離乳食完了期の進め方と人気レシピ23選!離乳食もようやく終わり!
離乳食を始めた時はドキドキしたパパやママも、1歳ころようやく離乳食も完了期に入ります。あっという間だったでしょうか。1歳前後、幼児食へ移行する完了期は、どのようにどんなレシピで進めれば良いでしょうか。レシピも参考にしてみてください。
目次
離乳食完了期っていつから始めればいいの?
離乳食も慣れてきたころ、1歳の誕生日が近づくにつれ離乳食も完了期に入るのかなと気になり始める頃でしょう。離乳食はいつから完了期に入れば良いでしょうか。
1歳頃からスタート
離乳食の完了期は、1歳ころを目安と考えてよいでしょう。ただ、単純に1歳になったから離乳食完了期というだけでなく、個人差もあるためどのような状態を完了期とするかも大切です。
離乳食各期との違い
離乳食初期(生後5~6か月ころ)は、まずミルクや母乳だけの赤ちゃんのお腹を固形食にならしていく時期です。内臓器が未熟なことで、食べ過ぎると下痢することもあります。まずは食べることに内臓的にも習慣的にも慣れる、ということが大事な時期です。
離乳食中期(生後7~8か月ころ)になると、お腹も消化吸収に慣れてきて、段々と離乳食自体から栄養を摂るようになってきます。ただ、まだ母乳やミルクは必要です。
離乳食後期(生後9~11か月ころ)になると、離乳食のレシピでしっかり栄養を摂るように献立を考え始めます。また、1歳ころには食事が楽しくなるメニューや習慣づけも大事な時期です。
離乳食完了期を始める目安は?
離乳食完了期になると、食事をする体内リズムや習慣づけが整い、食べることへの関心も増えてきます。手先も動かせるようになり、スプーンなどの道具に対する興味も出てくる子も多いでしょう。「このスプーンは自分の!」と主張する赤ちゃんもいます。
徐々に噛む力も付き、モグモグ・カミカミができるようになりますが、まだ幼児食としての献立の工夫が必要で大人とまったく同じレベルでは食べられません。ただ、この離乳食完了期からしっかり噛む練習をすることが、将来の歯並びや食事状況に必要なので、カミカミレシピを工夫していきます。
離乳食完了期(1歳)の進め方はどうすればいいの?
それでは、具体的に離乳食完了期はどのように進めれば良いでしょうか。
量や回数を確認しよう
離乳食完了期の回数は、1日3食のリズムをつけていくことが大事です。ただ、毎食献立をしっかりつくるのは難しいでしょう。朝は主食と野菜類など、昼は麺類で野菜や肉・魚類、海藻類などを一緒に摂ったりする1品料理、そして夜は朝昼に摂れなかった栄養素をメニューにして摂るなどを工夫して、なるべく大人の食事の献立のアレンジレシピができるとよいでしょう。
離乳食完了期の食事量は?
1歳ころ離乳食完了期の、食事量の目安は軟飯で90g、うどんは70g、野菜で代表的な人参は40~50g、豆腐で50~55g、魚や肉は15~20g、卵は2分の1程度です。ただ、野菜類は人参とジャガイモなどいろいろ合計での量で、1品での量ではありません。
ただ、完了期のメニューとなると3食作らないといけませんし、一つ一つ測るのは難しいこともあるでしょう。おおよその目安の量を覚えて献立からとりわけるというレシピが、現実的にはやりやすいといわれています。
食材の固さや大きさはどうすればいいの?
パクパクと自分で手を出して食べたがるようにもなる離乳食完了期なので、手づかみできる大きさとかみ切れる固さのレシピも良いでしょう。1歳くらいにはおにぎりやお好み焼きを持てる程度に柔かめに、スティック状にするメニューもおすすめです。ご飯であれば、大人のご飯に比べると、軟飯程度、大人のごはんよりやや柔らかめ程度が良いでしょう。
食材一つ一つの大きさは、まだ一口大でも良いですが、離乳食完了期には自分の一口の量を知るためにやや大きめにして、一口大をかみ切って食べるというのも1歳頃にはおすすめです。
離乳食完了期からチャレンジできる食材は?
