3歳児向け絵本で子供の心を育もう!読み聞かせにもおすすめの25選
絵本は3歳児にとって、知育のためだけのものではありません。読み聞かせを通じて、思いやり、勇気、優しさを学ぶのです。じっくり読む絵本ですが、しかけ絵本は3歳児の男の子女の子共大人気です。もっと絵本に親しむように、さあ一緒に絵本の世界を旅してみましょう。
3歳児にとって絵本とは
登場人物の気持ちがわかるように
絵本にはたくさんのお友達が登場します。男の子 女の子 動物 お花 ケーキなど様々なものが、友情出演します。知育としての役割もあります。数字やアルファベットなど早くから、親しむのもよいでしょう。ディズニー映画も盛んに放送されるので、しかけ絵本とともに見るとより興味がもてるでしょう。
そしてお気に入りの1冊と早く出会えることを、おすすめします。絵本では様々なことが起こり嬉しいこと悲しいことを、主人公と一緒に思う気持ちが生まれてきます。つらいことの疑似体ができるのも、絵本ならではでしょう。
繰り返し読んであげることで心が勇気や優しさなどの栄養で満たされてゆきます。いじわるしたりけんかをしたりでは、みんなと仲良くできないことを漠然と学ぶでしょう。
大人が注意してもイヤイヤで聞こうとしない時期です。そんな時は絵本の力を借りてみましょう。大きくなるにつれて、少しずつ辛抱したり周りの大人たちをきづかったり、兄弟をいたわったりの心も成長しないといけません。
3歳児の日々の成長を見ながら絵本も選び、読み聞かせをしてあげてください。そしてお気に入りの本が見つかれば、繰り返し読んであげてください。3歳児の真っ白な心に優しく寄り添ってほしい。そんな作者の声が聞こえてきそうです。
シリーズ・続きが気になるように
3歳児にはシリーズものは過程を分かり易くお話してあげてください。おすすめは3歳児の想像に任せて好きなだけお話をふくらませてみるのもよいと思います。どうなってほしいか、どうなったらみんな笑顔になるのかと。ディズニー作品はリアクションが大きく、しかけ絵本も多いので理解は早いと思います。
状況の説明を加えてあげると、深く理解してくれるようになり、登場人物のみんなの気持ちを受け止められるようになります。お話の続きが気になるのは、先の困難や喜びなどを心に想像する力が芽生えてきている証です。3歳児の想像力には驚かされます。ディズニー作品のように空に飛ぶこともでき、海底にも潜られます。いつも心は自由な3歳児です。
時間が許す限り、子どもが欲しがるだけ読み聞かせてあげてください。これが子どもの想像力を、広げてくれることにつながります。知育教育といえるでしょう。読んであげる大人も、読み聞かせを作業として考えるのはやめましょう。一緒に楽しむ気持ちを持たないと子供の心には入ってゆけません。
しかけ絵本にはその魅力はふんだんにあります。3歳児の心を高揚させるには十分でしょう。絵本は喜びを連れてきてくれます。お家の中に、幸せが生まれます。お子様の笑顔が絵本にとっての最高のプレゼントになるのです。
胸の高鳴るストーリーもおすすめ
3歳児の発想は無限大。日常生活を離れて、ファンタジーの世界を体験できるのも絵本の醍醐味。やんちゃな男の子でも、ファンタジーの世界には興味をもち、読み聞かせを聞いてくれると思います。
しかけ絵本は様々な工夫が凝らされています。飛び出し絵本ディズニーのシンデレラではまるで夢の世界に迷い込んだようです。男の子女の子が夢中になるのもうなずけます。ディズニー作品は表情が大変豊かに描かれています。しかけもされているので、男の子の気持ちまでもしっかり掴んで離さないでしょう。ファンタジーの世界と戯れることで、男の子女の子の枠にとらわれない考え方、数字を楽しむことで、自由で豊かな発想を生み出せる人間に、育ってくれることでしょう。
読み聞かせるときは、絵本を逆さにしたり、揺さぶったりして臨場感を演出してあげると効果的。声色も変えて読んであげると、ディズニー作品はもちろん絵本の中に入り込んでくるでしょう。しかけ絵本ならストレートに子供の心に入り込み、一体化できるでしょう。ただ数字や知育が先に立つと、途端に嫌いになるのも3歳児です。お勉強にならないように気を付けてください。押しつけは誰でも嫌ですよね。
そして絵本に動きのあるものはみんな大好きです。遊びの中にも絵本の主人公が登場します。それだけ絵本は3歳児の心に入り込んで、みんなを楽しませる魔法のような力を秘めています。大人が笑わせるのは、並大抵のことではありません。それがたった1冊の絵本で、大勢の子供たちは瞬時にして絵本のとりこになります。「子供の心に夢を届けよう」という作者の優しい思いが伝わってくるようです。
心に響くお話で子供の心を育もう!
