2018年08月25日公開
2018年08月25日更新
『葵』を使った女の子の名前!漢字や字画数・意味の由来も徹底調査!
今、女の子の名前に「葵」の文字を使うのが大変人気です。葵の花言葉や意味や由来が、名前にふさわしいことが人気の秘密です。葵を使った名前のうち、人気のあるものをまとめてみました。ぜひ女の子に素敵な名前をプレゼントしてくださいね。
目次
「葵」の漢字の読みや画数について
まずは「葵」という文字の基礎知識をおさらいしていきましょう。名前を付ける際には、よく知っている漢字でも漢和辞典を必ず引くようにしましょう。辞典の力を借りることで、より一層女の子にふさわしい名前をプレゼントすることができますよ。
「葵」の読み
「葵」の音読み:キ、ギ
「葵」の訓読み:あおい
「葵」の人名読み:あお、まもる
人名読みとは、通常の読み方ではなくても人名の際にだけ読むことができる読み方です。「まもる」は女の子の名前には使いづらいですが、「あお」の方の読み方は女の子の名前にピッタリですね。やはり色々な読み方ができる漢字の方が、ランキングの上位にランクインしやすいです。
「葵」の画数
「葵」の総画は12画です。姓名判断上は、気が小さく繊細で挫折しやすい運命を背負っていると考えられています。もちろん流派によって結果は変わってくるので気にしすぎる必要はありませんが、占いを気にする場合は他の漢字と組み合わせることで縁起の良い字画数にしてあげるのも良いでしょう。
「葵」の漢字の由来や意味は?
「葵」の漢字の由来や意味も確認していきましょう。名前を付ける時には読みだけではなく由来や意味を確認しておくことで、素敵な名前を付けられますよ。
「葵」の由来
草かんむりと、太陽で方位を知るための器具を組み合わせたことが由来となっている漢字です。転じて、太陽の方向を向く植物を表現しています。
太陽の方向を向く花といえば、ヒマワリを連想する人も多いのではないでしょうか。ヒマワリを漢字で書くと「向日葵」となります。確かに「葵」が入っていますね。
「葵」の意味
「葵」の意味は2つあります。
1. 観賞用の植物のあおい
2. はかる
2つ目の意味は、由来から派生した意味ですね。
また、歴史好きの人はピンとくる人も多いかと思いますが、葵は江戸幕府を築いた徳川家の家紋に使われています。そのため、女の子の名前としてだけではなく男の子の名前としても多く使われていますよ。中性的な名前を付けたい人にピッタリですね。
「葵」とはどんな花のこと?
先ほど、意味の箇所で説明した通り、葵は観賞用の植物のことを意味します。とはいえ、あまり「葵」という花を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
女の子の名前には花をモチーフにしたものが人気ですが、やはり花自体を知らないと名付けにくいですよね。「葵」という花に関してもしっかり確認しておきましょう。
「葵」という花
葵の花は上記のような形をしています。朝顔に少し似ていますね。この画像だと赤色ですが、他にも白色やオレンジなどの花の色があります。元気なイメージの名前にしたい人にもおすすめの花です。
沖縄の花のイメージが強いハイビスカスも葵の仲間です。また、食用のオクラや繊維のワタなども葵の仲間の一種ですよ。今まで葵の花に注目したことがなくても、普段の生活で葵のお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
葵は梅雨の時期から夏にかけて咲く花です。下の方から咲いてきて、一番上の花が咲く頃には夏が訪れるので、夏の訪れを告げる花として昔から親しまれてきました。
「葵」の花言葉
葵の花言葉は7つあります。やはり花をモチーフにした名前を付ける際には花言葉もチェックしておきたいですね。
花言葉①「大望」
大望とは、「大きな望み、大きな夢」を意味します。子供に大きな夢を持ってもらうように願いを込めて名付けてあげられますね。
花言葉②「野心」
野心を持った、強くたくましい女の子に育ってくれるように願いを込めましょう。この花言葉は、男の子に名付けたい時にもふさわしいですね。
花言葉③「豊かな実り」
葵の色鮮やかな様子からこの花言葉が付けられています。一生を豊かに過ごしてくれるように願いを込めましょう。
花言葉④「気高く威厳に満ちた美」
太陽の方を向いて堂々と花を咲かせる性質から付けられた花言葉です。女の子の名付けにピッタリですね。
花言葉⑤「高貴」
