女の子の名前『さくら』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査!

2020年パラリンピックの公式キャラクターの名前にも使われるほど馴染みが深い「さくら」は女の子の名前で名前ランキングの常連で根強い人気があります。少し古風なイメージがあるものの、かわいらしく多くの人に愛される「さくら」の名前について解説していきます。

女の子の名前『さくら』の漢字や字画数・意味の由来を徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1「さくら」の名前に使う漢字と由来について
  2. 2【一文字】「さくら」の名前の例と由来について  
  3. 3【二文字】「さくら」の名前の例と由来について   
  4. 4【三文字】「さくら」の名前の例と由来について    
  5. 5桜にまつわる名前ランキング!
  6. 6シーズン別!「さくら」と名付けるポイント
  7. 7ポピュラーな「さくら」という名前、漢字の由来を知って名付けに役立てて。

「さくら」の名前に使う漢字と由来について

「さくら」という名前はどんな漢字を使われているのか、人気がある漢字の意味についてここで説明をしていきます。どちらかと言えば女の子の赤ちゃん向けの名前が多いですが男の子の赤ちゃんにも使える漢字もありますよ。(注・名前に使用できる漢字は法律で定められていますが、読み方には法律の制約はありません。この記事には本来と異なる漢字の読み方も掲載しております)

由来

桜(さくら)  

「さくら」と聞くとやはりこの漢字を思い浮かべる方が大多数だと思います。花言葉は「優美な女性」「純潔」「精神の美」になります。なお、桜の旧字に櫻という漢字があります。意味はどちらも同じですが、櫻は戦後名付けにしか使えなくなりました。他の漢字は旧字体から新字体に切り替わりましたが桜を含む固有名詞は旧字体、新字体共に使用されています。

優雅な

咲(さくら)    

咲という漢字は花のつぼみが咲くという意味があります。また、笑の古字であり昔は笑うという意味もありました。赤ちゃんの笑う様子がぱっと花が咲くようで、その笑顔を見ると周りの大人もつい笑顔になってしまいますよね。ほほえましい光景が思い浮かびます。皆さんはどんな光景が浮かびますか。

花のつぼみ

桃(さくら)  

桜の実って食べられる種類があるのはご存知ですか?もちろん観賞用の桜ではなくて食用の桜ですが。その桜の実、さくらんぼは桜桃と言い「桃」の一字で「さくら」と女の子の赤ちゃんの名前に使うケースがあります。桃の花言葉は「気立てのよさ」「天下無敵」になります。「天下無敵」と聞くと桃太郎を思い浮かべますが、昔、中国では桃の花は邪気を払うと信じられておりそこから「天下無敵」の花言葉が生まれたそうです。桃太郎のほうがしっくりくるのですが始まりは魔除けだったんですね。

さくらんぼ

朔(さく)

「朔」とは新月をさすため「さくら」とは一見関係なさそうですが、もう一つ月の始まりという意味があり、その意味のイメージを広げて入学式、入社式など人生の新しい出発が、桜が美しく咲き誇る時期と重なることから、「朔」を「さくら」と読ませるケースも多く見られます。上の3つに比べると男の子の赤ちゃんの名前にも使いやすい漢字だと思います。

朔

【一文字】「さくら」の名前の例と由来について  

赤ちゃんの名前に両親の想いを託すなら、名付けに使う漢字の由来を確認することが大事になります。ここでは一文字で「さくら」と読む漢字の字画数、読み方、意味や由来を調べてみました。なお、名前が漢字一文字で名字も漢字一文字だと名前を書いたときバランスが悪くなり見栄えも悪くなる可能性があります。女の子でも男の子でも赤ちゃんの名前を付ける前に確認してみてくださいね。

桜(さくら)

桜の漢字の字画数は10画、櫻は21画になります。音読みはオウ、訓読みはさくら(もちろんですね)由来は旧字の櫻が木の下で貝で作られた首飾りを身に着けた女性が跪く様子から来ています。おそらく神聖な場所にて巫女が祈る姿を模したのでしょう。そんな想像をしてしまうと親しみやすい「桜」がなんだか尊く感じてしまいます。

桜

咲(さくら)

咲の字画数は9画になります。読み方は訓読みのみでさ(く)になります。但し、常用漢字表に載っていませんが、音読みでショウという読み方があります。咲の由来は偏が口、つくりが神前で舞を披露する若い巫女を表しその二つが組み合わさって、元々「わらう」という意味だった咲の漢字が生まれ、転じて「花がさく」という意味になりました。神前で軽やかに舞を披露する若い巫女の姿が花が咲くような可憐な光景だったのかもしれませんね。

つぼみ

桃(さくら)

桃の字画数は10画になります。読み方は音読みがトウ、訓読みがももになります。意味はバラ科の植物であり食用の実をつけるになります。由来は木と亀甲占いで亀裂が入ったところから、実に割れ目のある桃の漢字が生まれました。甘い桃の実の由来に占いが関わっているって少し意外ですね。

