2018年06月03日公開
2018年06月03日更新
七五三の袴はレンタルと購入どっちがいい?おすすめ人気セット11選も!
子どもの健やかな健康と成長を祝う伝統的な七五三の衣装といえば、袴ですよね。今年、七五三を迎える男の子がいるママの為に、腰上げや着付けの方法をお教えします。また男の子が凛々しくカッコよく見えるおすすめの袴もご紹介いたします。
目次
男の子の七五三にはやっぱり袴
七五三は、大切な我が子の無事な成長と健康を願う大切な行事の1つですよね。平安時代に始まった公家の風習が、武家や庶民にも広まったものが七五三だといわれます。
今回は今年、七五三を迎えるママの為にその習わしや衣装の選び方についてお伝えします。
七五三を行う年齢は、以下のようになっています。
- 3歳(男女) 髪を伸ばしはじめる「髪置き」
- 5歳(男児) 初めて袴を着る「袴儀(はかまぎ)」
- 7歳(女児) 帯を使い始める「帯解き」
七五三は、慣例では11月15日に執り行うものとされています。これは江戸時代に徳川家の跡継の健康を願って七五三を祝ったことが始まりです。今は、地域によって違いがありますが、9月~11月の吉日に執り行われています。
厳密な決まりはないので、ご家庭の都合に合わせて日取りを決めましょう。
例年11月の神社は七五三の予約で混み合いますので、祝詞やお祓いを申し込む場合は、早めに神社の予約を入れておいた方がよいかもしれません。
毎日子育てに追われながら、七五三の準備をするのはとても大変なこと。最近は、七五三向けの男の子の衣装は、その手軽さからスーツが人気となっています。
七五三の記念写真は羽織姿、七五三の参拝はスーツで執り行う方も増えています。
事前の準備や七五三当日の着付けの手間を考えたら、和装より手間のかからない洋装の方が良いというパパやママもいるかもしれませんね。
現在では、七五三の衣装も「これでなければいけない」という決まりはありません。
でも、七五三の参拝で絵になるのはやっぱり袴です。洋装は、今後も着る機会はあるでしょうが、和装は、滅多にできません。特に男の子は、大人になっても、女の子より着物を着る機会が少ないですよね。
今回は、もうすぐ七五三を迎える男の子とパパとママの為に、おすすめの袴や着付けの仕方をご紹介します。
七五三で男の子が着る物は、年齢によって若干違いがあるのはご存知ですか?
- 3歳 被布(ひふ)、羽織袴+馬乗り袴(うまのりばかま)、行燈袴(あんどんばかま)
- 5歳 羽織袴+馬乗り袴(うまのりばかま)
「被布」は、3歳の時だけ着ることができる着物です。最近は、3歳のお子さんにはこちらが人気です。暖かく防寒にもなる被布は、脱ぎやすくトイレも楽ちんです。ただし、草履や腰ひもなどの小物は、別で用意する必要があります。
「行燈袴」は、スカート状になったものです。お子さんが3歳なら、こちらの行燈袴と羽織袴のセットがおすすめです。行燈袴は、被布と同じように裾をたくし上げることができるので、トイレの際も簡単です。
「馬乗り袴」は、キュロットスカートのように、足が二股に分かれていて、七五三の「袴儀」を迎えた5歳の男の子はこちらを着ることになっています。
履物には草履と雪駄があります。一般的に草履はかかと部分が厚く、雪駄は薄いのが特徴です。
七五三の子どもの履物は、1,2cm大きめのサイズを選ぶの調度よいとされています。また3歳の男の子には、鼻緒止めを用意すると草履が脱げるのを防ぐことができます。
草履や雪駄の素材は、イグサからビニール素材まで様々なものがあります。特に草履の素材はイグサを使用したものが主流です。
もっとも最近は殆ど袴と履物はセットになっていますので、特にこだわりがなければ、草履や雪駄などは、袴とセットになったものを利用した方が経済的です。
袴は購入とレンタルどっちがいいの?