3歳児の心はまだ真っ白。毎日が真新しさの連続なので、いろいろなことを素直に吸収していきます。スポンジのように。これは絵本も例外ではありません。だからこそ、子どもに愛情をもって読み聞かせをしてあげてほしいと思います。
絵本の世界に触れるうちに、優しさ、思いやりの気持ちや、嫌な気分、悲しい思いも味わうでしょう。主人公のお友達を助けたかったり、一緒に笑ったり泣いたり。絵本のお友達の気持ちにも気づくようになります。
その気持ちを共有することはとても3歳児の心に優しい栄養を与えます。「いじわるしちゃだめだな」、「もっと仲良くなりたいな」といった気持ちが芽生えてきます。寂しかったり、悲しい気持ちは思いやりといった、大切な 心をを育てます。心にたっぷりと栄養を与えてやることで、他人の気持ちがわかる、愛情深い人間に育っていってくれることでしょう。
言葉だけではなく、挿し絵にも大きな力があります。まず絵が先に飛び込んでくるので、読み聞かせするよりも、絵を見た瞬間にその場面を、理解するようになります。言葉よりも気持ちに訴える力があります。大きな成長です。3歳児の心は無限大。
3歳児向け絵本の選び方
3歳児は人の話も理解でき会話も対等に話せるようになってきました。自我の発達でいやいやも増えてきます。でもまだ心は赤ちゃんの部分も大きいです。
周りの大人たちは早く大きくな-れと、少し背伸びした絵本を与えようとします。知力に見合わない絵本は、じっくりと3歳児の心に向き合えないのです。 ともすれば、背伸びした絵本を与えることは、自己満足に終わってしまいます。
分かりやすいストーリを何度も読み聞かせることで、深く広く理解でき十分に絵本に学ぶことができるはずです。子供の日常の成長を見ながら アルファベット、数字のある絵本に進んでよいでしょう。お勉強にならないように、ゲーム感覚でたのしませてください。
3歳児の知能は高く心は真っ白です。男の子女の子の枠を超えた色々な分野の本を、一緒に楽しむことは知識のすそ野を広げ、日々の暮らしに楽しみをもたらせます。
3歳児向け絵本のおすすめ人気25選
読み聞かせ向けの絵本
100万回いきたねこ
主人公の猫は、いろいろな飼い主の下で、100万回生まれ変わります。たくさん子どももできますが、やがて白猫は年老いて、息を引き取ります。横にいた主人公猫は、そこで初めて愛を知り、悲しみを知ります。静かなおはなしです
猫の生死を学ぶ知育絵本といえるでしょう。少し3歳児には背伸びした絵本です。優しさと切なさを学ぶお話です。
かさじぞう
なじみの日本の昔話です。もう少しでお正月が来ます。貧乏なおじいさんは、道すがら見つけた雪まみれのお地蔵様に、町で売れ残った笠をかけてあげました.