離乳食完了期から使える食材として、調味料が少しずつ使えるようになります。はじめはケチャップやマヨネーズなどを少量ずつ試してみましょう。食欲が出ることもあります。
また、1歳まではアレルギーなどの心配もあり多少食べづらい山芋などとろとろ系の野菜や、カニやイカなどの甲殻類も献立や調理法を工夫したレシピでチャレンジできます。野菜でもたけのこやごぼうは柔らかくしたり、単品では苦みがあったものも、1歳になって調味料を使ったり他の野菜類とのレシピであれば食べられるようになります。
ただ基本的に初めての食材は、全て少量ずつからレシピに加えるようにしましょう。
また、今までは単品の食材を調理していましたが、1歳ころ離乳食完了期になると食材を混ぜて煮たり蒸したりしたものを少量ずつストックしても良いでしょう。
注意が必要な食材も確認しておこう
いろいろな食材を食べられるようになってくる離乳食完了期ですが、依然として注意すべき食材もあります。まだ1歳ころだと噛んだり飲み込む力も十分ではないので、ナッツ類などはのどに詰まりやすくまだ避けるべきでしょう。
また、離乳食完了期は消化能力や免疫力も十分ではないので、刺身などの生もののレシピで食中毒用の症状を起こしやすいこともあるので、まだ必ず火を通すようにします。1歳程度ではまだ刺激物のメニューも避けるべきです。レシピの調味料は大人の3分の1程度で、香辛料や塩分はまだ避けるようにしましょう。
味付けは薄味で!
味付けをした献立は食欲が出てくることもありますが、これから先どんどん味は濃くなります。1歳から濃い味の献立に慣れさせる必要はないでしょう。ジャガイモなどの野菜も素材の味で十分に美味しいものです。あまり塩などをふるレシピなどは、離乳食完了期の子どもにはまだ先で良いでしょう。
離乳食完了期(1歳)におすすめの人気レシピ23選
1歳ころの離乳食完了期になると、段々と食事が大人らしいメニューになったり、食材を混ぜて煮たりできるようになります。栄養価も高く、1歳の子も食べやすいレシピをご紹介します。
お好み焼き
お好み焼きは、様々な食材を入れて栄養価を上げやすいだけでなく、冷凍して作り置きもできるため、少量ずつしか食べない離乳食完了期の時期に非常に便利なレシピです。ポイントとして、大人のお好み焼きのような食材より野菜類などを多く入れたり、肉類も柔らかめにしましょう。また、お好み焼きでもソースなどはごくごく少量、または使わなくても良いでしょう。
取り分けお好み焼き
【材料】小麦粉150g だし150cc 卵1個
キャベツ1/4玉 人参1本 豚肉(大人用に100g)
豚挽き肉(こども用に50g)
【作り方】
① キャベツみじん切り、人参は食べやすくすっておく
② 卵を割った中にキャベツ、人参を入れ小麦粉と出し汁と混ぜる
③ こども用のひき肉を予め炒めておいて、②に混ぜて焼く。大人用は豚肉を焼いて②をかけて焼く
豚肉は1歳の子にはまだかみ切りにくいので、離乳食完了期にはひき肉にします。大人と1歳の子のお好み焼きが同時に出来て、便利なレシピです。
キャベツとコーンのお好み焼き
【材料】キャベツ20g チーズ5g 小麦粉 卵
カツオ昆布だし
【作り方】
①キャベツは千切りに刻んでおく
②小麦粉、カツオ昆布だし、卵を混ぜる
③キャベツ、コーン、チーズを入れて混ぜて焼く
チーズの風味は焼くと美味しく、離乳食完了期ならではのお好み焼きになるでしょう。1歳の子どもにコーンが食べづらかったら、少し蒸してから焦げ目をつけても良いでしょう。
米粉のお好み焼き
【材料】直径15㎝
米粉大さじ3 水50cc 野菜(キャベツ、人参など)200g しらす(塩抜き)50g 鰹節 青のり
【作り方】
① 野菜はみじん切りにしてラップに来るんで電子レンジで火を通しておく
② 米粉と水を混ぜ、鰹節、青のり、しらす、野菜を混ぜて焼く
このお好み焼きは1歳の子ども用に野菜類を柔かくしておくこと、しらすで栄養価を上げていることがポイントのメニューです。また、小麦粉アレルギーの子どもでも離乳食完了期にお好み焼きが食べられるレシピです
