断乳後の寝かしつけをスムーズにするコツ!夜泣きがつらい時は?
断乳後の寝かしつけは、赤ちゃんにとってもママにとっても試練の時間です。おっぱいがもらえず泣いたり眠れずにいる子の相手をするのは、心身ともにつらいですよね。少しでも早く赤ちゃんとママがスムーズに寝られるように、断乳後の寝かしつけのコツをご紹介します。
目次
断乳中や断乳後の寝かしつけのためにしたいこと4つ
今まさに断乳中というママの一番の悩みは、なんと言っても夜間の寝かしつけではないでしょうか?それまで授乳で寝かしつけてたならなおさら、赤ちゃんがなかなか寝てくれず、夜泣きもするので、寝不足や疲労に悩まされるものです。おっぱいを欲しがって泣く我が子の顔を見ていたら、「断乳は早かったかな…」なんて思ってしまうママもいるのではないでしょうか。
断乳中や断乳後の寝かしつけでは、ほとんどのママが疲れ、悩みます。おっぱいなしですんなり眠ってほしい、夜泣きをしてもすぐに再入眠してほしい、というのが断乳中のママの願いでしょう。そんなママたちに少しでも早く楽になってもらうために、そして赤ちゃんたちにぐっすり眠ってもらうために、断乳中や断乳後の寝かしつけのコツをご紹介します。
日中にたくさん遊ばせよう
日中は、できれば外に出て、たくさん遊ばせましょう。公園で夢中になって遊んでいる間は、おっぱいのことを忘れることができます。天気が悪い日は、電車でショッピングモールへ出掛けるなど、刺激いっぱいの時間を過ごしましょう。それが、夜間にたっぷり眠ってもらうためのコツです。
ママは夜泣きのせいで寝不足で、おまけに胸も張ってつらいですが、いつまでも続くわけではありません。今だけの試練と思い、頑張って外へ連れ出してあげましょう。本当にしんどいときは、パパにお願いしてしまいましょう。計画的に断乳ができるのであれば、断乳はパパの長期休暇に合わせるのがおすすめです。パパが公園で思いきり遊ばせることができれば、パパと赤ちゃんの絆も深まります。
赤ちゃんの生活リズムをつくろう
赤ちゃんの生活リズムをつくることは、夜間の寝かしつけをスムーズにするためのコツでもあります。毎日決まった時間に、三食たくさん食べること。それ以外にも、一日の生活リズムを整えてあげることが大切です。朝のお散歩や公園遊び、雨の日は児童館など、お出掛けの時間も決めておくと良いでしょう。おやつの時間、お昼寝の時間、お風呂の時間もきっちり守れば、夜になれば自然に眠くなります。
夜間にしっかり眠ってもらうためにも、お昼寝の時間はしっかり決め、時間が来たら起こすようにしましょう。昼寝の回数や時間帯は赤ちゃんの月齢によって変わりますが、1歳後半や2歳の子なら、夕方に寝てしまうことのないように気を付けたいですね。
部屋の環境を整えよう
夜間の睡眠に大事なのは、部屋を暗く、そして静かにすることです。カーテンから外の明かりが漏れてしまうようなら、遮光カーテンがおすすめです。暗くなったら寝る時間、と習慣付けば、いずれ暗くなれば自然と眠るようになります。隣の部屋からテレビの音が聞こえてくるようでは、赤ちゃんも眠れません。寝息が聞こえるくらいには静けさを保ちましょう。
その他にも、赤ちゃんの目に入るところや手の届くところに、おもちゃを置かないように気を付けましょう。せっかくうとうとし始めたところに、視界におもちゃが目に入って覚醒してしまっては一からやり直しになってしまいます。夜になったらもう遊ばない、眠るだけの時間だと認識してもらうことが大切です。
授乳に代わる入眠儀式を取り入れよう
それまで添い乳が入眠儀式になっていた子には、代わりになる入眠儀式を取り入れてあげる必要があります。手をつなぐ、背中やお腹をトントンする、絵本を読むなど様々な方法がありますが、中にはママの髪や耳を触る、お気に入りの毛布やタオルを握るのが入眠儀式という子もいます。
抱っこやおんぶで眠る子もいますが、いずれ大きくなってママがつらくなるのがわかっている方法は、入眠儀式としては避けた方がベターです。
断乳中や断乳後に寝かしつける方法は?
