指差しが遅いのが心配!指差しが出来ない原因や対処法とは?

赤ちゃんの発達の1つの目安となるのが「指差し」です。今回は、赤ちゃんの指差しが遅くて心配している方へ、赤ちゃんが指差しをしない原因や対処法についてご紹介いたします。赤ちゃんの指差しのメカニズムを知り、赤ちゃんの発育を見守りましょう。

指差しが遅いのが心配!指差しが出来ない原因や対処法とは?のイメージ

目次

  1. 1赤ちゃんが指差しをしなくて心配!いつからするの?
  2. 2赤ちゃんの指差しの成長段階ごとの意味とは?
  3. 3赤ちゃんが指差しをしなくて心配な時のチェックすること4つ!
  4. 4赤ちゃんが指差しをしない原因とは?
  5. 5赤ちゃんの指差しを引き出すための練習方法5選!
  6. 6赤ちゃんの指差しに対する大人の正しい反応は?
  7. 7赤ちゃんが指差しをしなくて心配な場合は専門機関に相談しよう
  8. 8【番外編】赤ちゃんの指差しの指が変で気になるけど大丈夫なの?
  9. 9赤ちゃんの指差しは言葉の成長のはじまりとして重要!

赤ちゃんが指差しをしなくて心配!いつからするの?

赤ちゃんの1歳半検診では「指差し」が出来るかどうかを確認されます。指差しは子供が育つために重要なことなのでしょか。指差しは「ことばの前のことば」といわれ、コミュニケーションのための大切なしぐさなのです。今回は指差しの意味や、指差しをしない原因、楽しく行える指差しの練習などについてご紹介いたします。

寝転ぶ赤ちゃん

赤ちゃんの指差しの成長段階ごとの意味とは?

【11ヶ月頃】自発の指差し

自分の興味関心のある物を見つけたときに指差しすることを「自発の指差し」といいます。それまでは「相手と自分」という2つの関係だけで満足していた赤ちゃんが周囲の環境や物に対して関心を持つようになるとこの指差しが出るようになります。

【1歳頃】要求の指差し

自分の欲しい物に対して「あー」などと声を出しながらしきりに指差しをすることを「要求の指差し」といいます。

森の中

【1歳過ぎ】共感の指差し

赤ちゃんが自分の興味のある物を見つけた時や心を動かされた時に指差しを使って「僕(私)の好きな物があるよ!見て!」と大人に教えることを「感動の物差し」といいます。この時赤ちゃんは声を出したり、大人の方を見てアピールして共感を求めます。好きな物という「対象」を相手と「共感する」力を身につけている状態といえるでしょう。

【1歳半頃】応答の指差し

「〇〇はどれ?」と聞かれたときにその答えを指すことを「応答の指差し」といいます。これが出来る頃には「~を持ってきて」などの言葉による簡単な指示を理解して行動出来るようになります。対象物が目の前にないときも、そちらの方向を指差しすることが出来るようになります。例えば「お母さんはどこ?」と聞かれると、目の前にいない母親のいる方向を指差しするなどです。

指差しする赤ちゃん

赤ちゃんが指差しをしなくて心配な時のチェックすること4つ!

聴覚に異常がないか

聴覚機能に問題がある場合には音がよく聞こえていないため、相手からの呼びかけに応じる指差しが出来ないということが考えられます。聴覚機能に問題がある場合には聞こえを改善する治療のほかに視覚的な手段を使ったコミュニケーションを取る方法についてサポートを受けることが望まれます。

赤ちゃんの耳

何か発見した時の反応

赤ちゃんが何かを発見したり何かに興味関心をもっているときの行動に注目してみましょう。自分に興味関心のあることを他の人に伝えたいという気持ちが指差しとなって現れます。しかし、赤ちゃんの中に「相手に何かを伝えたい」「相手と何かを共感したい」という気持ちが弱いと指差しが出ないこともあります。

大人が指を指した方向を見るか

赤ちゃんが指差しをしないことを悩んでいる方は、大人が指差した方向を見るかどうかを確認してみましょう。これは相手が「そちらの方向を見ている」という意図を感じ取って大人が見る視線の先に何があるのか期待する力が必要です。いいかえれば、相手が何に関心を持っているかを理解する力といえます。この力が備わっている場合には大人が指差した方向に目を向けたり、大人が見ている方向を同じように見ることが出来ます。

