100均のデザインナイフ7選！使い方や切れ味を良くしたい場合は？

カッターは主に直線を切りたいときに使う道具ですが、それに対しデザインナイフは曲線もスムーズに切ることができるので、細かい切り抜きがに最適なアイテムですよね。消しゴムハンコの作成や切り絵、クラフトワークなど様々な作品の制作に活躍するデザインナイフですが、さすがに100均では手に入らないだろうと思っている方は多いのではないでしょうか？

そんな考えを裏切り、今やデザインナイフは100円でも購入することができるのです！100円という安価な割には切れ味がいいと評判の高いナイフもたくさんあります。今回は、そんな100均で販売されているデザインナイフについて詳しくご紹介していきましょう。

ダイソーでは数多くのデザインナイフが販売されています。機能性も抜群なのでぜひチェックしてみてくださいね。

まずご紹介するのは、ダイソーで購入できる持ち手がビニールで出来たシンプルな作りのデザインナイフです。持ち手がビニールで出来ているので、握りやすく力を入れやすい作りになっています。見た目はNTデザインナイフの柄に似ています。またビニール製なので重量も軽いのが特徴です。デザインナイフは細かい作業をするときに使うものなので、一度作業に取り掛かると長時間使うことが多いと思いますが、重量が軽い分、手が疲れにくいというメリットもありますよ。

刃はデザインナイフの中では大きめなので、それなりの大きさの切り出しまで対応できます。またケースに入った10枚入り替え刃が同じくダイソーで購入できます。刃の交換方法は、持ち手の金具を回して刃を取り外しします。

こちらは、ノック式のペンの様な形をしているデザインナイフです。ついボールペンと間違えて買ってしまいそうな見た目をしていますが、持ち手にグリップがついているおかげで握りやすい構造になっています。スライドスイッチを下げることにより刃が出でてきます。刃の幅が約4mmと極小なのでより細かい部分を切るときに役立ちますよ。バネになっているので、ロックしたボールペンを戻すのと同じ要領で再度スライドスイッチを下げると刃が引っ込みます。

デザインナイフはキャップが付いているものが多いですが、使っているうちにキャップをなくしてしまったり、知らず知らずのうちにキャップが外れてしまい痛い思いをしたという方もいらっしゃると思います。しかしこの商品は本体に刃を収納でき、さらにボールペンのようにノートやファイルに引っかけておくこともできるので携帯にもとても便利ですよ。こちらは替え刃が製造されていないので使い捨てですが、切れ味が衰えても100円なら気軽に購入できますね。

このデザインナイフは、持ち手が太めなのでとても持ちやすい形状をしています。持ち手が握りにくいものだとすぐに手が疲れてきてしまいますが、こちらのデザインナイフは握りやすいため長い時間の作業でも楽々こなすことができますよ。刃の大きさもデザインナイフの中では平均的なサイズなので、ミリ単位の細かい切り抜きから、キャラ弁で使うスライスチーズやのりのカッティングまで幅広く使うことができます。

替え刃もダイソーで販売されています。10枚入りで100円なのでコスパも抜群ですよ。デザインナイフは使えば使うほど切りにくくなってきてしまうので、たくさん替え刃が入っているのはありたがいですね。刃を交換するときは、持ち手にある銀色の金具を回して刃を付け外しします。

ダイソーには特殊刃・精密ナイフといういかにも切れ味のよさそうなネーミングのデザインナイフも販売されています。そして実際の切れ味はというと、ネーミングのイメージ通りとてもよく切れると大好評です。このデザインナイフはAタイプ・Bタイプ・Cタイプの3種類があります。Aタイプは刃が小さいので細かな作業に向いており、Bタイプは特徴的な刃の形をしていて、刃が分厚めなので段ボールなど少々固い素材を切るときにおすすめです。Cタイプは平たい形の歯になっており、削りたいときに使います。彫刻刀のように木を削ることもできるという優れものです。

これらの商品は、替え刃がないため切れ味が悪くなればナイフごと買い替えるしかありませんが、切れ味抜群なので100均のデザインナイフとしてみれば長持ちしますよ。ペーパーナプキンのカッティングから、模型作り、手工芸など幅広く使うことができるため、とても実用的な商品です。

