2018年07月09日公開
2018年07月09日更新
母乳育児もげっぷは必要?上手にげっぷさせるコツは?
母乳育児でもげっぷをさせなくてはいけないの?どうして新生児や赤ちゃんにげっぷさせるの?母乳育児はげっぷが出にくい?ここでは、母乳育児とげっぷの関係、上手にげっぷをさせるコツや注意点、体験談もご紹介します。ぜひ参考に母乳育児に励みましょう!
目次
赤ちゃんや新生児にげっぷをさせる必要があるのは何故?
赤ちゃんや新生児が母乳を飲んだ後、背中をさすってげっぷをする姿を見たことありますよね。初めての育児でげっぷをさせるのに四苦八苦したお母さんも多いのではないでしょうか。赤ちゃんや新生児にげっぷをさせる必要があるのは何故でしょう。
どうしてげっぷさせるのか
赤ちゃんや新生児がミルクや母乳を飲んだ後、どうしてげっぷをさせるのでしょう。赤ちゃんの胃はとっくりのようになっているため、げっぷが出ないと飲んだものが逆流して吐いてしまいます。げっぷをすることで胃の中の空気を排出してくれるので、吐き戻しを防止してくれます。
いつまでげっぷさせる必要があるの?
新生児の頃の赤ちゃんは、うまく授乳ができません。3〜4ヶ月頃になると飲み方も慣れて、上手に飲めるようになります。おすわりができる5〜6ヶ月頃には自然とげっぷが出るようになります。自分でげっぷができるようになれば、げっぷをしない時があってもいいでしょう。
赤ちゃんのげっぷの注意点は
何度も赤ちゃんの背中をトントンしたり、さすってもげっぷが出ない経験をしたお母さんも多いのではないでしょうか。げっぷをさせる注意点としては、あまりにも長く行ったり、強く叩いたりしてはいけないので注意しましょう。そんな時は、一旦寝かせてみたり、違う角度で試してみましょう。
母乳ならげっぷをしなくていいの?
母乳なら赤ちゃんにげっぷをさせなくてもいいなんて声もちらほらありますね。ミルクならげっぷは必要、母乳ならげっぷはさせなくてもいのでしょうか?ここでは、母乳ならげっぷをしなくてもいいのかを調べてみましょう。
母乳はげっぷが出にくい
ミルクと母乳では、空気を飲み込み量が違ってきます。ミルクは空気も飲み込むことが多いので、げっぷが出やすいです。母乳は赤ちゃんが上手に飲めていれば、あまり空気を飲み込むことが少ないので、げっぷを出そうとしてもあまり出ないことが多いのです。
母乳でもげっぷは必要
母乳でもげっぷが出やすい赤ちゃんと、出にくい赤ちゃんがいます。新生児の頃は上手に飲めずに、空気を飲み込むことが多いので、げっぷをさせた方がいいです。母乳でもげっぷをさせて出ない場合は、無理に出そうとしなくてもいいです。赤ちゃんの様子を見て判断してあげましょう。
赤ちゃんや新生児にげっぷをさせるコツは?
赤ちゃんや新生児は、上手にげっぷが出ない場合もあります。吐き戻しも心配ですから、できれば上手にげっぷさせてあげたいですね。赤ちゃんや新生児にげっぷを上手にさせるコツはあるのでしょうか。ここでは、げっぷをさせるコツをご紹介します。
立て抱きで背中をトントンしてあげよう
たて抱きにして背中をトントンしてあげると、げっぷが出やすいとよく聞きますね。赤ちゃんの胃がお母さんの肩にくるように、たて抱きするのがコツです。ちょうど赤ちゃんの胃がお母さんの肩で押されるので、げっぷが上手く出やすくなります。
背中を丸めて下から上にさすってあげよう
赤ちゃんの背中が丸くなるように、たて抱きします。お母さんの腕にお尻を乗せてあげると、赤ちゃんの背中が丸くなります。手の平で下から上にゆっくりとさすってあげると、げっぷが出やすくなります。胃の中の空気を上にあげるような感じで行うのがコツです。
うつぶせ抱きで背中をトントンしてあげよう
赤ちゃんを膝に乗せ、赤ちゃんを前側にして腕をまわします。新生児をお風呂に入れる際に、背中を洗う態勢が近いですね。うつぶせにする時は、鼻や口が腕で塞がれないように注意しましょう。うつぶせにしたら、背中をトントンと優しく叩いてあげるとげっぷが出やすいです。
げっぷをしないで寝てしまったら
新生児の赤ちゃんが母乳やミルクを飲むことは、とても疲れることです。新生児の赤ちゃんが母乳やミルクを飲んだ後、げっぷをしないで寝てしまった場合はどうしたらいいのでしょう。げっぷをしないで、そのまま寝せてしまっても問題ないのでしょうか。
起こしてげっぷをさせてあげるのも
新生児の赤ちゃんは、授乳はとても疲れる行為です。ですから、授乳中に寝てしまうことも多々あります。吐き戻しや、器官が詰まってしまうかもと心配で、起こしてげっぷをさせたという声も多くあります。寝てしまった場合、しばらくたて抱きで抱っこしてあげてもいいでしょう。
そのまま見守るのも