ただでさえ難しい夜間の寝かしつけですが、断乳中や断乳後は赤ちゃんもおっぱいを求めて激しく泣き、より困難を極めます。泣き疲れて眠るまで何時間も宥めるのは大変ですよね。少しでも早く、穏やかに眠れるように、寝かしつけの方法をご紹介します。
抱っこやおんぶで安心させてあげよう
抱っこやおんぶは入眠儀式としてはおすすめしないとご紹介しましたが、おっぱいを求めて激しく泣くようなら、抱っこやおんぶで体温を感じさせてあげることで、「ママはそばにいるよ」と伝えるのは、断乳中や断乳後の寝かしつけのコツでもあります。抱っこ紐を使うと、ママも楽になり、赤ちゃんも安心するでしょう。抱っこやおんぶが大変なら、ぎゅっと抱きしめてあげたり、ママのお腹にうつぶせで寝かせるラッコ抱きもおすすめの方法です。
おなかや背中をトントン
抱っこやおんぶがしんどいときは、密着してお腹や背中をトントンしてあげるのも効果的です。コツは、赤ちゃんの呼吸のリズムに合わせて、優しくトントンしてあげることです。赤ちゃんが泣いていても、なかなか寝ないことにイライラせず、穏やかな気持ちでしてあげることが大切です。抱っこやおんぶと違い、ママが眠い夜泣きのタイミングでもでき、大きくなってからもできるので、おすすめの方法です。
絵本を読んであげよう
絵本の読み聞かせも、断乳中や断乳後の寝かしつけにおすすめです。ママにぴったりくっついて、ママの優しい声を聞いていると、赤ちゃんは安心できます。リズミカルな文章をゆっくり読むと、眠気を誘います。夜間の寝かしつけには、ハラハラドキドキするような冒険ものなどの物語は避け、言葉遊びのようなシンプルな絵本がおすすめです。
子守歌や音楽をかけるのも効果的
ママが子守歌を歌ってあげるのも、赤ちゃんが安心できるのでおすすめの方法です。断乳中や断乳後の寝かしつけでは、赤ちゃんが泣き叫ぶことも多く、とても穏やかに歌っていられないという場合は、音楽をかけるのも効果的です。赤ちゃん向けの音楽でなくても、ヒーリングミュージックやオルゴールでも良いですね。夜間の寝かしつけで音楽をかける際は、聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームにしましょう。子守歌も、同じくらいのボリュームで歌うことがコツです。
水分をしっかりあげよう
断乳中は、ミルクも卒業していれば、水や麦茶で水分を補うことになります。断乳中や断乳後は、意識して水分を与えるようにしましょう。夜間の寝かしつけの前は、体も温まる白湯がおすすめです。なかなか眠れず、泣いたり汗をかいたりしてして喉が渇くこともあります。枕元に白湯や麦茶を入れたストローボトルなどを置いておくと、夜泣きの際も赤ちゃんから離れずに水分を与えることができます。
寝たふりをしてみよう
実は、寝たふりをするのも、断乳中や断乳後の寝かしつけに効果的な方法です。赤ちゃんは、そのうちおっぱいがもらえるのではないかと期待しますが、ママが寝てしまえば、あきらめがつきます。コツとしては、一度寝たふりを始めたら、赤ちゃんがあきらめるまで続けること、そして、寝息を聞かせることです。ママの寝息は、赤ちゃんを落ち着かせ、眠気を誘います。寝たふりは赤ちゃんを騙すみたいでかわいそう、と思われるかもしれませんが、効果はありますので、ぜひ一度試してみてくださいね。
断乳中や断乳後の寝かしつけるコツ3つ
いろいろ試したけど、疲労や寝不足で挫けてしまいそう、というママもいるでしょう。断乳は早かったのではないか、いっそおっぱいをあげてしまおうか、という考えが頭をよぎることもあるはずです。そんなときに特に意識していただきたい、断乳中や断乳後の寝かしつけのコツをご紹介します。
寝る前のスキンシップが大切
