【手相占い】手相の基本を分かりやすく解説！線・紋・丘の見方は？

自分の運勢が今どうなっているのか、気になりますか？

大殺界で世間を大いに沸かせた占いが注目されたり、手相も見れるお笑い芸人さんが大人気になるなど、いつの時代も占いへの関心はとても高いです。

生年月日を使った占いでは、特に「宿命」や「運命」など、その人がもとから持っている運が強く現れると言われますが、手相占いでは生まれ持った天性だけでなく「現状」をより詳しく知ることができます。

婚期が気になって結婚線を見てみたり、女子会で金星丘が話題になったり、最近特に注目されている手相ですが、その意味をきちんと説明できる人というのは案外少ないのではないでしょうか。

有名な占い師に手相を見てもらうのもいいですが、自分でちょっと気になる今の運勢を占ってみるのも楽しいですよね。

友人との会話や職場でのネタにもなること間違いなし、迷った時は自分の右手と左手に聞いてみましょう。

手相は日々変わります。同じ生命線や結婚線が永遠に現れるわけではありません。

手相占いが得意とするのは「今」の運勢です。現状に不満がある方こそ、ぜひ一度見てみてください。手相は、今のあなたがどんな状態にいるのかを読み解くことができる占いです。

そして、手相が変わるということは変えられるということです。

手相には、これからどんな風に進んでいけば良いのかをアドバイスしてくれる力があります。他の占いでは「タロット占い」も現在を強く現すと言われますが、手相は自分の手に見える線ということでよりリアルに受け入れることができます。

「右手と左手のどちらを見ればいいのか」というのは一番迷うポイントだと思いますが、結論から言えば、右手左手どちらも見ます。ただし、利き手の方が後から備わった運勢を指し、利き手でない方が潜在的な運勢を指しますので、現状を強く現すのは「利き手」の手相です。

日本人は圧倒的に右利きが多いので、単に右手が顕在している傾向を現し、左手が先天的なポテンシャルを現すとしている説明も多いですが、手相は右手にも左手にもきちんと意味があります。両手を総合的に判断して占うことが大切です。

他人の手をじっくり見たことはありますか？手の形は人それぞれまったく違います。ごつごつしていて平たい人もいれば、華奢で細い手の人もいますね。

目が口ほどにものを言うのはご存じのことと思いますが、手の形にもその人の性格が色濃く現れているため、その形を分析することも手相の一部と言えます。

ごつごつして手のひらが分厚い人は情に厚くて本能的、縦長で指先が細い人は順応性が高く、誰とでも仲良くなるタイプだと言われています。他にも手が長く、薄く骨ばっていて関節が大きいのは知識欲が旺盛な人など、それだけでも面白い分析になりそうです。

手相との兼ね合いで大切なのは「そういった性格の上に運勢が乗っている」ということを併せて占うことです。

手相を見てもら場面を想像してみましょう。

「それでは手を出してください」と言われたときの、手の出し方は千差万別です。右手を先に出す人、左手を先に出す人、バッと両の手を突き出す人、そこにももちろん今の心が現れます。

大きく広げて出す人は自信家タイプ、開放的でフレンドりーな人が多いと言われます。逆にすぼめてひっそり出す人は警戒心が強く、こちらは胸に宿った思いを表に出すのが苦手なタイプです。

一番心の状態が現れるのが親指で、まずは親指がどの位置にあるのかを見てみましょう。親指が大きく開いていれば心も開いているし、閉じていれば心も閉じているということです。

そして手の出し方も形と同様、手相の線と併せてみたいポイントです。

縦線は上へ伸びる飛躍の線と捉えます。逆に横線は上へ伸びる線を妨害する線、つまり上昇の障害となっている線という意味になります。

手相を見て横線に比べ縦線が多い場合は、その人の運気が上昇中ということです。利き手の横線の方が多いとなれば、今の運勢をたくさん妨害している苦しい状況になります。

一見何も関係なさそうに感じられますが、手の潤いはもちろん大切なチェック項目です。

手に潤いがあるということは、生き生きとした生命力が溢れているのと同じことです。乾いていては本来美しい花が枯れてしおれているようなものです。手のパワーを大切にしましょう。

ただし、仕事でどうしても乾燥してしまう業務を担当していたり、多忙な家事の水仕事で荒れてしまうのは別だと考えて下さい。

生命線は、手のひらを開いたときに親指と人差し指の付け根の真ん中から、手首の中央に向かって伸びる線です。

この生命線から見えてくるのはその人の寿命や持っているエネルギーの強さで、健康状態や体力なども分かります。長さ、濃さ、カーブの強さを見ます。

知能線は、生命線と同じく親指と人差し指の付け根の真ん中から、手のひらの中央辺りに伸びていく線を指します。見るのは長さと傾きで、だいたい下向きのカーブかまっすぐに伸びる線がほとんどです。

知能線で分かるのはその人の持っている性格や才能で、まっすぐ伸びている人には現実主義が多く、大きく下向きにカーブしている人にはロマンチックな傾向が見られます。線の短い人は即決即行動型、長い人は熟考型とも言われ、生命線と知能線が離れている人はちょっぴり変わっている人です。

感情線は、生命線と知能線の上側に、小指の端から手のひらを横切って伸びる線を指します。この線は感情の豊かさや心の状態を現し、その人の愛情や恋愛運なども見ることができます。

チェックするのは線の始まる位置、長さ、そして傾きです。

小指の付け根から手首までのうち、上から1/4あたりが真ん中で、それより上だと感情表現が豊かなタイプ、下だと思いをうちに秘めるタイプでしょう。線の長い人の方がより愛情深く、恋愛関係を重視する傾向にあります。

