七五三の前撮りを徹底解説!メリット・デメリットや時期による違いも!
七五三を迎えたのならば、残しておきたいのは子供の晴れ姿です。七五三の写真は前撮りをする人が多いと言われていますが、なぜ前撮りをする人が多いのでしょうか。前撮りのメリット・デメリット、時期ごとの違い、写真撮影を成功させるコツや親の服装についてご紹介していきます!
目次
七五三の前撮りがしたい!
七五三のお参りと一緒に写真撮影を考えている人も多いと思いますが、七五三当日にお参りをして食事会をして写真撮影をするとなると、丸一日かかってしまうことも少なくありません。そんな人たちの不満や悩みを解消するために、フォトスタジオでは七五三の前撮りをしてくれます。今回は、七五三の前撮りに関するあれこれについてご紹介していきますので、七五三の準備の参考にしてみてくださいね。
七五三の前撮りはメリットが豊富!
七五三の前撮りには様々なメリットがあると言われています。どれも魅力的な内容ばかりで、中には子供が七五三当日に楽しく過ごせるための秘訣などもあるんです。七五三の前撮りのメリットについて詳しく紹介していきますので、前撮りをしようかどうか悩んでいる人は参考にしてみてください。
予定が調整しやすい
前撮りの期間は非常に長く、多くのフォトスタジオでは4月から初めているところもあります。七五三のお参りは11月15日となっているので、なんと7ヶ月も前撮り期間があることになります。そのためいくら多忙を極める人であっても、安心して七五三の前撮りに臨むことができるのです。
また小さい子供、特に3歳の子供は体調を崩しやすいことが多く、前撮り当日に行けなくなってしまうことも当たり前のようにあります。しかし七五三当日の撮影ではなくあくまでも前撮りなので、予定をずらすことも簡単にできるのです。ただしキャンセル料が発生する場合もありますので、その点に関しては前撮りをお願いするフォトスタジオに問い合わせてみてくださいね。
キャンペーンが豊富
フォトスタジオでは、前撮りに対してキャンペーンを設けているところが多くあります。たとえば早めの前撮りや閑散期の撮影であれば値引き額が多くなったり、前撮りで着物をレンタルすればお参り当日の着物のレンタルが安くなるなど、その特典はフォトスタジオにとって様々です。いずれの場合でも、七五三当日に撮影するよりもお得に撮影できることに間違いはありません。
季節ごとの写真が撮れる
七五三の当日は秋ですが、七五三の前撮りをすると、秋以外の風景と子供の七五三の晴れ姿を撮影することができます。たとえば春先ならば桜、夏が始まる前の梅雨の時期ならば紫陽花など、その季節ならではの写真が撮れるのは前撮りならではの魅力です。料金はその分発生してしまいますが、前撮りを1回で済まさずとも、撮りたい季節ごとに写真を撮るのも良いのではないでしょうか。
子供が着物に慣れる
着物や袴は大人でも滅多に着ることがないという人も多いと思いますが、それは子供でも同じことです。普段とは違うことに子供は少なからず緊張してしまうもの。それがイヤイヤ期真っただ中の3歳や動いていないと気が済まない5歳や7歳にとって着物や袴というのは、それだけでも大変なストレスになってしまいます。
しかし前撮りで着物や袴を一度着ての撮影が楽しい思い出となっていると、七五三当日のお参りでも不安になることはなく、ぐずったり不機嫌になることもなく着物を着ていられたという声も多く寄せられています。七五三当日の練習になるというのは、それだけでも十分すぎるメリットかもしれません。
七五三当日にゆとりを持てる
冒頭でも軽くご紹介しましたが、前撮りをするということは、七五三当日に行うことがひとつ減るということですよね。七五三当日は朝早く起きて子供のヘアメイクをして着物を着せるところから始まり、お参りとお食事会、そして写真撮影と、朝早く起きて終わるのは夕方になってしまう一大イベントです。
大人でもクタクタになりそうなスケジュールなので、大人よりも体力のない子供にとっては最後まで元気でいられるかと言ったら、難しいというのが正直なところなのではないでしょうか。七五三当日を最後まで楽しく過ごすためにも、前撮りというのは非常に有効なのです。
七五三の前撮りのデメリットも知っておこう!
