2018年05月26日公開
2018年05月26日更新
お宮参りの赤ちゃんの服装は?祝い着とベビードレスどっちがいいの?
赤ちゃんとの大事な一大イベントのお宮参りにぴったりな赤ちゃんの服装とは?おすすめの祝い着とベビードレスをご紹介します。 また、お宮参りにいく時のパパとママの服装、春夏秋冬の季節に合わせた祝い着の着せ方も確認しましょう!
目次
お宮参りの赤ちゃんの服装は?
お宮参りとは、産まれたばかりの赤ちゃんの月齢が一か月に達したら神社に参拝し、神様に赤ちゃんが誕生したことを報告し、健やかな成長をお祈りする儀式です!
神様へご挨拶するのですから、両親はもちろんのこと赤ちゃんも改まった服装で行うことが望ましいとされています。
正しいお宮参りの服装のマナーを知って、赤ちゃんとの大事なイベントを楽しみましょう!
ベビードレスでもいいの?
まず、正式なお宮参りの赤ちゃんの服装は、白羽二重を着せた上に、祝い着を着せます。
しかし、白羽二重や祝い着は非常にお値段が高価なうえにお宮参り以外に着せる機会もほとんどないので、最近ではベビードレスを購入する家庭が増えているようです。
やっぱり祝い着がおすすめ?
それでもやはり、祝い着を着せずにベビードレスだけではお参りしてはいけないのではないか?という不安の声もありますが、祝い着の値段が高いため購入が難しいこともあったり、夏暑い時期や冬寒い時期であったりなどの事情があることもありますから、赤ちゃんの服装にはこだわらずに、その季節にあった服装でも大丈夫です。
大切なことは赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちと、赤ちゃんの体調ですから、あまり気にしすぎずに臨みましょう!
お宮参りにおすすめのベビードレス5選
お宮参りにベビードレスを着せる場合は、華やかなセレモニードレスから、普段使いもできそうなカバーオールまで、各家庭に合わせたアイテムを選べます。
比較的安いお値段のものもあるので、お値段と実用性を兼ね備えたアイテムがあるかを探してみると良いかもしれません。
また春秋物、夏物、冬物とあるので、産まれた時期によって季節にあったベビードレスを購入しましょう!
男女共におすすめ!ベーシックな白いセレモニードレス
まずおすすめなのは、こちらの白いセレモニードレスです。
セレモニードレスとは、オーガンジーやレースをあしらった、ベビードレスよりさらに華やかで豪勢なドレスです。セレモニードレス赤ちゃん用の「晴れ着」ですので、お宮参りだけではなく、退院時や初節句など、晴れの日に着せます。
写真映えを気にする方はセレモニードレスがおすすめです。
セレモニードレスは女の子向けのデザインにも思えますが、男の子に着せても大丈夫です。
女の子には大きなリボンのついたガーリーなワンピース型のベビードレス!
お次は女の子におすすめなリボンをあしらったこちらのベビードレスです。
フォーマルで華やかな装いで、お誕生会やひな祭りにもぴったりですね!
大き目のサイズを選べば1歳のお誕生日にも使えますが、お宮参りに使用する場合はあまり大きすぎると写真映りが悪くなるので気をつけましょう。
また、冬のお宮参りには寒いので不向きですね。
蝶ネクタイがおしゃれ!普段使いもできるツーウェイオール型ベビードレス
男の子は蝶ネクタイがついた重ね着風のこちらはいかがでしょうか。
ツーウェイオールは赤ちゃんが大きくなってきたら股のスナップボタンをズボンのように留めることができる、2way仕様のカバーオールです。長く使いたい場合はツーウェイオールがおすすめです。
すこしカジュアルなデザインなので、普段使いしても良さそうですね。
お宮参りにはやはり和服!女の子用袴風のツーウェイオール
やはりお宮参りには和服!という方にお勧めなのが袴風なこちらのデザイン。
ひな祭りにも合いそうな、袴風のデザインながらもツーウェイオールのため着せやすくて長く着れるのでおすすめです!