ダイソーに負けず劣らず、セリアにも魅力的なデザインナイフが売られています。ここではセリアで販売されているデザインナイフを2つご紹介します。

100均のセリアでは、替え刃が3枚セットになっているデザインナイフが販売されています。この商品は100円でナイフと替え刃を購入することができるので、とてもコストパフォーマンスに優れている商品となっています。持ち手は黄色のプラスチックで出来ており、シンプルな波型の模様が施されています。またその先には滑り止めの金具がついているので、力が入れやすく少々厚手の紙やマスキングテープなどもさくさくカットできます。

滑り止めの部分をくるくる回すと持ち手から外れ、刃を替える事ができます。パッケージに入っている替え刃は、裸の状態で入っているので、パッケージから出すときは手を切らないように注意してくださいね。また別売りで10枚＋ケース付きの替え刃も販売されているので、セットの替え刃を使いきってしまったときでもさらに刃を買い足すことができますよ。替え刃がたくさんあると、ちょっとでも切れ味が悪くなってきたときにすぐに刃を替えることができるので、ナイフと別売りの替え刃を両方購入することをおすすめします。

細工用カッターは、デザインナイフではなくデザインカッターになります。こちらのカッターは刃の角度が30度と一般的なカッターよりも刃先が鋭利になっているため、細かいカッティングにおすすめです。本体もとてもスリムなので力を入れやすいという特徴があります。

黒を基調としたパッケージに、商品の特徴がシンプルに書かれているため、よく切れそうな印象を抱きますが、まさにイメージ通りの抜群の切れ味を持ち合わせています。刃が高品質なスチール製でできているため、100円のものとは思えないほどの切れ味のよさを体感することができますよ。また錆びにくいという特徴も兼ね備えている優れものです。紙だけでなく壁紙やコルクシートなどにも使うことができます。

キャンドゥでは、残念ながらデザインナイフは販売されていませんでした。しかし、細かなカッティングに役立ちそうなカッターナイフが販売されていますので、そちらをご紹介します。

キャンドゥでは、細かなカッティングに役立つこと間違いなしのスリムカッターという小型のカッターが販売されています。刃が小さくボディもとてもスリムなので握りやすくなっており、細かなカッティングに最適ですよ。また少々力を入れてカッティングしても問題ありません。

またこちらの商品は、カッター本体と替え刃3本がセットになっており、このセットで100円ととてもお買い得になっています。替え刃が付いているので、少しでも切れ味が悪くなれば躊躇することなく古い刃を折って新しい刃にすることができますね。そしてこのカッターは、使っている最中に不意に刃が戻ってしまわないように、オートロック機能も兼ね備えられています。

デザインナイフは、興味はあるが使ったことがないという方も多いと思います。そこでここではデザインナイフの上手な使い方をご紹介しましょう。デザインナイフはよく使うが扱い方がいまいち分からないという方も参考にしてくださいね。

デザインナイフを使うにあたってまず大事なことが持ち方です。デザインナイフは、ボールペンや鉛筆のように持ち手が丸く細長い形状をしています。そしてデザインナイフの正しい持ち方は、親指・人差し指・中指を使っい、普通にペンを握るときと同じ持ち方をします。

この持ち方の基本ができていないとうまく刃に力が加わらず、上手に切れない・すぐに刃が折れてしまうといったことになってしまいます。またデザインナイフを使うときは、より刃に近い持ち手を持った方が軸が安定し、細かい作業がしやすくなりますよ。上級者になると字を書くのと同じようにするすると紙をカットできるようになっていきます。

デザインナイフは持ち方だけでなく、切り始めや切り止めのやり方もとても重要になってきます。この2つがうまくできないと、最初と終わりの部分だけがうまく切れなかったり、その部分だけ紙が毛羽立ってしまうという事態になってしまいます。これは紙に対してデザインナイフの刃の刺さりが甘い事が原因です。

切り始めは、紙に対してデザインナイフの刃を直角に刺して、その後自分の作業したい角度に刃を戻して切り進めるようにしましょう。こうすることによって刃が紙にしっかり入り、余計な力をかける事なくカッティングする事ができます。