七五三の前撮りのメリットについて色々とご紹介してきましたが、残念ながらデメリットもいくつかあります。ただしデメリットに関しては気を付ければ対処できることばかりですので、前撮りをする際はデメリットの対策についても考えておくようにしましょう。
準備が2回必要
七五三で前撮りをするということは、準備を2回しなければならないということです。準備には子供や大人のヘアメイクなども含まれますが、それよりも大変なのが2回も予定を空けなければならないということです。
仕事が忙しい人や親同士の仕事の都合が合わずに中々予定が調整できない人にとっては、まさに死活問題かもしれません。忙しい中で七五三の前撮りをするのであれば、あらかじめ休みの都合について親同士や職場で相談をしてみると良いかもしれませんね。
早すぎる前撮りは着物慣れを忘れる可能性も
メリットのほうで着物に慣れることがメリットとご紹介しましたが、七五三当日と前撮りで大きく時期が離れていると、子供が着物慣れを忘れてしまう場合もあります。子供にとっては毎日が吸収することの連続なので、いつの間にやら着物を着ていたということは覚えていないというのもよくある話です。
もしも早めに前撮りを済ませる場合は、時々前撮りのことを会話に出してみたり写真を子供に見せてあげると、着物を着ていたということを七五三当日まで覚え続けていられるかもしれません。
七五三当日よりも幼い写真になる
こちらも七五三当日と前撮りの時期が大きく離れている場合に特に当てはまりますが、あまり期間が離れすぎていると、七五三当日よりも幼さが残る写真となってしまいます。子供は数ヶ月もあれば身長も伸びるし、雰囲気もガラリと変わることもあります。それでも構わないというのならば問題ありませんが、なるべく七五三当日に近い時期に前撮りをしたいと思っている場合には注意が必要です。
そのほかにも、前撮りの時期とイヤイヤ期の時期が重なる場合もあり、楽しく前撮りをするのが困難な場合もあるかもしれません。成長と共にイヤイヤ期も解消されていくはずなので、子供の様子を見ながら前撮りの日の目安を決めてみるのもおすすめです。
早生まれの子は撮影が困難
誕生月が1~3月の早生まれの子は、遅生まれの子と比較しても成長の差が顕著に現れます。遅生まれの子は物事の分別がついていたり自我が芽生えてくることもあり、わりかしご機嫌を取りやすかったり、写真に撮られることを楽しく感じてくれることもあるでしょう。しかし遅生まれの子はまだまだママに甘えたがりであるため、一人で撮影ブースに立たされると泣きじゃくって前撮りどころではなくなってしまうこともあります。
また、背丈の関係で選べる衣装が少ないということもあります。「どうしてもこの着物を着せたい!」とパパやママが思っていたとしても、物理的な意味で着られないという残念な結果に終わってしまうかもしれません。そういった意味でも、早生まれの子が前撮りをするのならば、なるべく七五三当日に近い時期に寄せることがおすすめです。
七五三の前撮りの時期ごとの特徴は?
前述したように、七五三の前撮りは大体4月頃から始まります。それぞれの前撮りの時期で料金体系が変化したり、その時期ならではのメリットや注意しなければならないこともあります。それぞれの時期ごとの特徴についてチェックしていきましょう。
4月~5月
4月~5月の時点では、七五三の前撮りをしようと思っている人はそんなに多くありません。七五三までまだ日が十分にあることや、デメリットでもご紹介したように、子供の成長を気にしているというのも理由なのかもしれませんね。
前撮りをしようと思っている人が少ないということは、前撮りの予約も取りやすいし、撮影もゆったりとスムーズに進んでくれます。そして何とかこの時期に前撮りのお客さんを増やしたいからと、フォトスタジオ側の値引き率が高かったり、充実した撮影プランを展開していることも特徴となっています。そして桜や新緑と一緒に子供の晴れ姿を写真に収められるのは、この時期ならではです。
ただ入学や端午の節句などの他の目的で撮影をしている人も多い場合があるので、4月~5月で撮影をするのであれば、そのタイミングには注意しましょう。
6月
6月の時点でも、七五三の前撮りをする人はそれほど多くありません。ただし4月~5月に比べれば若干増えている傾向にあるようなので、フォトスタジオによっては、値引きや撮影プランのグレードが多少なりとも下がってしまうかもしれないので注意しましょう。
6月は梅雨に入っているため、せっかくヘアメイクをした髪の毛が湿気にやられてしまったり、フォトスタジオに入るまでに雨に濡れてしまうということも十分に考えられます。また屋外での撮影を希望していたとしても、天候に左右されやすいのもこの時期のちょっと厄介なところです。天気予報とにらめっこをしながらの予約となることも覚悟しなければなりません。
7~8月
7月~8月もまだ七五三の前撮りの予約は少なめですので、料金や撮影プランが十分に満足のいく内容である場合が多いです。この時期を過ぎてしまうと本格的な七五三の前撮りシーズンに突入するので、お得に前撮りを狙うのならばこの時期までと覚えておきましょう。
