5歳児向け絵本のおすすめは?自立心や思いやりを育てる人気30選!

小学校への進級をひかえた5歳児向けに、どんな絵本が良いのでしょうか?長く愛されている名作絵本やおもしろい絵本、図鑑や食育ににちなんだ絵本など、ひらがなが読める5歳児や、読んでもらうのが大好きな5歳児にも、楽しい絵本を集めました。

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目次

  1. 15歳児の特徴と絵本
  2. 25歳児向け絵本の選び方
  3. 35歳児向け絵本のおすすめ人気30選
  4. 4絵本は5歳児へのプレゼントにもおすすめ!
  5. 5子供に合わせた絵本を!

5歳児の特徴と絵本

5歳児というと、年中さんから年長さん。

4月生まれのお子様ですと、年中さんに上がってすぐ、
3月生まれのお子様ですと、年長さんの間が、
5歳児という時期になります。

だんだんと、小学校への進級へ向けて、お兄さん・お姉さん感が上がる時期でもあります。

中には、ひらがなや簡単な漢字を書いたり、絵本をお友だちに読んであげたりしているお子様も、いるんじゃないでしょうか?
 

発達途中の自立心をいい方向に!

保育園・幼稚園に入ると、急に社会性が身についてゆきます。5歳児は、その最終学年です。

言葉によって共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。また、自分なりに考えて判断したり、批判する力が生まれ、けんかを自分たちで解決しようとするなど、お互いに相手を許したり、異なる思いや考えを認めたりといった社会生活に必要な基本的な力を身に付けていく。

5歳児としての社会性や、お互いに認め合う気持ちや思いやりの基盤ができる時期のようです。

5歳児向け絵本の選び方

中身を確認しよう!適度な長さがいい

少し脱線しますが…
天才と呼ばれる人たちの共通点の一つに、
「集中力」があるそうです。

普通の人は、なかなか集中力が続きませんよね?((中略))けれど、「天才」と呼ばれる人たちはそれができる。((中略))脳の中でドーパミンが出やすい回路ができあがっているからです。
((中略))
脳にとってうれしいことや楽しいことを増やしてあげるとドーパミンが分泌され、その繰り返しで「ドーパミン・サイクル」ができあがります。

ドーパミンは、楽しい!おもしろい!と思うことで分泌され、その繰り返しが重要ということでしょうか。5歳児への絵本を選ぶときには、知育だけではなくおもしろいと感じることも大切なのですね。

ですから、『5歳児が集中できるくらいの長さ』というのも、絵本を選ぶ時のポイントです。

子供の興味にあったジャンルのものを選ぼう

子ども用の図鑑があることをご存知の方も多いと思います。
『図鑑』に幼児が興味を持つことも驚きですが、そのジャンルが、多種多様なんです。魚や虫、草や花、電車や働く車などの乗り物、キャラクターもの、食育や知育に特化したものなどなど、細分化されています。

つまり、そんな多種多様なジャンルの需要が5歳児にも存在する、ということですね。

そう、5歳といっても、侮ってはいけないのです。

趣味嗜好が、思いのほかはっきりしているのです。

ここで電車の絵本ピックアップしてみます。

電車やバス、働く車は、子どもたちの大好きなジャンルの一つです。
電車がきらい!という5歳児は、あまりいないように思います。

電車の絵本を検索すると、図鑑・ドリル・知育と、色んな絵本もヒットします。
電車好きの5歳児へのプレゼントは、電車ジャンルから選ぶことができますね。
小学校への進級をひかえる5歳児ですから、ドリルや図鑑など知育を意識した絵本もおすすめです。
そんな知育系の電車絵本を組み合わせると、お子様だけでなく親御さんにも喜ばれるプレゼントになるのではないでしょうか。
 

