おっぱいマッサージのやり方を徹底解説!妊娠・授乳中ならどうする?

出産後、ママが赤ちゃんにする大切な役割は、授乳です。出産後、赤ちゃんにスムーズにおっぱいをあげられるようにするために、おっぱいマッサージは、大切な出産準備の一つです。今回は、このおっぱいマッサージについて、くわしく説明していきたいと思います!

おっぱいマッサージのやり方を徹底解説!妊娠・授乳中ならどうする?のイメージ

目次

  1. 1おっぱいが出る仕組みは?
  2. 2おっぱいマッサージとは
  3. 3妊娠中におっぱいマッサージをする時に確認すること
  4. 4妊娠中期におすすめのおっぱいマッサージ
  5. 5妊娠後期におすすめのおっぱいマッサージ
  6. 6産後授乳中におすすめのおっぱいマッサージ
  7. 7おっぱいマッサージはどんなことに気をつければいいの?
  8. 8桶谷式母乳マッサージって何?
  9. 9おっぱいマッサージをしてみた先輩ママの体験談
  10. 10おっぱいマッサージがうまくいかない場合は?
  11. 11おっぱいマッサージで快適な母乳育児を目指そう!
  12. 12出典元はこちら

おっぱいが出る仕組みは?

出産後、生まれたばかりの赤ちゃんに、おっぱいをあげるのは、ママにとって最初の大切な役割です。今まで出なかった母乳が、赤ちゃんが生まれると出るようになり、「お母さんになったんだなぁ・・・」と母親になったという喜びを改めて感じることができる瞬間でもあります。おっぱいは、ママになって初めて体験できるものであり、ママだけの特別なものです。そんなおっぱいですが、体の中で、どうやって作られているのか気になりませんか?
母乳が作られるには、4つのホルモンが大きく関わっています。
・プロラクチン:母乳の生産をするよう働きかける
・エストロゲン・プロゲステロン:乳腺の発達を促し、妊娠中に母乳が出るのを抑制する
・オキシトシンオキシトシン反射を介して、母乳を外に出す働き
この4つのホルモンの働きによって、母乳は作られているんです。
妊娠をすると、自然とおっぱいが張ってくるようになります。これは、妊娠をきっかけに「エストロゲン」が増えて、乳腺と呼ばれる母乳の通り道が発達するからです。「プロゲステロン」もエストロゲンと同じように、乳腺の発達に役だっているホルモンで、これは、子宮筋の収縮を抑えて、妊娠を維持する働きがあります。
そして、母乳の分泌には、「プロラクチン」が大きく関わっており、このプロラクチンが乳腺に働いて、母乳の分泌を促しているのです。そして、母乳の量を増やし噴出を促しているのが「オキシトシン」です。オキシトシンは、赤ちゃんが乳首を吸う刺激によって分泌されます。母乳を乳房から積極的に押し出す、ポンプのような役割を担ってくれています。こういった4つのホルモンがそれぞれの役割を担うことで、母乳ができているんです。
そして、おっぱいを出すために、大切なことは、赤ちゃんにしっかりを乳首を吸ってもらうことが必要です。上にも説明したように、おっぱいの噴出を促すオキシトシンというホルモンは、赤ちゃんに乳首を吸ってもらうことで刺激になって、分泌を促してくれます。なので、最初はおっぱいがでにくい場合がありますが、赤ちゃんに乳首を吸ってもらうことを続けることで、出るようになることが多いです。
おっぱいが出る仕組みについて説明をしましたが、そもそもおっぱいは何からできているか知っていますか?
実は、おっぱいは血液から作られているんですって。詳しく説明すると、母乳は乳房の中の毛細血管に取り込まれた血液から作られており、その血液の中には、ママが食べ物から摂取した栄養分も一緒に血液を伝わって、姿を変えて母乳となっているんです。でも、血液って赤いですよね?母乳は、血液から作られているのに、なぜ赤くないのでしょうか?それは、血液が母乳に変わる際に、赤色の元となっている赤血球は吸収されず、そのほかのタンパク質や白血球、栄養などが母乳へ吸収されているからなんですって。
血液の元にもなる食事の栄養バランスが、母乳の出に影響してしまう事もあるとも言われています。妊娠中からバランスのいい食事を心掛け、質も量も良い状態の母乳を出せるようにしましょうね。

おっぱいマッサージとは

おっぱいマッサージという言葉を聞いたことがありますか?妊娠をして、産婦人科に通うと、先生からおっぱいマッサージをしてくださいね。と言われたことがある方も多いのでは?

