生後2ヶ月の睡眠時間の平均は?夜は何時くらいに寝ればいいの?

生後2か月というと、眠ってばかりだった赤ちゃんが覚醒する時間も増え、睡眠と起きている時間のバランスが気になり始めます。しかし睡眠に関して個人差は大きく、同じ生後2ヶ月でもまだ寝てばかりの子となかなか寝ない子がいます。生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠事情を考えます。

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目次

  1. 1生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は?
  2. 2生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけの悩み
  3. 3赤ちゃんが夜寝ない理由は?
  4. 4生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけの7つのコツ
  5. 5十分な睡眠は成長に必要
  6. 6生後2か月の赤ちゃんの身長と体重
  7. 7生後2ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを整えてあげよう!

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は?

産後すぐの赤ちゃんはほとんど寝ているか、なかなか寝ない睡眠が短い赤ちゃんでも寝かせるために抱っこしているか、そのような状況の繰り返しであったでしょう。

睡眠時間について、「何時間くらいだろう」「どのくらい寝れば良いのか」「何時ころ寝ればいいか」などと考えることもほとんど無かったのではないでしょうか。しかし、生後2ヶ月くらいになると赤ちゃんも徐々に起きている時間と寝ている時間の差が出てくるようになりますし、パパやママもめまぐるしい育児からちょっとだけ睡眠時間について考える時間が出来てくる頃です。

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間、生活リズムについて考えてみましょう。

就寝時間の目安は?

新生児の時は、ちょっと抱っこしていたり授乳などをすればスーッと寝たのに、生後2ヶ月くらいになると寝かしつけなくてはいけないことも多くなります。

それでは、何時ころ寝かしてつけたらいいのかというと、理想は21時ころに寝て成長ホルモンの分泌を促すような生活リズムへもっていくことでしょう。

しかし、なかなか寝ないタイプで15分で起きてしまう赤ちゃんもいれば、手間なく長く寝てくれる赤ちゃんもいます。一日中寝かしつけていた、などというパパやママもまだまだいるのが、生後2ヶ月の睡眠でしょう。

平均睡眠時間

平均睡眠時間もかなり個別性があります。短い赤ちゃんは寝かしてつけても15分や20分で起きてしまったり、布団に下ろすと起きてしまったり、睡眠時間の長い赤ちゃんは夜ほとんど起きなくなってくる手間いらずの赤ちゃんもいます。

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は、おおよそ4時間くらいというのが平均的な時間です。

生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけの悩み

寝かしつけに関しては、赤ちゃんを持つパパやママなら授乳のことなどと並んで一番の悩みになる一つです。中には、本当に手間なく寝てしまう赤ちゃんもいます。

しかし、なかなか寝ないうえに寝た!と思って布団などに下ろすと起きてしまう赤ちゃんもいます。パパやママの睡眠時間にも、直接影響するので悩みは深いでしょう。

寝かしつけに時間がかかる

「さっき寝かしつけたのにまた寝かしつけをしている…」「自分もいつ睡眠をとったのか分からない」などということが、生後2ヶ月の赤ちゃんのパパやママにはあり得ます。

いつが昼間だか夜だか分からない、などということもあります。寝かしつけに長い時間がかかる生後2ヶ月赤ちゃんの睡眠に関する体験談をご紹介します。

寝ぐずがひどい

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眠いのにすーっと寝ることがなく、かなり長い時間ぐずぐず泣いたり手足をばたつかせていました。寝入ってしまうと4時間くらいは寝てくれて私も睡眠がとれるのですが、とにかく寝るまでが長い大騒ぎでした。

育児本で「生後2ヶ月の赤ちゃんがうまく睡眠をとれないことがある」と、出産前に読みましたが、その時はうまく眠れないという表現が分かりませんでした。体験してよく分かり、「眠ければ寝ればいいのに」と何度言ったか分かりません。

満腹になっているはずなのに

たっぷり授乳して最後には満腹そうにうとうとするのに、そのまま寝落ちてくれず、そこからさらに寝かしつけということがよくありました。

周りの生後2ヶ月の赤ちゃんを見ていると、おっぱいの後スーッと寝入るのにどうしてうちの子はそこからもうひと踏ん張りするんだろうと思っていました。結局抱っこして寝かしつけて、そこからは4時間くらいは睡眠時間をとってくれましたが長い時間に感じました。

すぐに起きてしまう

なかには寝かしつけても長い睡眠をとってくれず、短い時間ですぐ起きてしまう赤ちゃんもいます。神経質だったり、敏感な赤ちゃんにてこずるママやパパの体験談をご紹介します。

24時間抱っこ

とにかく抱っこを下ろすと起きてしまう赤ちゃんでした。抱っこしていたり授乳していて寝入ったので、布団に下ろすとすぐ起きてしまい、布団で寝ないことでわたしも睡眠がとれませんでした。

私の腕枕を徐々に外したり、とにかく真っ暗にするなど試みましたが、私も初めての子で少しでも泣くと抱っこしていたためもあるのか、生後2ヶ月の赤ちゃんのころには、24時間抱っこしていたような記憶があります。

音や光に過敏

神経質な子なのか、少しの音や光でも短い時間ですぐに起きて泣いてしまう子でした。生後2ヶ月のころは、アパート住まいでふすま一つ隔てるだけで寝室だったので、パパがリビングでおせんべいを食べる程度の物音も気を使っていました。

今思えば私たちも寝かしつけに神経質になりすぎて、かえって子どもを過敏にさせたような気もします。

赤ちゃんが夜寝ない理由は?