ジャガイモレシピ
ジャガイモは、ビタミンCや葉酸、カリウムをなどが豊富に含まれている栄養価の高い食材です。また、煮ても焼いても茹でても食べやすく、様々な調理法がある便利な食材でもあります。離乳食完了期であれば、味が蛋白なので主食とすることも良いでしょう。
ジャガイモのお焼き
【材料】
ジャガイモ大2個 ほうれん草大さじ2 しらす大さじ2
スライスチーズ1枚 片栗粉大さじ1 サラダ油適量
【作り方】
①ジャガイモはラップでくるみ、レンジで約3分加熱して皮をむく
②しらすは熱湯をかけ、ほうれん草はゆでて刻んでおく
③ジャガイモを潰しながらスライスチーズを混ぜ込む。さらにしらすやほうれん草、片栗粉も混ぜ合わせる。
④手づかみ食べしやすい形に整えて焼く。
1歳の子どもも手づかみ食べしやすい、ジャガイモレシピです。離乳食完了期には、主食代わりでも良いでしょう。
青のりポテト
【材料】
新ジャガイモ1個 コンソメ顆粒2つまみ 青のり オリーブ油
【作り方】
①ジャガイモをフライドポテト様に切り、水にさらす。
②オリーブオイルで、ジャガイモが透き通ってくるまで炒める。
③コンソメと青のりを入れ、さらにさっと炒める。
コンソメ味で食欲も進むレシピです。市販のポテトは、1歳の子どもにはまだ塩味がきついので、離乳食完了期には手作りしましょう。
コロッケ
【材料】
ジャガイモ1個 人参・玉ねぎ・パン粉適量 片栗粉大さじ1 鶏ひき肉30g
【作り方】
① 玉ねぎ、人参はみじん切り、ジャガイモは茹でてマッシュする。
② ひき肉を炒め、さらに玉ねぎ・人参を加えて炒める。
③ マッシュしたジャガイモに②と片栗粉を混ぜ合わせる。
④ 1歳の子どもに食べやすい一口大に形を整える。
⑤ パン粉をまぶして焼く。
パン粉をまぶして焼いたコロッケなので、香ばしく美味しく感じられるレシピです。1歳の離乳食完了期で、冷めれば手づかみ食べに適しています。
ポテトチーズグラタン
【材料】
ジャガイモと人参など30~40g 粉ミルク50ml とろけるチーズ1/2枚
【作り方】
① ジャガイモや野菜類はラップにくるんでレンジで柔らかくし、角切りにする。
② オーブンに適した容器に①を入れ、粉ミルク(牛乳でも可)をかけてオーブントースターで焼く。
ジャガイモとチーズの黄金の組み合わせのレシピは、1歳の子どもにも好評の献立です。グラタンといっても、作り置きの具材でできるので、時短メニューともいえるでしょう。
野菜をたくさん使ったレシピ
野菜はそれ自体が甘味や酸味を感じさせてくれるので、離乳食完了期に味覚を正常に発達させるのに、とても良い食材です。野菜によっては彩りが良くなりますし、殆どの献立やお弁当などに合わせられます。
野菜丼
【材料】
人参5㎝ 玉ねぎ1/3個 ピーマン1個 ツナ缶1個 砂糖・塩・醤油を少々
水溶き片栗粉と出し汁を適量
【作り方】
① 野菜類をみじん切りにしてレンジで柔らかくする。
② ツナにお湯をかけて油分と塩分を抜く。
③ 野菜とツナを炒め、塩や砂糖を入れてさらに炒める。
④ 出し汁と醤油を加えて一煮たちしたら、火を止め水溶き片栗粉を混ぜる。
⑤ とろりとした状態でご飯にかける。
さまざまな旬の野菜が使えるメニューです。ご飯で丼にしても良いですが、うどんなどにかけても良いレシピでしょう。
野菜入りミートソース
【材料】
豚ひき肉50gくらい トマト1個 人参1/2本 玉ねぎ1/2個 きのこなど好きな野菜適量
水300cc 小麦粉大さじ2 コンソメキューブ1個 ケチャップ大さじ1 塩コショウ少々
【作り方】
① 野菜を角切りしひき肉、玉ねぎ、人参、その他の野菜を炒めていく。
② さいの目に切ったトマト(湯むきするとなお食べやすい)を入れ、小麦粉を加えて炒める。
③ 水を加えて煮込んでいく。
④ コンソメ、ケチャップ、塩コショウで味付け
ケチャップなどが使えるようになる離乳食完了期ならではのレシピです。お弁当に入れても彩りよく、1歳の子どもがフォークなどを使うきっかけにもなる献立になるでしょう。。
鶏そぼろ
【材料】