おっぱいマッサージとは?

おっぱいマッサージとは、その名の通り、おっぱいをマッサージして母乳の出をよくするための方法です。おっぱいマッサージには、血行をよくする働きがあるといわれています。母乳を出すためには、母乳の原料である血液の流れをよくする必要があり、おっぱいマッサージをすることで、血行を改善し母乳の分泌を促す効果があります。後で詳しく説明していますが、おっぱいマッサージには、母乳育児に特化した、「桶谷式」というものもあります。

おっぱいマッサージの効果は?

産後すぐは特に、おっぱいが張ってしまい、乳輪も硬くなってしまって、赤ちゃんがなかなか上手におっぱいを飲むことができなくなってしまうことがあります。そんなときにも、おっぱいマッサージをすることで、改善される場合があります。
また、おっぱいマッサージは、乳腺が詰まってしまい、乳腺炎になってしまったり、おっぱいの出が悪いときに施される場合があります。産後、乳腺炎になり、おっぱいトラブルに悩むママさんも多いといわれています。乳腺炎にはいくつかの種類がありますが、原因としては、乳汁が塊になって乳管を塞いでしまうことで起こります。乳腺炎の種類によっては、薬や外科的処置が必要な場合もありますが、おっぱいマッサージをすることで、改善される場合もあります。
また、おっぱいマッサージは産後だけでなく、産前からも行うことを奨励した産院もあります。産前からおっぱいマッサージを行うことで、乳頭を柔らかくし、赤ちゃんが吸いやすい乳首を作ります。また、乳頭に溜まった汚れなどを取り、清潔にすることで詰まりを予防することもできます。
 

出産前でもしていいの?

先ほどもふれましたが、産院によって異なりますが、おっぱいマッサージを産前から行うように奨励しているところがあります。産前に、乳首や乳輪をマッサージして、伸びをよくし、産後赤ちゃんにおっぱいを上げる際に、飲みやすくするための準備として行います。ですが、最初にも申し上げたように、出産前のおっぱいマッサージは産院によって異なり、おっぱいマッサージを奨励している産院もあれば、しなくてもいいという方針の産院もあるので、検診時に確認した方がいいと思われます。
母乳育児を考えているママさんにとっては、早くおっぱいマッサージをしたいと考えている方もおられるかもしれませんが、切迫早産になりやすかったり、お腹が張りやすかったり、何らかのリスクを抱えている場合は、おっぱいマッサージをしない方がいいとされる場合もあります。そのため、そういったリスクのある方は、特にマッサージを始める前にかかりつけの産院の医師や助産師に確認、相談をした方がいいでしょう。

どこでやるのが効果的?

おっぱいマッサージを行う場合は、湯船の中で行うと、血液循環が良くなり、効果的です。入浴ができない場合なら、おっぱいを蒸しタオルで温めながら行うのもいいでしょう。
また、乳腺炎気味の方は、自己流で力を入れ過ぎてしまったり、誤った方法で行ってしまう場合があるので、赤く炎症が起きてしまったり、詰まってしまった場合は、自分でなんとかしようとせず、専門の方にマッサージをしてもらい、詰まりを改善してもらうことをおすすめします。市が行っているおっぱい教室や、かかりつけの産院、母乳外来などでもおっぱいのトラブルを改善して下さるので、ぜひ、かかってみてください。

妊娠中におっぱいマッサージをする時に確認すること

妊娠中におっぱいマッサージをする場合は、自身の体の状態を考えて行う必要があります。

医師や助産師に相談しよう

妊娠中の体の状態は、人によってさまざまです。切迫流産になりやすかったり、お腹が張りやすいといった方には、おすすめできません。乳首を刺激することで分泌されるホルモンには、子宮を収縮させる働きがあります。そのため、おっぱいマッサージをすることで、さらに切迫流産などのリスクを高めてしまう場合があるからです。おっぱいマッサージを考えている場合は、かかりつけの産院の医師や助産師に相談、確認をしてから行うのがいいでしょう。