タブレット

言葉の意味を理解しているか

言葉の意味の理解が弱い場合「りんごはどっち?」など相手からの呼びかけに対して応じる指差しがでないことがあります。赤ちゃんが身のまわりの言葉をどれくらい理解出来ているかどうかを日常生活の中で注目してみてください。例えば、赤ちゃんの興味関心のあるおもちゃや絵本、食べ物などを「持ってきて」などと簡単な指示をして赤ちゃんの反応を見てみるとよいでしょう。そのときに実際に何かを持ってきたり探す素振りをする場合は言葉の意味は理解出来ていると考えられます。

赤ちゃんが指差しをしない原因とは?

まだ指差しをするタイミングではない

赤ちゃんが指差しをしないでおもちゃにむかって腕を上げて手を伸ばした場合、これは指差しといえるのか迷ってしまいますね。この動作は「欲しいから取って」という要求より「手を出したら誰かが取ってくれる」という受け身の要求で、まだ指差しするまで成長していない段階です。もう少し自己意識がはっきりすれば指差しが出来るまで成長しますので、無理強いせずに待ちましょう。

手を伸ばす赤ちゃん

聴覚に異常がある

赤ちゃんの聴覚に異常があると指差しが遅くなります。赤ちゃんのときの難聴というと、内耳・中耳の形成に問題がある先天性難聴があげられますが、現在は出生後入院中に聴覚のスクリーニング検査を行うので後から発見されることはほとんどありません。

病気が潜んでいる可能性も

スクリーニング検査で聴覚に異常がない場合でも、滲出性中耳炎による伝音性難聴などが考えられます。赤ちゃんは中耳炎になりやすいのですが、染み出した液体が中耳に溜まると耳が聞こえづらい難聴状態になります。聴覚の異常が気になる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

ドクター

赤ちゃんの指差しを引き出すための練習方法5選!

親が指差しをして赤ちゃんに見せる

この時期の赤ちゃんは周りの人のまねをするのが大好きです。それを利用して、まずは親が指差ししているところを赤ちゃんに見せて練習してみましょう。赤ちゃんに絵本を読み聞かせるときに「この絵本を読もうね」と指差したり、ぬいぐるみを持って「くまさんだよ」と指差して教えると、赤ちゃんはすこしずつ指差しを覚えます。

抱っこされた赤ちゃん

指差しをする状況を作る

指差しをする状況を作るのもひとつの練習方法です。例えば、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃとそうではないおもちゃを見せて「どっちが好き?」と聞いてみましょう。お母さんが指差ししているのを見ている赤ちゃんはそれを真似して自分の好きなおもちゃを指差すでしょう。もし指差しをしない場合でも「あなたはこのおもちゃが好きなんだよね」と大人が指を指せば赤ちゃんは次第に指差しを理解します。

赤ちゃんが好きな遊びを一緒にする

誰かに何かを伝えたいという気持ちを育てるために、人と一緒に遊ぶ楽しさを感じてもらうのがいいでしょう。赤ちゃんの作る世界に大人が入ってみることを心がけましょう。例えば、赤ちゃんがミニカーを並べているとしたら、何が楽しいのかわからなくても一緒に同じことをしてみてください。赤ちゃんは大人が同じことをしていることに気が付きます。ミニカーを「はい、どうぞ」といいながら手渡すなど、積極的に声をかけることも大切です。こうすることで次第にコミュニケーションが生まれていき、やりとりを行いたいという前向きな気持ちを促し、指差しの練習に繋がります。

おもちゃ

親が赤ちゃんの気持ちを先読みしすぎない

指差しをしない赤ちゃんの原因として「指差ししなくてもいい環境」があげられます。大人がいつもそばにいて、赤ちゃんが何もいわなくても大人がすでに察知し、指差しをする前に「このおもちゃが欲しいのね」と渡してしまうよな環境ならば、赤ちゃんは指差しをする必要がなくなってしまいます。そうすると赤ちゃんは指差しや自己主張をしないでしょう。赤ちゃんが自ら動かなければならない環境の方が指差しの練習には適しています。