桃
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【二文字】「さくら」の名前の例と由来について   

ここでは漢字二文字で「さくら」と読む赤ちゃんの名前について、字画数や組み合わせ、由来や意味について触れていきたいと思います。漢字一文字に比べると赤ちゃんの名前に両親がより多くの想いを託すことができるので名前の選択の幅も広がりますよ。

咲花(さくら)

春にかわいいつぼみが花開く光景が目に浮かぶような優しい雰囲気の名前ですね。花の字画数は7画で音読みがカ、訓読みがはなになります。由来は植物が変化することから来ています。ちなみにこの「咲花」ちゃん、後の記事で詳しく書く「2016年桜にまつわる名前ランキング」で1位に選ばれるほど人気ある女の子の名前になっています。

花

咲彩(さくら)

彩の字画数は11画で音読みはサイ、訓読みではいろど(る)になります。意味は色を付ける、色どり、つや、光彩になります。色に関する漢字なので、イメージとしては色鮮やかな花が人々の目を引くように咲き誇る感じでしょうか。人の目を引き付ける魅力のある人に育ってほしいと願いを込めることができると思います。

色

咲来(さくら)

来の字画数は7画、読み方は音読みがライ、訓読みがく(る)になります。意味はくる、きたる、離れているものが近くにくるになります。また、旧字で來がありこちらの字画数は8画で人名漢字になっています。漢字の意味から咲き誇る時を迎え人々に祝福される人生を送るといったイメージの赤ちゃんの名前でしょうか。ちなみに「咲来」ちゃんの名前は「2016年桜にまつわる名前ランキング」にて3位にランクインしており、これも女の子の名前として人気があります。

来る

咲空(さくら)

空の字画数は8画になります。音読みがクウ、訓読みがそら、あ(く)になります。意味はそら、天候、方角を言います。この赤ちゃんの名前がイメージするのは空に向かって背筋を伸ばし理想を追い求める身が引き締まるような感じでしょうか。「咲空」ちゃんの名前は「2016年桜にまつわる名前ランキング」4位にランクインしており女の子の名前として両親が名付けるケースが多く見られます。

空

朔良(さくら)

良の字画数は7画になります。読み方は音読みがリョウ、訓読みがよ(い)になります。意味はよい、賢い、美しい、めでたいといった意味があります。「朔良」の名前は人生の始まりに良いスタートを切れますようにと願いを込めて名付けるのでしょう。上の4つの漢字に比べると男の子に人気のある漢字になっていますので、性別を間違えられないようにするなら「朔」のほうが男の赤ちゃんの名前にするのが無難かもしれません。

朔

男の子にも!さくらに関する漢字の入った名前   

「さくら」に関する漢字は優しいイメージがあるから男の子の名前には抵抗があるという声をSNSにて見かけることがありますが実際はどうでしょうか。今テレビに映画に大活躍の松坂桃李さん、名前に「桃」が入っていますがお父さんが中国の歴史家司馬遷の言葉から黙っていても人が集まるような徳のある人になって欲しいと名付けられたそう。お父さんの願いがこもった良い名前ですね。他に男の子向きの名前には空桜人(あさと)空桜音(あおと)桜河(おうが)桜佑(おうすけ)桜空(おおぞら)桃生(とうい)桃吾(とうご)桃侍(とうし)桃矢(とうや)桃志朗(とうしろう)詠朔(えいさく)朔空(さく)朔多郎(さくたろう)朔文(さくふみ)朔空夜(さくや)勇朔(ゆうさく)があります。

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【三文字】「さくら」の名前の例と由来について    

ここでは漢字三文字の「さくら」の名前について漢字のイメージや字画数、由来について調べていきます。一文字、二文字の「さくら」でよく使われる春の花とは異なる漢字も出てくるので、柔らかい印象だけでなく、こんな人生を送って欲しい、こういう人に育って欲しいと願いを込めやすくなります。

佐来楽(さくら)

佐の字画数は7画、音読みはサで訓読みはありません。意味はたすける、補助、手伝いになります。来の字画数は7画になります。音読みはライ、訓読みはく(る)意味はくる、きたるになります。名前のイメージは悩みを抱えている人が、傍に来た時に助け気持ちを楽にする優しさを持った人に育って欲しいという感じでしょうか。

助ける

幸来楽  

幸の字画数は8画になり音読みはコウ訓読みはさいわ(い)意味はしあわせ、さち、ねがう、いつくしむになります。楽の字画数は13画音読みはガク、ラク、訓読みはたのし(い)意味は音楽、楽の調べ、たのしい、心が躍るの意味になります。赤ちゃんに心がうきうきするような幸せが来ることを願い名付けるのでしょう。