マッサージができる時期を確認しよう

産前中は、いつでもおっぱいマッサージをしても良いというわけではありません。特に妊娠初期は、行わないようにしましょう。妊娠初期は、まだまだ安定しておらず、体があらゆる刺激に敏感であるため、妊娠初期という大事な時期の体には、特に負担をかけないようにしましょう。
産院によって、具体的な週数は異なりますが、だいたい妊娠20週~27週あたりの妊娠中期といわれる時期から、乳輪・乳首・乳頭のお手入れを行うことが多いです。
妊娠後期に入れば、おっぱいマッサージも可能になります。ですが、この頃になると、お腹が張りやすくもなってくるので、お腹が張ってきたと感じた場合は、おっぱいマッサージをやめましょう。一度にたくさんするのではなく、毎日1~2回、1回10分~15分くらいが目安とされています。

妊娠中期におすすめのおっぱいマッサージ

妊娠中期に行えるおすすめのおっぱいマッサージについてご紹介します。妊娠中期は、おっぱい全体というよりかは、乳輪・乳首・乳頭をメインとしたお手入れが大切になってきます。

始める前に医師や助産師の許可を取ろう

妊娠中期から、おっぱいマッサージを奨励している産院では、おっぱいマッサージを行ってもいいとされていますが、おっぱいマッサージを行う前に、念のためかかりつけの医師や助産師に、おっぱいマッサージを行っても良いか許可を取る必要があります。インターネットや育児本などで、妊娠中期からおっぱいマッサージを行えると書かれていることが多いですが、体の状態は、妊婦さんによってバラバラです。切迫早産などにリスクが高い状態でおっぱいマッサージをすることで、さらにリスクを高めてしまう事も考えられるので、世間の声を鵜呑みにせず、かかりつけの産院で、確認しましょう。

妊娠中期は乳頭の手入れをしよう

妊娠中期のおっぱいマッサージは、乳頭・乳輪あたりの手入れをメインに行っていきます。乳頭や乳輪のマッサージをすることで、乳頭の伸びを良くし、授乳期の摩擦に強い乳頭へと整えます。なぜ、乳頭の伸びをよくさせる必要があるかといいますと、出産後、授乳が始まると、ママは一日に何回も赤ちゃんにおっぱいを与えますが、赤ちゃんの吸う力は、ファーストフードのシェイクが吸えるほどの強い吸引力でママの乳頭を吸うため、乳頭が裂けてしまうことがしばしばあります。さらに、授乳中は、常に乳頭が湿っている状態にあるので、下着と擦れて皮膚がただれてしまうといったトラブルもあります。そういったトラブルから回避するためにも、あらかじめお手入れをしておくことで、トラブルの予防になるのです。

乳頭のお手入れの方法

乳頭に白いカスがついていることがあると思います。これは、乳垢(にゅうこう)、乳カスなどと呼ばれ、妊娠によって分泌し始めた母乳が固まったものです。産後、おっぱいをあげるときに乳腺に、乳垢が溜まっていると、母乳の出に影響が出てしまう為、乳頭を清潔に保つことが大切です。
乳首には凹凸があるため、爪やタオルで乳垢を取ろうとしてもなかなか上手にできません。また、無理に取ろうとして乳首を傷つけてしまう可能性もあります。そこで、おすすめなのが、乳首パックです。これは、低刺激の植物性のベビーオイルやオリーブオイル、馬油などをコットンに含ませ、それを乳首にあて、その上からラップをかぶせて30分ほどおくだけです。30分経ったら、ラップとコットンを外して入浴し、胸をシャワーや石鹸で優しく洗い流します。擦ったりせずに乳垢が取れて、乳首を清潔に保つことができます。