短い睡眠時間の赤ちゃんはどうして寝ないのでしょう。生後2ヶ月の赤ちゃんなりの睡眠に対する要素があるとはおもうものの、話すことができない赤ちゃんからはどうしてほしいか聞くことができません。

赤ちゃんの睡眠時間が短い、長い時間寝ない理由を考えてみましょう。

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喉の渇きや空腹

喉が渇いていたり、お腹が空いていれば長い睡眠時間はとれないでしょう。これは、大人でも同じことです。まだ消化器の発達が不十分ですぐに満腹になってしまって、すぐお腹が空いてしまう赤ちゃんは睡眠時間も短い可能性があります。

もし、授乳をすることですぐ寝入るなら空腹が原因のこともあります。白湯だけで寝入るときは、喉の渇きの可能性があります。夜泣きをしてすぐ授乳より、白湯をあげてみるのも一つの手です。

また、短い時間で空腹を訴える赤ちゃんでも、体重が体重曲線に合っていれば問題ありません。

昼と夜の区別が付いていない

昼間は起きて活動し、夜は睡眠という学習が生後2ヶ月の赤ちゃんにはついていません。その時の気分によって、寝たり起きたりしたいのです。それを、だんだんと成長に合わせて生活リズムを整えていかなくてはいけません。

生後1ヶ月から、昼間は日の光を浴びて昼間であることを意識させ、夜は真っ暗にして夜である睡眠時間であることを意識させましょう。その後のためにも生後1ヶ月~生後3ヶ月くらいの間に昼間と夜の区別が付くようになると良いでしょう。

生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけの7つのコツ

生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけには、いくつかコツがあります。赤ちゃんの個性に合わせて、寝かしつけを工夫してみましょう。

授乳や抱っこの仕方を工夫しよう

添い寝や授乳をしながら寝かしつけると、ママの体温を感じることができて赤ちゃんも安心するように眠れることがあります。添い寝でも抱っこしたままママやパパの枕を腕枕にして寝かせて、深い睡眠に入ったら腕をゆっくり抜くなどの方法もあります。

また、抱っこする時にケープやバスタオルでくるんで抱っこして寝かしつけて、そのケープやバスタオルのままおろすとひやりとしなくて長い睡眠がとれることもあります。

歌や音楽でリラックスさせよう

生後2ヶ月の赤ちゃんなりにお気に入りの歌や音楽があることがあります。ママやパパの歌も好きでしょう。これを聞かせると、また歌うとすぐ寝てしまうというのが見つかればしめたものです。

この音楽が睡眠時間なんだと、覚えてもらうと寝かしつけが楽になります。

寝室の環境を整えよう

赤ちゃんは暑かったり、寒かったりでもぐずって短い睡眠時間になってしまいます。また、それ以上に敏感なのが湿度という赤ちゃんもいます。湿度が高いと体温が高くて汗っかきの赤ちゃんは寝づらいものですし、あまり湿度が低くても喉が乾いたり寝づらくなります。

気温と共に、湿度も調整しましょう。また、夜間は寝室は暗くして成長に合わせてのびのび寝られる布団を用意します。

早起きしよう

赤ちゃんが寝ていてくれると楽というのも本音であるため、朝は無理に起こす気になれないこともあります。しかし、あまり長い睡眠をとっていれば夜眠れないのも必然性として出てきます。朝はちょっと大変でも、しっかり起こして早起きし早寝に持っていけるようにしましょう。

また、早寝早起きで生活リズムが整っていく子は、成長ホルモンの分泌が良く、体重の増えも順調なことも多いでしょう。

入浴は早めの時間に

入浴すると眠くなる赤ちゃんもいれば、目が覚めてしまう赤ちゃんもいます。しかし、生活リズムを整えるためには入浴時間はあまり遅いのは良くないでしょう。

例えばパパが入浴担当になっていて、パパの帰宅時間を待つということもパパの育児参加のための大切なことです。ただ、極端に遅い時間は成長のためにも長い睡眠時間をとるためにも良くないでしょう。

天気の良い日はお散歩に行こう

昼間に日の光をしっかり浴びて外の世界をみることは、長い睡眠をとるためだけでなく順調な成長や食欲を増し体重の安定のためにも必要です。

赤ちゃんに昼間と夜があることを実感してもらい、昼間は活動する時間夜は睡眠の時間であると感覚で覚えてもらうと、生活リズムが整ってくるでしょう。

毎日同じことをすることが生活リズムの基本

日によって生活リズムが違うと、赤ちゃんは昼間と夜の区別を学習することができません。きっちり同じというわけにはいきませんが、できるだけ毎日同じ生活リズムで生活するようにしましょう。

