100均のクランプ11選!用途ごとの使い分け・注意点・DIYアイデアも!
100均では、DIYに欠かせない工具のクランプを購入することが出来ます。ダイソー・セリア・キャンドゥで取り扱っているクランプを紹介した後、用途に応じたクランプの使い分け方と使い方、注意点、おしゃれなDIYアイデアなども紹介していきます!
目次
100均のクランプはDIY初心者におすすめ!
100均のクランプは種類も豊富で価格も安く揃えやすい工具の一つです。一人で作業をする場合にクランプがあると作業がしやすくなりますので、100均ダイソーやセリアで購入できるクランプはDIY初心者におすすめです。
そもそもクランプとは?
クランプは材料を固定するために使う工具で、「締め具」や「万力」とも呼ばれています。材料を作業台にしっかり固定したり、接着材が乾燥するまで押さえておく場合に使用します。用途に合わせていろいろなタイプがあり、DIY作業をする際に手を使わずに材料をしっかり固定してくれますのでとても便利です。
100均以外ではどこで売っているの?
100均以外ではホームセンターのDIYコーナーや、金物店など工具を取り扱っているお店で購入することができます。質に関してはやはりホームセンターや金物店が優秀ですが、価格の面ではやはり100均のほうが安くなっています。
100均クランプのおすすめポイント3つ!
クオリティが高い
100均のクランプは、ホームセンターで購入できるクランプに引けをとらないほどクオリティが高く、用途によっては100均クランプのほうがピッタリという場合もあります。100均のお手頃価格でもしっかりした工具が手に入ります。
種類が豊富
クランプは用途に合わせてC型クランプやF型クランプ、クイックバークランプなど、さまざまな種類があります。100均の中でもダイソーは特に豊富な種類のクランプを取り揃えています。中でもミニサイズのクランプは見ているだけでもとてもかわいいので、いろいろな使い方ができそうです。
ダイソーにはF型クランプも!
F型クランプ有能すぎるから、発明者はノーベル木工賞を受賞すべきだということは争われない。 pic.twitter.com/lzQOge2ZX6
— 👿紫色なすび👿 (@PeacePhobia) September 7, 2018
ダイソーでは、クランプの中でも特に活躍する場面が多いF型クランプも取り扱っています。F型クランプは大量に使うこともよくありますので、クオリティも高いF型クランプを値段の安い100均で購入できると助かりますね。
ダイソーで買えるクランプのおすすめ7選!
【ダイソーのクランプ①】C型クランプ【25mm/50mm/75mm】
ダイソーのC型クランプは開口部のサイズが25mm/50mm/75mmと3タイプもあり、用途に応じて選ぶことがでるので便利です。C型クランプは小さなものの圧着に向いています。工具の形状からC型クランプと呼ばれていますが、G型クランプまたはシャコ万力と呼ぶこともあるようです。25mmのミニサイズは、見た目もかわいいのでDIY以外の使いかたもできそうです。
【ダイソーのクランプ②】家庭用F型クランプ50mm~200mm
ダイソーのF型クランプは開口部が50mm~200mmと広いため、長さがあるものの圧着に向いています。片方のアゴがスライドするため、スライディングクランプとも呼ばれ、C型クランプの開閉時にネジを巻くのが面倒という方にはこちらのF型クランプがおすすめです。
【ダイソーのクランプ③】クイックバークランプホビー用
ダイソーのクイックバークランプは、引き金状のレバーを握り込むことで少しずつ締め付けていきます。リリースボタンを押せばアゴを動かすことができ脱着が簡単で仮固定するのに向いています。ダイソーのクイックバークランプホビー用はこの商品としては安くお買い得感があるため、100均で見かけた時にまとめ買いする人もいるようです。
【ダイソーのクランプ④】ミニスチールクランプ2インチ4個組
ダイソーのミニスチールクランプは、名前の通りかわいいミニサイズのクランプです。洗濯バサミのようにして挟んで使うお手軽なクランプですが、他のクランプに比べると開口部が狭く締め付ける力も弱いため、あまり厚みのない10mm程度のものを挟んだり仮固定するのに向いています。
【ダイソーのクランプ⑤】家庭用スチールクランプ【4インチ/6インチ】
ダイソーの家庭用スチールクランプは、先ほどご紹介したミニスチールクランプと同じく洗濯バサミのような形状で、大きめの6インチと4インチの2サイズがあります。6インチは最大35mm、4インチは20mmまでの厚さのものを挟むことができます。
【ダイソーのクランプ⑥】ミニバイスホビー用
ダイソーのミニバイスホビー用は、クランプ同様材料を挟み込んで固定するもので、接着剤が乾くまで圧着したり、作業中に材料が動かないように固定するために使います。バイスは万力とも呼ばれています。ダイソーのミニバイスは樹脂製のため、強力な力で固定することはできませんが、工作や小さなものを固定するのに向いています。
【ダイソーのクランプ⑦】ホビー用クランプ85mm
ダイソーのホビー用クランプ85mmはF型の形状をしていて、細かいものの固定や接着に向いています。底に磁石がついたスタンドが付いていますので、材料をクランプしている時にスタンドの溝部分にクランプの背をはめ込み立てておくことができます。
セリアで買えるクランプのおすすめ2選!