運命線は仕事線とも呼ばれ、手首から中指をつないだ線上に現れる縦線です。稀に運命線が無い人もいます。この線で分かる手相はその人の生き方や境遇の変化で、社会との関わりを反映しているとも言われます。

大切なの線の濃さです。

結婚線は小指の付け根と感情線との間から横に出ている線で、結婚の可能性や関心の深さ、時期などが分かります。

出ている結婚線のうち、一番はっきりしている線を見ましょう。結婚線が感情線に近ければ婚期が早く、小指に近いほど晩婚だと言われます。下降している場合は結婚に対して後ろ向きな気持ちが強く、結婚線から見た現状は少し危険な状態と言えます。

結婚線についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

太陽線は薬指の付け根の下に現れる縦線です。この線が見当たらなくても特に心配は要りません。こちらはある方が珍しい線で、別名「幸せ線」とも呼ばれます。

社会的地位や人気が高い人、金運に恵まれている人によく現れる線で、どんな風にでも出ていれば運の良い線です。

財産線とは小指の付け根に向かって伸びる縦線のことを指し、この線が濃く現れる人はあまりいません。太陽線が示す金運よりも、自分の力で稼げるかどうかを現します。

感情線を越えるほど長い線を持っている場合は、自力で稼ぐ力がかなり強いと言っていいでしょう。細かい線が複数ある場合は、お金の巡りに大きくは恵まれない、どちらかと言えば不安定な状態です。

直感線は、手首の下から出て弧を描きながら小指に向かう線を指します。こちらもあるほうが珍しい線で、ギャンブル運が強い人に現れます。鋭い直感や洞察力の持ち主に出る線なので、人の心を見抜くのが得意なんて人も多いのではないでしょうか。

人気線は小指側の下、手首の上のふくらみに現れます。ここは金星丘と呼ばれ(金星丘については下でもう少し詳しく説明しています)、この場所に斜めに入る複数の線が人気線です。この線には「愛される力」が現れているので、濃く出ている人は恋愛力が高いとも言われます。

紋とは一本の線ではなく、文様のように複数の線でつくられた相のことです。

三角紋とはその名の通り、三角になった文様が手のひらに現れるサインのことで、努力が報われたことを教えてくれるうれしい線です。もし紋がうっすらとしていたら「もう少し頑張って、良い結果が出るよ」というアドバイスです。

ただし、紋が運命線に接していたら要注意。この場合は障害線と同じで、何かが台無しになるようなトラブルが起こりやすくなっています。

三角紋は小さなサイズが多いですが、頑張って探してみましょう。

アスタリスクのような星紋が手のひらに出ていたら、それはラッキーサインです。

後に「丘」についての詳しい解説がありますが、木星丘と呼ばれる場所に出ていればチャンス到来、太陽丘なら思いがけない幸運など、出る場所で意味が違います。

このラッキー線ですが、生命線や運命線の上に出たときは少し複雑です。良い運を消してしまう障害線としてのスターなのか、悪運を断ち切ってくれるお助けスターなのか、二通りの意味を持つことになります。この場合は他の線と併せて総合的に判断しましょう。

魚紋とは手相の線上に現れる紋で、線が二手に分かれたのち、合流してそのまま突き抜けて伸びる線のことを指します。この紋は運命線や結婚線など、現れた線の運を強める意味を持っています。

二本の線が垂直に交わる紋を、クロス、または十字紋と呼びます。しかし線と言っても、生命線のような基本線と比べてはっきりとはしていません。細かなシワの中でもちょっと目立つものを探してください。

感情線と知能線の間に出る神秘十字、生命線と運命線の間に出るお助け十字が有名です。

形は魚と似ていますが、似て非なり。こちらは悪運を指す紋です。

線が途中で円を描いて島のように丸くなり、相を邪魔していたら要注意です。例えば「知能線の上で島になっていれば思考に難あり」など、現れる線との兼ね合いが重要です。

「丘を見る」という場合、それは「手相の盛り上がり方や張りを見る」ということになります。ふっくらと盛り上がっているのが良い丘です。

月丘は小指の下側、手首の上の部分のふくらみを指します。ここには夢や理想が詰まっていて、大きく張っている人ほど人気者です。

親指の付け根と生命線に囲まれた、手首の上の部分を金星丘と呼びます。金星丘がふくらんでいる人は、活力やエネルギーにあふれる愛情深い人です。

それぞれの指の付け根も「丘」と呼ばれます。

人差し指の付け根は木星丘、野心や支配力を現します。中指は土星丘、真面目で勤勉な人に見られます。薬指には人気や成功を示す太陽丘、小指には知性や社交性が見える水星丘など、丘は他にもたくさんあります。

どの丘に何の線や紋が乗っているのかを併せて見ることで、より正確な判断ができます。

手相で見るひとつひとつの線にそれぞれ意味があります。

ただし手相というのは、ひとつの線の良い悪いにとらわれることではなく、右手と左手に現れる全ての情報を総合的に判断することが大切です。そうすることで現状が正しく理解され、これからどういった行動を取るべきかの素敵な手掛かりになってくれます。

手相占いとは「今のままならこういう結果になるでしょう。でももし現状に不満があるのなら行動で変えていきましょうね」という占いです。

そして忘れてはならないのが、手相は人それぞれに多様性を持ち日々変わってゆくということ。

間違っても、金星丘が平たいから「愛情がない」とか、運命線が薄いから「運がない」など、相手に対して短絡的な指摘はしないようにしましょうね。自分にも他人にも愛情を持って手相を占いましょう。