鶏ひき肉100g いろいろな野菜200g~300g(人参・ピーマン・玉ねぎなど)
醤油・みりん・酒大さじ1 しょうが適量 砂糖小さじ1
【作り方】
① 野菜を粗みじん切り、野菜によっては小さい角切りにする。
② 鶏ひき肉と野菜、調味料を入れ混ぜてから炒める。
鶏ひき肉はさっぱりと食べやすいので、ご飯のおかずとして献立に良いでしょう。作り置きの出来るレシピで、離乳食後期には便利です。1歳ころになって少し調味料が使える離乳食です。
スパニッシュオムレツ
【材料】
卵2個 野菜(人参、キャベツ、もやしなど) ほうれん草40g マヨネーズ大さじ1 牛乳大さじ2
コンソメ顆粒少々 塩少々
【作り方】
① 卵、牛乳、マヨネーズを混ぜる
② 野菜をみじん切りにして炒め、塩とコンソメをごく少量
③ ①に②を加え、さらにほうれん草を入れ蒸し焼きにする
彩りも良くお弁当などでも映えます。また、しっかり焼けば手づかみ食べもできるでしょう。
ピクニックなどのお弁当におすすめのレシピ
1歳ころになると立って歩くことができる子どもも増えてきます。外でのピクニックも楽しくなります。ぜひ、お弁当を持って出かけましょう。離乳食完了期に適した、お弁当によいレシピをごしょうかい
野菜とかぼちゃスコーン弁当
【材料】
ホットケーキミックス20~25g 溶き卵小さじ1 サラダ油 牛乳少々 好きな野菜適量
溶けるチーズ1/2枚
【作り方】
① チーズは小さく切る。かぼちゃは皮はむいて潰しておく
② 牛乳以外の材料を軽く粘り気が出るくらいまで混ぜておく
③ 一口大にまとめ、170度のオーブンで20分焼く
スコーンをお弁当容器に入れて外出すれば、手でも持ちやすく食べやすいお弁当になります。栄養価も高く、作りやすいでしょう。
ハンバーグ弁当
【材料】
ご飯 豚挽き肉100g 豆腐50g 小麦粉大さじ3 味噌大さじ1/2 醤油少々
卵1個 野菜みじん切りを適量 小松菜2葉 人参10g 鰹節少々
さつまいも適量 調味料として醤油、みりん
【作り方】
① 一口大のおにぎりを作る。ふりかけで色鮮やかにする
② 豚挽き肉、豆腐、小麦粉、味噌、醤油を混ぜて一口ハンバーグにして焼く。
③ 茹でた野菜を溶いた卵に入れて、小麦粉と調味料も混ぜて焼く
④ 小松菜と人参を茹で鰹節と醤油でおひたしに味付け
⑤ さつまいもをアルミホイルで巻いて、オーブンで焼く
⑥ 出来上がったおかずをずれないように、お弁当箱につめる
1歳くらいの離乳食完了期のお弁当の場合、食べやすい一口大であることと、しっかり詰めておくことが大事です。ずれないようにさつまいもやハンバーグなどのレシピはお弁当に適しているでしょう。
白身魚弁当
【材料】
白身魚15g トマトケチャップ少々 粉チーズ少々 ほうれん草20g(茹でて刻んでおく)
クリームチーズ小さじ1 冷凍かぼちゃ2切れ
【作り方】
① 白身魚にラップをして電子レンジで火を通し、トマトケチャップを塗り粉チーズをまぶしてオーブンで焼く
② チーズを電子レンジに30秒加熱し、水けをきったほうれん草と混ぜる。
③ かぼちゃを蒸すか電子レンジで加熱する。
これらをおかずにして、1歳の子どもの好きな主食(一口大おにぎりやホットケーキなど)を一緒にお弁当箱につめます。離乳食完了期に入り、ケチャップなどが使えるようになったレシピです。
パンのレシピ
パンはご飯に比べ水分が少ないので、離乳食完了期くらいまではミルクなどに浸さないとやや食べづらいものです。1歳になり調味料が使えるようになれば、牛乳や調味料を工夫してパンレシピも食べられるようになります。
フレンチトースト
【材料】
食パン1枚 卵1個 牛乳大さじ3 バター2gくらい 砂糖小さじ1
【作り方】
① パンの耳は切り落とす(耳はラスクにしたり揚げて砂糖をまぶしても美味しい)
② パンを一口大に切って、箸を刺し牛乳、卵、砂糖を混ぜたバットに並べる。
③ しっとりと全体に染み渡ったら、フライパンにバターを敷いて焼く
1歳くらいになると、パンの方が好きな子も増えてきます。離乳食完了期ころになるとチャレンジできるレシピですが、砂糖などはあまり入れすぎないようにしましょう。
