離乳食後期のおすすめ献立&レシピを紹介!お悩みママ必見!
離乳食後期に入ると2回食から3回食に食事回数が増え、レシピや献立を考えるのが大変になったというママも多いのではないでしょうか?そこで今回は離乳食後期におすすめのレシピ23選や献立の考え方のコツを紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
離乳食後期はいつからはじまるの?
生後5~6ヵ月頃から始まった離乳食。徐々に食べられる量や食事の回数が増えてきているのではないでしょうか?
早い子だと生後9カ月頃から離乳食後期が始まります。離乳食後期におすすめのレシピも紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね!
離乳食後期ってなに?
離乳食後期とはどんな時期を指すのでしょうか?一度全体を通して流れを確認してみましょう。
・離乳食初期(生後5~6ヵ月)
なめらかにすりつぶしたお粥から始めます。回数は1日1回からスタートし、1ヵ月経った頃を目安に1日2回まで増やします。
・離乳食中期(生後7~8ヵ月)
お粥は5倍がゆが目安で、野菜やたんぱく質はみじん切りや荒くつぶしたものを食べます。回数は1日2回食です。
・離乳食後期(生後9~11か月)
固さはバナナ程度のものまで徐々に固くします。お粥は嫌がらなければ軟飯ぐらいまで固くしてOKです。野菜やたんぱく質は角切りで柔らかく煮てあげましょう。回数は1日3回食になり、手づかみ食べも始まります。
・離乳食完了期(1歳~1歳半)
固さは肉団子ぐらいまでOKです。ご飯は軟飯~普通のご飯も食べることができます。3回の食事で足りない部分はおにぎりやバナナなどの捕食で補います。
離乳食後期は別名カミカミ期とも呼ばれます。
離乳食初期~中期は舌の動きで喉に食べ物を運び飲み込んでいた赤ちゃんが、離乳食後期に入ると舌を左右に動かして歯ぐきに食べ物を運び歯ぐきで噛めるようになるため、このように呼ばれています。
離乳食後期に移行する目安は?
離乳食後期は、だいたい生後9ヵ月~11ヵ月頃が目安となります。しかし、赤ちゃんの発達には個人差があるので、突然変えるのではなく赤ちゃんの様子を見ながら徐々にすすめましょう。
目安と言えば、豆腐ぐらいの固さのものを舌でモグモグつぶしながら食べている、1回に子ども茶碗1杯ぐらい(約80g)を食べているなどをチェックしてみるといいでしょう。
離乳食後期の進め方を確認しよう
離乳食のステップアップの基準は少しわかりづらいかもしれません。
月齢は満たしているけど目安をクリアしていないから進めない方が良いかな…と悩んでいる方は、一度離乳食後期にすすめてみて、うまくいかなければまた離乳食中期に戻すという方法もありますよ。
ここからは、離乳食後期の進め方について詳しく紹介していきます。
離乳食後期は3回食が基本!
離乳食後期は3回食が基本となります。そうなってくると、母乳やミルクはどうすればいいのか迷いどころですよね。
特に母乳に関しては個人差が大きく、すでに夜間断乳をしていたり、早ければ生後10ヵ月頃に完全に母乳を卒業する方もいれば、まだ夜間も授乳されている方もいます。
また、母乳やミルクの量が多いことにより、お腹が空かずに離乳食をあまり食べない赤ちゃんもいるので、赤ちゃんの様子を見つつ対処していく必要があります。
ひとまず2回食から3回食にすすめ、食べが悪いようなら授乳量を少し減らしてみるなど、様子を見つつ授乳量を決めていきましょう。
・スケジュールについて
3回食にすすめたら、1日の大まかなスケジュールを定めることをおすすめします。
2回食の場合は多少前後しても授乳で調整できました。
しかし、3回食になるとある程度スケジュールを定めていかないと、次の食事の時間までにお腹が空かなかったり、逆に空腹すぎて作っている最中に泣いてしまい、仕方なく授乳したら満足して寝てしまい、作ったご飯が無駄に…なんてことも良くあります。
3回食がうまく進まないと感じたら、まずはスケジュールを整えてみましょう。目安となるモデルスケジュールを下で紹介します。
・3回食のモデルスケジュール
一般的なスケジュール例を紹介します。
7時 起床、1回目の食事
9時 授乳
12時 2回目の食事、授乳
15時 授乳
18時 3回目の食事、授乳
20時 お風呂上がりに授乳、就寝
(場合によっては夜間にも授乳)
もちろん個人のライフスタイルによって変わりますが、スケジュールが定まらずに苦労されている方がいましたら、一度このスケジュールを目安にすすめてみると、整いやすくなるかもしれません。
離乳食後期の量や固さはどうすればいいの?