乳輪と乳首の圧迫マッサージ法

乳頭のお手入れをする場合、乳頭は敏感ですので、必ず低刺激の植物性オイルをつけて行いましょう。
1.構え
片方の手でおっぱいを保護、マッサージする手の親指・人差し指・中指で乳首をつまみます。
2.圧迫する
普通で3秒、乳首が硬ければ5~10秒かけて少しづつ圧を加えながら、指が白くなるまで十分圧迫させます。痛みを覚えるほどに無理やりはしないようにしましょう。
最初はゆっくり、乳頭・乳輪部を位置、方向を変えながらい1分くらい圧迫させます。乳首の硬い人、過敏な人は2,3分かけて行ってください。
 

乳輪と乳首の体操マッサージ法

構えの手の位置は、上の圧迫法と同じです。体操マッサージ法は、上の圧迫法をした状態で、横方向、縦方向に、こよりを作るような感じでもみずらしていきます。最初はゆっくり痛くない程度、ある程度したら十分にもみます。
乳首が敏感で、圧迫刺激だけでも痛みを感じる人は、まずは圧迫刺激に慣れるところから始めましょう。

妊娠後期におすすめのおっぱいマッサージ

次に、妊娠後期から行えるおすすめのおっぱいマッサージについてご紹介します。妊娠後期になると、切迫流産などの危険性も低くなり、ママも一安心ですよね。マッサージも解禁となるので、どんどん行っていきましょう!

妊娠後期は乳房のマッサージをしよう

妊娠後期は、乳房全体をマッサージして、乳腺を刺激して開きやすくしてあげましょう。ポイントは、乳房全体を動かすこと!乳腺は、自分が思っている以上に広い範囲にわたって広がっています。胸に張り付いたおっぱいを引きはがすようなイメージで、マッサージするといいですよ。

おっぱいの横方向マッサージ法

1.指を上にあげた状態で両手を内側に向け、おっぱいの脇にあてる。
2.ちょうどブラのワイヤーがある脇の部分に親指をくっつける。
3.両方のおっぱいを中心に引き寄せて離す動きを3回繰り返す。

おっぱいの斜め上マッサージ法

1.両手の指を下に向けた状態で、おっぱいの斜め下にあてる。
2.ブラの下部分のワイヤーあたりに小指をくっつける。
3.おっぱいを斜め上に少し持ち上げるような形で、引き寄せて離す動きを3回繰り返す。

おっぱいの上方向マッサージ法

1.手のひらを上に向け、両手の小指をおっぱいの真下にあてる。
2.胸の下に当てた小指の方にのせるような状態で、おっぱいを真上に持ち上げて下げる動きを3回繰り返す。

これら、おっぱいの横方向、斜め上方向、上方向マッサージを一日に各3回づつ行います。

産後授乳中におすすめのおっぱいマッサージ

出産後、すぐにスムーズにおっぱいが出るというわけではありません。母乳の出をよくするために、赤ちゃんにたくさん吸ってもらって、オキシトシンという母乳の分泌を増やすホルモンを刺激することが大切です。赤ちゃんに吸ってもらうことで、最初出にくくて悩んでいた母乳も、徐々に出てくるようになります。しかし、それでも母乳の出が悪い場合もあります。母乳が出にくいと、お腹をすかせた赤ちゃんが泣いてしまい、ママも焦ってしまいますよね。そんなママにも、おっぱいマッサージは最適です。最初にも説明しましたが、母乳の原料は血液ですよね。血液の流れが良くないと、母乳の出も悪くなってしまいます。おっぱいマッサージで、血液と母乳の詰まりを解消させることで、良く出るおっぱいに変えていくことができます。
 

授乳中は好きな時に好きなおっぱいマッサージをしよう

産後の母乳の出は、ママにとってさまざまです。最初はなかなか出にくかったけれど、赤ちゃんに乳首を吸ってもらうことで出てくるようになったという人もいれば、それでも出にくかったり、逆に良く出て困るというママもいるほどです。私は、最初はあまりおっぱいが出ず、ミルクとの混合でしたが、産後2週間ほどして、どんどん母乳の量が増え、それからは母乳一本でした。
マッサージをするのにも、時間や労力がかかります。特に、産後のママの体は、赤ちゃんを産んで体力も消耗しています。そして、体力を回復する間もなく、育児が始まります。慣れない頃は、毎日小さな赤ちゃんのお世話をするのも、かなり大変なので、おっぱいマッサージをしなくては!と焦らず、赤ちゃんが寝ている時間やちょっと一休みできる時間がとれた時など、好きな時間に無理なくおっぱいマッサージをしましょう。

