鏡も豊富に置いてあるので、グルーガンと一緒にハンドメイドの素材として鏡を購入するのも良いかもしれません。100均の鏡に関する記事は、以下のリンクをご覧ください。
低温タイプにおすすめの用途
低温タイプは最高温度が130℃程度のグルーガンであり、軽いものや熱に弱い紙・布・リボン・フォーム(高温だと溶けてしまう恐れのある素材)を接着するのに向いています。低温タイプでも、DIYやハンドメイドで使うような、大体のものは接着できて、強度についても問題ありません。
また、万が一触れてしまった場合、高温タイプのグルーガンよりは火傷になりにくいです。しかし低温タイプと言っても、100度以上の温度になるので、安易に触らないように注意が必要です。
ダイソーで買えるグルーガンの接着強度は?
100均ダイソーのグルーガンの接着強度は、安いから弱いのではないかと不安に思うかもしれませんが、心配はいりません。そもそもグルーガンとはグルースティックを温めて出すための道具であり、グルーガンの良し悪しで接着強度が変わるわけではありません。
初めてグルーガンを購入する場合などは、100均ダイソーのグルーガンから試してみるのがおすすめです。用途にもよりますが、基本的に接着剤で付けられるものは、100均ダイソーのグルーガンでも接着できると思っておいて良いでしょう。
ダイソーにはグルースティックも売っている!
100均ダイソーには、グルーガンの接着剤であるグルースティックも20本入りで100円で販売されています。色も白だけではなく、本数は少し少なくなりますが、黒やラメが入ったものも販売されています。グルースティックは100均ダイソーのものとホームセンターなどで売られているものに大差はなく、強度にも問題ないため安心して使うことができます。
また、100均ダイソーのグルースティックはダイソーのグルーガン以外とも互換性があるため、サイズさえ合っていればホームセンターなどで売られているグルーガンに使うこともできます。
ダイソーで買えるグルーガンの使い方を5ステップで解説!
プロトタイプのゴールデンドーン新説の本体を、安いコピー用紙で実験的に作って見た
— しいたけあじ (@siitake_aji) February 16, 2019
側面の面合わしとかはテキトーに
ダイソーのグルーガンも投入ー🤪
しおりまでつけちゃうぞー🤪 pic.twitter.com/ZHWcUJpDl9
①グルースティックを本体のうしろの穴に差し込む
100均ダイソーのグルーガンを使う際は、まずはグルースティックを本体のうしろの穴に、抜けないようしっかりと差し込みます。このときグルースティックが奥まで入っていないと、うまく溶けないので注意してください。
②コンセントにプラグを差し込んで、ヒーターの温度が上がるまで待つ
グルースティックを差し込んだら、続いてコンセントにプラグを差し込みましょう。プラグに差し込んだからといってすぐに使えるわけではなく、温度が上がるまで5分ほどかかります。本体の先端の部分が熱くなってくるので、触れないように注意しましょう。
また、100均ダイソーのグルーガンにはオンオフのスイッチがついていないため、プラグを差している間は温まり続けます。使い終わった際にプラグを抜き忘れてしまうと、火事の原因となる場合もありますので、使い終わったら必ずプラグを抜くようにしましょう。
③トリガーを握り、グルースティックを出す
グルーガンが十分に温まったら、いよいよ接着するための準備が調います。トリガーを握るとグルースティックが溶けて出てくるので、接着したい部分に必要な分だけ出します。前述したように、ダイソーのグルーガンの最高温度は165℃程度になりますので、出てくるグルースティックはとても熱いです。決して手を触れないように注意してください。
④強度をあげるために接着面をおさえて待つ
接着したい面にグルースティックを出したら、接着したい素材と重ねてしっかりとおさえて待ちます。グルースティックの量や位置によっては熱したグルースティックがはみ出してくることもあるため、接着する部分に近すぎる場所を押さえないように注意しましょう。グルースティックが完全に冷めれば、接着の完了です。
接着面をおさえるのに、100均で販売されているクランプを使う方法もおすすめです。手でおさえる必要がなくなるので他の作業に移ることもできますし、火傷の心配をすることもなくなります。100均のクランプについては以下のリンクをご覧ください。
⑤グルースティックを追加する
グルースティックがなくなったら、新しいグルースティックを追加しましょう。100均ダイソーのグルーガンにはスイッチがないため、高温状態をキープしてくれます。そのため、グルースティックがなくなるごとに、うしろから追加していくだけで次々と使うことができます。
ダイソーで買えるグルーガンのデメリット&注意点
