燻製を自宅でやってみよう!おすすめの燻製鍋7選&食材5選も!

キャンプやバーベキューで定番の燻製ですが、実は自宅でも簡単に楽しめるって知っていますか?ちょっとした道具と材料を揃えれば、自宅で美味しい燻製料理を作れるんです!この記事では、燻製を作るのにおすすめな道具や食材、燻製のやり方を詳しくご紹介します。

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目次

  1. 1燻製って何?
  2. 2燻製を自宅でやってみよう!
  3. 3自宅で燻製を作るのに【必要な道具】は?
  4. 4自宅で燻製を作る【やり方】は?
  5. 5自宅で燻製を作るのに【おすすめの燻製鍋】7選!
  6. 6自宅で燻製を作るのに【おすすめの食材】5選!
  7. 7【100均土鍋】でも燻製できる!
  8. 8自宅で燻製を作って食材の深い味わいを楽しもう!

燻製って何?

キャンプやバーベキューなどで作るイメージの強い「燻製」ですが、そもそも燻製ってどういうものなのでしょうか?

燻製の仕組みを簡単に説明すると、まずサクラなどの材木を原料とする燻製材を使います。その燻製材に火を入れて焦がすことで煙を出します。この煙で食材をいぶすんですね。仕組み自体は簡単ですね。

一昔前は、長時間燻製にして食材の水分を抜いて保存食を作る為に燻製は使われていました。けれど今の燻製は保存食というより良い匂いの煙を出して風味をつけることで、食材の豊かな味わいを楽しむ為に作られることが多いようです。

燻製とひと口に言っても、いぶす温度や時間の長さによって3パターンの燻製方法があります。

初心者向けの「熱燻」

まずは燻製の作り方の中で一番初心者向けで簡単な方法が「熱燻」です。80度以上の高温で10分程度食材をいぶします。「手っ取り早く燻製料理が食べたい!」という方向けですね。お肉やお魚もこの方法で風味付け出来ます。燻製することで、普通に焼くよりジューシーな仕上がりになりますよ。

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幅広い食材に使える「温燻」

60度~80度くらいの温度で2時間から半日程度燻製するのが「温燻」です。熱燻と比べると燻製する時間も長く、燻製器内の温度に注意が必要です。比較的長時間燻製するので熱燻と比べると保存もきき、仕上がりとしてはしっとりとした感じになります。

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上級者向けの「冷燻」

燻製温度は20度~30度以下で、数日から数カ月いぶすのが「冷燻」です。こちらも燻製器内の温度管理が難しいですし、時間もかなりかかる上級者向けの燻製方法です。生ハムやスモークサーモンはこの冷燻で作られた燻製料理です。

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燻製を自宅でやってみよう!

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3パターンの作り方がある燻製ですが、キャンプやバーベキューに行かなくても自宅で簡単に出来るんですよ。「何だか煙や匂いがすごそう・・」「使える食材もよく分からないし」と思っている方も安心して下さい!

必要な道具や材料を揃えれば、自宅で良い匂いを醸しながら美味しい燻製料理を作れます。これからご紹介する道具やおすすめの材料を使って、自宅で燻製をやってみましょう!

自宅で燻製を作るのに【必要な道具】は?

自宅燻製に必要な道具①【燻製器(燻製鍋)】

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自宅で燻製を作るにあたって必要な道具1つめは「燻製器」です。燻製器と言っても、今は色々あります。自宅でも使える燻製専用の鍋ももちろん売っていますし、「専用鍋を買うのは勿体ない!」という方であれば、土鍋やフライパンでも簡単に出来ちゃいます。

専用鍋と土鍋やフライパンの違いをしいて挙げるならば、匂いや煙の出方でしょうか。フライパンを使う場合は、フタのサイズに注意すると良いでしょう。サイズが違うものだと煙や匂いが外に出やすいですし、燻製しづらいです。自宅内でやるには、匂いや煙が充満しないほうが有難いですよね。

ただ土鍋やフライパンで燻製したとしても、モクモクとたくさん煙が出るわけでもないので「すごく気になる!」という方以外は、どの鍋を選んでも良いかと思います。

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自宅燻製に必要な道具②【燻製材】

続いて必要な道具が「燻製材」です。燻製材も色々種類がありますが、人気どころだとヒッコリーやサクラ、ヒノキなどといったところでしょうか。使う燻製材によって燻製の風味が変わってきます。

ヒッコリーは燻製材の中では1番有名と言えます。ヒッコリー自体の匂いにクセがなくお肉やお魚など色々な食材に使えるので、試しに1種類だけ買おうという方はヒッコリーを買うと良いと思います。

サクラは香りが強い燻製材です。豚肉やラム肉、プロセスチーズなどの味が強い食材向きですね。お肉のクセをサクラの匂いが消して良い風味にしてくれます。ベーコンも合うかと思います。反対に白身魚などの淡白なものには向いていません。

ヒノキはサクラ以上に香りが強い燻製材です。香りと色づきが良いのが特徴ですね。チーズ類におすすめです。

自宅で燻製を作る【やり方】は?