夜中の授乳で寝てしまうと、また起こして寝かしつけるのも一苦労です。新生児の頃はげっぷさせた方が安心しますが、月齢が上がってきたらそのまま見守って寝かしてあげてもいいでしょう。おならで出てくる場合もあるので、そのまま見守るのもありです。
態勢を工夫するのも
態勢を工夫してあげると、げっぷが出ることもあります。げっぷのしやすい態勢を見つけたり、しばらくたて抱きにしてあげましょう。そのまま寝かせる場合は、吐き戻し防止に顔を横向きにしたり、頭を少し高くして寝かせてあげましょう。
赤ちゃんや新生児のげっぷがでないときは?
いろいろと試行錯誤してみたけど、赤ちゃんや新生児のげっぷが出ないときはどうしたらいいのでしょう。赤ちゃんが苦しくないか心配になってしまいますね。ここでは、赤ちゃんや新生児のげっぷがでないときの対処法をご紹介します。
授乳後20分は立て抱きにしてみよう
げっぷが出ないからと言って、背中を強く叩きすぎないように注意が必要です。何度背中をトントンとしても出ないときは、授乳後20分ぐらいは、たて抱きにしてみましょう。20分と長く感じますが、パパと交換しながら頑張ってみましょう。
タオルを使ってみよう
新生児や赤ちゃんが、自然とミルクや母乳を吐き出せる態勢にしてあげましょう。赤ちゃんの右側を下にして寝せるのがコツです。右側にするのは、胃の出口が体の右側に向かっているためです。ゴロンと転がらないように、丸めたタオルで背中を支えてあげましょう。
赤ちゃんや新生児がげっぷする前に吐いてしまう理由と対処法は?
せっかくミルクや母乳を飲んだのに、新生児や赤ちゃんがげっぷをする前に吐いてしまった経験をしたお母さんも多いのはないでしょうか。ここでは、げっぷをする前に吐いてしまう原因や対処法についてご紹介します。
飲み過ぎや急な体勢の変化が原因であることも
新生児や赤ちゃんは、どのぐらいの量をあげたらいいのか分からず、飲み過ぎてしまうこともあります。授乳間隔を2〜3時間空けることで、飲ませ過ぎを防ぐことができます。また消化器官が未熟なので、授乳後は急にげっぷをさせる体勢にしないように注意しましょう。
病気の可能性がある場合も
新生児や赤ちゃんが、噴水のように吐いたり、苦しそうにしているなんて場合は病気の可能性もあります。胃軸捻転症(いじくねんてんしょう)という病気で、新生児によくある病気です。胃に原因がありますが、特に手術の必要はなく自然と治ることが多いでしょう。
赤ちゃんや新生児のげっぷに関する体験談
初めての育児で、新生児や赤ちゃんの授乳については悩みがありますよね。その中でもげっぷをしない悩みを多く抱えるお母さんも多いでしょう。げっぷに関する体験談をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみましょう。
吐き戻しが多い
吐き戻しが多い赤ちゃんについての体験談をご紹介します。体験談から悩みを解決してくれるコメントもありますので、ご紹介します。体験談から注意しないといけないこと、不安や心配など解決できると安心できますよ。
もうすぐ生後1ヶ月になる赤ちゃんの事で悩んでいます。母乳をあげた後に必ず吐き戻します。私生児の赤ちゃんは吐き戻しはよくある事だと聞きますが、かなり心配です。昨日はげっぷを出そうと縦抱きにしたら、ミルクが床に飛び散りました。それから本人は寝たし、次起きた時も母乳を飲みました。でも飲んだら必ず吐き戻すし、時間がたってから分離したミルクを吐き戻す事もよくあります。
私はげっぷを出してあげることが下手なので、それも関係あるんだと思います。でもげっぷが出た時も吐き戻します。母乳をあげることが怖いです。また吐いたらどうしようと不安です。新生児の赤ちゃんってこんなに吐き戻すものですか?1ヶ月検診があるので、それまでは様子を見ようと思っています。対処法などあったら教えてください。
うちの子も2ヶ月になるくらいまで、よく戻していて心配でした。びっくりしますよね。母親に相談していましたが、「噴水のように勢いよく吐き出す」「全部吐き出したり、ぐったりして元気がない」といった事がない限り心配ないそうです。着替えさせないといけないぐらい吐いたりする事もありますが、神経質にならず適当に!!が大事だと思います。ちなみにうちの子は、風邪もまだひいたことがなく元気に育っていますよ。頑張ってくださいね。
生後20日目の赤ちゃんがいるのですが、げっぷと吐き戻しの事に悩んでいます。おっぱいの後、たて抱きにして5分程度背中をさするようにしているのですが、この段階であまりげっぷをしてくれません。(2割くらい?)横において、数分してからちょっと苦しそうにしていたら、また抱き上げると、今度は5割くらいの確率でげっぷしてくれます。でも、数分後とかではなく30分後、1時間後に苦しみ出して、抱っこしたら大きなげっぷが出ることもあります。でも夜中に30分、1時間も起きてるの無理ですよね?