【セリアのクランプ①】C型クランプ50mm
セリアでも一般的な形状のC型クランプを販売しています。セリアでは開口部が50mmのサイズのみとなっていますが、色は赤のほかグレーもありますので用途に合わせて色を選べるのは嬉しいですね。グレーが欲しい方はセリアで購入しましょう。
【セリアのクランプ②】インテリアホースクランプ【S/M/L】
あと塗装ブースの排気ダクトがゆるゆるで抜けまくるので、ホースクランプ探さにゃと思ってたらセリアの園芸コーナーにあった。100均すげぇ。 pic.twitter.com/dfc5FOqgch
— 雪風 (@supersylph) October 6, 2016
ホースクランプはホースなどに器具を取り付けるためのクランプです。セリアのインテリアホースクランプはS/M/Lと3つのサイズがあります。おしゃれなイメージのあるセリアらしく、カフェ風雑貨をDIYする際に大人気の商品です。
キャンドゥで買えるクランプのおすすめ2選!
【キャンドゥのクランプ①】クランプ万力C型50mm
キャンドゥのクランプ万力C型は、木工作業などの固定に最適な万力です。セリアと同様に開口部が50mmサイズのみ販売しています。こちらは色が黒のみとなっていますが、用途によっては黒がぴったりという場合もありますよね。黒いクランプ万力が欲しい方には、キャンドゥのクランプ万力C型がおすすめです。
【キャンドゥのクランプ②】ホビークランプC型40mm
100均なんだけどクランプちいさいの2個100円はやすいのか? pic.twitter.com/FyUiYH7Aem
— Tary (@nobu_tary) February 24, 2013
キャンドゥのホビークランプC型40mmは、ダイソーやセリアのC型クランプよりもシンプルな形状です。締め付ける力はダイソーやセリアのクランプのほうが強そうですが、本来の用途以外にもいろいろ使えそうです。
100均クランプの用途と使い分け方・それぞれの使い方を解説!
100均で購入できるクランプの商品を見てきましたが、ここでは用途の種類とクランプの使い分け、さらにはそれぞれのクランプの使い方を解説していきます。早速ですが、用途の一覧と使い分けは以下のようになります。
100均クランプの用途と使い分け
- 小さな物の圧着や固定をしたい時:C型クランプ
- 長さがある物を固定したい時:F型クランプ
- 一時的な固定をしたい時:スチールクランプ
- 木材や長さがある物を固定したい時:ダイソー『クイックバークランプ』
- 木材を直角に固定したい時:コーナークランプ
小さな物の圧着や固定をしたい時
100均で売られているC型クランプは開口部のサイズが25mmから75mm程度なので、小さな物を接着剤で圧着する時や固定をしたい時は、C型クランプが適しています。ただしC型クランプはバーハンドルを回してテコの原理で締め付けますので、力が強すぎると材料がへこんでしまったり傷つけることがあります。詳しくは注意点として後述しますが、力加減には注意が必要です。
長さがある物を固定したい時
長さがある物は、C型クランプの開口部ではまかないきれません。そんな時は、C型クランプよりも開口部が広いF型クランプを使って物を圧着したり固定するようにしましょう。使い方も非常に簡単で、ハンドルがついている部分をスライドさせて締め付けたり緩めたりします。幅や厚みのある材料も締め付けることができるので便利です。
C型クランプよりも素早く開閉できるため、DIYではじめてクランプを購入する方にはF型クランプがおすすめです。上顎と下顎が小さいので、F型クランプで固定して材料を切断する時にも邪魔になりません。
一時的な固定をしたい時
接着剤が乾くまでの間などの一時的な固定をしたい時や、あまり厚みのない物を挟む場合は、スチールクランプが適しています。他のクランプに比べると締め付ける力は弱いですが、洗濯バサミの要領で固定したり外したりすることができるお手軽さもポイントです。
木材や長さがある物を固定したい時
クランプの跡が残ってしまう柔らかい木材や、長さがある物を固定する時には、ダイソーのクイックバークランプがおすすめです。クイックバークランプは引き金状のレバーを握り込むことで、カチカチと少しずつ締め付けていくために力加減がしやすく、締め込み過ぎを防ぐ効果も期待できます。リリースボタンを押せばアゴを動かすことができるので、C型クランプやF型クランプよりも脱着が簡単で仮固定するのに向いています。