シンプルながらカッコいいデザインな男の子用袴風ツーウェイオール
和風のデザインで男の子におすすめなのがこちら。
白と黒のシンプルなデザインで、こちらも初節句、新年会など幅広く使えそうです。
こちらもツーウェイオールなので、普段使いもしやすく、長く着れます。
お宮参りにおすすめの祝い着5選
やっぱりお宮参りは祝い着、という場合はどんな祝い着が良いのでしょうか。
男の子は黒ベースの生地に龍、鷹、虎などの柄の祝い着で、女の子は赤ベースの生地に花、手毬、桜、牡丹などの柄の祝い着を購入することが一般的なようです。
さらに男の子の場合は正式には家紋を入れます。
女の子の場合は家紋は入れませんが、希望がある場合は入れてもらえるケースもあるようです。
一般的に祝い着の方がベビードレスよりもお値段が高いので慎重に選びましょう!
女の子におすすめの、スタンダードな赤色に毬の祝い着!
まず女の子におすすめなのは最もスタンダードな赤い色の祝い着。
毬の絵柄には、毬遊びは平安時代の貴族に好まれた事から高貴さ、気品を表したり、丸々と大きく育つように、といった意味が込められており、子供用の着物にはよく使用されています。
煌びやかで豪華なデザインで人目を惹きそうですね。
女の子ならでは!華尽くしの祝い着
可愛らしいピンク色の祝い着はまさに女の子!という印象です。
柄は桜地に芍薬の刺繍が施されていています。
芍薬とは「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という日本美人を表す言葉にある通り、美しい女性を連想させる花です。
桜は春の花という印象ですが、元来桜の木は五穀豊穣の神が宿るといわれており、豊かさを象徴する花でもあります。そのため、季節を問わずに着ることができます。
男の子の祝い着には黒に鷹がスタンダード!
男の子の祝い着には鷹や兜をあしらったものが一般的ですが、特に黒地のものがスタンダードな男の子用の祝い着として好まれています。
鷹は鷹狩りが古くから身分の高い人たちの間で行われた事で権威の象徴とも言われ、男の子の出世や大成を願う気持ちが込められています。
よりおしゃれな印象の濃抹茶に兜柄の祝い着!
スタンダードな色は黒ですが、濃抹茶色も個性的でおすすめです!
兜は大切な頭を守ることから、子供を災厄や邪気から守り、健やかな成長を願い、そして鷹と同じく権威の象徴ともされています。
祝い着とセットで購入したい!お宮参りに使うフードセット
お宮参りに行く際に使用するフード、よだれかけ、お守り、末広の4点セットは、男女ともにどんな祝い着にもあう白がおすすめ。
男女ともに使えるので、お下がりもできるのが良いですね。
祝い着での格好は季節によって変わるの?
正しいお宮参りの際の祝い着は、下着の上に白羽二重の内着を着てその上に掛け着をかけます。
実際には着物を汚さないように、着物の下には下着を着せます。
しかし季節によって着せる服装がかわるように、祝い着の着せ方も春夏秋冬で変わります。
それぞれの季節の場合を想定して解説します!
春の祝い着での格好
春の祝い着での格好は着物の下に下着を着て(下着は短肌着+長肌着)その上から白羽二重の内着を着て、さらにその上から掛け着をかけます。
帽子とよだれかけも祝い着専用のものが販売されていますので、揃えて用意することが望ましいです。
比較的過ごしやすい季節ですから、雨の日や日差しの強い日にだけ注意していれば大丈夫でしょう。
夏の祝い着での格好
夏のお宮参りの際も正式には春と同じく着物の下に下着を着たうえで白羽二重を着てさらに上から掛け着をかける事となっているとはいえ、夏の暑い時期は赤ちゃんへの負担が大きいため、略式的にベビードレスのみ、という家庭が増える傾向にあるようです。
それでも夏の暑い時期に祝い着でお参りをする場合は、着物の下に下着(短下着のみ)を着てその上に白羽二重を着せて、掛け着は使わず持参して、クーラーのきいた涼しい場所に入ったあとや、ご祈祷が始まってからかけてあげるなどの工夫をしましょう。
着物の下に着る下着は汗をかいて濡れてしまうことも想定して、予備を持っていくと安心です。
また、生後一か月という時期にこだわらずに、猛暑日はさけるなどの判断も必要です。
秋の祝い着での格好
秋のお宮参りの際も、着物の下に下着を着て白羽二重を着て、その上に掛け着をかけます。
秋は前半と後半で気候が変わりますので、その日によって着物の下に着る下着を短下着のみ、もしくは短下着+長下着にするか決めましょう。
また9月頃は台風の季節でもありますので、天気に十分注意して、夏の暑い時期と同じく日取りにこだわらずに穏やかな天気の日にお参りに行きましょう。
冬の祝い着での格好
冬の祝い着での格好も変わらずに着物の下に下着(短下着+長下着)を着て、その上から白羽二重を着て、その上に掛け着をかけます。
しかし冬の寒い時期に体温調節が苦手な赤ちゃんを無理に連れて行かずに、暖かい時期を待ってお宮参りに行っても大丈夫です。
それでも冬にお宮参りに行く場合は、アフガンやケープを持参して赤ちゃんを包んで防寒対策をしっかりとしてからお出掛けしましょう。
祝い着は誰が用意するの?