ストーリー性のある絵本

図書館や園で読み聞かせの時に選ばれている絵本を見ていると、少しのワクワク感と思いやりを感じる『余韻の良いもの』が多い印象があります。


●ガンピーさんのふなあそび
ほるぷ出版

想像力や感性にうったえ思いやりを感じる、程よくおもしろいストーリー性が、5歳児の読み物に求められているのかもしれません。

季節を感じる絵本

春は、お花や虫、入学や入園に関係して知育を意識した絵本なども良いですね。

●はるのやまはザワザワ 
徳間書店

夏は、プールや海や山、キャンプなどの絵本。

●にゅうどうぐも (かがくのとも絵本) 
福音館書店

秋は、月や紅葉など風情のあるものや、果物や焼き芋などおいしい絵本。

●つきのよるのものがたり
ひさかたチャイルド

冬は、雪やクリスマスやお餅つきや豆まき、冬ならではのイベントに関係する絵本。

●ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス
文化出版局

お出かけの予定や季節のイベントなどに思いをはせながら、季節感の高い絵本に接することも、5歳児の情緒や感性を育てる良い機会になるのではないでしょうか。

海に出かける前に海の絵本をプレゼントしたり、いつもは乗らない電車に乗る時に電車の図鑑をプレゼントしたり、野菜をプランター栽培しながら食育の絵本をプレゼントしても、生活にリンクした5歳児におもしろい絵本になるのではないでしょうか。

社会生活やルールを学べる絵本

「ありがとう」や「ごめんなさい」という言葉のやりとり、お友だちと一緒に遊ぶときの「良い」接し方と「悪い」接し方、思いやりを持った行動や、思いやりある言葉使いなど、本当はこうしてほしいなぁ、でも、まだ難しいかなぁ…等など、5歳児へ伝えるときに思い悩むこともあります。

●はじめてのおつかい 福音館書店

●こんとあき 福音館書店

●くまのがっこう ブロンズ新社

●おおきくなるっていうことは 童心社

●おこだでませんように 小学館

●いたずらこねこ 福音館書店

なかなかうまく伝えられないことも、絵本の手をかりて伝えてみることもおすすめです。

食育をテーマにした絵本

「食育」という言葉、最近はよく聞く言葉になりましたね。

食べ物の季節感も希薄になるほど、便利な世の中です。
意識して食育を考えることも大切になっているのかもしれません。

「食べること」は「生きてゆくこと」そのものです。
食育は、5歳児にとっても大切な感性を育てることにつながります。

●いろいろごはん

くもん出版

文章は少ないです。
ごはんがいろいろなものに変身します。
文字が少し読めるようになった5歳児にもおすすめです。

●あっちゃんあがつく―たべものあいうえお
リーブル

食育だけでなく、楽しい音の感じと、「あ」~「ん」のあいうえおが表記されているので知育にもつながります。
プレゼントにもおすすめです。

●いちばんやさしい栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの? (こども栄養学)
新星出版社

食事がすすまない、野菜が苦手、というお子様には、少しロジックを交えた食育の絵本もおすすめです。

食育も、絵本とリンクして、おもしろいことに変換してしまえると良いですね。

5歳児向け絵本のおすすめ人気30選

長く愛されてきた人気の絵本

●ぐりとぐらシリーズ 福音館書店
・ぐりとぐら おきゃくさま
・ぐりとぐらとくるりくら
・ぐりとぐらの1ねんかん
・ぐりとぐらのおおそうじ
・ぐりとぐらとすみれちゃん
・ぐりとぐら

●そらいろのたね 福音館書店

●おおきなかぶ
福音館書店

●バムとケロシリーズ 文溪堂
・バムとケロのそらのたび
・バムとケロのおかいもの
・バムとケロのにちようび
・バムとケロのさむいあさ

●かばんうりのガラゴシリーズ 文溪堂
・かばんうりのガラゴ
・うちにかえったガラゴ

●にじいろのさかな シリーズ 講談社
・にじいろのさかな
・にじいろのさかな しましまをたすける
・にじいろのさかなとおおくじら
・こわくないよ にじいろのさかな
・にじいろのさなか まいごになる

 

●めがねうさぎ シリーズ ポプラ社
・めがねうさぎ
・おばけのてんぷら
・めがねうさぎのうみぼうずがでる
・めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス
など