授乳後におすすめの母乳体操

母乳体操というのをご存知ですか?母乳体操(おっぱい体操)は、産後、おっぱいが出にくいなどといったおっぱいトラブルが多いことから考えられたもので、授乳後のおっぱいも崩れないと評判のいい体操です。これは、筋肉(靱帯)に張り付いたおっぱいを外して、よく動くおっぱいにすることがポイントで、そうすることで、授乳中のおっぱいトラブルも防ぐことができます。
特に、おっぱいトラブルが多い胸というのは、バストに自信のないペタンコ胸やたれ胸、ダルダル胸などで、こういった胸は、筋肉に張り付きやすいそうです。それとは真逆なふわふわなおっぱいは、トラブルが少ないと言われており、そんな胸にすることが、おっぱいのトラブルを回避することができるのです。
 

母乳体操(おっぱい体操)のやり方について説明します。
1.手を熊の手にして、肩甲骨からバストへ肉を引き寄せます。これは、筋肉や脂肪をほぐして、老廃物を流す運動です。
2.右も同様に行います。
3.おっぱいの斜め下から鎖骨の中心側へ向けて揺らします。
4.次に、下から上へ揺らします。
これを約3分かけて行います。これで、バストアップし、ふわふわおっぱいに近づき、おっぱいトラブルを防ぐことができます。
 

おっぱいマッサージはどんなことに気をつければいいの?

おっぱいマッサージをするにあたって、ただ行うのではなく、いくつかの点を注意しながら行うようにしましょう。

最初に乳首の形を確認しよう

産院によっては、検診時に、乳首の形をチェックしてくれるところもあると思いますが、これは、ママの乳首の状態が授乳に適しているかチェックして、産後にスムーズにおっぱいをあげられるように指導をして行く為に確認しています。人によって乳首の形はさまざまで、突出している部分が1センチ前後あるおっぱいや、扁平乳頭といった乳輪と乳首がほぼ平面にあるおっぱい、陥没乳頭といった乳首が陥没しているおっぱいなど、乳首の形はさまざまあり、助産師は、この乳首の形やおっぱいの状態を把握して、産後おっぱいを飲ませるときの飲ませやすい姿勢などを工夫しながら指導してくれます。こういった点からも、自分の乳首はどんな形をしているのか、確認をしておくのも大切です。

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優しく行おう

おっぱいはとても過敏で繊細です。おっぱいの出をよくしようと、無理に力を入れ過ぎてしまっては、逆におっぱいを傷つけてしまったりすることがあるので、おっぱいマッサージをするときは、あまりきつく力を入れないように、力加減に気を付けながら行いましょう。

毎日、長時間行う必要はない

毎日行わなければと義務的になってしまっては、おっぱいマッサージをするのが苦痛に感じてしまいます。無理に毎日行う必要はないので、自分の体調と相談しながら、一日数分を目安に行いましょう。また、中期・後期に、おっぱいマッサージをしていて、お腹が張ってきてしまうことがあるので、張ってきたと感じたら中止することが大切です。

痛みを感じたら中止しよう

おっぱいマッサージは、乳首に圧をかけたり、乳房全体をマッサージしたりと、おっぱいマッサージをする時期によってマッサージの仕方は異なりますが、何らかの痛みを感じたら、無理に続けず中止し、おっぱいを休めてあげるのも大切です。

炎症したり詰まっている時は専門家のマッサージを受けよう

おっぱいマッサージを続けている人でも、乳腺が詰まってしまって、乳腺炎になってしまったり、おっぱい全体が赤くなってきたりと、トラブルが出てくることがあります。そんなときに、自分でどうにかしようとして、無理におっぱいに強い圧をかけてしまうことで、さらに悪化してしまう恐れもあるので、自分で何とかしようとせず、専門家の力を借りてください。市で行われているおっぱい教室であったり、かかりつけの産院や、母乳外来など、そういったトラブルを治してくれる機関がありますので、そういったところで専門家にマッサージをしてもらいましょう。あっという間に治りますよ。

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桶谷式母乳マッサージって何?