葵は身分の高い人への贈り物として親しまれていた花ですので、こうした花言葉を持っています。実際に、葵の仲間であるハイビスカスは、インドではヒンドゥー教の儀礼で神様に捧げる花として重宝されています。
花言葉⑥「神聖」
「神聖」という花言葉の由来は、12世紀にヨーロッパの十字軍がキリスト教の聖地であるエルサレムに近いシリアから運んできたからだと言われています。
花言葉⑦「温和、優しさ」
葵の中には沼の中で花を咲かせる種類もあります。その儚げな様子を由来として付けられた花言葉ですね。
【二文字】「葵」を使った名前の一例
「葵」についての知識を確認したところで、どのような名前が人気を集めているのか確認していきましょう。
「葵」の字は、最近ランキングでも上位にランクインしているほど人気の漢字です。もちろん、今から紹介する名前の中にはランキングの1位に輝いたことのある名前も含まれていますよ。
1. 陽葵(ひなた)ちゃん
こちらが2016年の名前ランキングの1位に輝いた名前です。太陽に向かって咲く葵の性質を由来としたかわいい名前ですね。「陽」の字も、ランキングの上位に度々ランクインしています。陽葵ちゃんがランキングの1位になるのも納得ですね。
2. 葵心(あいる・あいな)ちゃん
「心」を使った漢字もとても人気が高いです。ランキングの1位にはいませんが、ほぼ毎年ランキング上位に食い込んできています。「心」には表外読みに「まな」という読み方があることから「あいな」ちゃんと読まれることもあります。また「心」という漢字のイメージから「あいる」ちゃんと読むのもかわいいですね。
表外読みとは「常用漢字表に載っている漢字の中の、常用漢字表に載っていない読み方」を言います。もちろん「心」以外にも表外読みを持っている漢字はあり、そのどれもが名付けの際には使えるので調べてみると良いでしょう。
3. 真葵(まき)ちゃん
音読みの「キ」を利用した名前ですね。女の子らしくスタンダードな名前がかわいいです。どの世代にも、クラスに一人は「まき」ちゃんがいたのではないでしょうか。
4. 葵菜(あおな)ちゃん
植物同士を組み合わせた名前ですね。「菜」は菜の花をイメージして春の印象が強い漢字です。春から夏にかけての季節に生まれた女の子に付けてあげましょう。
5. 葵依(あい)ちゃん
「愛」と同じ響きの漢字ですね。女の子の名前で二音の名前は大変人気が高いです。「葵」自体は男の子の名前にも使える中性的な漢字ですが、「依」と組み合わせることで女の子らしい名前になります。
6. 葵花(あいか)ちゃん
「花」の字を付けた名前もかわいらしいですね。先ほどの「葵菜」ちゃんと違い、季節を問わず名付けることができそうです。
7. 葵央(あお)ちゃん
色をモチーフとした名前もかわいらしいですね。「葵」自体に「太陽の方を向く」という意味がありますが、「央」の字は「中央」という意味を持っています。どちらもポジティブな意味を持った素敵な漢字ですね。
【三文字】「葵」を使った名前の一例を紹介
二文字だけではなく、三文字の名前も見ていきましょう。三音の名前に三文字の漢字を使うと、とても今風な雰囲気になりますね。
1. 葵衣羽(あいは)ちゃん
「羽」という漢字は女の子の名前の止め字として大変人気が高い漢字です。「羽衣」という単語も、柔らかく神秘的なイメージがありますね。
2. 葵依梨(あいり)ちゃん
外国人の方にも発音しやすい素敵な名前です。国際化が進んでいるので、外国の方に発音しやすい名前は人気が高いですよ。
3. 花葵斗(はあと)ちゃん
「Heart」とモチーフにした名前ですね。心の優しい女の子に育ってくれそうです。今風の名前を付けたい人は、このように英単語をモチーフとした名前に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
4. 向日葵(あおい・ひまわり)ちゃん
基本的には「ひまわり」と読むのが一般的ですが、「あおい」と読んでも問題はありません。夏生まれの女の子にぜひ付けてあげてください。
5. 葵妃奈(あきな)ちゃん
「妃」という漢字は女の子の憧れですね。「姫」にしても同じように「あきな」と読めるので、字画数などを確認しつつ漢字を選ぶのが良いでしょう。
美しい花「葵」の字を取り入れた、可憐で気高い名前を子供に授けよう!
「葵」という漢字について一通り解説してみましたが、どうでしたか?高貴で神聖な花の名前である「葵」は名付けにぜひ使っていきたい漢字ですね。
梅雨のどんよりとした時期に咲いて人の目を楽しませてくれる葵のように、いつも明るく皆を元気にしてくれる女の子に育ってくれるよう願いを込めて名前を付けてあげましょう。