ご存知ぐりとぐらは、1963年以来読み継がれている名作です。
おおきなかぶは、筆者子どもの園でも園児たちが演じていて、日本の昔話のように馴染みのあるお話ですね。
バムとケロシリーズ・かばんうりのガラゴシリーズは、色合いも素敵でキャラクターもおもしろいシリーズです。
にじいろのさかなシリーズは、「キラキラ」光っているところが秀逸で、思いやりの気持ちなど感じ取れるシリーズです。
めがねうさぎのシリーズの『おばけのてんぷら』は、 1976年発行の本ですが、筆者子どもも大好きな一冊です。

シリーズものは、プレゼント用のセット品もあるのが良いですね。
この他にもたくさんの名作がありますので、プレゼントを選ぶ前に、書店や図書館の名作コーナーでシリーズセットやギフトボックスを見てみるのもおすすめです。

 

ストーリーがおもしろい絵本

●ぼくのニセモノをつくるには
●このあとどうしちゃおう
●りんごかもしれない
ブロンズ新社

ヨシタケシンスケさんの絵本は、子どもも大人も楽しめる絵本です。

パパ向けには『ヨチヨチ父 とまどう日々』という本もありますよ。
5歳児の隣で、パパもご一緒に読んでみてください。
おすすめです。

●ほげちゃん シリーズ 偕成社
・ほげちゃん
・ほげちゃんまいごになる
・ほげちゃんとこいぬのペロ

ほげちゃぁ~ん!
読んだ後に、無性にそう呼んでしまいたくなりますよ。

●だるまだ!
好学者

このなんとも言えないカオス感がおもしろい、絵本らしい一冊です。
読み聞かせのときは、おおげさに読んでみてください。

●100かいだてのいえシリーズ 偕成社
・100かいだてのいえ
・そらの100かいだてのいえ
・うみの100かいだてのいえ
・ちか100かいだてのいえ

絵本を縦に開くという行動がおもしろい、子どものワクワク感高めのシリーズです。
10階ごとに動物や虫が一種住んでいるハイタワー『家』です。
シリーズセットのギフトボックスや、ミニ版、ビックブック、すうじかるたなどもあるので、絵本を気に入っているお子様へのプレゼントにもおすすめです。

知育絵本もおすすめ

知育にも、色々なジャンルがあります。
・色塗り
・工作
・めいろ
・ひらがなや英語の語学
・数字・計算
・パズルやカルタの遊び
・リズム遊び
この他に、食育や図鑑も知育の一つのカテゴリーですね。

●にじいろのさかな スクラッチアートえほん

講談社

上の長く愛されてきた人気の絵本でもご紹介した『にじいろのさかな』から、アート絵本が生まれたようです。お子様と一緒に完成させるのもおもしろい一冊です。

●ドアをあけたら
東京書店

窓から見えてる部分から「これかな?」と想像してページを開くと…「あれ?」。
文字は少ないので、少しだけ読めるよ!というお子様に、おすすめのプレゼントです。
 

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てんつなぎやひらがな、数字やめいろなど、いわゆる『お勉強』ドリル系は、「5歳」や「3・4・5歳」「4・5・6歳」など、年齢の目安が分かりやすくなっています。

難しすぎるものから始めると、なかなか続かないものです。
おもしろいと感じることが大切だと思うので、できるだけそのお子様に見合ったものを選ぶことを、おすすめします。

ご参考までに、筆者の子どもの場合ですが、第一子は小学校へ入るまでひらがなに全く興味がなく、めいろ・てんつなぎ系でした。第二子は、園でお友だちに教えてもらうようで、すすんでお手紙を書いたりしていて、ひらがな・ぬりえ系が好きです。

とても、個人差があります。

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かるたも、言葉に興味を持つお子様にはおすすめです。


アンパンマンやドラえもんなどのキャラクターのかるた、『はらぺこあおむし』や『100かいだてのいえ』など絵本から生まれたかるた、食育や知育を題材としたかるたや、図鑑のようなかるたなど、「かるた」だけとっても迷うほどあります。

一緒に遊ぶときは、「絵がおもしいね!」と選んだ理由を話のタネしてみるのもおすすめです。

図鑑で物知りになろう!