また、これはパパやママの健康にもよいことです。

十分な睡眠は成長に必要

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昔から言われる「寝る子は育つ」は、ある意味で間違いのない言葉です。これは、たっぷり眠る赤ちゃんは睡眠時間の短い赤ちゃんよりストレスが無いことで、機嫌が良いことが多いこともあるでしょう。睡眠と成長の関係について考えてみましょう。

睡眠不足の影響

赤ちゃんが本当に生活リズムが整ってくるのは、生後3~4か月ころになりますが、生後2か月からその土台作りをすることで可能になってきます。何故、生活リズムにこだわるかと言えば睡眠をとることで成長ホルモンの分泌に影響してくるからなのです。

赤ちゃんの成長ホルモンが、本格的に出てくるのは生後4か月ころからと言われていますが、生後2ヶ月くらいから昼間と夜の区別をつけるような生活を心がけることで、正常な成長ホルモンの分泌を促すことできるのです。

成長ホルモンが順調に分泌されることで、体重など身体的な成長だけでなく、認知能力など脳の発達も促します。また、基本的に赤ちゃんが落ち着いて機嫌が良くなるでしょう。
 

成長ホルモンは眠れば出る

赤ちゃんが体重を増やして成長していくためには、成長ホルモンが必須です。これは、深い眠りであるノンレム睡眠時に分泌されます。ただ、赤ちゃんの眠りの50%はレム睡眠と言われており、赤ちゃんがすぐ起きてしまったり睡眠時間が短い、寝ない赤ちゃんなどはこのノンレム睡眠が多いことからくるといわれています。

少しでもレム睡眠を増やして、体重増加や成長を促すために夜は真っ暗にする、夜ふかしにならない工夫をしてみましょう。
 

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生後2か月の赤ちゃんの身長と体重

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赤ちゃんの身長と体重は、赤ちゃんが順調に成長しているかの一つの目安です。いくつか気になることがあっても、母子手帳の体重曲線にのって成長していれば大丈夫とはよくいわれます。それでは、生後2ヶ月の赤ちゃんの身長と体重の平均はどのくらいでしょうか。

生後2ヶ月の赤ちゃんの身長と体重(平均値)

生後2ヶ月の赤ちゃんの発育曲線では、身長53.3~63.2㎝体重4190g~7180gとなっています。個人差はもちろん、男女でも有意差が出てくる頃なので、このような大幅な平均値となっています。この体重曲線の中に入っていることはもちろん理想的なのですが、それ以上に大事なのは少しずつでも体重が増えていることです。

目安として一か月で1㎏前後は増えていれば、その子なりの成長をしていると言って良いでしょう。体重が順調に増えれば、段々と体格がしっかりしてきて寝返りなどの発達段階に良い影響となります。
 

体重が増えない赤ちゃんは?

なかなか体重が増えない、特に母乳の場合足りているか分からないという不安は、ママやパパによくあるのではないでしょうか。しかし、体重増加に不安があっても、食欲があり機嫌も良くニコニコと笑う時もある、また睡眠時間もまずまずとれているなどがあれば、g単位で心配しすぎるのも良くありません

また、とても活発で手足をよくばたつかせて遊ぶような赤ちゃんは、ただ体力をたくさん使っているだけかもしれません。正式には助産師などに相談するのが一番ですが、ママやパパが神経質になりすぎないことも大事です。
 

寝ない赤ちゃんと体重

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赤ちゃんの体重の増えが少ないと悩むママやパパは睡眠時間が短いからではないか、と考えることもあるでしょう。確かに睡眠をとることで、成長ホルモンが分泌されやすくなるのは確かです。ただ、体重が増えない原因は母乳やミルクの関係や、身長が伸びている、またよく動くなどいろいろあります。

赤ちゃんが寝ないこと、それだけで成長できないということもありません。全体的によく見て、助産師などにも相談してできることをしていきましょう。「寝ない」という一つのことだけで判断し、執着すると本質が見えなくなってしまうかもしれません。
 

生後2ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを整えてあげよう!

赤ちゃんの生活リズムを整えようとはよく言われることですが、なかなか難しい時もあります。寝ない赤ちゃんがたまによく寝てくれていると、そろそろ昼間の日に当てたいけれどそのままにしたいとも思うものです。ただ、昼間の日によくあてて、夜との区別をつけて生活リズムを整えることは、ママやパパの健康にもよいことです。

寝ない赤ちゃん、よく寝る赤ちゃんといろいろいますが、その子なりのペースを尊重しつつ少しずつ生活リズムを整えていけば、赤ちゃんを含めた家族の生活リズムが良くなっていく事でしょう。
 

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この記事のライター
putotoro

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