桶谷式という言葉を、妊婦の方なら一度は聞いたことがるのではないでしょうか?私も、妊娠中に聞いたことがあり、気になって調べたことがありました。
桶谷式母乳マッサージとは、助産婦・桶谷そとみさん(1913~2004)が考案した、母乳マッサージと母乳育児方法のことで、正式には「桶谷式乳房管理法」と呼ばれています。桶谷さんは、第二次世界大戦の最中、母乳が足りず、栄養状態が悪いために命をおとしていく赤ちゃんを目の当たりにするという辛い経験から、「母乳は出るものであり、出せるようにしなければ」という思いで、試行錯誤の末、お母さんに苦痛を与えず、乳房の調子を整える独自のマッサージ法を確立しました。また、お母さんの乳房の調子や体調が良好であること、つまり心身ともに健康であることが、その母乳を飲む赤ちゃんの健康や順調な発育に繋がるという「母子一体性の理念」を提唱し、哺乳動物である人間が持つ本来のリズムを大切にすることを訴えました。
現在は、桶谷そとみさんの意思を引き継いだ後進者の方々によって桶谷式母乳育児推進協会を発足させ、桶谷式母乳管理法の正しい伝承と桶谷式乳房管理士の育成、母乳育児支援活動を行っており、現在の会員数は550名もおられ、全国の助産院(母乳教室)をはじめ、病産院などで、母乳育児をサポートしてくださっています。
桶谷式は、全国に展開されているので、気になった方はぜひ問い合わせてみてくださいね。母乳育児の考え方が変わるかもしれませんよ!

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おっぱいマッサージをしてみた先輩ママの体験談

・安定期に入った時、必死におっぱいマッサージをしていたんだけど、それを旦那がちゃんと見ていてくれていたのか、この間「ママの母乳が絶えず出てくれるのは妊娠中に毎日欠かさずマッサージしてたからだもんね、偉いね、すごいよ」って褒めてくれた。

・第一子妊娠中のみなさん・・・!とりあえず臨月の方は、おっぱいマッサージ(特に乳首!乳首と乳輪!)念入りにほぐしておくことをお勧めします。陥没乳首だったので、臨月からやっておいたおかげか、助産師さんのマッサージに耐えられていますが、いきなりは絶対痛いので・・・!

・私は全然母乳が出ずにノイローゼになりかけ、桶谷式母乳マッサージに駆け込んだところ、双子でも育てられるくらい出るようになって逆に困りました笑。

SNS上にアップされていた体験談をいくつかピックアップしてみました。みなさん、いろんな体験をされているんですね!他にも、人によって母乳の出はさまざまですが、妊娠中からおっぱいマッサージをすることで、出産後赤ちゃんに吸われても痛くなく、おっぱいの出が良くなったという声もあります。また、産後に乳腺炎などのトラブルが起こり、おっぱいマッサージを受けたところ、かなり痛みはあったけれど、無事治ったという声もありました。
実際、私も現在2歳の娘がいますが、産前、妊娠中期頃より、体調と相談しながら、できるときにお風呂でマッサージを行っていました。出産後、初めは母乳が全然出ず、ミルク多めでしたが、授乳をする前におっぱいマッサージをしてから吸わせるようにし、産後2週間ほどでおっぱいの出が良くなり、母乳一本で育てました。張り過ぎて痛い時もありましたが、赤ちゃんに吸ってもらうことでおさまりましたし、おかげさまで、乳首が裂けたりといったことや、乳腺炎になって専門家のところへ駆け込むといったトラブルもなく、快適な母乳生活を送ることができました。

おっぱいマッサージがうまくいかない場合は?