楽しい

沙久羅  

沙の字画数は7画になります。音読みはサ、シャ訓読みはすなになります。意味はすな、砂丘、細かいものになります。羅の字画数は19画音読みはラ、リ訓読みはあみになります。意味は鳥を取るあみ、羅紗の生地になります。沙羅の木の花言葉は「愛らしい」と言われますが本来は夏椿の花言葉になります。「平家物語」に出てくる沙羅双樹も夏椿を指していると言われています。夏椿は朝咲いた花が夕方には散ってしまうところを盛者必衰になぞらえたのでしょう。逆にいえば人生は儚いからこそ一瞬一瞬を大切に生きていきましょうというメッセージにもなると思います。

沙羅

桜にまつわる名前ランキング!

名前ランキングを発表しているのは大正時代から始まった明治安田生命、赤ちゃん本舗、ベネッセのたまひよクラブなどが有名ですが、他にも独自のランキングを発表しているサイトがいくつもあります。ここでは「さくら」に関するランキングを発表しているサイトを取り上げて行きます。


 

参考資料 「無料赤ちゃん名づけ」

上の資料は株式会社リクスタが運営するサイト「赤ちゃん名づけ」による2016年の桜にまつわる名前のランキングです。ランキングの中身を見てみると、咲花、桜愛、咲来、咲空、咲、桜、和桜、さくら、咲桜、彩来、春花など「さくら」と読ませる名前が多数を占めております。「さくら」は日本人にとって春を象徴する花でありなじみ深いものなので、ランキングにおいて根強い人気があるのでしょう。同サイトでは「2016年男の子のかっこいい名前ランキング」「2016年女の子のかわいい名前ランキング」「2016年夏にまつわる名前ランキング」「2016年秋にまつわる名前ランキング」なども発表されています。赤ちゃんの名前の参考にしてはいかがでしょう。

ランキング

シーズン別!「さくら」と名付けるポイント

「さくら」の名前は春生まれの赤ちゃんだけ?どうしても「さくら」と言われると春を連想してしまいますが、花を連想する漢字以外を選んだら他の季節でも大丈夫ですよ。ここではシーズンごとにふさわしい「さくら」の名前についてポイントを確認しながら赤ちゃんの生まれた季節ごとにふさわしいものを見ていきます。字画数も調べていくので姓名判断が気になる方は利用して下さいね。

四季

【春】桜の花から名付ける

春生まれの赤ちゃんの名前で「さくら」と呼ばせるものは、春桜(字画数19画)春華(字画数19画)春咲華(字画数28画)桜愛(字画数23画)桜春(字画数19画)乙桜(字画数11画)など、桜の漢字を使うことが多いようです。親しみやすいのと優しい印象を好んでの事でしょうか。

桜

【夏】沙羅の木から名付ける

夏生まれの赤ちゃんの名前で「さくら」に似合う漢字は朔空(字画数18画)櫻葉(字画数33画)沙久空(字画数18画)沙夏羅(字画数36画)波久伽(字画数18画)など夏の風景や植物を意味する漢字が多くなります。印象としては活発なイメージがあるので女の子だけではなく男の子の赤ちゃんでも名付けしやすい感じがします。

夏

【秋】白桃の「サクラ」から名付ける

秋生まれの赤ちゃんの名前に似合う「さくら」は、桃空(字画数18画)桃久良(字画数20画)桃愛(字画数23画)桃以外の漢字では秋桜(字画数19画)読み方は「さくら」ではありませんが柊朔(しゅうさく、字画数は19画)などがあります。桃や柊は秋に咲く植物です(桃は品種によって春から夏のものもあります)

秋

【冬】「佐」「楽」などのポジティブな意味の漢字を使う

冬生まれの赤ちゃんの名前に似合う「さくら」の漢字は佐楽(字画数20画)佐久來(字画数18画)咲楽(字画数22画)咲夢(字画数22画)咲紅良(字画数25画)あと「さくら」ではありませんが桃凛(とうり字画数は25画)など女の子の赤ちゃんも男の子の赤ちゃんも冬の寒さに負けない元気な名前はどうでしょうか。

冬
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ポピュラーな「さくら」という名前、漢字の由来を知って名付けに役立てて。

10月から始まったNHK連続テレビ小説「まんぷく」主演の安藤サクラさん。本名はひらがなの「さくら」さんです。ひらがなやカタカナの「さくら」も名前を見た時の印象が柔らかくていいなと思いました。脱線してしまいましたが、女の子の赤ちゃんや男の子の赤ちゃんに名付けるなら漢字の持つ意味や由来も確認しないといけないし名字とのバランスも大事。簡単な事ではありませんが、赤ちゃんにとっては一生ものの名前です。これはと自信を持って贈ることができる名前を用意してあげてくださいね。

桜

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この記事のライター
ちびくま3号
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