バジルソースを手作り！バジルソースパスタの作り方や活用アイデアも！

爽やかな香りと食べやすい味。そして、色んなお料理にも合う老若男女問わずに人気のハーブといえばバジルですね。ジェノベーゼといった定番のパスタのほかにも、マルゲリータ、ガパオライスなど様々な料理の引き立て役にもなるのがバジルソースの特徴です。

そんな便利なソースだから作るのは難しそうと思う人も多いと思いますが、実は家で簡単に作ることができてしまうのです。手作りバジルソースの作り方やバジルソースを使ったおすすめのパスタについてご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね！

バジルソースを手作りするにあたり、まずは材料についてチェックしていきましょう。バジルソースの基本的な材料は以下のようになります。

こちらが基本的なバジルソースの材料ですが、それではこれらの材料がバジルソースのどんな味わいに影響してくるのか、それぞれの材料のポイントと一緒にチェックしていきましょう。材料の役割を知ることで、バジルソースを自分好みの味に調整するヒントになるかもしれません。

バジルソースというくらいなのですから、バジルの葉がないことには始まりません。バジルの葉には、スーパーの青果売り場で売っていたり家庭菜園から収穫したフレッシュバジルと、調味料コーナーで売られているドライバジルに分けられます。どちらで作ってもしっかり美味しいバジルソースになりますが、バジルの良い意味での青さを味わいたいのであれば、フレッシュバジルを使ってバジルソースを作ることがおすすめです。

フレッシュバジルを使う際は、育ちすぎた硬い葉を使うと青臭さや苦みの原因となってしまいます。若くて軟らかい葉を選ぶようにすることがポイントです。

松の実は、松の実の油分でバジルソースにコクと風味を出すために使います。ほとんどのレシピには「バジルソースには松の実がお約束」という感じで紹介されていますが、実は必ず松の実ではなくても、くるみやアーモンドやマカダミアナッツでも代用できます。

松の実以外の木の実を入れる場合は、必ず無塩のものを選ぶようにしましょう。それぞれの木の実ごとに違った味わいになるため、様々な木の実を試してみるのも面白いかもしれませんね。

様々な料理に独特の風味と辛さを与えるにんにくは、言わばバジルソースの隠れた名脇役です。生のにんにくには玉で売られているもの、チューブタイプのすりおろしにんにくがありますが、多少なりとも味の違いはありますが好きな方を選んで大丈夫です。もしもにんにくの辛さや強いにおいが苦手ならば、生のにんにくを軽く茹でることで角が取れますので、ぜひお試しください。

バジルソースのもうひとりの主役、オリーブオイルです。バジルソースに対するオリーブオイルの役目は言わずともという感じですが、オリーブオイルでバジルソースの味が変わると言っても過言ではありません。オリーブオイルの中でも最高品質と言われるエクストラバージンを使うことで、バジルソースの風味や香りがより一層引き立ちます。

ただ、オリーブオイルの主張を控えめにしたいのであれば、あえてエクストラバージンを使わないという手もあります。この辺りは好みの問題となるので、ぜひ自分で色々と調整してみてくださいね。

粉チーズを加えることで、バジルソースにチーズの風味付けをすることができます。粉チーズに関してはお好みで大丈夫なので、チーズが苦手な人は入れなくても美味しいバジルソースが作れるので安心してください。またあえて粉チーズを入れずに、バジルソースを使った料理を召し上がる前に新鮮な粉チーズをふりかける方法もあります。

以上の材料を使ったバジルソースの作り方についてご紹介していきます。必要な道具はフードプロセッサー（ミキサー）と熱湯消毒などをして殺菌した保存瓶なので、バジルソースを作る際には準備しておきましょう。

以上がバジルソースの基本の作り方になりますが、手作りバジルソースにアレンジをほどこしてみるのもおすすめです。ピリっとした辛みを加えたいのならば七味唐辛子やブラックペッパーをお好みの量入れてみましょう。また、甘酸っぱく爽やかな感じのバジルソースにしたいのならば、バルサミコ酢を加えてみるのも面白いかもしれません。