離乳食後期の食事の固さはバナナ程度が目安です。ご飯なら5倍粥を用意しましょう。この時期になると、柔らか過ぎても嫌がる場合があります。食べが悪いなぁと感じたら、例えばお粥なら少し水分量を少なめにするなど調整しましょう。
この時期ならお豆腐ハンバーグ程度の固さのものも食べられるようになります。ハンバーグは冷凍も可能な上、野菜や苦手なヒジキなどを混ぜるレシピなども豊富です。赤ちゃんの味の好みはそれぞれなので、レシピを参考にしつつアレンジを加えていろいろなものを取り入れましょう。
1回の食事での量の目安は、簡単に挙げると以下の通りです。
・エネルギー源
5倍粥:80g程度、食パン:半分程度、うどん:60g程度
・ビタミン・ミネラル食品
野菜:20g程度、果物:10g程度
・タンパク質
豆腐:45g程度、魚や肉:15g程度、卵:1/2個程度、ヨーグルト:80g程度
※小麦や卵などはアレルギーが出やすいため、無理に食べなくてもOKです。
こちらをうまく組み合わせて献立を作ります。人気レシピは後程詳しく紹介しますので、是非取り入れてみてください。
どんな食材を選べばいいの?
どんなものをどの程度用意すれば栄養バランスの取れる献立を用意できるのかわからない!そんな時は、食材を「エネルギー源」「野菜と果物」「タンパク質」の3つに分類し、すべての食材を取り入れるように考えてみましょう。
しかし朝のバタバタした時間にすべての食材をまんべん無く使った料理を作るのは至難の業です。そういう時は、朝はチーズトーストとバナナのみの簡単レシピでもOKです。その分、昼食と夕食で不足した野菜を多く入れるという手もあります。あまり神経質になりすぎず、1日のトータルで、もしくは1週間のトータルで摂取量のバランスがとれていればOKと気楽に取り組みましょう。
離乳食後期から食べてもいい食材は、青魚、牛肉や豚肉、卵白が挙げられます。これらが食べられるようになると大人の食事にぐっと近づくため取り分けがかなりしやすくなりますね。しかし、アレルギーの可能性が高い食材になるため、与える時は必ず1種類ずつ少量ずつのルールは引きつづき守っていきましょうね。
逆にまだ食べてはいけない食材の例としては、刺身などの生もの、はちみつや黒砂糖、貝類やいかやタコが挙げられます。はちみつや黒砂糖については乳児ボツリヌス症の危険性があるので1歳以降までは引き続き食べないように注意をしましょう。
離乳食後期におすすめ!簡単人気レシピ23選
離乳食後期って、具体的にどんなレシピなら喜んでもらえるのでしょうか?
毎日の献立にぜひ取り入れてほしい、簡単人気レシピを23個厳選して紹介します!
まずは手づかみ食べの定番!野菜スティックの人気レシピを紹介します。
1.離乳食後期 じゃがスティック
2.☆離乳食☆にんじんスティック
3.大根スティック(離乳食)
手づかみ食べはさせたいけど野菜本来の味は気に入ってくれなかった。そんな時はこちらの手づかみレシピも簡単で人気なので試してみましょう!こちらのレシピを参考にしつつ苦手な食材を少し混ぜ込んでしまえば、簡単に克服できるかもしれませんよ!
4.離乳食後期★一食分の栄養入りホットケーキ
5.【離乳食後期】魚とひじきのスティック
6.離乳食後期からのふわとろフレンチトースト
7.離乳食後期 さつまいものお焼き
8.離乳食後期 10分で簡単!お好み焼
意外と頭を悩ませるのがお野菜レシピですよね。離乳食後期に人気のお野菜レシピも見てみましょう!
9.ツナと野菜のトマト煮
10.白身魚と野菜のとろとろ煮
11.おからリゾット風
12.野菜ジュースでチキンライス
13.ポークビーンズ
子どもに人気のハンバーグレシピ!一般的にはお肉のハンバーグが多いですが、離乳食用には豆腐やお魚を使ったレシピも多いんです。様々な種類のハンバーグレシピを見てみましょう。
14.一口ハンバーグ
15.豆腐ハンバーグ
16.マグロのハンバーグ
17.鮭と豆腐のハンバーグ
18.レバーのハンバーグ
離乳食後期には、食べられるタンパク質食材も増えてきますよね。卵、ヨーグルト、チーズを使った人気の簡単レシピも紹介します。こちらはアレルギーさえ問題なければ好んで食べてもらえることが多い食材のため、野菜を増やすなどのアレンジレシピを試すことで、レシピの幅が広がりますよ!