●こどもずかん 英語つき シリーズ 学習研究社
・こどもずかん 
・こどもずかん もっと
・こどもずかん まち
・こどもずかん くるまとでんしゃ

0~4歳向けの図鑑です。
5歳児には、少しものたりませんか!?

英語も表記しているので、文字が読めるようになったお子様に、「こっちも読んでみて」と勧めると、もしかしたら英語の表現も学べるかも…という、よくばりな気持ちを持ってしまう図鑑です。

●できるよ!せいかつ366 
主婦の友社

●ほんとのおおきさ シリーズ 学研マーケティング
ほんとのおおきさ 水族館
ほんとのおおきさ 動物園
ほんとのおおきさ 恐竜博
ほんとのおおきさ スターウォーズ
ほんとのおおきさ あかちゃん動物園
など

●はっけんずかん シリーズ 学研プラス
・はっけんずかん どうぶつ
・はっけんずかん むし

・はっけんずかん うみ
・はっけんずかん たべもの
など

その他に、生活に根差した図鑑や、草・花や動物の図鑑、電車や車など乗り物やキャラクターの図鑑、食育系の図鑑など、様々なものが出版されています。

機会があれば、図鑑コーナーへ行ってみるのもおすすめです。
どんなジャンルに興味を持つのかな?と、5歳児の様子を眺めてみるのも、おもしろいですよ。

もしかしたら、予想外のものに、集中する姿が見られるかもしれません。

思いやりの心を育む絵本

●おれたち、ともだち!シリーズ 偕成社
・ともだちごっこ
・よろしくともだち
・いつだってともだち
など

●わすれられないおくりもの
評論社

●てぶくろをかいに 金の星社

●ぞうのエルマー BL出版

ともだちって何だろう?
やさしさって何?
思いやりってどうやるの?

「思いやり」って、伝え方や、接し方や、言葉の選び方など、シチュエーションや個々で表現の仕方は違うものですよね。
一言で表現してしまう「思いやり」の概念を、5歳児に伝えるのって、大人でも難しいですよね。

そういう、言葉では伝えられないものが、絵本だと、ふんわりと余韻を持って伝えることができるときもあります。

読んだその瞬間に理解するのではなくて、経験と知識が一致して、少しずつ5歳児の頭と心になじんでゆくように思います。

絵本は5歳児へのプレゼントにもおすすめ!

絵本の良いところは、持ち運べるところです。

旅行や実家への帰省時に、お気に入りのものを持ってゆくこともできます。
ちょっとした外出時に、リュックに小さめのものを一冊入れておくこともおすすめです。
 

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『はらぺこあおむし よくばりノート』という商品、一時期、筆者がとても重宝したノートです。

水彩のマーカーで書いて、ウェットティッシュで消して、普通のティッシュで水分を取ると、また書けます。病院や習い事の待ち時間や、飛行機の中、飲食店など、どこでも持ち歩いていました。


『はらぺこあおむし』のように初版は大判だった絵本が、
・単行本サイズに小さくなったもの(運べます)
・お風呂で使える防水仕様のもの(遊べます)
・知育系のパズルやかるたに生まれ変わったもの(お勉強にもなります)

など、探せば多岐に展開されている絵本もあります。

絵本とセットで、遊べる知育系のものをプレゼントしてみるのもおすすめです。
5歳児の「おもしろい!」というセンサーにうまく響いてくれると、より良い知育につながるのではないかなと思います。

子供に合わせた絵本を!

自立心や思いやりの気持ち、社会性など、大人へ成長するための力を蓄えているのが5歳児です。プレゼントしてもらった絵本を、身近な大人と一緒に楽しむという時間も、かけがえのない知育体験の一つなのではないでしょうか!?
人とのふれあいが、思いやりや自立心といったことにも、つながってゆくのではないかなと思います。

ぜひ、おもしろい!絵本体験を、お子様と一緒に共有して楽しんでくださいね。
 

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