木材を直角に固定したい時
棚を作る時や枠を作る時は、木材を直角に組み上げることが必要となります。何となくで直角を作って固定すると、出来上がりが傾いていることもあるかもしれません。それを防ぐためにはコーナークランプという木材を直角で固定するクランプが必要となりますが、残念ながら100均ではコーナークランプを取り扱っていません。しかし、コーナークランプはC型クランプとL字金具を使って代用することができます。L字金具をコーナーの内側にあて、木材と一緒にクランプで固定するだけです。
また、セリアで売っている「木工ガイド」でもコーナークランプの代用ができそうですが、クランプのようにしっかりと締め付けて固定することはできません。木工工作で材料のコーナー同士を接着する際の仮固定程度でしたら使えそうです。
案外使えるセリアの木工ガイド。#セリア #seria#ダイソー #daiso#キャンドゥ #cando#木工ガイド # cornerclamp#100円ショップ #100yenshop#手作り #DIY #工具 #tool pic.twitter.com/SE1zvEdaT4
— 大石 仁 (@oishi_hitoshi) February 23, 2018
クランプの使い方を動画でも確認しよう
いろいろなクランプの使い方を動画で見てみましょう。ご紹介する動画ではクランプの種類や用途、使い方をわかりやすく説明しています。
100均クランプを使う際の注意点は?
クランプの締め付ける力というのは非常に強く、限界まで締め付けるようにしてしまうと、素材にクランプの跡がついてしまうこともあります。そうなってしまうと、折角の作品が台無しになってしまいますよね。
それを避けるためには、素材とクランプの間に当て木などを挟むようにする方法がおすすめです。決して100均のクランプだけに限った話ではありませんが、細かいところに気を遣うことが、素敵なDIY作品を作るための秘訣でもあります。
100均クランプを使ったおしゃれなDIYアイデア3選!
種類が豊富なうえ安価な100均のクランプですが、おしゃれアイテムとして使うこともできます。特にミニサイズのC型クランプやインテリアホースクランプが人気となっていて、本来の用途を越えた使い方をする人も少なくないようです。100均のC型クランプのおしゃれな使い方をご紹介します。
C型クランプをハンガーバーに
L字に壁に固定した木材に穴をあけ、ハンガーフックの代わりにC型クランプを取り付けると、インダストリアル風のおしゃれなハンガーバーになります。クランプがしっかりしていますので、少し重さがあるものでも安心して掛ける事ができます。
C型クランプにライトを吊るす
吊るすだけだとパッとしない電球も、100均のC型クランプに吊るすだけで、あっという間におしゃれな雰囲気になります。画像のように少し洒落たライトとチェーンを使うと、クランプさえも照明器具の一部と思えるのではないでしょうか。
ホースクランプを壁面収納に
画像を見れば分かるように、メイソンジャーをホースクランプを使って壁に固定して、箸やスプーンなどの食器入れとして使っています。収納として使うのではなく、フェイクグリーンを入れてみるのも良いかもしれません。一見用途の分からなさそうなホースクランプですが、アレンジ次第ではこのようなおしゃれなインテリアへと様変わりします。
100均のフェイクグリーンについてまとめた記事については、以下のリンクからご覧ください。
クランプを買うならコスパ最高の100均で♪
100均ダイソーやセリアのクランプをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。種類も豊富でクオリティも高いクランプが安く入手できますので、DIYにも気軽に取り入れることができるのではないでしょうか。一人で作業をする場合もクランプがあると作業がしやすくなりますよ。100均クランプであなたのDIYライフがより楽しくなりますように!
クランプと一緒に揃えたい工具や、DIYのアイデアについて、以下のリンクで詳しく紹介しています。素敵なDIYライフにご活用ください。