そして切り止めは、止めたい箇所でしっかりと刃を突き立てます。これを行う事により切り止めでも紙が繋がってしまうことなくしっかり刃が入るので、紙の切り残しを防ぐことができるのです。慣れてきたら意識せずとも切り始めと切り止めを自然に行えるようになるので、慣れるまではその都度意識して行ってみてくださいね。

ここではデザインナイフを使った直線の切り方を解説します。直線を切るときは、自分の方に刃を向けた状態にし、その状態からナイフを手前に引くとうまく切ることができます。刃のない方向に力を入れると紙を引っ張ることになるので破れてしまったり、造形物から刃が滑って意図しない部分を切ってしまうことにも繋がります。そのため直線を切るときは、必ず自分の方に向けて切るようにしましょう。

曲線の切り方は、デザインナイフの柄を切りたい方向にひねるようにして切りましょう。ナイフの軸が丸いため指先で軸をひねることで、すんなり刃の向きを変えることができます。曲線は直線を切るよりも難易度は増しますが、何度も繰り返し練習することで自然と上手に切れるようになってきますよ。

最後に角の切り方をご紹介します。デザインナイフで角を切るときは、毛羽立ってしまうことが多いため、角からはみ出すくらいまで刃を進めてみましょう。刃を直角に沿って下絵から縦横数ミリはみ出して切るようにしてください。デザインナイフの切り跡はとても細かいので少々下絵からはみ出してしまっても目立ちにくいので、はみ出してカットしても作品の質が落ちることはありません。それよりもはみ出して切る方が、毛羽立ちの失敗をするよりも仕上がりが綺麗に見えますよ。

ハサミや包丁などの刃物は高ければ高いほど切れ味がいいというイメージがありますよね。そのため逆に安いものだと切れ味が心配という方が多いと思います。そして100均のデザインナイフも切れ味や耐久性が怪しいと思っている方も多いと思います。そこで実際に100均のデザインナイフを使ってみた方の口コミをご紹介したいと思います。

確かに100均のデザインナイフは耐久性が乏しく、強めに力を入れると柄の部分が折れてしまうこともあるようです。しかし切れ味に関しては、100円にしてはびっくりするくらい切れるといった声が多く上がっていました。しかしとても安いので、柄の部分が折れやすいのと同じように刃もすぐに折れてしまうのではないかというドキドキ感をかみしめながら作業しているという方も多くいらっしゃいました。

ハンドメイドでフリマに出品する、展示会などで作品を展示するといった場合は、切れ味や耐久性が求められるので100均のデザインナイフは避けた方がいいと思いますが、週に数回趣味で作品を作りたい・ほとんど力を入れない精密なカッティングをしたいという方は、100均のデザインナイフでも十分使えますよ。それでも100均の刃は、どうしても耐久性が心配・切れ味が物足りないといった方にはとっておきの解決策があります。それについては次でご紹介します。

スポーツカーや戦車など数多くの模型を販売しているタミヤは、デザインナイフのラインナップもあります。タミヤのデザインナイフはいくつか種類がありますが、ナイフ1本で1000円前後するものがほとんどで、切れ味も耐久性も抜群だととても評判がよく、タミヤのデザインナイフを愛用している方は数多くいます。

そしてこのタミヤのデザインナイフの替え刃が、100均のデザインナイフにぴったり装着できるのです！替え刃はいくつか種類があり、種類によって5枚入りから30枚入りまで枚数に違いがあります。しかしどの替え刃も300円から500円程度で買うことができるので、お財布にも優しいですよ。100均の刃では物足りないという方は、タミヤの替え刃を装着すれば申し分ない使い心地を体感できますよ。

いかがでしたでしょうか。100均のデザインナイフは、消しゴムハンコを作ったり、細かな削り出し作業に使えたりと様々な作品作りにとても役立ちます。しかも100円とお安く購入できるのになかなかのクオリティなので、初心者にもぴったりですよ。デザインナイフが1本あることで作れる作品の幅がぐんと広がりますよね。ぜひ100均のデザインナイフで世界に一つだけの素敵な作品を作ってみてくださいね。