どこまで赤ちゃんのげっぷに付き合ったらよいのか、ちょっと迷っています。ちなみに今は、母乳のみ、吐き戻しは5cc 〜20ccくらいの量です。口からあふれるような感じで戻して、噴水にはなりません。(1回だけありましたが)大人みたいな立派なげっぷをしてても、後で見ると枕にゲロがついていることも多いです。夜中に急に咳き込んだりすることもあり、器官に入った?と思うと、もうちょっとちゃんとげっぷさせてあげなきゃいけなかったかなと心が苦しくなります。
子供2人いますが、赤ちゃんの頃のげっぷは出るまで付き合いました。出ないと、寝かせても苦しそうにして起きてしまったので。ちなみに縦抱きよりも、赤ちゃんを膝の上でおすわりさせた状態で(赤ちゃんは前のめりになるので、上半身をお母さんの腕で支えます。)背中をさすってあげると、比較的早くげっぷが出ました。個人差があるのでなんとも言えませんが、もしまだ試してなかったら是非。
お腹がいっぱいになったら、おっぱいを口に含みながら寝てしまう事もざらでした。「げっぷをさせなくちゃ」と思っていても寝ているからか、私のサポートが下手なのか、なかなか出てくれません。たまに大きなげっぷが出てくれる時もありましたが、ほとんどは出たか出ないかの吐息っぽいものばかり。【どうしてげっぷさせないといけないのか】もいまいちわかっていなかった為、半ば諦めモード。
「げっぷが出なくても少し吐き戻すくらいでしょ?」くらいの軽い気持ちだったんですね。頻回授乳だった事もあり、ハンパない体の疲労感に加え、なかなか出ないげっぷに付き合う気力が出ず、ついついって事が多かったですね。
吐き戻しはあったものの、頻回授乳しているしそれほど気にせず1ヶ月過ぎました。そんな折、1か月検診が。母乳の出も悪くなく、おっぱいもミルクもよく飲み、よく寝る子だったので特に何も心配していませんでした。でも1か月検診で助産師さんの口から驚きの言葉が。「体重の増えが少ないね。」ミルクと母乳半々でしたし、おっぱいが張るほど出ていたのでびっくり!
「げっぷちゃんと出てる?」私は一瞬訳が分からず、聞きました。「げっぷが出ないと体重増えないんですか?」「げっぷをちゃんと出してあげないと、胃の中に空気が溜まった状態になって消化吸収しにくくなってしまう場合があるの。吐き戻しがあると当然飲めてないのと同じ。もちろん空気はおならで出る場合もあるし、ほとんどは心配いらないんだけど。」
げっぷが出ないと体重が増えない事に繋がってしまう可能性があるなんて。頻回授乳とミルクでうまく育ってると思っていただけにそのショックは大きなものでした。
母乳とミルクをあげたら優しく赤ちゃんのげっぷを促してあげよう
母乳育児はげっぷをしない事が多くあるようですね。新生児の赤ちゃんは、吐き戻しや器官に詰まる事なども心配されるので、授乳したら優しく背中をトントンして赤ちゃんのげっぷを促してあげましょう。今回ご紹介したコツや注意点を参考に母乳育児に励んでくださいね。