それを、聞いて喜ぶおばあさん。二人の優しい気持ちが美しいです。見返りを求めない、無償の思いやりには、心を打たれてしまいます。ディズニー作品の華やかさもありません。しかけえほんでもなく、昔から語り継がれている素朴なお話です。
3歳児には理解しにくい絵本かもしれませんが、漠然とでも心にしみこむ、思いやりのこころを育てる知育絵本です。ゆっくりとお話をしてあげてください。
どうぞのいす
ある日うさぎさんが小さな椅子を作りました。誰か困っている人に使ってもらおうと、野原に置き「どうぞのいす」とな名付けました。最初にやってきたのはロバさん。小さい椅子にどんぐりをのせ御昼寝を始めました。
次から次に動物が登場してそれぞれにその椅子に思いやりの品物をおいてゆくのです。次の人を思いやる心温まる絵本です。何よりも大切なものを考える知育えほんです。
男の子におすすめしたい絵本
かいじゅうたちのいるところ
マックスは1年も冒険してたどり着いたところは怪獣の島でした。勇気、元気、家族がキーワードになってます。
どっせい!ねこまたずもう
無敵無敗のにゃんこのやま。次々と横綱を倒そうといどみかかります。大迫力の取り組みは手に汗にぎるおもいです。
さるのせんせいとへびのかんごふさん
たくさんのどうぶつのいる村に病院が出来ました。さるのお医者さんとへびの看護婦さんです。お医者さんが指示すると看護婦さんがいろいろな治療をしてくれるのですが、見たこともない方法で注射します。怖いですよ。みんなで見てみましょう。珍しい主役で楽しいお話になっています。特にあまり好かれないへびさんが、とてもユーモラスに可愛く、美人に描かれています。見方も変わるかも知れません。
女の子におすすめしたい絵本
おべんとう
表紙はおいしそうな玉子焼きのイラストです。お弁当箱に何詰めようか?好きなものいつぱいのお弁当作り。おかずを詰めるのも、彩や栄養面もかんがえなくてはいけないので、知育教育の一環にもなりますね。ママになったつもりでのお弁当作りです。ストーリー性はあまりなく、ずばり見て楽しむお話です。家族みんなほっこりできる、おいしそうな絵本です。
わたしのワンピース
うさぎさんが真っ白な布をミシンでワンピースを作りました。ミシンカタカタと器用に、いろいろな模様のかわいいワンピースを作っていきます。周りの景色がワンピースの模様に早変わりです。昔から愛されている絵本です。
ピヨピヨハッピーバースデー
5つ子のピヨちのお誕生日の一日を温かくえがいています。パパとママも大忙しです。ケーキ屋さんのケーキやクッキーがとても美味しそうに並んでいます。みんなに愛されてのお誕生日会でした。
波乱万丈なストーリーの絵本
どろぼうがっこう
やまのむらはずれにある泥棒学校のくまさかとらえもん校長先生が、一番悪い泥棒になるように一生懸命勉強しなさいと言いました。そしてどろぼうしてくるようにとの宿題が出ます。
エマおばあちゃん、山をいく
アメリカのアパラチアン・トレイルを1人で歩きとおしたはじめての女性のお話です。地図が描かれているので一緒に足跡をたどれます。3歳児には少し背伸びの絵本ですが困難だったり勇敢さは感じとれます。
11ぴきのねこ
はらぺこの11匹のねこたちは、おじいさんねこに大きな魚のいる場所を教えてもらいました。大きな湖で果敢に巨大魚に挑みます。みんなで作戦を立て魚を捕まえようとするのですが何度も逃げられます。
くじけずになんどでもチャレンジする精神を伝える絵本です。やっとのことで捕まえ、村に持ってみんなをびっくりさせようと、思っていたいですが……大木な魚と格闘する猫たちの姿は、勇敢で迫力いっぱいです。
ページごとに猫たちが何匹いるか数えて数字を学びましょう。11匹いたでしょうか?皆に50年愛されつづけている果敢なねこのお話です。
心にじんとくるストーリーの絵本
クリスマスにはおくりもの
良い子のお楽しみのクリスマス。イブの夜はサンタさんは大忙しです。ある女の子のおうちにプレゼントを届けに行きました。なんとサンタにプレゼントが置いてありました。サンタさんの待ちきれない気持ちが溢れだします。みんなにとって幸せなクリスマスに、と願わずにはいられない絵本です。サンタさんの喜ぶ顔が浮かんでくるようです。
やきざかなののろい
焼いた魚はきらいな「ぼく」はたべるのも下手です。骨があって食べにくいです。お寿司はだいすきです。その日もお魚をつついてたべたふりをすると、どこにでもそのお魚が「ぼく」についてくるようになりました。
「きらわないでくれー ちゃんとたべてくれー」さかなののろいでしょうか?こわいですね。魚嫌いな3歳児にはピッタリの絵本です。表紙のさかなもこわいです。
14ひきのあさごはん
ねずみ一家の活力溢れる生活のお話です。朝ごはんのためにみなの役割があります。子供たちはフルーツを取りに行き、おばあちゃんとママはどんぐりパンを焼き、パパはスープを作ります。そして皆そろってごはんをいただきます。
焼き立てのどんぐりパンがとても美味しそうです。何気ない日常が幸せであることを説いています。変わりのない毎日こそ幸せだと、気づかせてくれる絵本です。お子様はすぐに成長します。いましかない日常生活を大切にしましょう。
絵が綺麗な絵本
とんことり
かなえのお家が引っ越しをすることになりました。新しいお家のかたづけにお母さんは忙しく女の子は退屈していました。すると「とんことり」とポストに音がしました。急いでポストを見るとおてがみが入っています。
そして次の日もまた「とんことり」急いで玄関に出てみると女の子の姿が。「まって」と追いかけます。女の子の可愛らしさがたまりません。美しさが心に残る1冊です。
いいこってどんなこ?
