『尊』を使った男の子&女の子の名前!漢字や字画数・意味の由来も徹底調査!
「尊」は、身分や神様をあらわす漢字です。恐れ多くて、赤ちゃんの名前に使っていいか悩みますよね。ですが、「尊」は赤ちゃんの名付けに人気の漢字です。特に男の子に人気の漢字で、組み合わせは自由です。「尊」を使って、素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてください。
目次
【尊】名付けに使うのは恐れ多い?
「尊」という漢字は、「尊敬・尊重」の意味が浮かんでくるので、生まれてくる赤ちゃんに名付けていいものか、と迷いますね。また「尊」は、「神様の尊称」としてもあらわされます。
荘厳すぎる由来や意味に、「名前に使うのは恐れ多いのでは?」と思ってしまうかもしれません。
ですが、「尊」を使った名前は素敵なものが多く、最近は名付けに人気の漢字となっています。名付けの際に決める由来や願いも、そこまで綿密に厳格に決めなくてもいいようです。
【尊】漢字の字画数
「尊」という漢字の字画数は、12画です。
小学六年生で習う漢字です。子供の頃には難しいと思う漢字かもしれませんが、大人にはなじみのある漢字ですね。
【尊】漢字の読み方
(音読み) ソン
(訓読み) たっと(い)、たっと(ぶ)、とうと(い)、とうと(ぶ)、みこと
(その他の読み方) きみ、たか、たかし
「尊」一文字で、名前になりそうな読み方が多数あります。男の子の名付けに参考になりそうです。
【尊】漢字の意味と由来
【意味】
①身分・価値が高い
②うやまう。重んずる
③高い。重い
④たかぶる
⑤敬称の一つ
⑥神の尊称
【由来】
「尊」の由来は、漢字を分解すると見えてきます。
「尊」は一画目と二画目の2つの点が、酒から漂う酒気を表しています。その下にある「酉」が酒樽の形を表しています。下部の「寸」は手の意味です。これらすべてを組み合わせて「酒が入った樽を差し出す情景」を由来とした漢字が「尊」となります。
お酒は昔、非常に貴重なもので、手に入りにくい代物でした。神前にお供えすることが多かったそうです。そういった背景から「敬う、重んじる」という現代の意味となりました。また、「敬う」から派生して「身分が高い」という意味も生まれました。
【尊】を使った男の子の名前20選
①尊(たける)…「尊」一文字の名前の人気は、日本の有名な神、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」から取っています。「そん」「たかし」「たか」「みこと」など、多様な読み方をします。「和尊」で「わたる」と、二文字であらわすのもいいですね。
②秋尊(あきたか)…他に当てる漢字は、「空尊」「明尊」など。「秋尊」だと、そのままの漢字で読むことができます。秋生まれでなくても、名付けていいと思いますよ。最近は、その季節に生まれでなくても、名付けに別の季語を入れる方も多いようです。赤ちゃんのうちは季節違いと思われることがあるかもしれませんが、大人になるとそんなことは気になりませんよ。読ませる名前より、読める名前の方がずっと素敵ではないかと思います。
③和尊(かずたか)…「一尊」もいいですね。日本の象徴である「和」という漢字が入ることにより、神話に登場する日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をイメージします。勇ましく男の子らしい名前です。
④清尊(きよたか)…「清」という漢字は、「水がきよらかに澄みきる・けがれがなくさっぱりしている・心や行いがきよく正しい」という素晴らしい意味をもつ漢字です。「澄んだ心を持ち穏やかな人柄になるように」と想いを込めることができます。
⑤君尊(きみたか)…「君」の本来の意味は、国などを治める人のことです。ですが現代では、男の子に添える軽い敬称のイメージが強いですね。そのイメージからか、名前に「君」が入っていると男の子らしい印象を受けます。
⑥尊臣(たかおみ)…「臣」の漢字は、「家来・君主に仕える人」という意味をもちます。現代だと、「大臣」のイメージですね。「臣」で「おみ」と読む珍しい漢字ですので、女の子の名前ではあまり見かけませんね。名前に入っているだけで男の子らしいイメージを受けます。「尊」という漢字と組み合わせて、「誰かのために尽くし、尊敬されるような人になるように」という想いを込めることができます。
⑦尊也(たかなり)…「也」の漢字は、男の子の名前でよく見かけますね。「也」はメインの「尊」の漢字を際立たせてくれるサブ漢字です。「たかや」と読むこともできます。