では、七五三の袴は購入とレンタル用、どっちがお得でしょうか?最近は、どちらも草履や小物などが全てセットになっている商品が増えています。袴を選ぶときは、こうした着付けに必要な物が全てセットになっている商品を選びましょう。
レンタル、購入どちらがお得になるのか、メリットとデメリットをみてみましょう。
購入のメリット
- お正月や結婚式にも着用できる。
- 兄弟がいれば、着回しが出来る。
- 七五三の思い出を形として残すことができる。
購入のデメリット
- 毎年、虫干しなどの管理が必要になる。
- 保存状態が悪いと傷みやすい。
- 値段が4万円~10万と高価。
レンタルのメリット
- 事前の準備が必要がない。
- 保管や管理の手間がかからない。
- 値段が1万円~3万円とリーズナブル。
- ママの訪問着と同時レンタルでセット割引になる場合も。
レンタルのデメリット
- 汚さないように注意が必要。煙草や香水の付着は補償サービスの対象外。
- 形に残る思い出が写真のみになってしまう。
- 子どもの体調不良など、急な予定変更の時はキャンセル料が発生する。
費用や保管の手間を考えると、レンタルの方が手軽に利用できます。一方、今後のお祝い事や行事などで着ることも考えると、購入しても損にはなりません。
購入とレンタルのメリットとデメリットを比較して、都合が良いものを選びましょう。
袴の着付けを動画で解説!
慣れない袴の着付けは、自分で出来るかどうか不安に思われるママも多いと思います。でも、男の子の袴は、着付けのポイントと順番さえ間違えなければ、大丈夫です。
七五三でおすすめの人気袴11選!
男の子向けの袴というと、黒や青などの寒色系の物が多いイメージですが、最近はピンクなど暖色系も人気です。伝統的な兜や龍などを現代風にアレンジしながらも、着物の本場京都で縫製を行うなど、それぞれこだわりのある袴が揃っています。
今日は、そんな魅力的な商品の中から、更に選りすぐりの大人気のセット商品をご紹介いたします。
34,560円(税込み)
43,000円(税込み)
113,400円(税込み)
40,000 円(税込み)
15,800円(税込み)
8,800円(税込み)
14,800円(税込み)
9,800円(税込み)
14,800円(税込み)
8,640円(税込み)
兄弟で使う時に知っておきたい!長さの調整方法
七五三で購入した袴、一度着ただけでは勿体ないですよね。男の子の兄弟がいらっしゃるご家庭では、着回しをしたい方が多いのではないでしょうか。
最初の七五三で、上の男の子の体格に合わせてあつらえた袴を弟さんが着回しする際は、改めて長さの調整が必要になります。長さが違うからといって、裾を折ったり、胸高に着つけたりすると、お子さんにとって着づらく、着崩れの原因にもなります。
七五三当日に嫌がって着たがらないことがないよう、出来るだけ身体に合わせて長さを調整してあげましょう。この袴の長さを調整することを「腰上げ」と言います。
「腰上げ」には、七五三で子どもの健康を願うという意味合いがあります。大切なお子さんの七五三をを祝うという意味でも「腰上げ」は重要な風習なのです。
簡単に肩上げと腰上げの方法をご紹介します。
お子さんに実際に袴を着て貰い、手を斜め45度に上げて貰います。そして、背中から足の踵、手首の踝までの長さをを計測します。
身丈:背中の中心にある 首の後ろの出っ張った骨のあたりから、足の踵が隠れるまでの長さ。
桁丈:背中の中心から肩、肩から手首のくるぶしまでの長さ。
肩上げのやり方
- まず肩上げの寸法を測ります。
- 肩上げの位置とあげ山を決めます。肩幅の半分くらいの場所があげ山になります。
- 前身頃は、肩山から脇に掛け1cm斜めに取ります。後身頃は、上げ寸法の半分をまっすぐ取るようにします。
- 脇の下にある袖つけ止まりまで、2本どり、2目落としで縫います。
詳しい肩上げ、腰上げの方法については、こちらの動画をご覧ください。
腰上げは、和裁や洋裁にれていない方には、少し難しいかもしれません。袴の生地は厚めなので、針で指先をケガしないように、気を付けて縫ってくださいね。
もし難しいと感じた方は、無理せず呉服屋さんに依頼しましょう。またレンタルの場合も別料金で、腰上げを行ってくれるところがあります。
七五三には凛々しい袴姿!
如何でしたでしょうか?今回は、七五三の袴選びから着付け、腰上げの方法などをご紹介させて頂きました。最近は、男の子向けの袴もデザインが豊富で、華やかな物が多いですね。是非、お子さんの体格や顔立ちにあった素敵な袴を選んであげてください。これから大人の男性へと成長していく男の子の凛々しい袴姿。七五三当日は、しっかりと目に焼き付けておきましょう。
47,800円(税込み)