赤ちゃんが五感を使う体験が出来る環境作り

具体的に物に触れたり、身体を使った遊びや活動を行ったり、見る・聞く・味わうなど五感の器官を十分に使って世界に触れ合うことの出来る環境を作り、赤ちゃんのやりとりや遊びを豊かで楽しい物にすることを意識しましょう。豊かな生活体験の中で引き起こされる、相手に自分の感じていることや考えを伝えたいという思いが、指差しを引き出す練習のきっかけになるでしょう。

たくさんのおもちゃ

赤ちゃんの指差しに対する大人の正しい反応は?

赤ちゃんと一緒に共感する

赤ちゃんの指差しは大人に自分の意思を伝える手段です。赤ちゃんが好きな物や興味のある物を教えてくれているので、大人は共感の気持ちを赤ちゃんに伝えましょう。赤ちゃんがぬいぐるみを指差したら「ぬいぐるみ可愛いね」と、自分もそれが好きであることを伝えましょう。共感してもらえると気づいた赤ちゃんは、身近な大人だけでなく他の大人やお友達などへ輪を広げていくでしょう。

赤ちゃんと絵本

赤ちゃんに言葉を教えるタイミング

赤ちゃんが指差しを始めたら、言葉を教え始めましょう。興味のある物の名前がわからないから指を指すので、名前を教えてあげれば興味がある物からどんどん吸収していきます。言葉の練習のコツは、車を指差したら「車だね」と名前だけを答えるのではなく、「車がブーンと走っていくね」と文章で教えることです。

海

赤ちゃんが指差しをしなくて心配な場合は専門機関に相談しよう

小児科

小児科は赤ちゃんの病気の診療だけでなく、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。より赤ちゃんや子どもの発達に詳しい専門機関などの情報も持っており、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。

地域子育て支援センター

行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集まり、交流や子育ての不安や悩みを相談で出来る場を提供することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることが出来るので、赤ちゃんの成長に関する悩みごとを気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

ビー玉遊び

児童相談所

0~17歳の児童を対象として、育児の相談・健康の相談・発達の相談などさまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、無料で医師・保健師・心理士・言語視覚士などから支援やアドバイスをもらうことが出来ます。基本的に予約制なので、あらかじめお住いの市町村のホームページなどを見て確認するといいでしょう。

児童発達支援

児童発達支援とは、小学校就学前の6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための施設です。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供したりといった障害児への支援を目的にしています。児童発達支援は支援が必要であると認められた未就学の障害のある子どもが対象の福祉サービスです。自治体に申請を出し、受給者証を取得することで1割の自己負担でサービスを利用することが出来ます。

書類

【番外編】赤ちゃんの指差しの指が変で気になるけど大丈夫なの?

指差しは普通、人差し指だけを伸ばしますが、赤ちゃんによっては全部の指を開いたパーの形になったり、中指や親指だけを伸ばす形をとることがあります。最初は指差しの形とわからず戸惑ってしまうかもしれませんが、どんな形であっても何かを指しているようであればそれは赤ちゃんなりの立派な指差しなのです。指が違うからと指す度に直したりすると赤ちゃんが嫌がりますし、成長するにつれ変わっていきますので、赤ちゃんの個性だと思って通常の指差しと同じに受け取りましょう。

椅子に座る赤ちゃん

赤ちゃんの指差しは言葉の成長のはじまりとして重要!

赤ちゃんの指差しの役割や意味、指差しをしないときに確認したいことや、引き出すための工夫についてご紹介いたしました。指差しは言葉を話すことの出来ない赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションの道具であり、成長の証です。指差しを用いて「自分と相手ともうひとつ」というように関係を広げ、自分の想いを他者に伝えられるように成長していきます。指差しをしないときは、まずは赤ちゃんがどのようなことに興味があるのか、好きな物は何か、赤ちゃんの世界に寄り添い共感してあげましょう。

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この記事のライター
のちのち
趣味は着物と珈琲とクラフトビール、町歩き。

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