では実際に自宅で燻製を作る場合、どのような手順で作るのかをご説明します。今回は初心者向けの「熱燻」の方法で、フライパンを使った簡単なやり方をご紹介します!

1、フライパンの鍋底にアルミホイルを敷き、燻製材を置きます。燻製材の量の目安としては10分の燻製時間でだいたい6g程度です。
2、燻製材を置いたフライパンの鍋底から5cmほど高い位置に網をセットします。
3、網の上に燻製したい食材を置きます。網目から落ちてしまいそうな食材は、アルミホイルで作ったお皿に乗せて下さい。
4、フライパンのフタを閉めてまずは強火にセット。煙が出てきたら中火から弱火に落として下さい。
5、そのまま10分程度いぶしたら完成!


手順はこの通りとても簡単です。燻製した直後は、すこし煙っぽい匂いがついているのでフライパンから出して少し寝かせてから食べるのがおすすめです。

 

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自宅で燻製を作るのに【おすすめの燻製鍋】7選!

ここからは「せっかくだから燻製専用鍋を買おうかな」という方向けにおすすめの燻製鍋をご紹介します。ガス火対応のもの、IH対応のものなど色々あるので是非参考にして下さい。

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長谷園燻製器 いぶしぎん

見た目も渋くて素敵な長谷園燻製器「いぶしぎん」。こちらは燻製専用の土鍋です。土鍋は原料が土という性質上、フタを閉めても隙間が出来がちです。「隙間から煙が出るんじゃないの」と思いますよね。このいぶしぎんは、本体とフタの間に水を張ってシーリングすることで、燻製に適した環境を作れる土鍋です。

サイズは大、小、ミニサイズの3種類。大小サイズであれば30分、ミニサイズであれば10分で燻製が出来上がります。土鍋の遠赤外線効果でお肉などは柔らかく仕上がりますよ。

ベルモント 鉄製燻製鍋27cm

見た目がスタイリッシュで、1度にたくさんの食材を入れられるのはベルモントの「鉄製燻製鍋」です。直径が27cmあるので大きめです。ベーコンなどのかたまり肉なども簡単に入りますね。

鉄製なので土鍋よりも熱伝導が良く、すぐに温度が上がります。しかし、こちらの鍋は温度計を差し込める穴が付いているので、温度管理も出来る優れものです。

東彼セラミックス お手軽燻製鍋

続いては東彼セラミックスの「お手軽燻製鍋」です。見た目はコンパクトですが、網が2つ付属しています。2段にして使えば1度で数種類の燻製を作ることが出来ます。チーズや卵であれば、なんと約5分で完成しますよ。

ソト スモークポットIH【温度計付き】(IH対応)

続いてはソト「スモークポットIH」です。こちらは名前の通りIHコンロに対応している燻製鍋です。と言ってもIHのみの対応というわけではなく、ガス火でも使えます。また温度計もついているので、温度管理しながら温燻に挑戦してみても良いですね。

東彼セラミックス ニュートーセラム鍋 26センチ深型(IH対応)

続いては燻製だけではなく他の料理にも使えるIH多機能鍋の東彼セラミックス「ニュートーセラム鍋」です。こちらは700度までの熱衝撃に耐えることが出来るので、安心して使えます。燻製の他、煮物や蒸し料理など幅広く使えるので便利ですね。

イシガキ産業  IH対応鉄人鍋(IH対応)

こちらも多機能を備えたイシガキ産業「IH対応鉄人鍋」です。何が多機能かというと、フタがグリル板になっているんですね。このグリル板でステーキやハンバーグなどが焼けます。また、鍋のほうでは燻製だけではなく煮込み料理なども出来ます。

「燻製だけの鍋は勿体ない!」「自宅だけでなくキャンプでも活用したい!」と言う方におすすめですよ。

ツヴィリング ツインスペシャルズ スモーカーセット(IH対応)

こちらは燻製と蒸し料理が出来るツヴィリング「ツインスペシャルズ スモーカーセット」です。ツヴィリングと言えば、この鍋以外にもキッチン用品で有名なドイツのメーカーです。

特徴としては鍋が三層構造になっていて、煙がほとんど出ないということです。自宅で燻製するには嬉しいメリットですね。見た目もスタイリッシュなので、おしゃれさんにおすすめですよ。

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自宅で燻製を作るのに【おすすめの食材】5選!

1番手軽な「ゆで卵」

自分で燻製を作るとなったら1番に思い浮かぶのは「ゆで卵」の燻製ではないでしょうか。市販の燻製でも人気の1品ですよね。作り方はとても簡単です。

まずは卵をお好みの固さに茹でます。次にゆで卵に下味を漬ける為にだし汁に1日程度漬けます。だし汁と言っても市販のめんつゆや焼き肉にタレなどでも美味しいですよ。あとはそのゆで卵を燻製にするだけ!熱燻で20分程度で出来上がりです。

芳醇な香りでお酒もすすむ「チーズ」

ゆで卵と並んで燻製の定番と言えば「チーズ」です。チーズは主にナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。燻製はどちらのチーズを使えば良いかと言うと、まずはプロセスチーズをおすすめします。ナチュラルチーズはすぐに溶けてしまうので、燻製での温度管理がとても難しいです。

