インターナショナルスクールの学費って高いの?メリットも合わせて解説!

インターナショナルスクールは、日本の学校と比べて倍以上の学費がかかると言われています。しかし、インターナショナルスクールを卒業した人の所得も倍以上だと考えられているのです。そこで今回は、インターナショナルスクールの学費や将来性について詳しく解説します。

インターナショナルスクールの学費って高いの?メリットも合わせて解説!のイメージ

目次

  1. 1インターナショナルスクールの学費が知りたい!
  2. 2そもそも「インターナショナルスクール」とは?
  3. 3インターナショナルスクールの学費は高い?
  4. 4インターナショナルスクールの学費の内訳は?
  5. 5私立幼稚園とインターナショナルスクールの授業料を比較!
  6. 6インターナショナルスクールによっては寄付金を納めないといけない?
  7. 7インターナショナルスクールも無償化になる?
  8. 8インターナショナルスクールに入学するための条件2つ!
  9. 9【番外編】インターナショナルスクールに通わせるメリットとデメリットは?
  10. 10インターナショナルスクールの学費は事前にしっかり調べよう!

インターナショナルスクールの学費が知りたい!

日本経済のグローバル化や日本を訪れる外国人が増えてきた現代では、英語を話せることが当たり前の時代になりつつあります。そのため、子供の将来性を広げるためにもインターナショナルスクールへ通わせようと考える親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、インターナショナルスクールの学費について不安に思っている方も多くいることでしょう。そこで今回は、インターナショナルスクールとはどんな場所なのか、学費の内訳や入学するメリット・デメリット、寄付金の納付について詳しく解説します。

勉強をする男の子

そもそも「インターナショナルスクール」とは?

そもそもインターナショナルスクールというのは、日本に在住している外国籍の子供が通うことが目的とされて設立された学校です。しかし、冒頭でも紹介したように国際化に伴って日本人が入学できるインターナショナルスクールも増えてきました。インターナショナルスクールでは幼い頃からネイティブな英語に触れられる環境で生活をし、留学したのと変わらないほどの高い英語力が身につきます。こうした環境は子供の将来性が広がるとあって、大学進学前までにスクールに通う子供が増加しているのです。

また、インターナショナルプリスクールと呼ばれるスクールもあるのですが、こちらは乳幼児を対象としたインターナショナルスクールです。近頃は、乳幼児の英語教育等を目的として通わせ、小学校からは日本の学校に進学させている家庭も多くあります。

挙手をする生徒

インターナショナルスクールの学費は高い?

気になるインターナショナルスクールの学費ですが、小学校から入学したとすると授業料だけでも年間200万円以上かかります。公立小学校の学費は年間30万円以上、私立小学校の学費は年間70万円以上なので、3〜6倍も高い学費となるのです。さらに、これらの学費にプラスしてイベントなどの際には特別な出費がかかることもあります。また、乳幼児を対象としたプリスクールも、年間約150万円ほどの学費かかると言われています。

たくさんの小銭

インターナショナルスクールの学費の内訳は?

①志願時

日本の幼稚園や保育園、学校でも入学願書を提出すると志願料がかかります。それと同じでインターナショナルスクールも入学するときは志願料を納付しなければなりません。志願料の料金は各スクールによって様々ではありますが、およそ2〜5万円必要です。

メモを取る大人

②入学時

入学時には、入学金の他に施設使用料や教材費等の費用を納付しなければなりません。入学金はおよそ20〜50万円で、その学校に入学するときの1度だけ支払います。その他にも、授業料・施設使用料・教材費・施設充実費・保護者会費等の毎年納付する費用も支払う必要があるのです。入学時にかかる費用はインターナショナルスクールによって様々ですが、中には400万円ほど納付しなければならないスクールもあります。

本を持つ学生

③在学中

入学時でも紹介した通り、在学中では毎年納付しなければならない費用があります。さらに、必要な人には月額1〜3万円ほどのランチ代やスクールバス代等が発生し、イベントで撮る写真代も必要となるのです。スクールバス代はインターナショナルスクールによって大きく変動し、中には月額50万円ほど納付しなければならないスクールもあります。

運動をする女の子たち

私立幼稚園とインターナショナルスクールの授業料を比較!

公立幼稚園と比べると私立幼稚園でかかる費用は高くなります。国内で1番学費が高いと言われている慶応義塾幼稚舎では、初年度の納入金がおよそ150万円かかり、在学中も年間およそ95万円の学費を納付しなければなりません。しかし、インターナショナルスクールの初年度納入金はおよそ300万円かかり、在学中に納付しなければならない学費はおよそ200万円と、2倍以上の学費がかかるのです。

豚の貯金箱

インターナショナルスクールによっては寄付金を納めないといけない?

インターナショナルスクールに通うと寄付金を納めなければならないという話は多く聞きますが、これらはインターナショナルスクールによって変わるようです。チャリティーイベントに参加しているインターナショナルスクールであれば、チャリティーイベントが行われるときに寄付金を集めることがあります。ただしこれらの寄付金は匿名での募金となり、強制ではなく任意である場合がほとんどのため、必ずしも寄付金を納めなければならないといったことはないようです。

お札

インターナショナルスクールも無償化になる?