7月~8月は子供が夏休み期間に突入しているため、平日割引を受けられることや、平日にゆったりと前撮りをすることもできます。ただし、7月~8月は日差しが強く、外で活発に遊んでいる子どもは日焼けをしてしまいます。日焼けをすることが悪いことではありませんが、せっかくの着物ですから、日焼けをしていない状態のほうが写真に映えてくれますよ。前撮りをすることを考えているのであれば、子供の日焼けにも十分に注意しましょう。
そのほかにも、屋外で撮影をする際は猛烈な暑さで子供だけでなく大人もバテてしまうこともあります。体調管理にも気を遣うことが大切です。
9月~10月
いよいよ七五三の前撮りの本格的なシーズンに突入してくる9月~10月は、日によっては混雑が見込まれるフォトスタジオが増えてくるようです。ただ、前撮りシーズンだからとお得なキャンペーンを行っているところもあるので、料金や撮影プランに関してはそれほど不満を感じることは少ないと思います。
9月~10月の撮影の何よりのメリットは、七五三当日に近い状態の写真を残せるということに尽きます。前撮りと七五三当日のギャップを少なくしたいという人にとっては、9月~10月の前撮りがおすすめです。ただしいくら予約しているからといっても、フォトスタジオで混雑が見込まれる場合もあります。待ち時間で子供の機嫌を損なわないような準備もしっかりとしていきましょうね。
七五三の前撮りを成功させるためのコツ
七五三の前撮りをするのであれば、どうせならば子供の満面の笑みや、最高に格好いい・可愛い姿を写真に収めたいものです。ただ子供は基本的には気分屋で、撮影が思うように行かないとやきもきしてしまうこともあるかもしれません。七五三の前撮りを成功させるためのコツについてご紹介しますので、素敵な写真のために参考にしてみてください。
予約時間の工夫をする
子供がお腹が空いていたり眠い状態では素敵な写真を撮ることは難しいかもしれません。子供はお腹が空いても眠くても不機嫌になりやすいので、生活リズムを考慮し、いつも機嫌の良い時間帯を狙って撮影に臨むようにしてみましょう。もちろん、前の日は早めに寝るなどの対策も忘れないようにしてくださいね。
子供の体調が最優先
体調が悪い子供というのは、それだけでも機嫌が悪くなってしまうものです。そんな子供をご機嫌よく撮影するというのは、いくら子供の扱いに慣れているカメラマンであったとしても至難の業です。前撮りは融通が利くことがメリットのひとつとしてご紹介しましたが、もしも子供の体調がすぐれないようであれば日程を変更してもらうことで、写真撮影をする側もされる側も気持ちよく撮影に臨むことができますよ。
ぐずり対策を忘れずに
フォトスタジオという慣れない環境で、その日会ったばかりのカメラマンさんに写真を撮られるということに緊張して泣き出してしまう子供もいるかもしれません。カメラマンも小さい子供を撮影することには慣れているので、機嫌を取り戻すようにあれこれやってくれますが、機嫌を直すのに最も効果的な方法を知っているのはママやパパだと思います。
子供が機嫌を直してくれるお気に入りのおもちゃなどを持参し、ぐずった子供が笑顔になれるように対策をしておきましょう。飲食を禁止しているフォトスタジオの場合もあるので、飲食物の持ち込みは事前に相談してみることをおすすめします。
要求はしっかりと伝える
七五三の素敵な写真を撮るためには、カメラマンとのコミュニケーションが欠かせません。カメラマンも素敵な写真な構図を狙って写真を撮ってくれますが、親もカメラマンも人間同士なので、価値観が合わないこともしばしばあります。
子供の七五三の素敵な写真を撮りたいのであれば、カメラマンに「こういう風に撮りたいんです!」という要求をしっかりと伝えるようにしましょう。口頭で説明するのが難しいのであれば、参考になる画像を見せてイメージを伝えてみるのもおすすめですよ。
七五三の前撮りは親の服装はどうする?
七五三で子供だけの写真を撮りたいという人もいれば、七五三の際に家族で一緒に写真を撮りたいというママやパパも多いと思います。そんな時に気になるのが親の服装ですが、和装やスーツ、ワンピースであっても基本的には子供よりも目立たないようなシンプルな服装が良いと思います。
主役はあくまでも子供なので、子供より目立ってしまうのはあまりよろしくありませんよ。ぜひ一歩引いて、子供の格好良さ・可愛さを引き立たせるような服装に徹してみてはいかがでしょうか。七五三の親の服装に関する詳しい記事は、以下のリンクからご覧ください。
七五三の前撮りを素敵な思い出に!
七五三の前撮りには様々なメリットやデメリットがありますが、何よりも重要なのは親も子供も七五三を楽しむことです。七五三は子供のこれまでの成長に感謝し、これからの成長を願うための行事です。そんなハッピーな行事に嫌な思い出は作りたくないですよね。そのためには親の様々な努力や工夫が必要なのですが、前撮りはその手段のひとつなのです。
前撮りをする際には、ここでご紹介したメリットやデメリット、時期などを参考しつつ、素敵な七五三の写真を撮ってくださいね!