きな粉パン
【材料】
食パン1枚 きな粉大さじ1 すりごま小さじ1 はちみつ小さじ1
【作り方】
① きな粉にすりごまを加え、お湯を全体に滑らかになる程度入れ混ぜる。
② はちみつを入れペースト状にする。
③ パンに塗り、オーブンで1~2分焼き、スティック状に切る。
きな粉は食物繊維が豊富で、ゴマと合わせて栄養価の高いレシピです。1歳で完了期頃になるとはちみつが使えるようになりますが、1歳未満でも砂糖で代用しても良いレシピです。
チーズロールサンド
【材料】
食パン1枚 スライスチーズ1枚 海苔(半切サイズ)1/2枚
【作り方】
① 食パンの耳は切り落とし、パンの真ん中にチーズを置く。
② 海苔を細かくちぎってチーズに乗せる。
③ 端からきちっと巻いて、ラップでキャンディのように包む。
離乳食完了期に、自分で噛み切ることで一口大を知ることもできるレシピです。ただ、海苔は1歳では噛みづらいのでちぎった方が良いでしょう。
その他の離乳食完了期レシピ
シチューやグラタン、魚や肉のおかずなど、調味料を少量使える離乳食完了期での美味しいレシピをごしょう
シチュー
【材料】
人参3㎝ コーン20g ブロッコリー1房 玉ねぎ1/8 かぼちゃ適量
バター10g 小麦粉大さじ1.5 牛乳200cc コンソメ適量
【作り方】
① 野菜類は一口大に切って茹で、バターでいためる。
② 野菜に火が通ったら火を止めて、小麦粉を入れ全体に混ぜる。
③ 混ざったら弱火にして牛乳を入れてゆっくり混ぜる。
④ とろみがでてきたところで、コンソメをいれ一煮たちする。
多少食欲の無さそうなときでも食べやすいシチューのレシピです。いろいろな野菜を使えますし、サケなどを入れても良いでしょう。1歳くらいになると、野菜をかわいく型抜きしても喜ぶレシピです。
鮭のチャンチャン焼き
【材料】
生鮭2切れ キャベツ140g じゃがいも1個 しめじ80g えのき80g 人参100g
水100cc 和風だし(ベビーフードやおかか、煮干しなどで) みそ小さじ1/3 水大さじ1
【作り方】
① 鮭は皮と骨を除き小さ目に切る。野菜類も細かく刻む。
② 鍋にキャベツを敷き詰め、その上に鮭と野菜類を乗せる。
③ 水100ccで蒸し煮にする。
④ 火が通ったら調味料を入れて煮込む。
繊維質が豊富なキノコ類ですが、1歳くらいだとやや噛みづらいこともあります。このように蒸すことで食べやすいレシピです。離乳食完了期くらいに、いろいろな味を楽しめるでしょう。
焼きうどん
【材料】
ゆでうどん1/4玉 人参10g キャベツ10g 玉ねぎ10g 桜えびひとつまみ ごま油1/2
和だし大さじ2 醤油小さじ1/4 鰹節ひとつまみ
【作り方】
① ゆでうどんを更に小さめに切ってから茹でる。
② 人参、キャベツ、玉ねぎは粗みじんにし、桜えびは手でちぎっておく
③ ごま油でうどん、人参、キャベツ、玉ねぎ、桜えびを炒める。
④ 和出し汁と醤油を加えて炒め、盛り付けた後鰹節をかける。
うどんはどんなときでも、またお昼にも食べやすく、1歳用に作ってから大人用を作れば便利です。
麻婆豆腐
【材料】
豚挽き肉30g 人参3㎝ 玉ねぎ1/6 豆腐1/3丁 醤油大さじ1/2 みりん大さじ1/2
砂糖大さじ1/2 水200cc 水溶き片栗粉適量
【作り方】
① 人参、玉ねぎはみじん切りにする。
② 豚ひき肉を油でいため、①も入れて炒める。
③ 火が入ったところで、水を加えて人参が柔らかくなるのを目安に煮る。
④ 醤油、砂糖、みりんを加えたのち、豆腐を入れて煮る。
⑤ 水溶き片栗粉でとろみをつける。
麻婆豆腐はおかずとしても野菜、肉、豆腐が一気にとれる優れものです。ご飯にかければ麻婆丼として、1歳の子どもがスプーンを使って食べるのにも良いでしょう。
餃子
【材料】
餃子の皮15枚くらい 豚挽き肉100g キャベツか白菜20g ネギ5㎝ 醤油少々
【作り方】
① キャベツか白菜、ネギはみじん切りにしひき肉とよく混ぜ、醤油少々も混ぜ込む。
② 餃子の皮で包み、まず蒸し焼きにする。
③ 水分がとんだら焼き加減をつける。