2019年10月から、幼児教育の学費が無償化になるという制度が始まります。ただし、インターナショナルスクールでこの制度が必ず使えるかというと、そうではありません。認可保育所に入園することができず、止むを得ずインターナショナルスクールに入園した場合のみ適用されます。その場合にも、上限が決まっているため学費を完全に無償化することはできず、毎月3〜4万円ほどのサポートを受けられることになります。

また、こうしたサポート制度であれば、高校の授業料無償化や就学支援金支給制度も挙げられます。具体的なサポート額は各家庭の年収により異なりますが、文科省が定めているインターナショナルスクールのみこの制度を利用することができるのです。

電卓

インターナショナルスクールに入学するための条件2つ!

①一定の英語力が子供にある

インターナショナルスクールに入学するためには、英語で進める授業についていける英語力が子供にあるかを条件とするスクールもあります。そのため、入学試験のときに英語力をチェックしたり、インターナショナルスクールによっては算数の能力をチェックしたりするところもあるのです。中には長期的な海外在住経験の有無を入学条件としているスクールもあります。

本を読む女の子

②父母のどちらかがネイティブスピーカー並みの英語力がある

家庭への連絡がスムーズに伝わるよう、両親のどちらかにネイティブスピーカー並みの英語力が必要です。インターナショナルスクールでは、子供だけでなく保護者にも英語力を試す面接があります。ただし、乳幼児を対象としたプリスクール等、保護者が英語を話すことができなくても入学できるスクールもあります。プリスクールに通わせている間に、子供も保護者もインターナショナルスクールに入学するための英語力を学ぶ家庭も多くあります。

3人家族

【番外編】インターナショナルスクールに通わせるメリットとデメリットは?

【メリット①】高い英語力が身につく

インターナショナルスクールに通うことのメリットの1つに、高い英語力が身につくということが挙げられます。スクール内での教育環境は英語を主体としており、職員のほとんどがネイティブスピーカーです。入学時には慣れない英語環境も、通い続けることによってネイティブスピーカーと対等に会話することができる力がつくことでしょう。また、インターナショナルスクールに通うことによって英検1級やTOEIC950点等を、大学に進学する前に取得することも可能となるのです。

勉強する女の子

【メリット②】将来性が広がる

将来性が広がることも、インターナショナルスクールに通うことのメリットです。インターナショナルスクールに通学している子供は世界各国から集まっているため、幼い頃から世界中の国の文化に触れることができることでしょう。さらに、世界共通語の英語でコミュニケーションを図るため、国際的な視野が広がるだけでなく海外で活躍できる環境が整っているのです。将来性が広がる教育環境を作ることができるのは、インターナショナルスクールならではです。

オフィス

【デメリット①】英語が話せるようになるとは限らない

インターナショナルスクールに通わせたからといって、必ずしも英語が話せるようになるとは限らないというデメリットもあります。特に日本人の生徒が多いスクールでは日本人同士日本語で会話してしまうことも多いでしょう。授業で聞き取れない箇所を英語のできる日本人に訳してもらう可能性もあります。英語力を高められる環境の中でこのような生活環境を続けている限り、塾や家庭教師によって英語を学んでいる子供と変わらないくらいの英語力しか身につきません。

反対に、インターナショナルスクールでは英語ばかりを使うことから日本語力が怠るデメリットもあります。公立や私立に通っている子供に比べると日本語を話す機会は極端に少なくなってしまう環境にあるため、自宅での日本語教育が重要となることでしょう。

カラフルな本

【デメリット②】国内の大学進学の幅が狭まる

文科省が制定した学校教育法に該当しないインターナショナルスクールの場合、卒業後に日本の大学に進学することができないといったデメリットもあります。義務教育を終えていないことになってしまうため、高等学校卒業程度認定試験を受ける必要があるのです。大学に進学する手続きに時間と労力を使うだけでなく、将来性が狭まる可能性もあるため、気になるインターナショナルスクールが学校教育法に該当しているかどうか確認をしておくのがおすすめです。

学校の敷地

【デメリット③】学費が高い

インターナショナルスクールは、学費が高いことがデメリットでしょう。授業料だけでも年間200万円以上の学費がかかりますし、授業についていけず英語力が身につかなかい等の理由で高い学費が水の泡になってしまうこともあります。また、小学校からインターナショナルスクールに通った場合は、中学校・高校もインターナショナルスクールになることがほとんどです。そうすると卒業するまでにおよそ3,000万円もの学費がかかってしまうのです。そこから大学へ進学となるとさらに学費がかかります。

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インターナショナルスクールの学費は事前にしっかり調べよう!

インターナショナルスクールに通わせて将来性を広げてあげたいと考える方も多いことでしょう。しかし、乳幼児期からスクールに通わせるとなると、通常の倍以上もの学費がかかります。気になるインターナショナルスクールがあったときは、イベント等を含め高校を卒業するまでに学費がどれだけかかるのかや、寄付金についても事前にリサーチしておくことが重要です。そして、進学する大学の学費も視野に入れておくようにしましょう。

勉強する子供

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この記事のライター
aki17

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