「いい子ってどんなこ?」とうさぎのパニはママにたずねます。泣かないのが良い子なのかとママに聞きます。そのままのお返事はお疲れママたちにも、優しく語りかけるようです。疲れた時の大人の皆さんにも癒しの効果ありです。大事な気持ちをおもいだす1冊です。親子で癒されてみて下さい。
チリとチリリ
色鉛筆で描かれています。ソフトタッチで柔らかく描かれた女の子がとても愛らしいです。二人が自転車で乗り森をお散歩して様々な所に行き、美味しい食べ物、飲み物をいただきます。のんびりして癒しの効果もあります。
頭の良くなる絵本
はじめてであうすうがくの絵本
お勉強ではありません。楽しくゲームをして数字に親しみます。いろいろな数字の考え方、とらえ方を多角的に発見できるでしょう。数の意味から学ぶ絵本です。
きょうのおやつは
ホットケーキ作ります。反射する特殊な紙で絵本が作られています。直角に開くと絵や文字を映し出してまるでそこにあるかのような錯覚です。触ってみたくなるような3次元絵本です。
100かいだてのいえ
ある日、トチくんに「100かいだてのいえ」の100かいに住む住人から「遊びに来てください」と招待を受けるました。興味津々で遊びに行きましたが、あまりにも高くて上はかすんで見えません。「ごめんください」と家の中に入っていくと…10かいごとに住人の動物が変わります。
はしごを上がってゆくといろんな工夫がされたお部屋が、つぎつぎと現れます。この絵本は縦に開いて読むしかけえほんになっています。3歳児には少し難しい100までの数をかぞえる、知育絵本です。お部屋にお邪魔しながら、100までの数字を楽しむことができます。たくさんの素敵なお部屋が、あります。
ロングセラーの絵本
ぐりとぐら
世代から世代へと読み継がれていく、定番中の定番の絵本です。大きなたまごと、大きなカステラ。みんなでカステラを食べているシーンが、楽しそうなこと楽しそうなこと。「おりょうりすること、たべること」が世界で一番好きなぐりとぐら。ぐりぐらぐりぐらが口癖になるお話です。
ピノキオ
ゼペットじいさんが木で作ったにんぎょう「ピノキオ」 妖精が命を吹き込みました。おじいさんは喜びましたが、次第にピノキオは嘘をつくようになりました。嘘をつくごとに鼻がのびてゆき、おじいさんとも離れなくてはいけなくなりました。つらくかなしい思いをして、やっと思いやりの気持ちと勇気を手に入れ、
ついにおじいさんと再会できて、妖精の力でこんどは本当の男の子になれたのでした。
噓をつくのは良くないこと、相手をいたわること、勇気を持つことを学ぶ
ディズニー作品です。
おばけのバーバパパ
1970年に出版された絵本ですが、今なお世界各国で愛読され、多くのファンを抱えています。バーバパパは、とある家の庭で生まれます。土の中で、バーバパパがどんどん大きくなっているページが非常に印象的です。
そんなバーバパパは、最初は町のみんなから煙たがられる存在ですが、いつしか町の人気者になり、町の救助活動に大活躍します。町のみんなから次第に愛されるようになっていくバーバパパの物語です。
おおきなかぶ
「うんとこしょ、どっこいしょ」―この掛け声を皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。『おおきなかぶ』で登場する掛け声です。おじいさんは、大きなかぶを作ろうと、畑に種をまきました。するとそこにとっても大きなかぶができました。
おじいさんは、さっそく引き抜こうとしますが、大きすぎて抜くことができません。おじいさんは、助けを求めておばあさんを呼びますが果たして……。みんなでかぶを引っ張っている場面はすぐに真似したがります。不朽の作品です。
絵本を一生の友達に!
いかがだったでしょうか。今まで絵本の世界を一緒に見てきました。懐かしい作品が今も、子どもたちに夢を与えて続けてくれています。絵本のおともだちは子どもの心に生き続け、時にやさしく時に厳しく守り続け、成長を応援してくれるでしょう。家族と読んだ絵本は一生の思い出になります。子どものお気に入りの一冊をみつけたら、ぜひ繰り返し読んであげてください。
読み聞かせは、子どもの知育や共感能力を培うだけでなく、子どもとの絆を深めることにもつながります。読み聞かせができる期間も、そんなに永い時間ではありません。子供の成長は早く、絵本も一人で読むようになります。今この時期を親子で、大切になさってください。絵本の読み聞かせが親子の永遠の宝物になるよう願っています。