お宮参りに使用する祝い着は、母方の実家の祖父母から購入してプレゼントすることがしきたりです。
里帰り出産をしている人の場合は母方の実家に帰省する場合が多いでしょうから、受け取りもスムーズにいくのではないでしょうか。
しかし地方によっては父方の実家の祖父母が購入することもあるので、事前に確認しておくことをお勧めします。
なお最近では、どちらの実家もたよらず、両親が自分たちで購入することもあるようです。
自分たちが着せたいものを着せるため、実家に負担をかけないためなど、様々な理由があります。
祝い着には安くて便利なレンタルも!
赤ちゃんの誕生を祝う大事な儀式とはいえ、祝い着をフルセットでそろえようと思うと一番安いものを選んでもお値段は大体2万円~3万円となり、非常に高価な買い物です。
七五三に使用する着物に仕立て直すことができる場合もありますが、それでも普段使いできるような服ではないのでやはり購入するのはもったいないと思ってしまいますよね。
しかし祝い着には安くて便利なレンタルサービスもあるのをご存知でしょうか。
最近ではインターネット上でレンタル購入し、宅配便で送ってもらうこともできます。
レンタルの場合でも家紋を入れてもらえるサービスを実施している会社もあるので、事前によく確認してみましょう。
祝い着のレンタルにかかるお値段
祝い着のレンタルにかかるお値段は、フルセットをレンタルした場合やレンタルする泊数などで違いがあります。
さらに送料はいくらかかるのか、汚してしまった場合の補償はどうなっているのかなどじっくり調べてからレンタルする会社を決めましょう。
スタジオアリスでは無料で祝い着をレンタルできる!
赤ちゃんや子供の写真撮影スタジオおスタジオアリスでは、お宮参りの撮影の予約をすると、撮影翌日の正午まで無料でお宮参り用の祝い着をレンタルすることができます。
レンタルできる小物の制限がある場合や、店舗によっても祝い着の品揃えが変わるので、事前に問い合わせをしましょう。
パパ・ママ・祖父母の服装は?
赤ちゃんのお宮参りの服装は祝い着、もしくはベビードレスなのですが、パパ・ママ・祖父母はどのような服装が良いのでしょうか。
まず赤ちゃんの装いに合わせて、祝い着の場合は母や祖母は留袖や紋付などの礼装であったり、訪問着などの和装であることが望ましいですが、パパとママ、祖父母の服装がパパはスーツなのにママはカジュアルな服、というようにちぐはぐでない限りはそこまでこだわらなくても大丈夫です。
特に母親の場合は出先で授乳をすることも想定して、スーツや前の開くワンピースなど、授乳しやすい服装であるほうが便利です。
念のため授乳できる場所を調べて、場合によってはミルクをもっていかなければならないこともあります。
男性はスーツが一般的です。
全体的に派手過ぎなければ、季節に合った服装であれば問題ないので、統一感を意識して事前に打ち合わせをしておきましょう。
赤ちゃんの服装をしっかり選ぼう!
産まれたばかりの赤ちゃんとお出掛けをするお宮参りは、家族の一番初めの節目ともいえる大事なイベントです。
服装にも色々なしきたりやマナーはありますが、赤ちゃんはデリケートな存在なので、無理をせずにお宮参りを終えることが一番です。
赤ちゃんにとって快適かどうかを一番に考えた服装選びをして、一生の大切な思い出に残るようなお宮参りにしましょう!