バジルソースは生の野菜を使っている上に保存料を使っていない手作りなので、市販のバジルソースに比べても傷みやすくなっています。なるべくならば早めに使い切るに越したことはありませんが、中々そうもいかない場合もあると思います。

冷蔵庫で保存する場合は、およそ2週間を目安に食べ切るようにしましょう。もしも2週間以内に食べ切れそうにない場合は、冷凍保存にしましょう。冷凍保存では、約半年程度は持つと言われています。製氷皿などを使って小分けにすれば、必要な分だけ取り出すことができるので便利です。

バジルソースは空気に触れて酸化していくことで次第に鮮度が落ちていってしまうので、それを防ぐことができれば保存期限をいくらか延ばすことができる上、バジルソースを美味しく食べられる期間も長くなります。

保存期限を延ばすためには、瓶詰めしたバジルソースの上からオリーブオイルを注ぎ、膜を作ってバジルソースを酸化から防ぐようにしましょう。また、バジルソースを使う際はしっかりと除菌したスプーンを使い、スプーンを入れっぱなしにしないということを心がけることでも保存期限を延ばせます。

基本さえ押さえてしまえば、トマトやエビなど、どんな具材を加えてもしっかりと美味しいバジルソースパスタを作ることができます。参考としてバジルソースとベーコンのパスタの作り方紹介するので、慣れてきたらベーコンを他の具材に変えて、自分流にアレンジをしてみてくださいね。バジルソースとベーコンのパスタの材料と手順は、以下のようになります。

※1　バジルソースパスタは乾麺でも生麺でもマッチするので、お好みの麺を選んでみてください。

※2　お湯に入れる塩の量は、水の量の1%（5リットルなら50gの塩）がおすすめです。

※3　フライパンで最後に仕上げる工程も茹で時間とするので、表記から2分程度少ない時間で茹でると、アルデンテのある麺になりやすいです。

※4　バジルソースにオリーブオイルが入っているので、炒める際のオリーブオイルはにんにくを炒められる最低限の量にしておきます。

※5　最後にバジルソースを絡めることで鮮やかな緑色のバジルソースパスタになり、美味しく仕上げることができます。

バジルソースと言えば、上記でご紹介したようなジェノベーゼに使うことが多いと思います。しかし、パスタ以外にもバジルソースは様々な料理に合わせることができる使いやすい調味料なのです。これからご紹介するバジルソースの活用アイデアを参考にして、バジルソースを美味しくいただいてみてくださいね。

今やイタリアンの前菜の定番と言っても過言ではないカプレーゼ。普段のお食事からパーティーメニューまで用途が幅広い上に、具材を切ってソースと調味料をかけるだけなので5分足らずで完成します。モッツアレラチーズを木綿豆腐に変更してヘルシーにしたり、モッツァレラチーズとトマトの間にアボカドスライスを挟んだりと、アレンジもしやすい料理です。

子供たちに大人気のポテトサラダは、季節を問わず美味しくいただける上に、和食にも洋食にも合うサイドメニューです。じゃがいもをカットして電子レンジで数分間チンしてバジルソースを混ぜるだけなので、パパッと作ることもできますよ。具材として細かくして炒めたベーコンやアボカドを追加しても美味しいと思います。

バジルソースはパンとも相性が抜群なので、軽く焼いたパンに塗るだけでバジルトーストを作ることができます。バジルソースはトマトやあっさりとした鶏肉などと相性が良いので、それらと一緒に食べるとより一層爽やかさを感じることができると思います。暑くて食欲がない時期でも、これならば食が進むかもしれませんね。

バジルソースとマヨネーズを混ぜれば、まろやかさを爽やかさを併せ持った美味しいディップソースを作ることができます。野菜スティックなどのディップはもちろん、チキンナゲットや茹でエビなどに使ってみるのもおすすめですよ。

バジルソースの作り方やパスタの基本の作り方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。バジルソースは手作りが難しそうだからと距離を置いていた人も、バジルソースのお手軽さに気付いてもらえたのならば幸いです。バジルソースを手作りした際はぜひパスタも茹でて、バジルソースパスタを存分に楽しんでみてくださいね。