1歳だと油は付きますが、手づかみ食べしても良いでしょう。また、スープに入れて水餃子でもたべやすいです。子どもの分ができたら、ニンニク等を足して大人の分を作れば一石二鳥です。
鶏団子
【材料】
鶏ひき肉 120g 豆腐1パック 人参か玉ねぎのすりおろし 醤油少々 片栗粉大さじ1.5
【作り方】
① 鶏ひき肉、豆腐、人参、醤油よく混ぜ合わせる。
② よく馴染んだら醤油を加える。
③ スプーンで一口分ずつ、沸騰したお湯に入れる。
鶏団子を作っておけば、鍋にしてもスープに出来ますし、うどんに入れてもよい味が出ます。そのまま焼いても美味しいので、たくさん作ってストックしておくと良いでしょう。
離乳食完了期(1歳)のポイントや注意点もチェック
実際に1歳になり、離乳食完了期にうつっても良さそうとなった時は、どのように進めていけば良いでしょうか。
大人と同じ食事にしよう
1歳ころになると、パパやママの食事にも興味を持ち始めます。同じメニューのものを食べたいと手を出すこともあるでしょう。同じメニューを一緒にいただくことで、食事の楽しさも感じられることもあります。また、1日3食で栄養を摂るので、同じメニューで調理法や調味料を変えたりして作ることで時短にもなります。
赤ちゃんが母乳ばかりで離乳食を食べないときは?
今まで母乳は好きなだけあげていたので、1歳だからもうだめというのは赤ちゃんには寂しいことです。理論的には、母乳の間隔だけを開けて空腹感を持たせることで離乳食が進む可能性があります。
しかし、これには個人差があり段々と動き出して母乳では足りなくなり、自然に離乳食が進むことも多くあります。母乳間隔をただあけるだけでなく、また母乳に関しては赤ちゃんの欲求に任せて、その分歩きだしたりハイハイする赤ちゃんとたっぷり遊んで、お腹を空かせて離乳食をすすめるのも、赤ちゃんの精神的にも良い方法の一つです。
おやつやフォローアップミルクを活用しよう
3回の食事がなかなかタイミングよくいかない時は、おやつやフォローアップミルクで補うこともいいでしょう。ジャガイモやさつまいもなどふかすだけで食べられる野菜や、お好み焼きなどを冷凍しておくこともおすすめです。
フォローアップミルクは離乳食完了期にちょうど良い内容になっているので、ミルクの赤ちゃんにバランスよく足りない栄養を補うことができます。
塩分や油分の取りすぎに注意
1歳くらいになると、活動が活発になってきてパパやママのちょっとしたおやつに手が届いてしまうことも多くあります。また、お友達と出かけたりすることも出てくるでしょう。
しかしまだ濃い味は避けた方が良い時期です。スナック菓子のように塩分や油分が多いお菓子やメニューは、まだ手の届かないようにした方が良いでしょう。また、あらゆる市販品の食品添加物も、保存料などの中に成長にそぐわないものが入っていることがあります。よく、内容を見て購入するようにしましょう。
のどに詰まらせないように注意しよう
段々と噛む力が出てきたといっても、まだ1歳では固いナッツ類などは詰まらせる可能性があります。また、一口大を分かった方が良いので、ある程度の大きさにした方が良いですが、ものによってはまだ一口大に切ってあげましょう。
外食する時の注意点は?
外食する時は、塩分や油分の表示に気をつけて味の濃いものをとらないようにしましょう。うどんなどは比較的食べやすいですが、こってりしたスープのものなどは避けた方が無難です。素材の味や、出汁の味を大事にしているようなお店や、離乳食を扱っているお店もありますので、事前によくチェックして出かける方が良いでしょう。
離乳食完了期は大人と一緒に食事の楽しさを学ぶ時期
食事には栄養を摂ると共に大事な役割があります。食卓を囲んで、おしゃべりしたり「美味しいね」と食べる楽しさを味わうことです。この時期の食事の印象は、いつまでも残ると言います。うまく食べられないことを当たり前と思って、食べられたことを褒めたり、大人同士も楽しく会話することで楽しい食卓にするようにしましょう。
自然と大人も楽しく、美味しい食卓になるでしょう。