⑧尊彦(たかひこ)…「彦」は「才徳の優れた男性」の意味をもちます。「男性として魅力的に育っていってほしい」という期待を込めて名付けることができますね。
⑨尊久(たかひさ)…「久」は字画数が少なく、名前全体がひきしまります。
⑩尊正(たかまさ)…「正」という漢字も字画数が少なく、小学一年生で習う漢字の為、子供は覚えやすいです。名前は古風ですが、「尊」の漢字が入ることによって現代らしい名前になります。
⑪尊行(たかゆき)…「行」は文字通り、「進む」の意味をもちます。「尊」と組み合わせて「ひたすら進んでいって成功をつかむ人に育ちますように」という想いを込めれます。
⑫智尊(ともたか)…「智」という漢字は、「賢い・知識・聡明」な意味をもちます。そのままの意味で「賢くなってほしい」と想いを込めることができます。また、「尊」と組み合わせて「リーダーになってほしい」という、赤ちゃんの未来を見据えた想いを込めることもできますね。
⑬直尊(なおたか)…「まっすぐ・素直」といういい意味をもつ「直」。漢字の見た目もシンプルです。
⑭憲尊(のりたか)…「憲法」のイメージが強い漢字です。一文字で「のり」と読むので男の子の名付けに人気の漢字ですが、16画と、字画数が多いので名付けには注意が必要です。
⑮秀尊(ひでたか)…「優秀」「秀才」の熟語から、能力が高く優れているイメージがある漢字です。秀でる子になるように、願いや期待を込めた名付けができますね。
⑯博尊(ひろたか)…他に当てる漢字は、「広尊」「宏尊」「浩尊」など。当て字っぽくなってしまいますが、「大尊(ひろたか)」も素敵な名前です。
⑰史尊(ふみたか)…字画数が少ない漢字と組み合わせると、バランスのよい名前になります。
⑱正尊(まさたか)…⑩の逆バージョンです。
⑲幹尊(みきたか)…「幹」の漢字には、そのままの意味である「木の幹」が由来となって、「物事の中心となる部分」という意味が誕生しました。「みんなの中心になるようなリーダーシップのある子になるように」という想いを込めて名付けできます。
⑳義尊(よしたか)…総字画数が多いですが、漢字を知っている方は難なく読める名前です。
【尊】を使った女の子の名前5選
①尊(みこと)…一文字で「みこと」と読みます。中性的な名前でおしゃれですが、男の子に間違われる可能性もあります。
②陽尊(ひみこ)…珍しく、印象的な名前です。「陽」の漢字が入っていることにより、明るくて活発なイメージがあります。名前の響きはとても女の子らしいですね。
③尊子(たかこ)…古風で上品な名前です。「子」が入ることでますます女の子らしい名前になります。「尊」が入った女の子の名前は、これが一番一般的ではないでしょうか。
④千尊(ちたか)…「千」という漢字は字画数が少なく、「尊」と組み合わせることでバランスのとれた名前になります。
⑤尊楽(たから)…「楽」は「楽しい」という意味だけではありません。「音楽」のイメージから、「音楽の才能や豊かな感性を持った人に成長するように」という想いを込めることもできます。こちらも中性的な名前ですが、「たからちゃん」って呼ぶのは女の子らしくて可愛い印象を受けます。
【尊】漢字のイメージ
「尊」という漢字は、「尊重」や「尊敬」など、相手を思いやる気持ちを込めて普段から使うことの多い漢字です。「身分が高い、敬う、重んじる」という意味から、名前に入っていると誠実なイメージを受けます。
「尊」という漢字のもつ由来や意味をイメージし、赤ちゃんへ名付けしてあげてください。
【尊】どんな想いや願いを込める?
「尊」には新しく生まれてくる赤ちゃんへの精一杯の「敬い」「尊敬」をあらわすことができますね。感謝の気持ちを込めて「尊」を名付けてあげましょう。
また、神話に登場する日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のように、「困難にも打ち勝てる勇ましい人になってほしい」と表現することも出来そうです。
【尊】を使って素敵な名前をつけよう
「神様の尊称」としても使われている「尊」の漢字ですが、最近では名付けに人気の漢字になっています。「尊」は「ソン」と読むことが多いですが、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を知っている人なら「ミコト」や「タケル」と読めます。
身分をあらわす漢字の為、男の子の名前多くありますが、女の子につけても品のある名前になりますね。