まずは卵の簡単人気レシピから見ていきましょう。
19.オムライス
20.バナナパンプティング
続いて、ヨーグルトを使った簡単人気レシピです。
21.レアチーズケーキ
22.カボチャヨーグルトサラダ
最後はチーズを使った簡単人気レシピです。
23.魚と青のりのチーズトースト
離乳食後期のおすすめ献立は?
離乳食後期の人気簡単レシピについて紹介しました。こちらを組み合わせることで献立を簡単に決めることができます。
献立を考えるコツは、まず、『エネルギー源60g~80g、野菜20gと果物10g、タンパク質が肉魚なら15gまたは乳製品なら50g程度』と大まかな量を把握しましょう。冷蔵庫に貼っておくといいかもしれません。
献立を考える時は、使いたい食材やレシピを1つ決めます。例えば今回の献立の例として、手づかみ食べをさせるためにおすすめレシピから「魚と青のりのチーズトースト」を選択します。するとエネルギー源の食パンと、タンパク質の魚とチーズがクリアされています。一方、お野菜と果物が不足しているので、「にんじんスティック」や「バナナ」を足そうかな…という流れで献立が定まりやすいです。
離乳食後期のポイントや注意点もチェック!
最後に、離乳食後期をすすめる上でのポイントや注意点を紹介します。
赤ちゃんの食べムラはどうすればいい?
この時期の赤ちゃんは食べムラが非常に多いです。食べムラとは、好きなものばかり食べたり離乳食自体をあまり食べなかったりという現象です。
対策方法としては、食材の味が苦手な場合もあるのでレシピを変えてみましょう。お好み焼きやホットケーキに混ぜてしまえば味がわからなくなるし、手づかみ食べの練習にもなります。
また、固さが好みではない場合も食べない事があるので、少し固くしてみたり、逆に柔らかくしてみたりするとたくさん食べるかもしれません。
筆者の息子は正方形のフレンチトーストは食べないのに長方形に切ると食べるなんてこともありました。赤ちゃんによっても原因は様々なのでいろいろと試してあげてくださいね。
赤ちゃんの自由に食べさせてあげよう
この時期の赤ちゃんは、徐々に自分で手づかみ食べをしたがる傾向にあります。しかし、最初から上手には食べられない為、机や洋服は恐ろしいほどに汚れます。ママとしては勘弁してほしい気持ちでいっぱいかと思いますが、成長の過程ですのでできる限り手づかみ食べをさせてあげましょう。
汚れた時に片づけやすい方法としては、食事用椅子の下にレジャーシートを敷く、大きめのお食事エプロンを複数枚用意するなどの方法があります。
また、あえて赤ちゃんが手づかみ食べするためのレシピを取り入れた献立にするのも、汚れるのを防ぐことになります。人気レシピで紹介した野菜スティックや手づかみしやすいお好み焼きなどのメニューに加え、サンドイッチやおにぎりなどの手づかみ食べレシピを1品は献立に加えてあげましょう。
アレルギーには引き続き注意!
食べれるものが増えたからと言っても、やはり1歳までは特にアレルギーに注意しましょう。
初めての食材は平日の午前中試すことで、もしアレルギー反応が出た時に病院に行きやすくなります。また、どの食材が原因でアレルギー反応が出たかわかるよう、食材を増やす時は1日につき1種類ずつにしましょう。
卵はアレルギーが出やすい食材です。特に卵黄よりも卵白の方がアレルギー反応は出やすいので、卵白を始めて試す時はごく少量を完全に火を通した状態で試すようにしてくださいね。
冷凍保存やベビーフードを上手に活用しよう
3回食になると食事を用意する回数も増えますし、1回の量は変わらないので慣れるまでは食事の準備をしていたら1日が終わってしまった…なんてことも珍しくありません。1歳を過ぎてしまえば大人の料理を取り分けすることができますが、離乳食後期はまだまだ難しく、別で用意する事も多いと思います。
毎回少量を作るのは大変なので、冷凍保存が可能なレシピを活用し、大量に作って冷凍をしておくとぐっと楽になりますよ。また、薬局や赤ちゃん用品店にベビーフードも売られています。初めての食材の有無だけ注意すれば温めるだけで様々な食材を取ることができるのでどんどん活用しましょう。
離乳食のバリエーションを増やして赤ちゃんの食欲を育もう!
いかがでしたか?
離乳食後期は3回食と回数も増えるため、食事の準備が大変になります。さらに、生活リズムもしっかりと整えていかないと離乳食の食べが悪くなることもあるので、なかなか大変ですよね。
でも、ここを乗り切って1歳を迎えれば少し楽になります。今回紹介したレシピや、冷凍保存やベビーフードを頼りつつ、何とか乗り切れるように頑張りましょうね!