断乳中や断乳後のケアで大切なのは、ママの愛情を伝えることです。おっぱいがなくてもママはそばにいるよ、と安心させてあげるには、スキンシップが一番の方法です。コツは、求められる以上にスキンシップをとることです。抱っこやおんぶは、求められなくてもしてあげましょう。抱っこやおんぶが大変なときでも、ぎゅっと抱きしめたり、膝にのせてコミュニケーションをとったり、頬をすり合わせたり、できることはたくさんあるはずです。
特に夜間は、抱っこやおんぶ、膝に座らせるなどして肌を密着させましょう。赤ちゃんに限らず、もう少し大きくなっても、子供はママとのスキンシップが大好きです。特に抱っこはママの心臓の音が聞こえるので、赤ちゃんは安心します。
おっぱいをあげたくても我慢!最初の数日が勝負
断乳中に「こんなに泣いているのだから、少しだけおっぱいをあげたい」と思うママはたくさんいるはずです。可愛い我が子が激しく泣いているのだから、ママの胸は痛んで当然です。ですが、中途半端におっぱいをあげてしまうと、おっぱいが飲めるんだと思った赤ちゃんの期待を裏切ることになり、余計にかわいそうな思いをさせることになります。
どんなに懇願されても、「おっぱいないよ」を貫きましょう。迷いが生まれてしまうようなら、断乳に至った経緯を思い返すと良いでしょう。子供のタイミングでおっぱいをやめる「卒乳」まで待つのではなく「断乳」を決めたからには、理由があるはずです。ママの服薬のため、第二子を希望するためなどの理由を思い返し、我慢してくださいね。
パパに協力してもらおう
赤ちゃんがおっぱいをあきらめられないのは、ママからおっぱいの匂いがするからという理由もあります。抱っこしてもらえばもらうほど、おっぱいの匂いがして忘れられないのです。そんなかわいそうな思いをさせるなら、寝かしつけをパパにお願いするのも良い方法です。自信のないパパもいるかもしれませんが、自慢の体力や筋力で抱っこやスクワットなど、頑張ってもらいましょう。
パパに頼ることを前提としている場合は、断乳開始をパパの長期休暇に合わせると良いでしょう。日中は公園で遊んでもらい、夜は寝かしつけをしてもらうと、お子様もパパが大好きになり、断乳がスムーズに進むこともあります。ママもつらいとは思いますが、パパが奮闘している間に体をしっかり休めてくださいね。
断乳中や断乳後に夜泣きがひどいときはどうする?
やっと寝た、と思っても、数時間後に夜泣きをすることもあります。断乳中の夜泣きは、一度に限らず、頻繁に起こることもあります。夜泣きをしてもおっぱいをあげることはせず、ストローボトルで白湯や麦茶を飲ませたり、抱っこやおんぶで再入眠を促すようにしましょう。夜泣きの際は、最初から寝たふりをするよりは、背中やお腹をトントンしてあげるなどして、「ママはそばにいる」ことを伝えてあげると、安心してもらえます。
夜中に何度も起こされるのはつらいですが、夜泣きは永遠に続くわけではありません。断乳が成功すれば、赤ちゃんは夜間によく寝てくれるようになるので、この時期のママは大変ですが、パパを頼るなどして乗り切りましょう。
断乳中や断乳後の寝かしつけにおすすめの絵本7選
寝かしつけに絵本の読み聞かせをするのは、断乳中や断乳後にもおすすめできる方法です。眠気を誘うリズミカルな文章、夜はみんな眠るのだとわかる内容、ママが一緒だと伝わる内容で選ぶのがコツです。
①ねんねしよ。
子供も大好きなパンダが主役の絵本です。子パンダの「まんまるちゃん」がママに寝かしつけられている様子がそのまま絵本になっています。リズミカルな文章は、ママも覚えやすく、入眠儀式にもぴったりです。繰り返し読み聞かせることで、お子様も安心して眠りにつけるようになります。
断乳中や断乳後は特にスキンシップが大切な時期なので、言葉だけではなく、まるまるちゃんのママのように、お子様と触れ合いながら読んであげましょう。お子様は、ママの声とぬくもりに安心して眠ってくれるはずです。