グルーガンで作業を行うにあたり、火傷に注意する以外にも守らなければいけない注意点があります。注意点を守ることは安全に作業することにも繋がりますので、楽しいDIYをするためにこれから紹介する注意点を頭に入れて作業を行うようにしてください。
コードの長さが短い
待て待て待て。
— リリィ:リリコラム (@riricoramu) October 22, 2012
青くて白いコードが昔買ったダイソーのグルーガンね。黒いやつが今買ってきたダイソーのグルーガン。このコードの差はなに?!椅子に座っちゃうと届かないよ。床で作業しなきゃじゃん( ; ω; )! pic.twitter.com/DTswVGvj
100均ダイソーのグルーガンのコードの長さは、1メートルと非常に短いです。コンセントの近くで作業をすれば問題はありませんが、ふとした拍子に腕を伸ばしたりしてしまうと、思いがけずグルーガンが手から離れてしまうこともあります。
長さに余裕を持たせたい場合は、コンセントの近くで作業をするよりも、延長コードを使うようにしましょう。100均にも販売されている商品なので、グルーガンと一緒に購入するのも良いかもしれませんね。100均の延長コードに関する記事は、以下のリンクからご覧ください。
グルーガン本体が熱くなる
100均ダイソーのグルーガンに限った話ではありませんが、グルーガンは使い続けていると、段々と本体が熱くなってきてしまいます。特に100均ダイソーのグルーガンは最高で165度まで温度があがるので、火傷には十分注意して使うようにしましょう。
グルースティックは下向きで出す
グルーガン(Glue Gun) ダイソーで108円プラスグルースティック( Glue Stick) 108円。安いのに便利! pic.twitter.com/kQlGbrNJkr
— 試して納得!100均便利グッズ (@100kin_goods) May 19, 2019
グルーガンを使う際の基本事項となりますが、グルーガンは下向きに使うようにしましょう。グルースティックを溶かして押し出すので、上向きや横向きで使うと、思ったように出てこない場合があります。それ以外にも、グルーガンの故障の原因となったり、手にグルースティックがついて火傷してしまう恐れもあります。
ダイソーのグルーガンを使ったハンドメイドアイデア2選!
グルーガンの使用方法などについて紹介しましたが、最後にグルーガンを使ったハンドメイドのアイデアについて紹介します。使い方次第で様々なアイデアが実現できるのもグルーガンの魅力ですが、主に使うであろうアイデアについて見ていきましょう。
スマホケースの製作に
星上手くできなかったけど・・・
— Me3(ミーサン) (@Me3kumapanda) August 18, 2018
グルーガンでスマホケース作った!
楽しい✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
自分が使ってるスマホは機種が古いからスマホケースが売ってないから作っちゃった笑 pic.twitter.com/JO9QA8FpLe
グルーガンを使ってスマホケースを作ることができます。既存のスマホケースにデコレーション素材を貼り付ける方法と、画像のようにスマホ本体を型取りしてスマホケースそのものを製作する方法があります。スマホケースそのものを作る場合は、スマホをクッキングシートで包み、そこに作りたい柄をグルーガンで描いていきます。
100均のスマホケースについてまとめた記事があります。オリジナルスマホケースの素材選びの参考になれば幸いです。
ハンドメイドのアクセサリ製作に
今日もヘアゴムづくり。
— *mami*° (@Dahlia_1224) May 12, 2018
グルーガンを扱って、あちちあちち!ってなりながら完成☆
使ってくれたら嬉しいな( ¨̮ )
お花はお母さんがパッチワークしてたときの残りもの(*´艸`*) pic.twitter.com/vhScqmVKTP
グルーガンを使えば、画像のようなちょっとしたアクセサリを作ることができます。ヘアゴムを作る際はヘアゴムに材料をくっつけるだけでできるお手軽ハンドメイドですが、十分なおしゃれさを出してくれます。他にはイヤリングを作ったり、リースに飾りつけをするのもアイデアとしていかがでしょうか。
ヘアゴムの作り方についてまとめた記事もあります。オリジナルのヘアゴムを作る際のアイデアとしてご活用ください。
ダイソーのグルーガンでDIYやハンドメイドに挑戦しよう!
100均ダイソーのグルーガンは、使い方も簡単で、様々なものの接着に使える便利なアイテムです。前述した注意点を守って作業をすれば、基本的には安全に作業することができると思います。100均ダイソーのグルーガンを使って、DIYやハンドメイドに挑戦してみてはいかがでしょうか。