おっぱいマッサージを始めてくださいねと産院で言われても、一体どうやって?マッサージの仕方がわからない、うまくできないといった事もあると思います。また、産後、乳腺炎などのおっぱいトラブルで、自分でおっぱいマッサージをしても治らないといった場合は、専門家に相談するのが一番です。おっぱいマッサージの専門家は、市のおっぱい教室や市や産院が行っている母親教室、母乳外来など、さまざまなところでおっぱいマッサージのスペシャリストがいます。おっぱいマッサージで悩んでいるときは、一人で悩まず専門家に相談するのが一番ですよ。
また、おっぱいの出に影響する飲み物に、ハーブティーがあります。ハーブティーにもたくさん種類があって、ハーブティーには、母乳の分泌を良くする効果のあるハーブティーや母乳の出を抑制する卒乳向きのハーブティーなどがあります。母乳の分泌を良くする効果のあるハーブティーには、ラズベリーリーフティーやレモングラス、ネトルなどがあります。これらは、母乳の出を良くするだけでなく、母乳の質も高めてくれ、またハーブティーの良い香りで心身共にリラックスできる効果もあります。母乳の出を良くするハーブティーによっては、カモミールやフェンネルは、妊娠中に飲むと、お腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼしたり子宮収縮を促してしまう作用があるので、妊娠中に飲むのは避けたほうがいいでしょう。
私が出産した産院でも、ポットにハーブティーが入っており、いつでも自由に飲むことができました。母乳の出をサポートしてくれるハーブティーは、母乳育児のママを助けてくれる大切な役割を担ってくれるものなんですよ。

おっぱいマッサージで快適な母乳育児を目指そう!

いかがでしたか?約10カ月お腹で過ごしてくれた赤ちゃん。痛い陣痛を乗り越え、やっとご対面できた赤ちゃんは、それはそれは可愛くて、愛くるしい大切な宝物です。ですが、ママは出産の感動もつかの間、休みなしの育児が始まります。赤ちゃんとママを結ぶ大切な母乳は、ママだけの特別なものです。まだ目がよく見えない小さな赤ちゃんが、一生懸命乳首を加えておっぱいを飲んでくれるその姿はとても愛おしいです。そして、おっぱいが出た時の感動は、今も忘れられません。人によっては、乳腺炎などのおっぱいトラブルで辛い思いをする方もいると思います。私も最初はおっぱいが出ずに悩みました。でも、出産前におっぱいマッサージをしていたおかげか、強い吸引力で吸われても、乳首が切れたりすることはありませんでした。また、一日に何回も行う授乳前に少しおっぱいマッサージをすることで、乳腺炎や詰まりなどといったおっぱいトラブルもなく、快適な母乳育児を行うことができました。
母乳一本で育てたいと考えている方は、ぜひ桶谷式を!桶谷式のスペシャリストの方々が、母乳育児をしっかりとサポートしてくれるはずです。
産前中は、いろいろな悩みがあると思います。元気な赤ちゃんが生まれてくるだろうか。ちゃんとママになれるだろうか。・・・産前中の悩みはつきものです。特に初めての出産ならなおさらです。私も、産前中は、いろいろな悩みを抱え、マタニティーブルーになりました。が、周りの家族や先輩ママに話を聞いてもらったり、アドバイスをもらうことで乗り越えられました。分からない事、不安な事はあって当たり前です。私もまだママ2年目ですが、今思うことは、何とかなる!です。それに、赤ちゃんは、自分が思っている以上に、とても強いです。産前中は、ママ自身も焦らずリラックスをして、周りにサポートしてくれる人がいるということを忘れずに、妊娠生活、育児生活を楽しんでくださいね。

出典元はこちら

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妊娠中または、出産後に母乳にいいハープティーを紹介しています。ハーブティーには、母乳不足を助けてくれたり、詰まりを改善してくれたり、また卒乳の時期には、母乳の出を抑えて、卒乳を手助けしてくれるハーブティーなど、たくさんの種類のハーブティーがあるんですよ!ぜひ、このサイトで特に厳選されたおすすめのハーブティーを試してみてはいかがでしょうか?

OPPA!桶谷式母乳ママサポートサイト
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この記事のライター
yuka2331

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