こちらも作り方は簡単です。使うプロセスチーズは6Pチーズが手頃かと思います。このチーズの表面をまずは乾燥させます。表面のツヤが無くなってきたら乾燥OK!あとは燻製してみましょう。熱燻で30分程度で出来上がります。

燻製のひと手間で更に美味しい「練り物」

ちくわや笹かまなどの練り物はそのままでも十分美味しいですが、燻製すると更に美味しくなります。こちらも簡単に燻製出来ます。表面の水分を軽くふき取り、熱燻で10分程度いぶして完成です。おつまみに最適ですよ。

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事前準備がない「ミックスナッツ」

自宅で燻製をするにあたって事前準備することなく出来るのは「ミックスナッツ」かもしれません。用意するのは市販のミックスナッツのみです。味が付いているものではなく素焼きのものを選びましょう。そのナッツを熱燻で20分程度いぶして完成です。

手作りは格別の味「ベーコン」

燻製作りに少し慣れてきたら「ベーコン」を1から作ってみるのはいかがでしょうか。ベーコンと聞くと難しそうですが意外と簡単に出来ますよ。まずは材料です。作りやすい分量でご紹介します。

【材料】
豚バラ肉 500g
塩 20g(食材の4パーセント)
砂糖 10g(食材の2パーセント)
黒胡椒 10g(食材の2~4パーセント)
お好みのハーブやスパイス適量(必須ではありません)

【作り方】
1、豚バラ肉にフォークで穴を開け、塩、黒胡椒、砂糖を振り掛ける。他にスパイスなどを使う場合はこのタイミングで振り掛ける
2、ジップロックに入れて冷蔵庫で1週間寝かせる
3、1週間後、表面に付いた塩を丁寧に洗い流し、水に漬けて冷蔵庫で10時間程度塩抜き
4、塩抜きが十分に出来たら、表面の水分をキッチンペーパーでふき取り、そのまま冷蔵庫で24時間以上乾燥させる
5、24時間以上乾燥させたら、オーブンを70度設定し1時間熱乾燥させる
6、熱乾燥が出来たら、60度~70度の温燻で2時間燻製させてベーコン完成!

ベーコンはすぐに出来る食材と違って少し手間はかかります。しかし手作りのベーコンの味は格別な味ですよ。ぜひ手作りベーコンに挑戦してみて下さい。

【100均土鍋】でも燻製できる!

さて、燻製は専用鍋だけではなく土鍋やフライパンでも出来るとご紹介してきました。フライパンは比較的どのご家庭にもあると思うんですが土鍋は持っていない方も多いですよね。

今は100均でも土鍋が売っているんです!フライパンを燻製に使うのは匂いが付くのが心配・・という方は、100均土鍋で試してみてはいかがでしょうか。燻製作りのお試しとして使って、慣れてきたら専用鍋を買ってもいいですしね。

100均土鍋での作り方も同じです。土鍋を買う時に金網も一緒に買うといいですね。もし金網が土鍋本体よりも大きいサイズの場合は、フタを閉めた上からアルミホイルで包むと密閉性が増しておすすめですよ。そのほうが煙や匂いが漏れづらいです。

土鍋で燻製するにあたって1点だけ注意したいのが、土鍋には「目止め」が必要ということです。

基本の「目止め」方法

目止めというのは簡単に言うと、土鍋の隙間を埋めることです。原料が土なので、目に見えない小さな隙間があるんですね。このまま使ってしまうとひび割れを起こしたり、調味料などが隙間に入り込んで臭いの原因となったりします。

簡単な目止めの方法をご紹介します。まずは土鍋を水で洗って自然乾燥します。濡れたまま加熱するとひび割れを起こすことがあります。注意しましょう。完全に乾燥させたら土鍋に8分目くらいまで水を入れ、片栗粉大さじ2杯を入れます。

次に弱火で火にかけます。沸騰したらそのまま20分程度待ち、火を消します。冷めるまで放置し、よく水洗いして完了です。

この目止めが完了すれば、燻製作りに土鍋が使えます。少し手間はかかりますが、長く使う為にも目止めはするようにしましょう。

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自宅で燻製を作って食材の深い味わいを楽しもう!

道具や材料が揃えば、自宅で簡単に燻製作りが出来ます。まずはプロセスチーズなど手軽なものを熱燻してみてはいかがでしょうか。慣れてきたらベーコン作りをおすすめします。ベーコンは事前準備や温度管理が必要になりますが、そんなに難しい工程ではありません。

安く買った豚肉が美味しいベーコンに変身しますよ。しかも出来上がったベーコンを買うよりも結果的にはお得になると思います。出来立てベーコンの匂いは格別ですよ。

もちろんチーズやベーコン以外にも他のお肉やお魚を燻製することも出来ます。色々な食材を燻製にして、豊かな匂いと深い味わいを楽しみましょう!

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この記事のライター
maa123127
3歳の男の子を育てるママです。やんちゃでおしゃべりな息子相手に、日々奮闘中!

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