②もうねんね
「もうねんね」は、動物たちが次々と眠りについていく絵本です。リズミカルな文章と、なんとも眠そうな顔の動物たちの絵に、誰しも眠気を誘われます。いぬ、ねこ、ひよこ…と、みんながどんどん眠っていくのを聞いていたら、すんなりと眠れそうですね。
眠そうな表情の絵に合わせて、ママも眠そうな声で読むとより効果的です。お子様がなかなか眠らないようであれば、「ママもねんね…」と寝たふりをしてみるのも良いかもしれませんよ。
③ねんね
「ねんね」に出てくる女の子のまみちゃんは、おばけが怖いから寝たくないと言います。そんなまみちゃんに、ママは優しく、おばけもママとねんねしたからだいじょうぶ、と安心させてあげる絵本です。おばけと言っても、とても可愛らしい絵柄なので怖くありません。
断乳中や断乳後のお子様は、気持ちが不安定です。心のもやもやを、ママの優しさで取り除いてあげられる絵本です。絵本と一緒に、優しくトントンしてあげましょう。みんなママにトントンしてもらいながら眠るんだ、とお子様も納得してくれるのではないでしょうか。
④ねんねん ねむねむ おやすみね
「ねんねん ねむねむ おやすみね」は、小さな子供と動物たちが「夜になったら眠ろう」と教えてくれる絵本です。美しい色合いの絵と眠たくなる文章が夜間の寝かしつけにぴったりの絵本です。繰り返される「ねんねん ねむねむ」のリズムには、大人も子供も眠気を誘われます。
優しい絵柄と、ゆったりしたポエムのような文章に、ママの気持ちも安らぐはずです。断乳中や断乳後の寝かしつけは大変ですが、ママも絵本の世界に浸って、癒やされてください。
⑤だいすき ぎゅっ ぎゅっ
子供はみんなママが大好きです。ママに何度も何度もぎゅっと抱きしめてもらうという内容の絵本で、絵柄もとても可愛らしく、読んであげるママも思わず我が子を抱きしめたくなります。
寝かしつけ用の絵本ではありませんが、断乳中や断乳後の、気持ちが不安定な時期にぜひ読んであげたい絵本です。この時期のお子様が感じたいのは、ママのぬくもりや愛情です。絵本を読みながら、ぎゅっと抱きしめて、おっぱいが飲めない寂しさを忘れさせてあげてくださいね。
⑥おやすみ、はたらくくるまたち
乗り物が大好きな男の子におすすめの絵本が、「おやすみ、はたらくくるまたち」です。乗り物が出てくる他の絵本では興奮してしまう子も、はたらくくるまが仕事を終え、エンジンを切り、目を閉じて、夢を見る…というこちらの絵本を読むと、ぼくも寝ようかな、と思ってくれるかもしれません。
乗り物が好きなお子様なら、こちらの絵本がお気に入りになると思います。おっぱいが欲しくてももらえないという寂しさも、夜になればこの本を読んでもらえる、と思うと気持ちが紛れるかもしれません。
⑦おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
子供が寝る!と話題にもなった、「おやすみ、ロジャー」は、寝かしつけのためにつくられた絵本です。聞き手となるお子様の名前を入れて読み進めるので、お子様もすんなり物語の世界に入れます。途中であくびを入れる箇所も出てきたりと、眠りを誘うメソッドがたっぷり含まれています。
途中で寝た、という口コミの多いこちらの絵本は、文章量が多く、他の絵本と比べると読み聞かせに時間がかかります。断乳中や断乳後で、ひたすらおっぱいを求めて泣く子も、ママが根気強く読み続けてあげれば、あきらめて寝てくれそうですね。
つらい断乳中や断乳後の寝かしつけをスムーズに
断乳中や断乳後の寝かしつけは、ママも子供もつらい思いをするものです。特に夜間はなかなか寝てくれなかったり、何度も夜泣きをしたり、心身ともに疲れてしまいます。抱っこやおんぶでぬくもりを伝える、パパに頼る、寝かしつけ用の絵本を読んであげるなど、様々な方法で乗り切ってくださいね。