モンスターペアレントの特徴7選!効果的な撃退方法や怖い事例も!
モンスターペアレントに遭遇した場合の撃退方法や怖い事例を紹介します。モンスターペアレントになりやすい特徴の人から、どのタイプのモンスターペアレントなのか簡単な診断も行います。話し合いをする場合は冷静に対応できるようにしていきましょう。
目次
モンスターペアレントについて徹底調査!
モンスターペアレントという言葉を耳にしたことがありますか。理不尽に思える要求をする親のことを言います。周囲を考えず、自分の利益だけで意見をいう人がモンスターペアレントと判断されやすいです。モンスターペアレントについて詳しく見ていきましょう。
モンスターペアレント診断
モンスターペアレントは子供を思う親心が原因です。子供を思い過ぎるあまりに自分本位な要求をしてしまっています。自分では気づかずにモンスターペアレント化している可能性もあります。まずは自分を客観的な目で見ることが大切です。モンスターペアレントになってしまっていないか、簡単な診断をしてみましょう。
①嘘・誹謗中傷を言ってしまうことがある。
②劇や出し物の主役は自分の子供にして欲しいと要求する。
③自分の子供はクラスの最前列にして欲しいと要求する。
④子供の食事や衣服の汚れなど気にしない。
⑤子供の体調が悪化したと学校から連絡があったとしても迎えに行かない。
⑥金銭面の話をすると、義務教育なのにお金を取るのか、と怒る。
⑦箸の持ち方が違うので、そういうことは学校で指導してほしい。
⑧子供の素行が悪いのは、学校での教育や指導が悪いからだと思う。
診断の項目にどれだけ当てはまりましたか。当てはまる数が多いほどモンスターペアレント化している可能性が高くなります。簡単な診断ですが、当てはまってしまった方は一度立ち止まり、自分の要求は正当なのかを考えてみましょう。更に、上記の診断から5つのモンスターペアレントのタイプに分類ができます。
ノーモラルタイプ
当てはまる診断項目は①です。常識と非常識の区別がつかず、モラルが低く自分のことしか考えていないモンスターペアレントです。相手のことを考えず行動をしたり要求をしたり、暴走しやすいのはこのタイプと言えます。
自分の子供が中心タイプ
診断項目の②・③に当てはまる方がこちらのタイプです。どんな時でも自分の子供が中心でないと許せず、過保護や過干渉な親が当てはまりやすくなります。自分の子供さえ良ければそれで良いという考えを持っているので、周囲のことは顧みない特徴を持ったモンスターペアレントです。
ネグレクトタイプ
④・⑤の診断項目に当てはまる方がこのタイプです。先程の自分の子供が中心とは異なり、子供に無関心で親の責任を果たさない育児放棄のモンスターペアレントです。一歩間違えれば虐待に繋がる恐れもあり、大変危険です。
権利主張タイプ
診断項目の⑥に当てはまる方がこのタイプとなります。法律や権利を振りかざして自分の主張を通そうとし、常識を外れた要求すら権利として主張するモンスターペアレントです。1番怖いタイプかもしれません。
外部依存タイプ
⑦・⑧の診断項目に当てはまるタイプです。教育だけではなくしつけの面まで、起こったトラブルなども合わせて面倒なことを幼稚園や学校などに押し付けようとする特徴があります。自分に解決能力がない未熟な親がこのタイプのモンスターペアレントになりやすいです。
モンスターペアレントの特徴7選!
それでは次にモンスターペアレントになりやすい人の特徴を見ていきます。5つのモンスターペアレントのタイプに分けましたが、共通しているのは非常識で理不尽な自己中心的な思考です。どのような方がなりやすく、先程の診断に当てはまってしまうのでしょうか。
①子供を溺愛し過ぎている
自分の子供が可愛いのは親ならば当然です。しかしこの特徴の人は子供がどのようなことをしても「自分の子供に限ってそんなことはしない。周囲のせいだ」と盲目に信じ過ぎてしまっています。問題が起きた時でも自分の子供の非を認めようとしません。
②責任転嫁が得意
何か問題が起こった時に、自分自身を振り返らず周囲のせいにすることが特徴な人です。問題解決から逃げてしまっている為に起こり、自分の非は認めようとせず「家庭や教育に何も問題がない。そうなったのは学校や周囲のせいだ」という思考をしています。
③自信過剰
自分の意見や主張は全て正しいと思い込んでいる特徴の人です。それに対して否定的な意見や別の意見には耳を貸さず、自分は間違っていないと突き進んでしまいます。その為、取り返しのつかないところまで来てしまうこともあります。
④他人を見下す
常日頃から他人は自分より地位が低いと思い込んでいる人です。特に学校や幼稚園の教職員は、親の方が立場が上だと勘違いをして見下した態度をとってしまいます。横柄な物言いや、偉そうな態度で無理難題を要求するようになります。
⑤高学歴で社会的な立場が高い
社会的な立場が高い人は性格が変わってしまうことがあります。自分の努力や成功で地位を確立した自信が驕りとなり、他人を軽視してしまうようです。教職員に対しても従業員のような感覚で指示を出す、というようなこともあります。
⑥コミュニケーションが苦手
コミュニケーション能力が低いことにより、周囲の情報が得られず極端な考えをして動いてしまいます。他に相談できる人や考えを聞ける人がいない為、子供から聞いた情報のみで動いてしまう人です。事実とは異なっていても他に情報を得る場所がないので気づくことができません。
⑦友達が少ない
元々友達が少ない人もモンスターペアレントになりやすいです。意見を聞く友達がいないことにより、自分の考えのみで暴走してしまいます。そういった行動で迷惑をかけた場合、周囲が引いてしまい友達を作る機会を自分で潰してしまうことにもなります。
モンスターペアレントの効果的な撃退法5つ!
それではモンスターペアレントに遭遇した際に、どのように撃退するのが良いのでしょうか。その方法をお伝えします。最初は無理難題ばかりのモンスターペアレントに驚くかもしれませんが、1つ1つ丁寧に対応することで撃退していきましょう。
①言いたいことを全て聞く
モンスターペアレントの言い分や要求を全て聞いてしまいましょう。撃退ではなく、相手の心に寄り添うことで対応していきます。途中で口を挟んだり、反論をしてしまうと売り言葉に買い言葉となり、相手の怒りが更に増してしまう可能性があります。モンスターペアレントは悩みや思っていることを素直に周囲に打ち明けられず、孤独な気持ちを抱いていることが多く見受けられます。そういうモンスターペアレントには真摯に話を聞いていくことで怒りや気持ちが落ち着く場合があります。
②複数人で対応する
次の撃退方法は1人で対応するのではなく、複数人で対応することです。モンスターペアレントはどうしても自分の言い分を通そうとします。その時、1人だと相手のペースにのまれる可能性があり、横柄な態度に委縮してしまうこともあるでしょう。複数人だと心理的にも安心し、モンスターペアレントの意識も分散されるので、委縮することもありません。
③話し合いは記録する
モンスターペアレントとの話し合いは必ず記録するようにしましょう。複数人での話し合いの場合は書記を1人決めておくと良いです。込み入った話や、モンスターペアレントが話すことに違法性や恐喝のようなものがみられる場合、レコーダーを使って録音することも1つの方法です。ですがその場合には、事前に録音することを伝えましょう。
④対応すべきことと対応すべきでないことを明確にする
モンスターペアレントの要求は理不尽なものが多くあります。相手の言い分を受け入れればその場は解決するかもしれませんが、対応すべきでないことは毅然とした態度で受け入れないようにしましょう。1度理不尽な要求を受け入れてしまうと、次回からの要求する内容が更に厄介になってしまいます。できないことはできない、ときちんと対応することがモンスターペアレントの撃退方法で1番大切です。
⑤謝罪すべきことがある場合は素直に謝罪する
最後の撃退方法は謝罪することがある時は素直に謝罪をするということです。モンスターペアレントの怒りに任せまくし立てる様子に、ついつい全面的に謝罪をすることがありますが、それはしないようにしましょう。非のある部分のみに限定して謝罪をするようにします。この部分の軸が揺らがなければ、対応できることとできないことの線引きが明確になります。
モンスターペアレントの怖い事例を5つ紹介!
それでは最後にモンスターペアレントの事例です。理不尽な要求を正当だと主張し話してくる様子は、初めて見る方は怖いと感じるかもしれません。取り乱さず冷静にモンスターペアレントに対応することが大切です。沢山ある事例から厳選して紹介します。
①学校に連絡する時は、早朝や深夜など特に時間を問わない
モンスターペアレントにとって自分の都合が1番大切なので、他人のことは気にもかけません。教職員に対して深夜や早朝といった時間は問わず、自分の要求を話します。常識で考えれば分かりそうなことですが、モンスターペアレントは常識と非常識を考えることができません。
②仲の悪い子と同じクラスにならないよう、学校に要求する
自分の子供を思うが故にこのような要求を学校側にいうモンスターペアレントもいます。今後社会に出たら性格の合う人、合わない人は必ず出てきます。そういうことを学ぶ為の学校で、自分の子供に都合の良いように生活を変えようとすることはモンスターペアレントならではの怖い考え方です。
③義務教育の給食費は払う必要がないと主張する
義務教育とは国が定めている普通教育ですが、この義務教育を盾にして理不尽な要求をするモンスターペアレントがいます。給食費の未納という社会問題にもなっていたのを思い出すと、この考え方をしているモンスターペアレントは多いのかもしれません。怖いことに払わなければならない、ということを説明しても分かってもらえないことが多いです。
④携帯電話を取り上げられたら、その間の携帯料金は学校が支払うべきだと思う
続いての事例ですが、この考えに至るモンスターペアレントの思考はとても怖いものです。例えば「授業中に携帯電話を触っていたから注意して携帯電話を取り上げた」という事例だと、悪いのは授業中に携帯電話を触っていた子供です。にも関わらず、子供の手から離れていた分は一切払わないというモンスターペアレントの主張はとても理不尽なものです。
⑤朝は苦手なので、教職員にモーニングコールを頼む
最後は親の未熟さが出ているモンスターペアレントの事例です。「自力で起きることができないから遅刻してしまう。それを注意するならば、先生が起きるように電話をすればいい」という主張です。親のしつけである部分を完全に投げてしまっています。
あなたのそばにもいるかも?モンスターペアレントには気をつけよう!
モンスターペアレントは身近にいるかもしれません。何か問題が起きた時にどういう対応を取るのかを見ておきましょう。もしかしたらモンスターペアレントかもしれない、と思った方は撃退方法を参考に、冷静な対応を心がけていきましょう。